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オウンドメディアはなぜ注目されているのか【強みや弱みもご紹介】

2021.06.12

SEO対策

オウンドメディアとは

オウンドメディア(Owned Media)とは、自社で所有するメディアのことです。Webサイト、SNS、カタログ、パンフレットなど自社で発信するメディアはすべてオウンドメディアとなります。「企業が運営するブログ形式のWebメディア」のことをオウンドメディアと言う場合もあります。

企業が伝えたい情報を、顧客目線でコンテンツ化して発信するという特徴があります。企業側が伝えたい情報、発信したい情報ではなく、顧客側にとって有益で読みたい情報を発信するものです。

一方、ペイドメディア(Paid Media)とは、広告費を払うメディアのことです。例えば、ネット広告、テレビCM、新聞広告などが該当します。また、アーンドメディア(Earned media)とは、FacebookやTwitterなど、拡散することを目的としているメディアが該当します。オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディアはそれぞれ別の概念ですが、相互に連携する関係となっています。

オウンドメディアの強みと弱み

オウンドメディアの強みは、自社メディアとして長く利用できる点です。自社の方針通りに運用できますし、作成して蓄積されたコンテンツは自社の資産となります。例えば、広告は料金を支払って出しますが、その広告コンテンツは自社の資産ではなく一時的なもので自社の資産ではありません。

一方弱みは、育てるのに時間がかかる点です。広告であれば料金を支払えばすぐに広告を発信して集客できますが、オウンドメディアの場合はそうではありません。

地道に有益なコンテンツを作成していき、検索エンジンの上位に表示されるようにSEOをし、他ページやSNSから被リンクしてもらう必要があります。また、成果の保証はなく、設計や運用を間違えば、いつまでも成果の出ないものとなる可能性があります。

なぜオウンドメディアが注目されているのか

ここでは、なぜオウンドメディアが注目されているかを解説します。最近では、「自社もオウンドメディアを持つべきだ」「オウンドメディアで採用を強化するべきだ」などを聞かれることがあると思います。なぜそのようにオウンドメディアが注目されているのか、理由をいくつかご紹介します。

検索エンジンで上位表示するため

オウンドメディアが注目されている背景は、コンテンツを検索エンジンの検索結果で上位に表示するためです。今までは低品質なコンテンツであっても、SEOに特化することや、有料で被リンクを購入することで検索順位を上げられました。

しかし最近ではGoogleなどの検索エンジンが対策を実施し、品質の高いコンテンツや、ユーザーの課題を解決するコンテンツを上位に表示する方針に変えました。これにより、良質で顧客に有益な情報を提供できているコンテンツが重要視されています。

企業が届けたい情報を一方的に届ける広告と違い、オウンドメディアはユーザーがほしい情報や、ユーザーが解決したい課題に対する解決策を届けるため、Googleなどの検索エンジンからの評価が高く、検索結果の上位に表示されやすい傾向にあります。

オウンドメディアの品質を上げると、検索結果の順位も上がり、より一層ユーザーとの接点も増えますので、企業はオウンドメディアに一層注力するというサイクルになります。

広告効果が低下している

オウンドメディアが注目されている背景の一つは、広告効果が低下しているためです。世間には情報が氾濫しており、ユーザーもインターネットやSNSに慣れてきているため、広告の無視や、広告を見ても反応しない傾向にあります。

実際、バナー広告のクリック率は過去と比較して下がってきています。最近では広告ブロック機能を備えたブラウザなども進化しているため、そもそも広告がユーザーに表示されていないケースもあります。

広告費を削減できる

オウンドメディアが注目されている理由として、広告費を削減できる点があります。オウンドメディアで良質なコンテンツを顧客に提供でき、集客などに成功した場合は、コストの発生する広告費は不要となります。

コストが発生し資産にならない広告よりも、ユーザー目線の良質なコンテンツを蓄積でき、コンテンツが資産になるオウンドメディアを選ぶ企業が増えています。

自社への興味関心と安心感を増やせる

自社への興味関心と安心感を増やせる点も、オウンドメディアが注目されている理由です。
継続的にオウンドメディアでコンテンツを発信すると、それらの記事を閲覧するユーザーも増えていきます。記事へのアクセスが増えれば、その記事を提供している企業や、その企業が提供している商品やサービスへの興味関心が高まります。

継続的に顧客にとって有益な情報を発信していけば、その企業へ良い印象を持ちますし、安心感や信用も生まれます。有益な情報を発信できるということは、それだけの知識やノウハウがその企業が持っていることの証明にもなります。

オウンドメディアを立ち上げる前に準備すべき重要ポイント

ここでは、オウンドメディアを立ち上げる前に準備すべき重要なポイントをいくつかご紹介します。オウンドメディアを立ち上げる前には、その目的や目標などをしっかり設定しておくことが重要です。

それらの部分が曖昧のまま進めてしまうと、成果が出にくく、中途半端なオウンドメディアになってしまうことが懸念されます。ここではそのような失敗しないように、オウンドメディアを立ち上げる前に準備すべきことをご紹介します。

目的の設定

オウンドメディアを立ち上げる前に準備するべき重要なポイントの一つは目的の設定です。例えば、「問い合わせ数を増やす」「メルマガの読者を獲得する」「無料体験の数を増やす」「企業や商品の認知拡大」「人材の採用」などが代表的な目的です。オウンドメディアを立ち上げることで、何を達成したいのかという目的を事前にはっきり設定することが重要となります。

定量的な目標の設定

達成状況を数値的に把握できるように、定量的な目標を設定することも重要なポイントです。定量的な目標を設定することで、目標と現状のギャップを把握でき、対策を打てるようになります。

定量的な目標は、短期、中期、長期の視点で設定すると良いでしょう。いつまでに、どこまでを目指すのかを事前に決めておくことが重要です。

まとめ

本記事では、オウンドメディアの強みと弱み、注目されている理由、オウンドメディアを立ち上げる前に準備すべき重要ポイントをご紹介しました。

流行っているからとりあえずオウンドメディアを立ち上げても、なかなか成果を出すのは難しいでしょう。しっかりと目的や目標を持って、継続的にオウンドメディアを育てていくことが、オウンドメディアで成果を出すためには必要となります。

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