ホームページ作成代行サービスを選ぶポイントとは?
2021.05.28
HP作成本記事では、ホームページ作成代行サービスを選ぶ際のポイントをご紹介します。世間にはたくさんのホームページ作成代行会社があるため、どのようなポイントで比較したら良いのか、代行会社に依頼する前に知っておいた方が良いことは何なのかわからない方も多いと思います。
それらのポイントを本記事ではご紹介しますので、これからホームページ作成を代行会社に依頼しようと思われている方の参考になれば幸いです。
目次
そもそもホームページ作成代行サービスとは?
ホームページ作成代行サービスとは、ホームページの作成をホームページ作成会社が代行するサービスです。制作したホームページの運用や更新も代行してもらえるケースもあります。新規のホームページ作成だけではなく、既存のホームページの修正を代行する場合もあります。
ホームページ作成代行サービスを比較するポイント
ここでは、ホームページ作成代行サービスを比較するポイントをご紹介します。はじめてホームページ作成代行を利用する場合、どのようなポイントで比較したら良いのかわからない方も多いと思いますので、ここでは5つの比較ポイントをご紹介します。
①実績は豊富か
ホームページ制作会社の具体的な実績をチェックする必要があります。例えば、「同じ業界における制作の実績」や「同じ目的の制作実績」などがあるかを確認しましょう。その実績の「こだわりポイント」や「成功した理由」などもあわせてヒアリングしてみましょう。
また、言い方には気を付ける必要がありますが、失敗した事例を聞いてみるのも良いでしょう。実績が単純にあるかないかだけではなく、具体的な内容を確認することがポイントです。事例や実績が多数あるホームページ制作会社であれば、様々な事例の話を詳細に教えてくれるでしょう。
制作会社自体の実績だけではなく、担当者自身にも実績が多数あればなお良いでしょう。
②見積は明確か
料金が明確かどうかも比較するポイントとなります。単純に安ければ良い、高ければ悪いではなく、作成したホームページの価値や品質、かかった工数などと比較して料金が妥当であれば問題ないはずです。
そこでポイントとなるのが見積書の内容です。見積書に目を通し、曖昧な点がないかをチェックし、もしあれば遠慮せずにしっかり具体的な内容を確認するべきです。例えばディレクション費用などの項目として見積書に記載されている場合、これは作成現場のディレクターの作業コストになりますが、作業が多岐に渡るため、見積書では1項目にまとめられている場合があります。
そのように料金が明確に記載されず、ひとまとめにされている場合は、内訳を細かく確認し、料金の妥当性をチェックしてみましょう。
③アフターフォローはどうか
アフターフォローがあるかどうかも重要な比較ポイントです。ホームページを作成して公開するだけではなく、継続して目的達成や成果につながるように定期的にホームページの分析や改善していく必要があります。そのような改善提案やアフターフォローも行ってくれる制作会社であればより良いでしょう。
④ホームページ制作会社の得意分野や強み
ホームページ作成会社を選ぶ際は、ホームページのデザインの良さや料金の安さに注目しがちですが、その制作会社の得意分野や強みもチェックしましょう。理由は、会社によって得意分野や不得意な分野があり、自社の目的と代行会社の得意分野が一致していれば、その目的を達成する確率が上がるためです。
例えば、システム開発を得意とするホームページ作成代行会社であれば、自社でシステム開発ができるため、会員の管理や決済機能をホームページに実装できる可能性が高いはずです。
一方、デザインを得意とするホームページ作成代行会社であれば、流行を意識したデザイン性の高いホームページを作成できるでしょう。ホームページ制作会社の得意分野や強みを把握し、自社の目的と一致した代行会社に依頼することがポイントです。
⑤制作会社のホームページが分かりやすいか
代行する制作会社のホームページが分かりやすいかどうかも確認ポイントとなります。代行会社がどれだけ実績をアピールしていても、その会社自身のホームページでそれらを実現できていなければ説得力がありません。
確認ポイントとしては「デザインが古い印象はないか」「定期的に更新されているか」「わかりやすい内容や構成かどうか」などがあります。本当にこの制作会社で良いか迷った時は、その会社の顔であるホームページをよく観察してみましょう。
ホームページ作成代行選びの前に必要な準備
ここでは、ホームページ作成代行会社を選ぶ前に必要な準備をご紹介します。いざ代行会社にホームページ作成を依頼しようとなった場合、まずは何から準備したら良いかわからない方も多いと思います。ここでは特に必要な3つの準備に関してご説明します。
①目的・ターゲットを明確にしておく
ホームページ作成代行会社を選ぶ前に、自社が達成したい課題、目的、ターゲットなどを明確にしておきましょう。事前にそれらを洗い出しておくことで、案件が開始してからこれもあれもと次々に要望が増えて、案件が混乱することを防げますし、予算や納期がオーバーしてしまうことも防げます。
また、ホームページ完成後のレビューとして、事前に決めた目的が達成しているかを確認することで、成果が出たかどうかをチェックできます。
②納期を決めておく
ホームページを公開する納期を事前に決めておくことも重要です。ホームページ作成代行会社は同時にいくつもの案件を進行しているので、対応人員のリソース状況を確認しながら制作可能かどうかを判断する必要があります。
納期が決まっていないと、人員調整が難しく、案件の実施可否が判断できないケースも発生するでしょう。納期は事前にある程度決めておくことが、自社だけでなく制作会社にとっても大事なポイントとなります。
③管理・運用に関する方針を決めておく
ホームページの管理や運用に関する方針を決めておくことも重要です。ホームページは作って公開して終わりではなく、継続的に運用や管理する必要があります。事前に決めておくべき内容としては、「運用も外注するかどうか」「外注するなら月々の予算はいくらか」「運用に何を求めるか」などです。
年間コストにも関わることですので、事前にそのあたりの方針を決めておくことが必要です。
ホームページ作成代行に依頼するメリット
ここでは、ホームページ作成代行を依頼するメリットをご紹介します。自社でホームページを作成するのと比較して、代行会社に依頼する場合のメリットを事前に知っておきたいと思います。ここでは特に大きなメリットである3つをご紹介します。
①主業務に注力できる
ホームページ作成代行に依頼するメリットとして、自社の主業務に注力できる点があります。仮にホームページ作成を自社で行う場合、多くの場合は他の業務との兼業になると思います。本来の業務に加えてホームページ作成もするとなると大変ですし、主業務に支障が出る場合もあります。
ホームページ作成は、サイトの立ち上げ、デザイン、記事のライティング、運用、保守など多岐に渡ります。これらの業務を進めるのは専業でも大変ですが、兼業となると更に大変です。特に社内リソースに余裕がない場合は、主業務に注力するためにも、ホームページ作成代行に依頼するのは良い選択肢となるでしょう。
②品質の高いホームページを持てる
ホームページ作成代行に依頼することで、品質の高いホームページを持てるようになります。ホームページ作成会社は今までたくさんのホームページを作成しているプロ集団のはずです。あまり経験のない自社でホームページを作成する場合と比べて、使いやすさ、デザイン、ページの表示速度、SEO施策など、あらゆる面で優れたホームページを短納期で作成できるはずです。
短時間で確実に本来の目的を達成するためにも、品質の高いホームページを持てる作成代行を利用することはメリットとなります。
③完成後の運用・メンテナンスまで依頼できる
ホームページ完成後の運用やメンテナンスまで依頼できるのも、代行会社に依頼するメリットです。ホームページは定期的に更新し、常に最新の内容にしておく必要があります。ホームページの文章や写真が古い内容のままだと「この会社は本当に大丈夫か?今も営業しているのか?」と不信感を持たれる可能性があります。
ホームページ作成代行会社に運用やメンテナンスまで依頼できれば、文章や写真を渡すだけで、定期的に更新してもらえるでしょう。
ホームページ作成代行に依頼するデメリット
ここでは、ホームページ作成代行に依頼するデメリットをご紹介します。自社でホームページを作成する場合と比較して、いくつかのデメリットも存在しますので、ここではその中の3つをご紹介します。自社でホームページを作成されるか、ホームページ作成代行に依頼するかを迷われている方の参考になれば幸いです。
①外注費が発生する
ホームページ作成代行に依頼するデメリットとしては、やはり外注費が発生する点です。自社でできる場合は外注費がかかりませんが、それなりにしっかりしたホームページを作ろうと思えば数十万円はかかる場合が多いでしょう。
最近では格安でホームページを作成代行してくれる会社もありますが、そういった場合はSEO施策があまりできないなど、ホームページを作成する本来の目的を達成することが難しい可能性があります。
プロの会社に依頼するため、外注費がかかるのは仕方ありませんが、自社で作成する場合と比較してコストパフォーマンスが出ることをしっかり比較検討する必要があります。
②ホームページに自社の独自色を出しにくい
ホームページに自社の独自色を出しにくい点もデメリットの1つです。自社のことは自社のメンバーが一番知っているので、自社でホームページを直接作成した方が独自色を出せるためです。例えば、「自社商品の特徴」「会社の社風」「メンバーの雰囲気」などです。
もちろん、作成代行会社にそれらを伝えて、ホームページに反映してもらうことも可能です。ただし、打合せなどでそれらを伝えることには限界がありますし、ホームページ制作会社は効率的に多くのホームページを作成できる型を持っていることが多いため、他社のホームページと似たような構成や内容になる傾向があります。
独自色を出せば良いというものではありませんが、ホームページを作成する目的の1つが自社の独自性をアピールしたい場合であれば、代行会社に依頼するのではなく、自社でホームページを作成することも検討しても良いかもしれません。
③ノウハウや経験が社内に蓄積されにくい
ホームページ作成のノウハウや経験が社内に蓄積されにくいのもデメリットの1つです。代行会社に依頼すると、自社で作業をせずにほとんど代行会社が作業してくれるため、自社メンバーの成長はほとんどありません。
例えば、「どのような手順でホームページを立ち上げるのか」「どのような作業で記事を更新するのか」などは代行会社が代行で実施するため、自社ではあまり把握できません。
ホームページ作成のノウハウや経験を社内に蓄積したい場合は、時間がかかるかもしれませんが、自社でホームページを作成することを検討した方が良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。本記事では、ホームページ作成代行を検討している方に向けて、選定のポイントや事前に知っておくべきこと、自社で作成する場合と比較した場合のメリットやデメリットをご紹介しました。これらを参考にして、ホームページを作成する目的を早く確実に達成できるホームページ作成代行会社を選定されれば幸いです。