リスティング広告とは?運用の際のメリットとデメリットを解説!
2021.05.22
広告運用今や消費者が興味のある出来事や商品などを調べる際、そのほとんどで利用されるネットの検索機能。ここで利用されている「リスティング広告」の運用は当たり前の時代となっています。しかし、「どのような仕組みになっているのかわからない」、「リスティング広告を有効に活用できるか不安」という方も多いと思います。
ここではリスティング広告の仕組みや運用のメリット・デメリットをわかりやすく解説していき、運用を考えている方の疑問や不安を解決します。
目次
リスティング広告とは?運用の方法は?
リスティング広告とは、検索機能を利用した際に検索結果に連動して表示される広告のことです。「検索連動型広告」と「コンテンツ連動型広告」という2種類に分けられます。
検索連動型広告
検索結果内に表示されるもので、検索キーワードにあわせて関連する広告が表示されます。広告の内容に興味のある検索者にむけてアプローチできます。
コンテンツ連動型広告
WEBサイトやネット記事内に表示されます。ディスプレイ広告とも呼ばれ、潜在的に興味をもっている検索者へのアプローチができます。商品・サービスや、ブランドの認知度アップに効果があります。
どちらも広告内容に興味のあるターゲットにむけてアピールができますので、ターゲットを狙った広告としては非常に効果が高いと言えるでしょう。広告の媒体としては、「グーグル広告」・「ヤフー広告」のふたつをおさえておけばほぼ100%カバーできます。
リスティング広告運用の仕組み・方法
ターゲットの設定
リスティング広告では対象となるターゲットの設定が重要となります。自社の商品・サービスがどのような人にむけたものか、細かく分析しておきましょう。ここでしっかりターゲットを絞ることによって効果的にアプローチでき、コストをおさえることもできます。
キーワードの設定
次に検索キーワードを設定します。キーワードには、「ビッグキーワード」と「スモールキーワード」があり、例としては「ダイエット」がビッグキーワード、「ダイエット・食事・1週間」などがスモールキーワードとなります。ビッグキーワードは検索されやすく、需要もありますが、競合も多く広告単価も高額になってしまいます。スモールキーワードは検索需要は少なくなりますが、広告単価は安価になり、低予算での利用ができます。
広告内容の作成
ターゲットとキーワードに合わせた広告文の作成が必要になります。リスティング広告では「広告ランク」というものがあり、広告ランクが高い方が上位掲載となります。広告ランクは費用として支払う「入札単価」の他に、「品質スコア」という広告内容の質も加味されます。これはクリック率や、キーワードと内容の関連性などによって決まりますので、検索したユーザーが興味を持ち、喜んでもらえるような内容を考えて作成しましょう。
リスティング広告を運用する際の費用は?
リスティング広告の費用は、中小企業でおおむね月額10万円~50万円程度となっています。クリック課金制となっていて、表示されただけでは料金は発生しません。キーワードにより幅がありますので、ターゲットにむけた、より効果的な方法を考える必要があります。
できるだけスモールキーワードを活用しながら、より検索される内容が広告内容に沿う必要があるわけです。
リスティング広告を運用するメリット・デメリットは?
リスティング広告のメリット
低予算で利用できる。
リスティング広告はクリック課金制なので低予算から始めることができ、数千円から利用することも可能です。少額から始めて、効果をみながら金額を追加していくなど、利用方法の選択肢も多数あります。
費用対効果が高い
リスティング広告は、ニーズに向けたアプローチができるので、通常のメディア広告より、費用対効果が高くなります。キーワード以外の設定(地域・性別・時間帯など)をおこなうことにより、さらに狙いたいターゲットに絞ったアプローチも可能となっています。
利用までに日数がかからない
メディア広告等は作成に時間がかかり、掲載までに数週間から、数か月かかることもありますが、リスティング広告はアカウントを作成し、1~3日間の審査期間で掲載が可能となります。
リスティング広告のデメリット
検索されることが必須
利用者の検索によって表示されるリスティング広告は、検索されなくては全くみてもらえません。興味のある利用者にしか閲覧されませんので、広く認知拡大したい場合などには向いていません。
キーワードによっては高額な費用がかかる
低予算から始められると言いましたが、ビックキーワードなど競合の多いキーワードでは単価が高額となる場合があります。クリック単価と販売商品の単価のバランスがとれていないと利益が出ず、赤字となってしまいます。
運用に手間がかかる
リスティング広告はメディア広告と違い、「完成したら終わり」ではありません。掲載結果の検証をおこない、改善していくことで、その効果を高めることができるので、常に状況をチェックしておく必要があります。結果をふまえてのメンテナンスは継続する限り必要となるわけです。掲載してからが始まりと言えるでしょう。
リスティング広告に向いているもの向いていないもの
向いているもの
「英会話」・「資産運用」など、検索ボリュームの多い商材
地域密着型店舗(キーワードでの地域指定が可能)
向いていないもの
認知されていない商品・サービス(検索されないため)
優位性のない商品・サービス(どこで買っても同じなので検索されにくい)
低単価の商品・サービス(クリック単価が利益率を下げ赤字になる)
【まとめ】リスティング広告とは?運用のメリット・デメリット
リスティング広告とは、検索機能を利用した際に検索結果に連動して表示される広告。
検索連動型とコンテンツ連動型の2種類がある。
運用についてはターゲットの明確化・キーワードの設定・広告内容の作成が重要になる。
運用時の費用は中小企業でおおむね10万円~50万円となるが、設定により変化する。
リスティング広告のメリットは、低予算・費用対効果が高い・作成に日数がかからない。
リスティング広告のデメリットは、認知拡大には向かない・キーワードによって高額費用がかかる・掲載後のメンテナンスが必要になる。
業種によって向き不向きのあるリスティング広告ですが、上手く活用できれば効果は期待できるシステムになっています。運用に不安がある方はリスティング広告の代理店もありますので相談してみてもいいでしょう。初期費用も少額から始められますのでぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。