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リスティング広告運用代行の方法まとめ

2021.09.11

広告運用

即効性が高く、費用対効果が高い広告手法として、リスティング広告の需要は高く、多くの企業が利用しています。リスティング広告は、自社の商材やサービス用のホームページを作成し、最初にプロモーション展開を考える際によく利用される手法となります。比較的気軽に誰でも始められる分かりやすい仕様である反面、突き詰めるのであればより繊細な戦略とテクニックが求められます。また、多くの企業が参入するため、競合他社との差別化を図る必要があり、一歩間違えれば効果が出ないまま広告費をただ使うだけの状態に陥ってしまうこともあります。このような背景から、リスティング広告の運用担当者の中には、「そもそもリスティング広告を行ったことが無い」という方以外にも、「効果検証や改善が上手くできない、効果につながらない」「リスティング広告にかける人員リソースがひっ迫している」などと悩まれる方は多くいます。自社でリスティング広告の運用が難しいのであれば、外部の企業に運用代行するという方法も効果的です。
昨今、このリスティング広告の運用代行業者も多く、スタートから全てを一括で請け負ってくれる会社もあれば、キーワード選定だけなど一部分のみを請け負う会社もあります。運用代行業者によっては、残念ながら委託してもなかなか効果が出ないような企業も存在するため、いかに自社の要望にマッチした運用代行業者を見つけられるかも重要になってきています。今回は、このようなリスティング広告の運用代行を外部の企業に依頼する場合の方法やポイントについて紹介してきます。

リスティング広告運用代行のメリットとデメリット

WEBマーケティングや広告プロモーション手法として欠かせないリスティング広告ですが、特に広告出稿における最低コストのような指定は無く、少額で始められることから「まずは少額で試しながら自社で運用してみよう」と考える企業担当者も多くいます。リスティング広告は、先ほどもふれたように比較的簡単に誰でも始められる手法である一方で、効果を出していくためには綿密な戦略が必要になります。基本的にはキーワードごとのクリック課金になりますので、いくらキーワードを入札したとしても、ユーザーにクリックされなければコストがかかる心配はありません。とはいえ、クリックされなければ効果にもつながりません。また無駄なクリックが増えてしまったり、入札価格が高いキーワードが多くなると、効果につながらずにコストだけが増えてしまうことも起こり得ます。このため、安易にまずは自社で運用してみようと思うケースでは失敗で終わり、結局運用代行の業者に依頼することが多い傾向にあります。ではリスティング広告の運用において、必ずしも外部の業者に運用代行した方が効果的かというとそうでもありません。ここではリスティング広告を運用代行会社に依頼した場合のメリット・デメリットについて紹介します。

ノウハウのあるプロに頼める

まず、リスティング広告の運用代行を外部の業者に依頼する一番のメリットは、ノウハウのあるプロに頼めるという点が挙げられます。リスティング広告の運用には、自社の強みを理解し、それを戦略的に広告展開していく必要があります。そのためには、リスティング広告の基礎をふまえ、管理画面の仕様や入稿作業、定期的に見るべきポイントを確認しながら日々効果検証を行うことが重要です。これを自社だけでなく、競合他社の状況もふまえて運用していくとなると、じっくりと時間をかけて運用できる体制と、専門的なノウハウや知見が必要になります。自社内においてリスティング専門の担当者というのは非常に稀で、一般的には通常業務の合間に運用するケースがほとんどです。そのため、移り変わっていく市場やネットの流れを常時把握することは困難なケースが多いでしょう。その点、外部の運用代行業者であれば、リスティング運用のプロですので、他社の状況と合わせリスティング広告運用の術を熟知しています。このような会社に依頼することは、自社で一から知見を溜めるよりは効果的に運用することが可能になります。
また、外部のリスティング広告専門の運用代行業者には、認定代理店のみ使える特権的な機能もあります。広告出稿の精度やスピードも高めることができる点もメリットの一つです。

自社で0から立ち上げる必要がない

リスティング広告には、これといった成功パターンが存在するわけではありません。どういった手法が功を奏し、何をすると失敗するのかは、実際に試してみないと分からない点も多くなります。これは時期やタイミングによって異なる傾向にあり、自社の商材やサービスにおける成功パターンは常に探りながら展開する必要があります。リスティング広告のスタート時も同様で、戦略的にどこまでスタート段階で行うかは、よほどの知見や実績が無ければ失敗につながる可能性は高まるでしょう。ただこの点も、他社で数多くの実績がある運用代行会社に依頼をすれば、自社ではない実績も、同様の業種による運用代行会社の実績から導き出すことができ、0から立ち上げた場合であっても効果につながる運用につなげやすくなります。ノウハウや実績が豊富な運用代行会社に依頼することで、初期段階からもある程度効果が期待できる状態で進め、早いタイミングで費用対効果を高めることが期待できる点も、メリットとして挙げられるでしょう。

費用がかかる、融通が効きにくい

一方で、リスティング広告の運用代行を依頼する場合には、当然ですが手数料が発生します。一般的にリスティング広告を運用代行会社に依頼した場合の手数料は、定額の固定費ではなく、広告出稿費に応じたパーセンテージでコストがかかる傾向にあります。そのため、広告出稿費が少なければ運用代行の費用も少なくなりますが、広告出稿費が高くなればその分運用代行の業者に払う費用も高くなります。運用代行に依頼することは、先ほど紹介したようなメリットが多々ありますので効果的ではありますが、自社の予算をふまえ手数料と合わせ検討することが重要です。また、運用代行会社は自社のリスティング広告の案件以外にも多くの案件を請け負っています。このような場合、キーワードの変更や広告内容の修正等の依頼をした際に、すぐに対応してもらえないケースもあります。通常時であればまだしも、緊急的に変更や修正を依頼する場合には、いかに早く対応するかでかかるコストが大きく異なります。運用代行を行う際には、自社で行えない分どうしても融通が利きにくい点はデメリットとして挙げられます。

リスティング広告運用代行の費用はどれくらいかかるのか?

では実際にリスティング広告の運用代行を外部業者にお願いした場合、かかる費用がどれくらいなのでしょうか?リスティング広告の運用代行を外部業者に依頼した場合、一般的な手数料の相場は20%が多くなります。この手数料は、1ヵ月の広告出稿費に応じてかかりますので、1ヵ月の広告出稿費が10万円の場合、手数料は2万円になり、合計コストは12万円となります。この手数料ですが、運用代行会社によっては最低手数料が設けられているケースもあります。例えば、広告出稿費が1万円未満の場合には手数料が1万円のような形です。そのため、例え1ヵ月の広告出稿費が1万円であったとしても、手数料は2,000円ではなく1万円かかり、合計コストは2万円となりますので、この点は注意が必要です。
また、リスティング広告の運用代行を依頼した場合、その契約期間は一般的には最低半年から1年となるケースが多くなります。即効性が高いリスティング広告ですが、成果につなげるためには数ヶ月運用することが求められますので、このあたりも良く確認しておくことが重要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
リスティング広告は、比較的誰でも簡単に始められるようで、その実効果につなげるためには綿密な戦略が求められます。そこで運用代行を外部の業者に委託することは、効果を高めるだけでなく、自社のリソースを軽減させる上でも有効な手法です。このリスティング広告専門の運用代行会社は、昨今非常に増えていますが、今回紹介したポイントや手法をふまえ、自社にマッチした企業を選定し、効果的な運用につなげていきましょう。

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