SNS広告にかかる費用の相場は?4大SNSを徹底比較【初心者向け】
2021.02.26
広告運用SNS広告は、SNSの目立つ場所に表示されるため、企業や商品を効果的に宣伝することができます。
その結果、新規フォロワーの獲得や売り上げアップなどの効果が期待できます。
しかし実際にSNS広告の運用を始めるとなると、やはり気になるのが費用ではないでしょうか。
ここでは以下の項目についてご紹介します。
▪SNS広告は、一般的にどのくらい予算があれば出稿できるのか?
▪4大SNSごとの課金方式と、費用の目安
▪SNS広告運用代行サービスにかかる費用の相場
▪SNS広告の費用対効果を測るための4つの指標について
目次
SNS広告費用はどのくらいの予算から出稿できる?
たとえば新聞に広告を掲載する場合、どれくらいの大きさを使うかにより費用が決定します。
SNS広告にはいわゆる定価という概念は存在しません。
一般的に広告を出稿するだけでは費用は発生しません。
課金方式を選択し、そのアクションが実行された時に費用が発生する仕組みです。
SNS広告では、どれくらいの費用を使うのか、予算を自由に決めることができます。
予算に達した時点で、広告の配信は自動的にストップします。
このため予算をコントロールしやすく、少ない予算でも広告の運用を始めることができます。
SNS広告では主に以下の課金方式があります。
▪インプレッション課金
広告が1,000回表示されるごとに、料金が発生します。
▪クリック課金
ユーザーが広告を見ただけでなく、広告をクリックした時に料金が発生します。
▪インストール課金
アプリがインストールされるごとに料金が発生します。
▪動画視聴課金
ユーザーが動画を視聴した時に料金が発生します。
▪フォロワー課金
フォロワーが1人増えるごとに料金が発生します。
SNS広告にかかる費用はSNSにより異なる
SNS広告にかける費用は、基本的に自分で決めることができます。
4大SNS別に、広告にかかる費用の相場をご紹介します。
Facebook広告
Facebook広告は、最低100円から始めることができます。
1日あたりの予算または、掲載期間全体の通算予算のどちらかを設定し、課金方式を選びます。
Facebook広告の課金方式は、入力した内容に合わせて自動的に選択されますが、手動で選ぶこともできます。
基本的にインプレッション課金またはクリック課金のどちらかが選ばれることが多いです。
インプレッション課金の相場は、2000〜3000円です。
クリック課金の相場は、1クリックあたり100〜200円です。
Instagram広告
Instagram広告は1日あたり最低100円から出稿することができます。
Instagramは動画の視聴やアプリ紹介との相性が良いことから、インプレッション課金とクリック課金以外にインストール課金と動画視聴課金を選択することもできます。
いくら料金が発生するかは、商材のジャンルにより異なりますので目安をご紹介します。
インプレッション課金の相場は、1000回の表示に対して500〜1000円です。
クリック課金の相場は、1クリックにつき最低40円発生します。
インストール課金は、インストール1回に対して100〜150円です。
動画視聴課金は、1回の再生に対して4〜7円です。
LINE広告
LINE広告の課金方式は、インプレッション課金とクリック課金の2種類です。
動画広告を配信するにはインプレッション課金、静止画広告ではクリック課金のみを選択することができます。
LINE広告では最低入札価格が定められています。
動画広告のインプレッション課金の最低金額は400円、静止画広告の1回あたりのクリック単価は24円です。
Twitter広告
Twitter広告は、主に3種類あり、どれを選ぶかにより課金方式が決まります。
【プロモツイート】
Twitterのフィードや検索結果などに表示される広告で、イベントやプロモーション用のツイートのアピールを目的としています。
ユーザーがプロモツイートに対して何らかのアクションを起こした時に料金が発生します。
1回のアクションにつき、70〜80円が目安です。
【プロモアカウント】
新規のフォロワー獲得を目的とした広告で、Twitterの独自アルゴリズムにより抽出されたフォロワーではないユーザーのフィードなどに表示されます。
1フォロワー獲得に対して80〜100円が目安です。
【プロモトレンド】
1日1社限定のSNS広告で、イベントやプロモーションをトレンドとしてアピールすることができます。
24時間広告を表示させるためには400〜1000万円がかかります。
SNS広告運用代行サービスの費用はどのくらい?
SNS広告を出稿するにあたり、広告の運用代行サービスの利用を考えている方も多いのではないでしょうか?
SNS広告運用代行サービスによって、業績をどこまで行うのかや、費用が異なります。
ここでは一般的な費用の目安をご紹介します。
初期費用にかかる目安は、4〜5万円です。
その後にかかる料金を含めると、数万〜数十万円くらいに落ち着きます。
どこまでの業務を請け負うかもSNS広告運用代行サービスにより異なりますが、一般的には以下の業務を行うサービスが多いです。
▪SNS広告の作成と出稿
▪広告バナーの作成
▪静止画と動画の作成
▪予算やターゲットの調整
▪出稿した広告の分析
SNS広告の費用対効果を測るための4つの指標
SNS広告にはいくつも種類があるため、どれが最適なのかを決めることは難しいです。
実際にSNS広告の運用を始めて、費用対効果を高めていくことが大切です。
SNS広告の費用対効果を測る4つの指標をご紹介します。
KGI(Key Goal Indicator)
KGI(重要目標達成指標)とは、ビジネスにおける最終目標を指します。
ぼんやりとした目標ではなく、具体的な数値を決めることがポイントです。
SNS広告の場合だと、認知度150%アップ、売り上げ40%アップなどの目標を設定しましょう。
KPI(Key Performance Indicators)
KPI(重要業績評価指標)とは、KGIを達成するために行うべきことです。
フォロワー数300獲得、クリック数2000獲得など具体的な目標を設定しましょう。
CPA(Cost Per Action)
CPAとは、1件のコンバージョン(資料請求や商品の購入など)を獲得するためにかかった費用を指します。
1件のコンバージョンにかかった費用が安いほど、費用対効果が高かったと言えます。
ROAS(Return On Advertising Spend)
ROASとは、SNS広告の回収率を指します。
SNS広告によって得られた利益を広告費で割った数値です。
ROASが100%未満だった場合は、元を得られなかった、つまりSNS広告運用が赤字であることを意味しています。
この場合は、SNS広告を出稿する媒体を変えるなどの対応が求められます。
まとめ SNS広告の費用は
SNS広告にかかる費用は、どのSNS広告を利用するかにより異なります。
今回、4大SNS別に広告にかかる費用の目安をご紹介しました。
KGIやKPIなどの指標を元に、費用対効果を高めながらSNS広告を運用していくことをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました。