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リスティング広告の料金ってどのくらい?広告費用について詳しく解説!

2021.06.14

広告運用

リスティング広告の利用を考える際に1番に気になるのは料金でしょう。他の媒体に比べて安価で始めることができると言われていますが、実際にかかる費用はどのくらいなのでしょうか。「リスティング広告を利用したいけど、予算はどのくらいで考えたらいい?」、「リスティング広告の費用対効果の考え方は?」といった疑問について詳しく解説していきます。

リスティング広告の料金は?

リスティング広告の料金の相場

リスティング広告は他の媒体と違い、予算についてはキーワード、地域、時間帯などの設定により決まります。設定しだいでは10万円~20万円でも利用は可能です。また、代理店では「最低出稿金額」が決められている場合もあり、この金額がおおよそ30万円となっていますので、ここを基準と考えて良いでしょう。利用する地域や内容、競合店などにより実際に効果が見込める金額については差がありますので、運用する代理店に問い合わせてみましょう。
また、リスティング広告の場合、成果が明確に現れますので目標値の設定から料金を算出する方法もあります。これは販売価格、原価、確保する利益や、クリック単価、クリック数などから算出することができます。

リスティング広告の目標設定から料金を考える

リスティング広告を利用し、獲得したい成果目標から広告にかけられる費用を算出する場合、コンバージョン(商品購入などのアクション)とCPA(cost per acquisition)といわれる顧客獲得単価(1件あたりの獲得にかかる費用)によって求められます。
「広告費=目標CPA×コンバージョン数」
目標CPAとは販売価格から原価と必要利益を引き、広告に費やせる金額。コンバージョン数とは目標とする販売数となります。
例えば、販売価格10000円の商品の原価が5000円、必要な利益が2000円の場合、目標CPAは3000円となり、販売目標が100点とすると、
「目標CPA<3000円>×コンバージョン数<100点>=広告費<300000円>」
となるわけです。
また、リスティング広告はクリックごとに費用のかかるクリック課金制の広告となるので、
「広告費=平均クリック単価×クリック数」
という考え方もあります。こちらはクリックに対してのコンバージョン率も重要となります。目標CPAが3000円としてクリック単価が100円だった場合、必要となるコンバージョン率は3.4%となります。

リスティング広告代理店の手数料は?

代理店を利用する場合、広告費の他に手数料も発生しますが代理店によって料金体制の違いがありますのでこちらもご紹介しておきます。

手数料率型

利用する広告費によって金額の決まるタイプで、広告費の20%前後としている代理店が多いようです。広告にかけた費用分で手数料が決まりますので、低予算での割高感はなくなります。しかし、広告の効果に関わらず料金が発生しますので、効果が低かった場合、費用の増額の提案などがおこなわれることがあります。

定額型

広告費の多少に関わらず一定の費用がかかるタイプです。多額の費用でも手数料が上がることはなく、毎月の費用などが把握しやすくなります。代理店としては成果に関わらず手数料が入りますので、運用自体の成果検証は甘くなりやすい場合があるでしょう。

成果報酬型

成果に応じて手数料が発生するタイプで、費用対効果がはっきりする特徴があります。ですが、代理店としてはコンバージョン数を増やす必要があるため、購入につながらない質の低いコンバージョンが増えたり、架空のコンバージョンが増える可能性もあります。

リスティング広告費用を抑える方法

リスティング広告では様々な設定により、費用を抑える方法があります。ここでは代表的な4つの方法もご紹介します。

除外キーワードの利用

除外キーワードとは想定していないキーワードでの広告表示を非表示にできる機能です。
例えば、対象エリアが「東京」だった場合、「大阪」を除外キーワードにすることにより、「大阪」を含む検索結果では表示されなくでき、無駄なコンバージョンを減らすことができます。

マッチタイプの選択

リスティング広告では、
部分一致
絞り込み部分一致
フレーズ一致
完全一致
の4つのマッチタイプがあります。ターゲットの絞り込み状況に合わせて選択することで広告費用の抑制に利用できます。

広告ランクの向上

リスティング広告では「広告ランク」というものがあり、質の高い広告は上位表示されやすくなります。広告の品質はクリック率、関連性などいろいろな要素から決められていますので、費用を抑えるためには広告自体の品質の向上も考えなくてはいけません。

配信対象の設定

リスティング広告は表示設定として、
地域
時間
デバイス
年齢
性別
などを限定して設定することができます。これにより、平日か週末か、日中か夕方以降かなどの設定で成果に差が出るケースがありますので、成果が出ない場合はこの設定の調整が必要となります。

リスティング広告を利用してからの料金見直し

目標の効果が得られない場合

すべての広告にも言えますが、必ず期待した効果が得られるわけではありません。リスティング広告はすぐに効果が出にくい傾向もありますので最低3か月は継続する予定で改善を行いながら続けていきましょう。それでも効果が見込めなかった場合のためにあらかじめ撤退ラインを決めておくと良いでしょう。例えば、
コンバージョン単価が1万円以上
月間のコンバージョン数が50件以下
など明確な数値で決めておくとわかりやすいと思います。無理な継続は費用を圧迫することになります。

目標以上の効果が得られた場合

目標以上の成果が得られた場合も内容を検証する必要があります。
上限クリック単価の引き上げ
新たなキーワード選定
キーワードマッチタイプの見直し
など、積極的に改善していくとさらに効果が上がる可能性もあります。

まとめ

リスティング広告はクリック課金制となるため、キーワード、地域時間帯などの設定により料金が変わるが、10万円~20万円から利用できるが、代理店利用の場合、最低出稿金額の設定により30万円~が相場となっている。
リスティング広告の費用は「目標CPA×コンバージョン数」や、「平均クリック単価×クリック数」によって算出される。
代理店の手数料は、「手数料率型」、「定額型」、「成果報酬型」に分けられる。
リスティング広告の費用を抑える方法としては、「除外キーワードの利用」、「マッチタイプの選択」、「広告ランクの向上」、「配信対象の設定」などがあげられる。
リスティング広告を利用する場合、最低3か月の利用を想定し、予算を考える。また、あらかじめ撤退ラインを決めておき、効果があった場合は「上限クリック単価の引き上げ」、「新たなキーワード選定」、「キーワードマッチタイプの見直し」を考える。
リスティング広告は利用しながら検証、改善を行うことにより、少ない費用で効果を得ることが可能な広告媒体となります。この記事を参考に有効に活用していきましょう。

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