【初心者向け】いまさら聞けないランディングページとは?
2021.02.24
ランディングページ(LP)「Web集客ではランディングページが重要」と言われたものの、ランディングページの基礎知識がないという悩みを抱えているマーケティング関係者も多いです。
まわりは当然のように知っているし、いまさら一から教えてほしいと言えない現状もあるでしょう。
そこで、今回はランディングページについて、「基礎知識」「制作するメリット・デメリット」をメインに解説していきます。ランディングページにかかわる人は是非参考にしてみてください。
目次
ランディングページとは?①基礎知識
ランディングページとは、広い意味で言うと「最初にアクセスがあったページ」ですが、マーケティングの間では、「お客様に対して、購買を促すための商品・サービス紹介ページ」として使われることが多いです。とくにこの2点については、マーケティングに携わって間もない方は間違いやすい箇所ですので、ランディングページの大枠をこの機会に理解しておきましょう。当記事では、後者のランディングページについて詳しく説明していきます。
ランディングページを制作する目的として、以下3点が挙げられます。
・商品紹介ページを作成して直接購買アップにつなげる
・無料メルマガ加入を促進して会員を増やす
・体験セミナー参加を募り自社をより知ってもらう
以上のように、必ずしも「直接購買アップにつなげる」ことだけが目的ではありません。上記の例であれば、
「無料メルマガ会員になってもらい、日々のメルマガから販売商品・サービスを知ってもらった上で購買につなげる」「体験セミナーに参加してもらうことで、実物を見て触って、より商品の信頼を勝ち取り他の商品の購買にもつなげる」ことが目的です。
結果的に購買につなげることには変わりありませんが、客層や市場状況などから「直接的ではない間接的な」商品・サービスの打ち出しをするのもランディングページの特徴になります。
ランディングページとは?②トップページとの違い
Webサイトにはランディングページの他にも「トップページ」があります。トップページはみなさんもよく見かけるホームページなどのトップ画面のことです。そして、ランディングページとトップページは「役割」に大きな違いがあります。
ランディングページは前述のとおり、1ページ完結の商品・サービス紹介ページです。ランディングページからほかのページに誘導させることもありません。
一方、トップページは他のページに誘導させるためにあります。例えば、アパレルのトップページであれば、「シャツ」「シューズ」といったカテゴリにわけられて該当ページへ誘導するのが基本的です。トップページはあくまでランディングページへの「橋渡し役」ですので、購買につなげることが目的ではありません。
このように、ランディングページとトップページには役割の違いがあります。
ランディングページとは?③制作する3つのメリット
購買意欲の高いユーザーに順序立てて販売できる
ランディングページを制作する最大のメリットは「購買意欲の高いユーザーに順序立てて販売できる」ことです。ランディングページは「商品画像」→「商品紹介」→「購入ボタン」と一連の流れがあります。
この一連の流れは、例えば「家電」を購入するときと同じです。家電量販店に足を運べば家電製品がズラリと並んで、店員さんが一生懸命説明してくれ購入します。ランディングページはこの流れが表現できるのです。ネット上で「本当に接客されているかのように」順序立てて購買意欲の高いユーザーに販売できるので、購買につながりやすくります。
1ページだけで購買につながる
ランディングページはほかのページへ誘導することはありません。「商品説明はこのページ」「さらに詳しい内容は次のページ」などのようにいろんなページへ移動することなく「1ページだけで購買につながる」ことがメリットです。
ユーザーにとっても私たちにとっても「この1ページをだけを見ておけば購入できる」という安心感があるので、より効率的に商品やサービスを理解してもらいやすいです。ストレスなく時間をかけることなく記事を読めるのが、ランディングページを制作するメリットになります。
ターゲットごとに制作できる
「販売するターゲットは決めたものの、1ページではなくさらに細かく客層や特徴をわけてページを作成したい」おそらくWebサイトを制作していると、上記の悩みがでてくることもあるでしょう。ランディングページはこのような問題も解決してくれます。
例えば、「商品」「性別」などで、1ページ完結のランディングページを制作して、よりターゲットに刺さる打ち出しを行うことも可能です。とくに最近ではインターネットの普及により、ユーザーが増えたと同時に競合も増えています。よりオリジナル性を出すためにもターゲットを絞ることが必要になるため、ターゲットごとに制作できるランディングページの強みはマーケティング担当者にとっては武器です。
ランディングページとは?④制作する3つのデメリット
大幅な時間と費用がかかる
ランディングページは売上につなげようと思ったら「大幅な時間と費用」がかかります。ランディングページは文字だけではありません。「画像の挿入」や「文字装飾」などがあり、Webサイト制作会社やフリーランスWebデザイナーに依頼することが一般的です。
例えば、外注を行う場合、制作費用をおさえたい場合は数万円~10万円。競合他社に負けない本格的なランディングページを制作し、なおかつ競合調査から運用までを一括して外注する場合、50万円以上はかかります。
立派なランディングページを制作することもいいですが、「このページからはどれくらいの利益がうまれるか?」の費用対効果を常に計算した上で制作することが必要です。
検索結果からの上位表示は期待できない
ランディングページ2つめのデメリットは「検索結果からの上位表示は期待できない」です。ランディングページは個人ブログと違い、更新される機会がありません。そのため、Googleは「このページは情報が最新ではない」と判断してページ上部に表示しなくなります。あわせて、ランディングページは画像がページの大半を占めるため、ユーザーからの文字検索での流入は少ないです。検索結果以外での打ち出しもポイントになってきます。
直帰率が高い
ランディングページはほかのページへのリンクなどは張らないので離脱率は下がります。しかし、ランディングページは縦長に商品紹介がズラリと並ぶため、「直帰率が高い」です。「写真や画像がなく文字だけが延々とならんでいる」ページは誰が読んでも飽きてきます。そのため、ランディングページを制作する際は、「読者が飽きないようなポイントをあらゆるところに組み込んでいく」ことが大切です。「使用者の声」「文字にインパクトを与える」など、滞在時間の長いランディングページ制作を目指しましょう。
まとめ ランディングページとは?
いかがでしたでしょうか。ランディングページはトップページとは違い、ユーザーのゴールとなる購買ページです。私たちが説明しなくても代わりに紹介してくれるWeb上の「営業マン」。効果的に使うことで大幅な売上アップが見込めますので、ランディングページのメリットやデメリットを理解した上で、制作していきましょう。その際には是非、当記事を参考にしてもらえれば幸いです。