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オープンイノベーションで理想の企業とマッチングためのコツ

市場ニーズに合わせ、常に最新の商材やサービスを展開していくためには、自社のリソースだけでは限界があります。そこで注目されているのがオープンイノベーションという考え方です。知識や技術、ノウハウなどを自社外の企業と連携することで効率化を図り、開発コストの軽減と、市場への展開におけるスピードアップが期待されています。ただ、オープンイノベーションを円滑に進めるためには、提携先企業とのマッチングが欠かせません。ただこのマッチングは一朝一夕では行かず、自社にマッチした企業を見つけることは兼ねてより課題として挙げられていました。今回は、このようなオープンイノベーションを展開していく上で欠かせない、理想の企業とマッチングするためのコツについて紹介してきます。

オープンイノベーションにおけるマッチングの重要性

オープンイノベーションにおいて、自社の希望する企業とのマッチングは必要不可欠です。ただ、インターネットで一から探したり、HP内で募集したりしてもなかなか希望する企業とのマッチングにつながらないのが現状です。ここではマッチング率を高める効果的な手法について紹介していきます。

オープンイノベーションの展開における種類

オープンイノベーションを展開していくにはいくつかの手法が存在します。最も多いのは、企業側が抱えている課題を解決できる企業をホームページなどで公募するタイプです。オープンイノベーションでは公募型でマッチングする企業を集める手法が一般的です。その次に多いのがマッチングのタイプです。オープンイノベーション専用のプラットフォームを活用し、その中で企業同士マッチングしていく形になります。その他にも、国や地方自治体など行政による支援によって企業のオープンイノベーションを促す育成型や、実証事業のための場所だけを提供するような手法も存在します。

マッチング率を高める効果的な手法

オープンイノベーションのマッチング率を高める効果的な手法としては、先ほど紹介したマッチング型の手法がオススメです。プラットフォームの活用は、オープンイノベーションを展開したい企業とスタートアップを目指す企業が集まる場でもあります。それぞれ特徴を活かして紹介されているため、自社の希望する企業を比較的見つけやすくなるでしょう。オープンイノベーションのプラットフォームは、2018年に関東経済産業局でも展開がスタートしました。行政でも展開し出したということで、オープンイノベーションのプラットフォームの活性化が更に進んでおります。

オープンイノベーションプラットフォームを活用したマッチングとは?

これから自社の事業開発や商材やサービスを展開する上で、オープンイノベーションのプラットフォームを活用してみたいと考えた際に、どのプラットフォームを活用すればいいのか悩まれる方も多くいます。オープンイノベーションの認知向上とともに、専用のプラットフォームも様々展開されるようになってきています。そのため、自社の目的とプラットフォームの特徴を押さえてマッチングを検討していく必要があります。自社に合った特色を持ったプラットフォームを選ぶことで、マッチングもしやすくなります。また、自社に合ったプラットフォームであっても、そもそもの登録者数が少なければマッチングにはつながりにくい可能性があります。プラットフォームを活用したマッチングを行うのであれば、そのプラットフォームの特徴と、登録者数をまずは押さえておくといいでしょう。
ここからは、代表的なオープンイノベーションのプラットフォームについて、特徴とあわせて紹介していきます。

agorize Japan

・海外企業とのマッチングに特化したプラットフォーム
agorize Japanは、海外企業とのオープンイノベーションでのマッチングに特化したプラットフォームとして、世界500万人以上のイノベーターと様々なアイディアや知識、技術やノウハウなどを求めている企業をつなげています。海外向けの商材の開発やテストマーケティングなど、多くの経営における課題解決が期待できます。Agorizeとは、世界規模のイノベーターネットワークを提供しており、agorize Japanはその日本支部となります。国内外とわず既に200社以上の企業に向けて様々なオープンイノベーション展開をマッチング・サポートしてきた実績があります。そのため、海外展開を希望している、海外市場へ打って出たい、海外企業との連携を強化したいなどといった企業においては非常にオススメのオープンイノベーションプラットフォームとなります。

eiicon

・国内最大級のマッチング実績と規模を誇るプラットフォーム
eiiconは、国内の大手企業やベンチャー企業とのつながりに特化した日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームです。登録者数は6,000社を超え、現在までに5,000件以上のマッチングを実現しています。様々な業界・業種におけるオープンイノベーションのパートナーを無料で検索しながら探すことができます。また、プラットフォームでのマッチングサービス以外にもリアルのイベント開催やマッチング支援も行っています。まずはいろいろ情報を収集したいという方にはオススメです、

Linkers

・ものづくりや製造系のマッチングに特化したプラットフォーム
Linkersは、ものづくりや製造系のマッチングに特化し、技術パートナー探索やユーザー開拓など、ものづくり企業の様々な課題に対してビジネスマッチングを軸にしたソリューションを展開しています。日本全国500カ所以上の産業支援機関とも連携しており、機密情報の保護にも力をいれています。そのため、依頼を受けた企業の機密情報を維持したまま、受注候補者を検索してもらうことが可能です。依頼から1.5~2ヶ月ほどで希望するパートナー企業を見つけることができるため、スピード感を持ったマッチングを検討している際にはオススメです。

creww

・スタートアップ企業に力を入れマッチング支援しているプラットフォーム
Crewwは、これから新たなビジネスモデルを開発しようとするスタートアップ企業への支援をサポートするプラットフォームになります。「crewwコラボ」というスタートアップ企業と大手企業をマッチングさせるオープンイノベーションプログラムを提供しています。マッチングまでの一連の流れを全てオンラインで完結できるため、希望する企業を効率よく見つけることが可能です。

PLANET AIDeA(旧TEC-PAL)

・研究者や技術者とマッチングに特化したプラットフォーム
PLANET AIDeAは研究者や技術者とのマッチングに特化したプラットフォームです。オープンイノベーションの展開には、新たな技術開発を行う優秀な研究者や技術者が必要不可欠です。PLANET AIDeAでは、個人から企業、政府研究機関など幅広い範囲でマッチングにつながる人材を探すことが可能です。基本機能は無料で活用できるため、研究者や技術者に限らず、オープンイノベーションを行う上で優秀な人材を探す上ではオススメなプラットフォームになります。

Open Idea

・10,000人以上のプロフェッショナルが揃うプラットフォーム
Open Ideaは、10,000名以上の多種多様な領域のプロフェッショナルが集まり、自社の要望に応じて新規事業のアイディア集めや事業性評価、企画書作成、またプロジェクトの組成まで対応可能なプラットフォームです。オープンイノベーションに必要なコンセプト設計から事業の立ち上げまでフルサポートしてくれるサービスになります。企業としてのマッチングではなく、各ステップにおいて必要な専門家を、個人単位でマッチングさせて活用できるため、自社の要望に応じて適材適所で展開できることが特徴です。

NINE SIGMA

・様々なジャンルに精通したスペシャリストが揃うプラットフォーム
NINE SIGMAは、様々なジャンルに精通したスペシャリストが揃い、企業の技術課題のみならず、ビジネスや社会課題に取り組む企業に向けて幅広いサポートを行っています。2000年よりスタートし登録者数は800社以上を超えています。サポート内容は、企業の課題別に多岐に渡って用意されており、課題が明確でない場合には無料のコンサルも可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
オープンイノベーションを行う上で、自社の希望する企業とのマッチングは避けては通れません。このマッチングを効果的に展開するには、専用のプラットフォームの活用が有効です。ただ、効果的にマッチングにつなげるのであれば、オープンイノベーションの認知向上によって様々増えてきたプラットフォームの中から、自社の目的に応じたものを選択する必要があります。今回いくつかのプラットフォームについて紹介してきましたが、それぞれの特徴をふまえ、自社に合ったものを選定し、効果的なマッチングにつなげていきましょう。

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