リスティング広告の代理店の選び方!チェックするポイントとは?
2021.06.05
広告運用「リスティング広告を利用したいけど設定や管理などが難しそう」、「代理店を利用したいが何を基準に選べばいいかわからない」という方も多いと思います。ここではそんなリスティング広告をこれから利用しようと考えている方に、リスティング広告の代理店の選び方、チェックポイントをご紹介します。
目次
リスティング広告で代理店を利用するメリット・デメリット
リスティング広告を利用する場合、自分で設定や作成・管理を行う方法と、代理店を利用し運用をサポートしてもらう方法があります。ここでは代理店を利用するメリット・デメリットからみていきましょう。
代理店を利用するメリット
専門知識がいらない
リスティング広告を利用するには広告や、ウェブサイトに関する知識が必要になります。また、運用後も定期的に閲覧状況の分析を行い、より効果的な利用ができるように改善していかなくてはなりません。代理店を利用すれば、このような専門知識がなくてもすぐに広告を使うことができます。
リスティング広告に関する最新情報が入手できる
ネットの業界は状況の変化が早く、広告に関してもその効果や内容が、現状のニーズからずれてしまったり、利用できるサービスがアップデートしていたりします。代理店ではこのような業界の最新情報はしっかり入手していますので、より効果的な利用が可能になるでしょう。
WEBサイトや広告素材の制作、広告の運用など周辺業務まで対応してもらえる
利用する代理店にもよりますが、リスティング広告の他に、ウェブサイトの制作など、関連する広告業務もトータルでサポートしてもらえる場合もあります。特に長期でリスティング広告を利用しようと考えている場合、運用状況の分析をしながら、的確な改善を行っていくことが重要になります。このような長期的なサポートが得られるのも大きなメリットとなります。
代理店を利用するデメリット
費用がかかる
もちろん、自分ですべてを行う場合に比べて費用はかかりますので、広告予算で使える金額は減額してしまいます。小規模で運用する場合などは、代理店費用に見合った広告効果が得られないこともあるでしょう。
担当者の力量により効果に差がでる
代理店を利用する場合、クライアントごとに担当者が対応することになりますが、必ずしもスキルを持った担当に巡り合えるとは限りません。また、担当者によって得意、不得意な分野もあり、自分の業界の知識に乏しい場合、最適な利用が望めない場合があるでしょう。
担当者の受け持ち数が多い場合は細かい対応ができない場合がある
これも担当者レベルの問題点となりますが、スキルがある代理店担当者ほど受け持つ案件が多くなりますので、1案件当たりにかけられる時間が少なくなってしまいます。それにより、細かい部分での対応ができなくなることも考えられます。
広告のアカウントが閲覧できない場合がある
代理店によっては、「広告ノウハウの流出を防ぐため」、「管理画面の操作・変更を防ぐため」といった理由で広告のアカウントが閲覧できない場合があります。これにより、運用状況がブラックボックス化してしまい、クライアント側が状況を把握できなくなります。これは代理店を選ぶ際に確認しましょう。
リスティング広告で代理店を選ぶ際のポイント
ではここから、代理店を選ぶポイントをまとめましたので紹介します。参考にしてみてください。
正規代理店か
Google広告やYahoo広告などのプラットホームから正式に認定をうけている代理店は「認定代理店」としてバッチが公式サイトに掲載されます。運用のスキルとは関係ありませんが、認定には一定の基準が設けられており、悪質な代理店では認定を得ることはできませんので、信頼できる代理店といえるでしょう。また、広告関連の受賞実績の有無も確認しましょう。受賞実績はクライアントの信頼に応える努力の結果と考えられます。
運用ブログの更新
代理店では自社の業務内容についての内容をブログで紹介しているところもあります。細かいことかもしれませんが、このようなブログを定期的に更新し、最新の情報を掲載しているかは取り組みへの熱量につながる部分と考えられます。気になる代理店がありましたらここもチェックしてみると良いでしょう。
手数料・最低出稿金額・初期費用
金額的な部分は重要です。代理店によって費用は差があるようですので、しっかり確認しておきましょう。代理店に支払う手数料は、「広告費の〇〇%」という率型や、定額型、成果報酬型などがあり、最低出稿金額が設定されている場合もあります。商談によっては対応してくれることもありますので、相談してみるのも良いでしょう。
契約期間・中途解約
こちらも契約の内容として最低契約期間が設定されていたり、途中解約についての違約金が発生する場合がありますので事前に確認しておいた方が良いでしょう。予定より効果が得られない場合、解約した方が経費を抑えることができ、他の広告を利用するという選択肢も生まれ、効果的な費用の運用につながります。
アカウントの開示
デメリットの項目でもあげましたが、クライアント側に広告アカウントの開示をしていない代理店もあります。ノウハウの流出懸念であったり、管理画面を操作されたくないといった理由になりますが、クライアント側からすると運用内容の把握や、代理店との意思疎通の確認という意味でも同じ情報は共有したいと考えるのが普通でしょう。アカウントの開示の有無は確認しておくべきでしょう。
担当者の知識
代理店と契約したとしてもその対応は担当者となるわけですから、担当者のスキル次第で効果も変わってきます。頻繁に担当者が変更になったり、掛け持ち案件数のあまりにも多い担当者の場合などは細かい部分での対応に差が出てきてしまいます。しっかりと自社案件に取り組んでもらえる担当者かどうかも見極める必要があります。
自社の案件との相性
実績のある代理店であっても、自社の業務スタイル、商品、ターゲットニーズなどがかみ合わない場合もあります。代理店の実績と自分の広告に求めるもののすり合わせも必要です。また、優秀な担当者でも、得意な分野、不得意な分野がありますのでそのあたりもしっかり踏まえたうえで担当者を決めてくれる代理店なのかも見極めましょう。
まとめ
リスティング広告で代理店を利用するメリットは、「専門知識がいらない」、「リスティング広告に関する最新情報の入手」、「周辺業務への対応」などがある。
代理店利用のデメリットは、「費用がかかる」、「代理店・担当者によって効果に差がある」、「アカウントの非開示など、クライアントに対して不透明な契約内容の設定がおこなわれる場合がある」などがある。
代理店選びのポイントは、正規代理店であるか、金銭面での契約内容、代理店・担当者が自社の考えを理解してくれるかどうかなどがあり、事前の相談・確認が必要。
現在たくさんの代理店が存在し、その見極めは難しくなっていますが、この内容については最低限おさえておいた方が良いと思います。失敗しない代理店選びの参考にしてみてください。