行政書士になると決めたけれど、予備校について詳しく知らないことが多いですよね。興味はあるけれど、1人で勉強するのは嫌です。質問の出来る環境がいいし、信頼できる先生がいてほしいですよね。
不安を出来るだけ減らしたいし、プレッシャーも減らしたい気持ちは理解できます。そんなあなたにこの記事はおすすめです。
この記事では、行政書士の予備校についてから選び方と勉強方法も説明します。詳しく知りたい方や不安を軽減したい方は、ぜひ読んでください。
目次
行政書士の予備校ってどんなもの？
行政書士の予備校ってどれを選べばいいのでしょうか。行政書士の勉強を始めたばかりの方だと悩みを抱えている人は多いです。行政書士は資格難易度が高く、予備校を使って勉強をする人がとても多いですよ。
多くの予備校で行政書士講座が開講されています。講座数が多く、どれが自分に合っているかわからない人も多いです。この記事では、おすすめの予備校を紹介していきます。
行政書士の予備校ランキング
予備校は、学校によりコースに特色が見られますよ。朝・昼だけでなく社会人向けのコースでは夜間にも授業が行われています。教室講座や通信教育などのコースが用意されていますよ。
自分の生活スタイルにあったコースを比べて選びましょう。同じ学校でも科目により選択できるコースが異なったり、変更になることがあります。最新の情報は各学校・専門学校のパンフレットが資料請求により無料で手に入りますよ。
行政書士の予備校ランキング1．伊藤塾
伊藤塾は司法試験対策の講座が有名な予備校です。法律系の資格に強く、他にも司法書士・公務員なども扱う予備校となっています。2人の異なる講師が合格をサポートしてくれますよ。
伊藤塾では講義によっては担当する「講義担当講師」と個々の状況に応じた適切なサポートを行う「パーソナルトレーナー講師」です。2人の講師が合格を全面サポートしてくれます。「パーソナルトレーナー講師」は定期的に生徒とメールをやり取りして学習状況を確認したりしますよ。
時には軌道修正を適切なタイミングで行います。2人の講師の手厚いサポートを受けながら本試験まで安心して勉強を進めることができる仕組みで、受講費用は高いです。詳しくは、以下の通りですよ。
講座名
通学
通信（web）
行政書士合格講座
（本科生） 268,000円
248,000円
行政書士合格講座
（本科生+合格ナビゲーションクラス） 318,000円
298,000円
行政書士合格講座
（速修生） 185,000円
175,000円
基本講座の値段は今回比較している予備校の中で最も高いです。その分、講師が生徒1人につき2人つくなどの手厚いサポートを受けることができます。
行政書士の予備校ランキング2．LEC東京リーガルマインド
LECはほかの予備校と比べて割引サービスを多く展開していますよ。活用することで講座を安く受講することが可能です。よって使い方次第では非常にお得な予備校となっています。
無理なく効率的な学習が可能なテキストがありますよ。LECの行政書士講座ではオリジナル教材を使用します。学習効率を追求したもので、具体的には法律を始めて学習する人でもインプットしやすいよう作られた「合格講座 講義録」がありますよ。
また、インプット教材と相互リンクした「復習用ドリル」を使った学習もあります。学んだ内容をインプットだけで終わらせずアウトプットもしやすい形で、知識を試験で使える形までもっていくことが可能です。講座費用はスタンダードとなっています。
講座名
通学
通信（web）
通信（DVD）
パーフェクトコース
227,130円
247,500円
パーフェクトコースSP
249,540円
269,910円
合格講座
スタンダードコース
189,000円
219,000円
短期間で内容を完成させる「合格講座スタンダードコース」の価格は比較的安いです。価格だけ見れば、手軽ですよ。
行政書士の予備校ランキング3．資格の大原
大原は専門学校から予備校まで幅広い学習機会を提供している大手予備校です。行政書士だけでなく、数多くの資格を取り扱っていることでも有名となっています。講師のきめ細かい指導が特徴です。
大原の講師は生徒一人一人に細かく丁寧な指導を行っています。アンケートで講義が大変わかりやすいと答えた受講生の割合が88.6%です。講師の丁寧な指導が受講生から高い評判ですよ。
受講費用はやや安価です。大原の行政書士講座は主に初学者向けと学習経験者向けに分かれています。あなたにあったものを選びましょう。
講座名
通学
通信（web）
通信（DVD）
行政書士
入門合格コース
204,800円 189,800円 209,800円
行政書士
合格コース
199,800円 184,800円 204,800円
行政書士
速修合格コース
179,800円 164,800円 184,800円
基本コースの値段はほかと比べ比較的安くなっており、講座を受講する際のハードルは低くなっています。試しやすくおすすめです。
行政書士の予備校と勉強方法
行政書士試験は独学による勉強方法では近年難しくなってきています。その他の法律系の資格に比べれば合格しやすい試験です。法改正は必ずといっていいほど毎年あります。
簿記などの他の資格のように過去問を押さえておけばよいというレベルではありません。市販の教材も一部ありますが、法改正分は反映されていませんよ。行政書士試験の試験傾向・重要論点などは市販の教材から自分で判断するのは難しいです。
次に独学の勉強方法で合格する方法について見ていきましょう。まず、大手専門学校を利用します。通学時間と受講費用の問題がありますよね。それを解決できるのが、通信教育講座に特化した「スタディング」や「シカクスクエア」のテキスト・映像を利用することです。
最新の試験範囲が網羅できているばかりでなく、行政書士試験の勉強における重要度別強弱や勉強のペース配分などがわかります。受講費用が、かなり抑えられていますよ。
また、独学におすすめのテキストについて見ていきましょう。行政書士試験は市販のテキストでは対応が難しいです。中には販売されているものもあり、法改正や新試験範囲に未対応のものが平然と売られています。
注意が必要です。大手学校の最新のテキストを入手することがおすすめとなっています。独学おすすめの答練について見ていきましょう。
行政書士試験対応の市販テキスト独学で勉強している人は問題演習量が通学生に比べて低いです。また、模擬試験などの答練を受けていません。合格ラインにあるかどうかの判断もできませんよ。
行政書士の予備校と選び方
行政書士の予備校の決め方について見ていきましょう。まず、通学か通信か決めます。予備校の講座には学校と同じように授業を聞いて勉強する「通学」とスマホやPCを使って自分の好きな時間、場所で勉強可能な「通信」の2種類がありますよ。
ほかの人からの刺激を得ながら勉強したい人は予備校への通学がおすすめです。働きながらで校舎に通う時間がない人は通信講座の受講がおすすめとなっています。予備校でも自宅受講が可能な「通信コース」が開講されていることが多いです。
これには注意が必要となっています。予備校の「通信コース」は通信講座専門会社の講座と比べて値段が2倍以上高くなってしまうこともあります。通信講座専門会社のほうがオンライン学習の利便性が高いこともありますよ。
次に費用相場を確認しましょう。予備校と通信講座の費用相場は違います。予備校の通学コースの場合費用相場は20万円～24万円です。通信コースの場合の費用相場は18万円～21万円ほどですよ。
通信講座専門会社の場合の相場は8万円前後です。予備校の講座の半額以下で受講可能で、非常にお得な価格設定となっています。通信講座専門会社は自前の校舎を持っておらず賃料や土地代を少なく抑えられるからです。
通信講座専門の会社は予備校のように各校舎に講師を抱える必要がなく、人件費も大幅に削減できています。価格だけ見れば、通信講座専門がおすすめです。
また、各講座の魅力をそれぞれ把握しましょう。行政書士講座を開いている予備校、通信講座はたくさんあります。それぞれの講座で特徴や強みは違いますよ。
1つ注意しておきたいことは、費用の高い講座だからといって必ずしもサービスが充実しているわけではないことです。講座価格が安くても内容が優れているパターンは多いですよ。値段に惑わされず内容が本当に優れているかをチェックすることが重要です。
最後に通学時の立地を注意しましょう。通学する際は、予備校の立地も重要です。なぜなら、自分の家から遠い予備校を選んでしまうと移動時間が長くなってしまい学習にかけられる時間が減るからですよ。移動のストレスなどでやる気をそがれて、勉強時間低下の可能性もあります。
行政書士の予備校で勉強するのも選択肢の一つ
行政書士受験生の中には、予備校に通わず独学での受験を検討している人もいますよ。独学の合格は不可能ではありません。しかし、そこには高い壁が待ち受けています。
モチベーション維持が困難です。独学の勉強では勉強の意欲を保つのがとても難しくなっています。独学は基本1人で1年近く勉強を続けるため、予備校のように受験仲間から刺激を受けながら勉強を続けることが難しいです。
様々な誘惑や成績の伸び悩みによる挫折をしてしまう可能性があります。徹底した自己管理と並外れた意志の強さが必要です。これを常に持ち続けるのは難しく、モチベーションの維持は1人では難しいですよ。
なぜなら、非効率な勉強を続けてしまうからです。この記事があなたのお役に立てば、うれしいですよ。あなたが合格することを願っています。
