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合格のためには欠かせない!FP2級の難易度を解剖

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FP2級を受験する時には、どれぐらいの難易度の資格試験なのかを確認しなければいけません。
自分の能力に合わせて、FP2級に合格できるかどうかを判断する必要があります。
そのためには、様々な角度から難易度を確認してみるといいでしょう。

FP2級の難易度はどれぐらい

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FP2級の難易度はいろいろな検証方法がありますが、多くの人が受験しているため、合格率から判断できます。
FP2級の合格率は50%近くにもなるほど高い数値を示す試験です。
平均値としてみてもかなり高い数値を示していきますが、FP3級はさらに高い60%異常もの合格率を出す時があります。
国家資格として見ても、これほどの数値を出すような試験はないほどです。

もう一つの方向性として、FP3級の位置があります。
難易度を測る存在として重要ですが、FP3級には受験資格が存在していません。
だれでも受験できる試験ですが、FP2級はFP3級を含め実務経験などが受験資格になるのです。
つまり、FP2級はFP3級をベースとした試験であり、その上位に存在しています。
難易度としてもFP3級よりも上になるのです。

FP2級の難易度をわかりにくくしている問題として、きんざいと日本FP協会の存在があります。
ファイナンシャルプランナー試験の実施団体ですが、問題は2つの存在が別の問題を用意している点です。
学科試験は共通していますが、実技試験はきんざいが4種類、日本FP協会が1種類、計5種類の科目から選択できます。
合格率という面で見ても、きんざいのほうが高く出たりと難易度にもばらつきがあるのです。
それでも両者とも50%を超える合格率を示す時があるため、決して難易度が高いというわけではありません。

資格試験として、他の資格試験との比較も難易度を測る大事なポイントです。
一般的に合格までの勉強時間が150時間から300時間といわれています。
通信教育会社などが設定している勉強時間ですが、初学者を基本として算出している数字です。
しかし、FP2級は受験資格を見た時に、完全に未経験で知識がない初学者を対象にしていないのがわかります。
その前提条件から勉強時間を測らなければいけません。

勉強時間が近い資格試験として、宅建があります。
宅建は300時間必要といわれており、FP2級よりも難しいという位置になるでしょう。
FP1級になると500時間を超えてきます。
簿記2級が通信教育などを使った場合に250時間から350時間が設定されるため、同じような難易度であると判断できるでしょう。

FP2級とFP3級の難易度比較

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FP2級の下位資格に当たるFP3級の内容と比較すると、難易度がもう少し見えてきます。
実際に試験範囲の大半は3級とかぶっており、実施されている科目も同じです。

FP3級が60%近い合格率を示すのに比べ、FP2級は学科が30%台まで落ちます。
かなり合格率が落ちているように見えますが、そもそも国家資格で合格率が30%台もある資格はかなり珍しい存在です。
実技試験に至っては50%前後の合格率を出すのですから、そもそもそこまで高い難易度ではないと言えます。

FP3級はファイナンシャルプランナー試験の入門的な位置の設定で、半数以上の人が合格します。
それに比べると、FP2級はかなり難易度が上がることは間違いありません。
ただし、公表されているFP2級の合格率の中で、FP3級を経由して来た人の数は公表されていません。
FP2級のベースになるのはFP3級の知識であり、その上位資格として存在する以上、本来は受験資格として経由しすべきですが、他の受験資格も存在するのです。
そうなると、本当に知識を身につけてきて受験しているかどうかが判別できません。

FP2級の受験にとって大事なFP3級の存在ですが、試験の内容を見てもそのな色の違いがわかります。
FP3級では語句の暗記が中心であり、マルバツ問題で答えるなど、答えの選択肢が少ないため偶然でも正解を拾える可能性が出てきます。
FP2級は4択になるため、知識を深めなければ答えられません。

範囲としてみた時には、FP3級が個人をターゲットにしているに比べ、FP2級は企業も含めて助言することを想定しています。
これが大きな違いとなって現れてくるのです。

個人をターゲットにしている場合には、身近な存在でわかりやすい部分が出てきますが、企業を相手に助言するとなれば、組織したいが違います。
相談される内容にも差が出てきますし、企業体系による知識も持たなければいけなくなります。
法律が関わってくる部分もあり、試験科目はほぼ変わらないものですが、範囲ははるかに塩があるのです。
そのため、難易度を比較すると、FP3級よりもFP2級の方がはるかに難しくなります。

それでも、FP3級の知識の上乗せで対処できるというのが大事なポイントになるでしょう。
単純にFP2級が難しいというよりも、FP3級の知識を持って臨めば、難易度のカバーができる資格となっているのです。

FP2級と難易度と高卒

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FP2級にはいろいろな人が挑戦しています。
受験資格の中には学歴は存在せず、これまでの経験や取得してきた近くに寄って受験できる形をとっているからです。
仮に高卒であっても、FP2級に受験はできます。
もちろん、受験資格を満たさなければならないため、色々な経路を辿らなければいけませんが、高卒だからといってFP2級が取得できないわけではありません。
問題はFP2級の知識に対して高卒で対処できるかどうかになってきます。

結論から言えば、努力次第です。
誰でも努力すればFP2級に合格できます。
難易度としても、努力次第で克服できるレベルです。
大事なことは、しっかりとした知識を身につけてチャレンジするところにあります。

高卒でも、その後どのような経験をしてきたかにより、FP2級に対する難易度に違いが出てきます。
高校を卒業してから、保険業務などについていれば、FP2級に対応しやすい知識を持っているでしょう。
そうなれば何も問題はありません。
金融業界に関しても同じです。
これまでの経験があれば、FP2級は十分に対応できる難易度になっています。

これまでFPに対応するような業務についてこなかった場合、FP2級の難易度は決して低いものではなくなってしまいます。
これは高卒でも大卒でも変わりません。
学問として習うような内容は少なく、FPの試験は専門的な知識が求められる問題が多くなるからです。
会計分野などを勉強をしてきた場合には、一定の知識が役立ちますが、それでも試験範囲の中で限定的な内容に終始します。
もっと細かな内容まで勉強しなければ、合格するのは難しくなるでしょう。

FP2級の勉強自体を高卒でもできるかどうかとなれば、判断できないような内容は出てきません。
高校を卒業できたのであれば、テキストなどを読んでも理解できる範囲なるはずです。
例えば法律に関しても、専門的な知識を有していなければ理解できないような内容ではありません。
1から始めたとしても十分に対応できる内容になっているので、高卒であっても難易度的にFP2級の合格を目指せるでしょう。

FP2級の難易度と勉強法

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FP2級に合格するためには、難易度に合わせた勉強法を考えていかなければいけません。
基本となるのはFP3級になるのは、そもそも試験範囲が同じだからです。
中心となる知識はFP3級から得られるため、まずはしっかりと身に付けることからスタートしなければいけません。
FP3級を徹底的に勉強をしていくと、FP2級の知識を上乗せするのが楽になるのです。
勉強の基礎が大切だということになるでしょう。

FP2級の勉強方法として大切なのは、本試験問題に慣れるところです。
例えばFP3級から勉強を始め知識を深めたのであれば、基礎的な部分は理解していると考えられます。

しかし、FP2級になると、FP3級のようなわかりやすい問題が出るわけではありません。
かなり長文になり、どこにポイントがあるのかを読み取らなければ答えられないのです。
これが4択のポイントで、読んでいる間に時間が足りなくなるような状況が生まれます。
知識だけを身につけていても対処できないため、本試験問題に慣れる必要が出てくるのです。
これが勉強法の重要ポイントになります。

本試験問題に慣れるためには、同じような形式の出題を繰り返して行くしかありません。
基礎的な知識はFP3級で得られるため、後は出題範囲に合わせた知識をプラスしていくことになります。
その時にも役立つのが、これまで行われてきた過去問です。
FP2級の過去問は色々と販売されていますので、これを繰り返していくのが一番の勉強法といっていいでしょう。

注意しなければいけないのは、法改正などにより中身が変わってしまう可能性がある点です。
過去問を使う場合には、最新のものを用意して繰り返していくのが大切です。
最新のものであれば、現在出題される範囲の法改正で対処されています。
新たに変更された部分があっても、現在のないように対応できるように書き換えられていますので、安心して勉強に使えるのです。

過去問を繰り返していると、似たような問題が出てきていることにも気がつくはずです。
FP2級では、頻出問題が存在しています。
まるっきり同じ問題が出ることはありませんが、かなり似たような内容が使われるケースが多いため、過去問を繰り返して理解度を深めるのは有効な方法となるのです。

まとめ

FP2級の難易度は決して高いものではありません。
国家資格としてみればかなり低い部類に入ります。
他の資格と比べても、飛びぬけて難しい部分などはありませんので、FP3級の知識をしっかりと身につけ、スタートしていくことが合格の近道です。