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独学でも大丈夫!?FP3級の合格率

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FP3級は、ファイナンシャルプランニング技能士の入門試験として位置づけられており、高い合格率を持った国家試験です。
多くの人が合格を目指していきますが、独学でも十分に合格できる範囲に入ってきます。
どのようにしたら、FP3級に合格できるのか、合格率の中に自分が入れるようにしていかなければいけません。

FP3級の合格率

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FP3級は、ファイナンシャルプランナーの国家試験です。
入門に位置づけられた資格試験でもあり、非常に高い合格率を示してきました。
学科試験と実技試験に分かれており、それぞれを合格率が出されています。

学科試験の合格率は、毎回70%を超える数値を出すほど高い合格率を持っています。
低くても50%を切るようなことがほぼなく推移しているのは、驚異的な数字と言ってもいいでしょう。
10人のうち6人から7人は合格するわけですから、資格試験としてみても驚異的な合格率の高さだと言えます。

FP3級の上位にあたるFP2級も学科試験では40%以上の合格率を見せて行きます。
しかし、1級になると、学科試験は10%を切るような高難易度に変わっていくのです。
これがファイナンシャルプランナー試験の特徴と言ってもいいでしょう。
2級までは多くの人がチャレンジできますが、最上位の一休は別格という形です。

FP3級のもう一つの試験である実技試験は、この試験の特徴的な部分を見せています。
制度がしっかりと整う前の段階から複雑な形だったこともあり、現在も国家資格と民間資格が入り混じっている状態です。
さらに実施団体も二つ存在するのは、制度の沿革に理由があります。
元々ファイナンシャルプランニング技能士と制度が出来上がる前に、別の資格と民間資格が存在していました。
制度を整えるにあたって統一することができず、現在のように二つの団体が実施しています。

二つの団体が実施していても、同じ問題を扱っていれば混乱はありませんが、FP3級は実技試験において問題が異なるのです。
会場も異なる場所が設定されるため、注意しなければいけません。
日本FP協会ときんざいに分かれていますが、この二つの団体の合格率を見ると、日本FP協会の実技は70%から80%、きんざいは60%から75%を示しています。
合格率に違いはありますが、どちらも高い数値であるのは間違いありません。
ただし、扱っている科目自体も違いますので、単純に合格率で見るだけではなく、自分が得意とする科目で受験する方がいいでしょう。

FP3級の合格率と勉強方法

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FP3級は合格率からもわかるように、入門に位置付けられた試験です。
毎回高い合格率を見せて行きますが、勉強せずに合格できるほど甘いわけではありません。
お金に関することの知識がなければ合格できない試験です。

FP3級の基本となるのは、知識を深めることよりも、基礎的な知識をしっかりと持つところにあります。
そのため出、題形式も学科試験はマルバツの二択と三択になっていたりするので、暗記できてしまえば、答えを求めるのは難しくありません。
理解を深める場合には、時間をかけて勉強をしていく必要がありますが、暗記であればそこまでの時間も必要なくなります。

実技試験は記述式ですが、何もを全て文章を書かなければいけないわけではありません。
空欄を埋めたり語群から選択したりする程度ですので、高い合格率が示すとおり、こちらも暗記しておけば対応できます。

問題はFP3級の物試験範囲の広さです。
非常に広い試験範囲を持っており、通常のテキストだけではカバーすることができません。
テキストなどを読んでも、全てはカバーできないため、合格することを中心に勉強していくことになります。
つまり、出題される問題の範囲は、ある程度決まっているということです。
この範囲を知るのが、FP3級の合格率に入るために大事な勉強方法と言えます。

FP3級の出題の基本は、実務に即した部分です。
出題形式も定型化されているため、あまり心配する必要がありません。
そこで必要となるのは、過去問からの対策となるでしょう。
過去問であれば、これまで出題された内容が分かるからです。

過去問を繰り返していると、頻出問題が見えてきます。
いくら範囲が広くても、出題には傾向が存在し、似たような問題が必ず出てきています。
この問題をしっかりと押さえていれば、必然的に点数が取れるようになるのです。
これはFP3級に限らず、資格試験の基本的な勉強方法といえます。

過去問も数回解くのではなく、数年分を徹底的に繰り返していく必要があるでしょう。
何度も繰り返して解いているうちに、知識もしっかりと身についてきます。
分からないことをテキストで調べるといった方法をとれば、苦手な部分を克服できるようになるのです。
FP3級は入門にするため、そこまで難しい問題が出たりはしません。
いくら範囲が広いとはいえ、内容的な限界はあるのですから、過去問を使ってしっかりと押さえて行けば合格できるのです。

FP3級の合格率を引き上げるテキスト

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うかる!FP3級速攻テキスト 日本経済新聞社

色々なFP3級用のテキストが出ていますが、わかりやすく作られているのが特徴です。
心理的に影響することを考え、非常に大きなフォントを使っているので、わかりやすく安心感があります。
過去問も掲載されているので、同時に勉強できるのが効率的な方法です。
間違えやすいポイントなどもしっかりと乗せられていますし、頻出問題も書いてありますので、初めてFP3級の勉強をするときにもぴったりでしょう。

みんなが欲しかった!FPの教科書 3級 滝澤ななみ

FP3級のテキストとして定番となってきたのが、この一冊です。
非常にわかりやすく作られているのが特徴で、初めてFP3級の勉強をする人にも負担にならないような作りになっています。
高い人気を誇っているテキストなのは、単純に読みやすいだけではありません。
必要となるポイントを押さえてあり、これだけでも合格できるほどの内容を持っているからです。
このテキストを基本とした問題集も発売されているので、一緒に使えばさらに勉強しやすくなるでしょう。

スッキリわかるFP技能士3級

資格学校として有名なTACのFP3級のテキストで、セットで問題集も出ています。
分かりやすく作られているだけではなく、資格学校としてどのような方法をとれば理解できるのかを熟知した上で作成されているテキストです。
理解度を深めやすい作りになっているだけではなく、必要なポイントを的確に抑えているので、合格を目指して勉強できます。
回り道をしないような内容なので、知識を深めるするといった目的ではなく、あくまでも合格を目指すためのテキストと考え使うのがは大切です。
問題集も過去問と予想問題をプラスして販売されているので、一緒に使うと効率的に勉強できます。

一発合格!FP技能士3級完全攻略テキスト ナツメ社

ちょっと変わったFP3級用のテキストで、文字だけではなく漫画で構成されているのが特徴です。
漫画で出来上がっているので、ひたすら勉強しなければいけないといった意識ではなく、もっとライトにFP3級の知識を身につけられます。
2か月で合格を目指すという表題の通り、効率的な勉強を目指しているテキストです。
別冊が付いており、重要ポイントを明確化しているので、同時に活用していくのがいいでしょう。

FP3級の合格率から見る独学での成功

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FP3級の合格率を見ると分かりますが、ほとんどの人が合格できるようなら難易度を持っています。
忘れてはいけないのは、仮に70%の合格率があるとしても、30%の人が落ちているのです。
これが大きな落とし穴なのを忘れてはいけません。

FP3級は独学で合格を目指す資格試験です。
通信教育を使って勉強する方法も有効ですが、かなりの費用がかかるでしょう。
その点で、独学であればテキストや問題集代だけで済みます。
もし勉強の仕方が分からないといった状況であれば、通信教育や講座を利用する方が確実です。
それでも基本は独学で進められる資格試験なので、テキストが過去問をしっかり読み対策するのが基本的なスタンスとなります。

合格率から考えてもほとんどの人は合格しますが、3割の人がはなぜ合格できないのか考えてみる必要があるはずです。
これらの人の多くは、勉強が不十分だったのが考えられる原因です。
高い合格率を示している試験だから、そこまで勉強しなくても合格するだろうと思うのは、やはり慢心と言っていいでしょう。
全く知らないような内容を持つ資格試験だったりすれば、どんなに高い合格率を示していても受かるほど甘くはありません。

金融などの知識を持っていたとしても、試験となるとまた別問題です。
どんな出題になるのか、答えを導き出す方法がわかっていないと、点数は取れないことも出てきます。
練習不十分で、試験に対応できないという問題も同じです。
いくら勉強していたとしても、本試験がどのような形なのかを知らなければうまく時間が使えないという状況が生まれます。
時間配分がうまくいかずに、最後まで答えられなかったりすれば、不合格の30%に入る可能性が高まるのです。

過去問を使って練習したりするのは、頻出問題を追いかけるだけではありません。
実際の試験になれると言う大きな目的がありますので、FP3級は合格率の高い試験ではありますが、何度も繰り返して本番に備えるのが大切です。

まとめ

FP3級の試験は高い合格率を持っているのは間違いありません。
受験資格もなく、多くの人が受験しているのにも関わらず、ここまでの合格率を示しているのは確かに難易度の低いことを示しています。
それでも不合格の人がいる状況を踏まえて勉強していかなければ、合格できない可能性が出てくるのを理解しておきましょう。