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CFPの意味とは?CFPはどんな人が取得すると意味があるのか?

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CFPはファイナンシャルプランナーの1つですが、どんな意味の言葉なのでしょうか?また、FP資格を取得するにあたり、CFPを取得する意味とはどんなものがあるのでしょうか。

CFPの意味とは?

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CFPとは、「Certified Financial Planner(サーティファイドファイナンシャルプランナー)」の略で、民間資格になります。CFPの「Certified(サーティファイド)」とは、「認定」「保証された」「公認の」という意味があります。CFPは、日本FP協会が認定する民間資格ですが、もともとはアメリカのCFPボードという団体が認定したファイナンシャルプランナーの資格です。1992年に日本FP協会とCFPボードが業務提携したことにより、日本でも展開されるようになった民間資格になります。

また、CFPはAFPの上級の資格であり、FPの中でも最上位に位置するFP技能士1級とも同レベルの資格です。CFPの意味を一言で説明するのであれば、「国際的に認定された上級レベルのファイナンシャルプランナー資格」になります。CFPは、他のFP資格とは違い、日本を含むアジア、北米、ヨーロッパ、オセアニアなど、世界24カ国に導入されている世界的に認められている資格です。

CFPは、4E(教育・試験・経験・倫理)と実務経験を指針とした「6ステップ(金融資産運用設計、不動産運用設計・ライフプランニング・リタイアメントプランニング、リスクと保険、タックスプランニング、相続・事業継承設計の6課目)」をクリアすることで資格取得をすることができます。CFPの資格を取得することにより、日本国内だけでなく、世界の導入国において業務をすることが可能です。このようなことから、CFPは、世界共通水準のファイナンシャル・プランニング・サービスを提供することができるFP資格であると言えるでしょう。

CFPを取得する意味がある人

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CFPはまだ日本ではあまり認知されていない資格ですが、母国のアメリカにおいては、医者や弁護士などと同格に位置するとても認知度の高い資格です。そのため、アメリカでCFP資格を取得することができれば、仕事や生活面において有効かつ意味のあることだと言えます。

また、CFPは1級FP技能士と同レベルではあるものの、1級FP技能士よりも資格取得が困難です。しかし、それでもCFP資格を取得する意味とは、やはり国際的に活躍をしたいか否かという点です。CFPは世界でも導入されている資格であることから、日本以外の国でもCFP資格を活用して仕事をすることができます。それに対し、1級FP技能士は日本の国家資格ではあるものの、海外で仕事として活用する際には、あまり意味をなさない資格です。

他にも、CFP資格を取得することに意味がある人は、独立開業志願者です。CFPは、ファイナンシャルプランナーにおいてより専門的な知識を持つという意味合いの上級資格なので、独立開業する際にもとても有効であるからです。同様に、CFPと同じレベルである1級FP技能士も独立開業する場合に有効な資格ですが、国際的に認められている資格ではないため、国内のみでしか活用することができません。

このようなことから、今後活動の幅を海外に広げたい人や、これからの時代に合わせてクライアントも外国人を対象として見込みたいという人の場合には、CFP資格取得には大きな意味があると言えるでしょう。

CFPを取得しても意味がないのか?

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「CFP資格を取得しても意味がない」と言った意見も一定数見かけます。CFP資格を取得しても意味がないという意見は、CFP資格の必要性がなかった人たちです。なぜかというと、CFPはFP技能士に比べ、資格取得から資格を保持するために費用がかかるからです。そのため、CFP資格取得や資格維持にかかる費用を回収できるくらい仕事に活用することができなければ、意味がないどころか大きな出費となってしまうからです。

CFPは資格を取得するだけでも、簡単に見積もっておよそ80,000円ほどかかります。CFP受験費用や日本FP協会入会費、年会費を合わせると初年度はおよそ60,000円、CFP受験に必要な条件である2級FP技能士受験費用が8,700円、AFP受験費用が10,800円などがかかるからです。さらに、CFPには年会費や継続教育費などが毎年必ずかかります。

これらの労力や費用をかけても、それ以上のリターンが見込めるかどうかが、CFP資格取得において意味があるかどうかを分けるポイントになります。そのため、もしもCFPの資格取得にかかる労力や費用が、資格取得後に回収できないと思う場合には、意味がないので今一度検討し直すことをおすすめします。また、ただ単に資格を取得することに意味があると思っている人の場合には、CFPよりも費用のかからないFP技能士がおすすめです。

CFPは労力も費用もかかるため、資格を取得するということのみを重要視している人向けではありません。CFP資格取得後にも、資格を活用して生活や仕事を充実させていくといった目的や目標がない場合には、意味をなさない資格です。その点、FP技能士であれば、資格取得後は一生涯保持できるものであるため、資格を取得することに意味があると思っている人には最適です。

ただし、CFPと同レベルの1級FP技能士の場合には、やはりそれなりに時間も費用もかかるため、ただ資格取得だけのためにチャレンジするには意味がなく不向きです。資格取得だけを目標としている人の場合には、2級FP技能士の資格取得を目指すことをおすすめします。3級FP技能士の資格の方が難易度も低いので取得しやすいですが、履歴書などに資格として書くまでには至らないレベルの資格なので、あまりおすすめできません。資格を持っていることをアピールしたいのであれば、2級FP技能士以上のFP資格が必要です。

このようなことから、資格取得と保持を目的としている人の場合は、CFP資格よりも2級FP技能士の資格を取得した方が意味があります。合わせてCFPの資格を活用する自信がない人も、2級FP技能士の資格を取得することをおすすめします。

CFPを取得しても意味がない理由

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CFPを取得しても意味がないと言う理由は、CFPを取得して意味がある人とは反対に、海外は視野に入れておらず、クライアントも日本人のみに絞るという人の場合です。このような人の場合には、CFP資格取得は困難な上に得られるものが少ないため、あまり意味がありません。なぜなら、CFPはAFP資格を取得してからでないと、受験することができません。また、AFP資格は2級FP技能士の資格を取得していなければ、認定登録をすることができません。

このように、CFP資格を取得するには、その前段階でいくつもの資格を取得する必要があります。CFP資格に重要性を感じることができない人にとっては、意味がないどころか無駄な時間を消費するだけになってしまう可能性があります。CFP資格はFP資格の中でも上級に位置する資格であり、国際的に認められたプロフェッショナルなファイナンシャルプランナーしか保持することができない資格です。そのため、このようなCFP資格の肩書を活用できる人でない限り、ただの宝の持ち腐れとなってしまい、意味をなしません。

また、CFPに限らずどんな資格でも、「資格取得をするだけ」では意味がありません。CFPの資格は、FP資格において上級レベルの資格ですが、日本においては認知度が低いため、資格取得をしただけですぐに活用できるということはありません。そもそもファイナンシャルプランナーには、専門分野がなく、独占業務もありません。そのため、自分自身で資格の活用法を考える必要があります。このような現状があるために、CFPや1級FP技能士の資格受験には、実務経験があることが受験要項になっているのでしょう。

このようなことから、CFPはすでにファイナンシャルプランナーとして仕事をしている人、もしくは職務にてFP資格を活用できる企業に勤めている人以外には、取得してすぐには意味をなさない資格です。そのため、まずは自分がCFPの資格を取得して、今すぐ活用できるような状態であるかどうかを確認することが大切です。CFP資格取得後に、どのように活用していけるかを、自分なりに予測できる人であれば、CFPの資格取得をすることは意味があります。

まとめ

CFPとは、「Certified Financial Planner(サーティファイドファイナンシャルプランナー)」という日本の民間資格の略です。CFPの「Certified(サーティファイド)」とは、「認定」「保証された」「公認の」という意味の言葉になります。そのため、CFPとは「国際的に認定された上級レベルのファイナンシャルプランナー資格」という意味合いの資格であると言えます。

CFPは資格取得をするにあたり、試験の難易度の高さや費用が多くかかることから、取得しても意味がない場合があります。現在日本において、CFPの認知度はアメリカに比べると低く、CFP資格だけを持っていたとしても、活用することが難しいからです。そのため、すでに仕事でファイナンシャルプランナーをしている人や、職務にてFP資格を活用できる企業に勤めている人以外には、意味がない可能性が高いでしょう。

このようなことから、CFPの資格を取得して意味がある人とは、現状よりも仕事の幅を広げ収入を増やすために、CFP資格を活用することができる人であると言えるでしょう。