ホームページを作成する費用は何によって異なるのか。詳細に解説!
2021.05.30
HP作成ホームページを作成する際にかかる費用は、サイトの規模や作成する目的により大きく異なります。
また、ホームページの作成を依頼する制作会社により費用が異なりますので、見積もりを2~3社から取り見比べることをお勧めします。
そこで今回は、ホームページを作成する時に発生する費用を作成費と運営費、そして維持費の大まかな項目に分けて説明していきます。
目次
作成するホームページの規模が異なると費用も異なる
ホームページ作成費用の違いを、サイトの規模に分けて見てみましょう。新規で自社サイトを制作会社に依頼する際は、ほとんどのクライアントは小規模から始めるようです。
その後、需要と目的に応じて規模を拡大していくことが、費用を抑えるポイントだと考えられます。
小規模サイトの作成費用
小規模サイトは、自社のことを知ってもらう目的で作成する企業が多く、コンテンツも会社情報やサービス・製品情報の概要がメインとなります。
営業で自社サイトのURLを記載した名刺を交換し、その後の自社情報をホームページで提供する具合です。相場料金は¥400,000~¥600,000程となります。
自社の情報を掲載することが目的ですので、自社で担当を置かない場合はCMSを導入せず制作会社に依頼することで費用を抑えられます。
中規模サイトの作成費用
中規模サイトの場合、リニューアルが前提です。自社サイトを所有している企業がサイトをリニューアルするケースが多いからです。
中規模サイトになると、盛り込む内容が多くなり採用情報等を掲載するなどコンテンツも多くなります。そのため、カテゴリーやページテンプレートの最適化が必要となり、かかる費用を左右します。
WordPress等のCMSを導入することで制作会社に依頼せずコンテンツを更新する方が便利です。相場料金は¥800,000~¥1,200,000程となります。
大規模サイトの作成費用
大規模サイトは、多くのブランドを取り扱うことが前提ですので、サービス情報や製品情報が多くなりCMSで管理する場合が増えてきます。
大規模サイトはサイトリニューアルのほかに、関連会社との統合リニューアルがあります。相場料金は¥1,500,000~¥5,000,000程となります。
また、セキュリティを強固にする必要がありますので、Wordpress以外のCMSを導入する場合が多く、更に費用が追加される可能性があります。
業界別にみる!ホームページの作成費用の違いとは?
ホームページ作成費用の違いを、クライアントの業種に分けて見てみましょう。画像を重視するべきサイトや、予約システムを重視するサイトなど特徴が分かると思います。
費用を抑えるポイントは、自社で用意できる画像を含めたデータは自社で用意することのようです。また、費用を抑えようとして品質の低いサイトを作成するのでは、コストパフォーマンスが良くありません。
飲食業界
飲食業界のホームページにはメニューの画像が必要であり、食べてみたくなる画像が必須です。プロのカメラマンに依頼した場合、リニューアルしてもメニューが同じなら、そのまま利用できますので注力したいポイントです。
また、飲食業界のサイトは新規でもリニューアルでも費用が大きく変わることがありません。メニューのページが同じレイアウトで製作しやすいため安価になる傾向があるからです。相場料金は¥500,000~¥1,000,000で、コンテンツは30ページ程度となります。
美容業界
美容業界のホームページには画像と予約システムが欠かせません。美容院の場合、画像データを専属のカメラマンから制作会社に提供してもらうことで費用を抑えることができます。
エステサロンでは店内の画像もホームページに掲載するため、美容院より画像に費用がかかります。予約システムは、新しく開発すると費用がかかりますので既存のシステムサービスを取り入れましょう。相場料金は、¥400,000~¥800,000程です。
医療業界
医療業界のホームページは、クライアント側の力の入れ具合で費用が異なります。サイトの運営に力を入れる担当者がいるとコストが少なく済みます。
逆に、サイトの運営に積極的でないならば、コンテンツ制作に必要な資料や文章が制作会社へスムーズに提供されないため、手間が増えコストがかかります。
担当者を決めておくことでコストパフォーマンスが良くなります。相場料金は、¥500,000~¥1,500,000程です。
教育業界
教育業界のホームページを作成する費用は、必要となるコンテンツがどの様なものかで異なってきます。画像の枚数や、提供するサービスの概要をどれくらい詳しく盛り込むかが重要です。
体験入学の募集を反映させる手段など、クライアント側の要求が多ければ多いほど費用がかかります。相場料金は、¥500,000~¥1,500,000程です。
ECサイトは費用が別格!
ECサイトの作成にかかる費用は、どの様なシステムを利用するかで異なります。プラットフォームを利用した場合でも、相場料金は\3,000,000~と高額になります。
プラットフォームを利用せずにオリジナルのECサイトを作成すると、¥10,000,000以上かかる場合もあり光学にならざるを得ません。
費用を抑えるためにネットショップ構築サービスを利用することも可能ですが、月々の利用料金が発生しますし、コンテンツが限定され自由に運用することが難しいことが難点です。
ホームページ作成の費用はどのパーツを重要視するかで異なる
ホームページ作成費用の違いを、各々のコンテンツで分けて見てみましょう。もちろん、制作会社にセットで発注する方が費用は抑えられます。
ここでは、自社サイトができた後のコンテンツの追加費用だと思ってください。
ランディングページ制作
ランディングページはネット広告から自社サイトにリンクするように作成されたコンテンツです。マンガを取り入れると高くなるなど、ランディングページに掲載される内容によって費用が変わってきます。
トップページ制作
トップページは、サイトのデザインコンセプトから全部をデザインするため、少々、割高に
なります。PC用とスマートフォン用では、費用が異なり、PC用は¥50,000~¥130,000で、スマートフォン用では¥40,000~¥100,000です。
PC用のデザインをスマートフォンに対応すれば費用を抑えられますが、最初から両方をまとめて発注することも可能で質の高いトップページができるでしょう。
バナーデザイン・ロゴデザイン
バナーデザインは、動くバナーなどの場合、費用が高くなりますが、リサイズなどは半分の費用となるなど金額に幅があります。長さや使用する素材、ページの構成などによって費用が変わります。
ロゴデザインも、かかる費用に幅があり、簡単なものからコンセプトのしっかりしたものまで、¥30,000~¥150,000ほどかかります。
発注する時点で、デザイン制作の目的やコンセプトを明確に制作会社へ伝えることが重要です。バナーデザインは¥50,000~¥50,000、リサイズは¥5,000~¥20,000となります。
パンフレット・チラシ・ポスターなど
パンフレットの1ページ目に¥80,000~¥150,000ほどかかり、テンプレートが決まれば2ページ目からは¥20,000~¥40,000で済ませられます。
チラシについては、テンプレートを用意している制作会社に発注すれば費用が抑えることも可能です。ただ、印刷物はWebコンテンツと違い修正が効かないので事前に制作会社とすり合わせをしておきましょう。
ホームページを作成した後にかかる運営費用とは?
ホームページを作成した後にも費用が発生します。最低限、支払わなければならない費用がサーバーとドメインについての料金です。また、ホームページを作成したままではユーザーは飽きてしまいますし、古い情報を新しくすることも大事なのです。
ホームページを作成した後、公開するためにサーバーとドメインが必要となります。ホームページを公開している間にかかる最低限の費用がサーバーとドメインの料金です。サーバーは月額で数百円から数千円かかり、ドメインは年額で数千円かかります。
ホームページの管理費がかかる
ホームページの作成を依頼した制作会社に、サーバーやドメインの管理をしてもらったり、ホームページのコンテンツを修正・差し替えをしてもらったりする費用が管理費です。
管理費の料金相場は月額で数千円から数万円かかります。
ホームページの運用費がかかる
ホームページを作成・公開した後にかかる費用が運用費です。いわば、ホームページを育てるためにかかる費用と考えてください。例を挙げるならば、ホームページに集客するためSEO対策をすることなどです。
ホームページを作成した後にかかる追加費用とは?
ホームページを作成した後にかかる費用を見てみましょう。Webならではの項目ですが、サイトを活性化できるかどうかが、かかっている重要項目です。
SSL対応設定を追加したらかかる費用
SSLに設定にかかる費用は、多くて¥100,000ほどです。レンタルサーバーを利用すれば、無料で済みますが、セキュリティを強化したいならば有償のサービスを利用することをお勧めします。
SEO対策にかかる費用
ホームページのコンテンツを目にしてもらうために欠かせないことがSEO対策でしょう。コーディングのなかで実装する場合もありますが、さらに強力にしたい場合はSEO対策のコンサルタントを別途費用で依頼する場合もあります。
アクセス解析かかる費用
ホームページへのアクセス数をはじき出し、簡単な報告書を作成してもらったり改善案を提示してもらったり、コンサルタントを依頼するための費用です。アクセス解析にも広さや深さがあり、状況に応じて料金が異なってきます。相場料金は¥50,000からです。
まとめ
今回は、ホームページ作成にかかる費用を紹介しました。
作成費用は制作会社によって異なること、業界によって異なること、そして、ホームページのパーツの単価を説明しています。
また、ホームページを一式で発注する場合と、各パーツ部分をセレクトしオリジナルで発注する場合では、同じページ数でも費用が違いますので、参考にしてください。