ホームページの作成を制作会社に依頼する上で重要なこと
2021.05.29
HP作成「自社にホームページがない」、「これからホームページを用意したい」と思いながらも、自社にホームページを作ることができる人材がいなかったり、制作会社に依頼するのが不安だったりとなかなかあと一歩が踏み出せないような方は多いと思います。ホームページの作成方法は、いまやインターネットで調べると多くの情報が出てきますので、一から学びながら自分で作成することもできます。とはいえ、日々の業務に追われる中で一からホームページを学びながら作成するのは非常に労力がかかるものです。
そこで重要になってくるのがホームページの作成を業者に依頼するという手法です。上記のように労力がかかるものですので、自社でホームページを作成する会社は非常に少なく、ホームページを持つ企業のほとんどが制作会社に依頼しています。ホームページ制作会社ですら自社のホームページを他の業者に依頼することもあるくらいです。
ホームページ制作を業者に依頼する大きな理由は、工数の軽減もありますが、一番は魅力的で効果的なホームページを作ることができる点にあるでしょう。自社の商品やサービスを魅力的に伝えることができ、且つ集客やコンバージョン(商品の購入やサービスの申し込み、資料請求など)につながるホームページにすることができます。
ただ一方で、このホームページを作成する業者は、ホームページを作成する需要の高まりにあわせ、数が非常に増加しています。インターネットで「ホームページ 作成」や「ホームページ 作成 依頼」と検索すると、非常に多くの会社が表示されているかと思います。このような中で、自社の要望にマッチした業者を選定するのは至難の業となります。
今回は、ホームページの作成を依頼する際に、数ある業者の中からどういった観点で選定するとより効果的なのか、ホームページの作成を制作会社に依頼する上で重要なことを紹介します。
ホームページの作成をする会社とは?
インターネットで「ホームページ 作成」と検索すると、非常に多くの制作会社が表示されています。各ホームページ制作会社は、それぞれの強みや特長をホームページ内でアピールしていますが、それぞれの違いがいまいち分からず、どれも同じように見えることもあるでしょう。その結果、特に意識せずに「なんとくなく雰囲気がよさそうだから」「社長の付き合いがあるから」「お金が安く済みそうだから」といった形で安易にホームページ制作の依頼先を決めてしまうこともよくあります。
また、「ホームページ 作成 依頼」などとインターネットで検索すると、いくつかの会社を比較した比較サイトと呼ばれるものも多く上位表示されています。比較サイトでは、各ホームページ制作の特長や金額が分かりやすく紹介されていますので、このような中から一番推されている会社に依頼しようと思う方も多くいます。ただ、このような比較サイトは、紹介することで報酬を得るような形で、意図的に依頼されやすいように紹介しているケースもあります。そのため、客観性や公平性では疑問の付く場合もありますので、注意が必要です。
ホームページを作成する会社を選ぶ上で重要なこと
では実際にホームページの作成を依頼する場合にはどういったところに注目して比較すればいいのでしょうか?ホームページを作成する会社を選ぶ上では、ポイントはいくつもありますが、大きくは以下のような要素をもとに選定すると効果的です。ホームページの制作会社では、多くの場合自社のサイトの中で制作実績を紹介しています。逆に制作実績がないホームページ制作会社は実績が少なかったり、実績が弱い可能性がありますので注意しましょう。その制作実績をもとに以下の要素を参考にしてみてください。
① デザイン性
デザイン性とは、その名の通り見た目の印象となります。カッコいい、キレイ、安心する、最新な感じなど、主観が関わる部分でもあります。ただその中でも、文章や言葉の表現を意識しているのか、写真やイラスト、動画などにこだわっているのかなどをチェックいただくと効果的です。
② ユーザビリティ性
ユーザビリティとは、ホームページがユーザーにとって使いやすい作りになっているのかということです。お客様が知りたい情報や欲しい商品などがすぐ見つかる構成になっているのか、申込みのフォームなどにも注目してみるといいかと思います。また、スマートフォンでの見た目はどうかという点も考慮するとより良いでしょう。
③ 集客性
集客性とは、お客様が自然と集まるコンバージョンにも繋がりやすい作りになっているかという点です。いくらカッコよくてキレイなホームページであっても、お客様がみてくれたり、そこから購入などしてくれないと意味がありません。集客という点では、SEO対策に力を入れているかという点も重要な要素です。
④ 人間性
最後に人間性です。これはホームページを作成する会社の担当者との相性にもなります。その担当者が自社の思いをキチンと汲み取ってくれ、一緒に良いホームページを作ろうと感じてくれているかという点も非常に大事になります。ホームページの作成を依頼した場合、1回だけの打合せで終了することはまずありません。定期的に何度も打ち合わせを重ね、お互いの齟齬を無くす作業を繰り返し行います。そのため、こちらの意図をしっかりと把握してもらえる担当者というのが大事になります。
上記に加えて、別途重要な予算というものがありますが、予算を意識しすぎて上記のいずれかを疎かにしてしまいますと、かえって意図と違うホームページが出来上がってしまい、修正費用や追加費用が発生し、結果予算オーバーしてしまうことにもなりかねません。
自社の要望をスムーズに形作り、効果的なホームページの作成を行う上でも、このような点を意識しながら依頼する会社を選定しましょう。
自社の要望をキチンとまとめておきましょう
ホームページを作成する会社を選定する上で大事なポイントにつきまして、先ほど紹介しましたが、いきなり漠然と上記のような4つのポイントをもとに選定するのは難しいかと思います。また漠然と依頼先のホームページ制作会社を探すだけでは、自社にとって効果的なホームページの作成にはつながりません。ホームページを作成するには、まず自社の要望をキチンとまとめておく必要があります。この部分がはっきりしていないと、いくら優秀なホームページを作成する会社を選定したとしても、効果を発揮することができず宝の持ち腐れで終わってしまうことも多くあります。
基本的に、ホームページを作成する上で事前にまとめておきたい要素は以下になります。
・そもそも何のためにホームページを作るのか?
・自社の商品やサービスにおける特長はどこにあるのか?
・その商品やサービスのターゲットはどういった方か?
・競合となる会社はどこで、その競合と自社とではどこに違いがあるのか?
・ターゲットとなるユーザーにホームページでどのような訴求をしたいか?
・ホームページに訪れたターゲットとなるユーザーには、その後どういったアクションをしてもらいたいか?
・ホームページはいつまでに公開させたいのか?
・予算はいくらくらいか?
等々となります。これらはほんの一部ですので、ここから自社の思いをより細かくまとめ、ホームページの作成に落とし込んでいく必要があります。この内容がしっかりと自社の中でまとまっていないと、ホームページの作成を依頼する場合に、制作会社に上手く伝わらず、失敗につながってしまう可能性が高くなってしまいます。
このようなホームページを作成する前段階でまとめる要望書のことをRFP(Request For Proposal:提案依頼書)と呼びます。このRFPがホームページの作成、またホームページの作成を依頼する場合には必要不可欠になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ホームページの作成を依頼するにあたって、どういったところに注意して行えばいいのか、そのポイントについて一部紹介しました。
自社でホームページを一から作るのは非常に大変です。また数多く存在するホームページを作成する会社の中で、どこに依頼するのが効果的なのか、その参考にいただければ幸いです。