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FP3級の試験合格に必要な勉強時間は?勉強方法も詳しく解説

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FP3級を取得するには、どのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。FP3級の試験合格に必要な勉強時間や勉強方法を解説します。

FP3級の試験合格に必要な勉強時間はどれくらい?

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FP3級とは、「ファイナンシャル・プランニング技能士3級」のことで、一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)と特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)の2つの団体が実施している国家資格です。FPには、1級、2級、3級と3つの段階があり、FP3級はその中でも一番難易度が低いものになります。そのため、FP3級は国家資格の中でも、比較的取得しやすい狙い目の資格です。

 

FP3級に合格するために必要な勉強時間は、一般的に30〜150時間程度が目安であると言われています。そのため、この目安の勉強時間を自分が取得したい期間で割ることにより、1日に必要な勉強時間を算出することができます。たとえば、FP3級を「2ヶ月で取得したい」という人の場合には、「150時間÷60日=2.5時間」となります。そのため、FP3級の試験合格に必要な1日の勉強時間は「2.5時間」ということがわかります。

 

ただし、この時間はあくまでも「目安」であるため、それぞれの環境や状況など、人により異なります。そのため、FP3級に必要な目安時間よりも多く必要になる方もいれば、逆に少い勉強時間で済む方もいるでしょう。このようなことから、FP3級の試験合格に必要な勉強時間は人により異なりますが、1日2時間程度勉強が可能であれば、およそ2〜3ヶ月ほどで十分達成することができます。

FP3級は勉強時間が少なくても合格できる!

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FP3級は、合格に必要な勉強時間がさほど多くないため、勉強方法によっては時間をかなり短縮することができます。そのため、FP3級を最短で取得したいという方の場合には、「試験内容の特徴」をおさえた勉強をすることにより、勉強時間を短縮することが可能です。FP3級の試験内容の特徴は、「出題パターンがほぼ同じ」「学科試験の問題は二択or三択問題」「合格ラインは全体の6割」の3つになります。

 

そのため、FP3級を最短で取得したいという方の場合には、これらの3つの特徴をおさえた勉強をすることにより、大幅に勉強時間を短縮することができます。また、FP3級は「学科試験」と「実技試験」の2つに分かれており、この両方に合格することでFP3級の資格取得が認められます。FP3級の試験においては、学科試験よりも実技試験の方が合格率が高いです。そのため、FP級の学科試験の内容を攻略することが、FP3級を合格するためにとても重要なポイントであると言えるでしょう。

FP3級の勉強時間を短縮する方法

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FP3級の勉強時間を短縮するには、「勉強方法を絞り込む」ことがポイントです。通常の試験勉強の場合には、はじめにテキストをまんべんなく読んで基本を理解し、その後問題演習などに移ります。しかし、FP3級に費やす勉強時間が限られている人や、最短で資格取得したい人の場合には、スタンダードな勉強方法で挑んでしまうと、時間がかかりすぎてしまいます。

 

そのため、FP3級の勉強時間を短縮したい場合には、「はじめから過去問を解いてみる」という方法をことをおすすめします。なぜなら、FP3級の試験内容の特徴は「出題パターンがほぼ同じ」であるからです。FP3級の試験内容は、毎回過去問とほぼ同じような問題が大半を占めるというという傾向があります。また、FP3級の合格ラインは「全体の6割」であるため、過去問とほぼ同じ問題を確実に解くことができれば、合格する可能性が格段に高くなります。

 

このようなことから、FP3級の勉強時間を短縮するには、まず最初に過去問から挑戦してみることです。過去問については、FP3級専用の問題集でも、きんざいや日本FP協会がHP上で無料提供しているものでも、どちらでも構いません。FP3級の過去問を解いていくうちに、試験の傾向も自然とわかってくるでしょう。FP3級の試験は、試験傾向をつかみ、ポイントをおさえた勉強をすることで、勉強時間の短縮が可能です。そのため、はじめから過去問を繰り返し解くことは、とても効率的であると言えるでしょう。

 

一度過去問を解いた後には、過去問でわからなかった部分を中心に、テキストに目を通してください。FP3級の過去問を解いた後に読む方が、自分で理解しにくい苦手な分野がわかるため、テキストを読む時間も短縮することができます。FP3級のテキストに目を通した後は、再度過去問と問題演習を繰り返しましょう。FP3級の勉強時間を短縮するには、問題をひたすら解きながら覚えていくことが、最善でもあるからです。

 

FP3級の過去3年分ほどの過去問を解いていき、間違えたところやわからなかったところをテキストで確認するということを繰り返していけば、自然と基礎知識が身についていきます。その際に、繰り返し間違う部分は自分の「苦手な分野」であるため、この分野を中心にFP3級の勉強時間を費やするようにしましょう。FP3級を合格するためには、苦手な分野を攻略することも大切であるからです。

 

このように、FP3級の勉強時間を短縮するためには、過去問を繰り返し解いて出題傾向をつかみ、問題や解答に慣れるという方法がもっとも最適であると言えるでしょう。FP3級は、毎年ほぼ過去問と同じような問題が出題されるので、似たような問題をすべて解けるように訓練することが勉強時間短縮と合格のための重要なポイントです。

FP3級の試験時間や内容

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FP3級は、難易度は低いものの、試験時間は意外と長めです。そのため、合格するためには忍耐力や集中力も重要であると言えます。FP3級は、学科試験と実技試験を別々の日に受験することが可能ですが、もしも両方同日に受ける場合には、ほぼ半日かかります。FP3級の試験は、午前と午後に分かれており、午前中は学科試験「120分(2時間)」のみで、午後に実技試験「60分(1時間)」が行われます。

 

FP3級の試験内容は、学科試験においてはきんざいも日本FP協会もどちらも同じ内容になります。FP3級の出題範囲は、「ライフプランニングと資金計画」「金融資産運用」「タックスプランニング」「リスク管理」「不動産」「相続・事業継承」の6つの科目・分野で、それぞれ生活をする上で関わりのあるものばかりです。FP3級の学科試験は、これら6つの科目の基礎がそれぞれまんべんなく出題されます。

 

FP3級の学科試験は、過去問を繰り返し解く勉強法をしていれば、似たような問題も多く出題されるため、合格するには十分な実力がついているはずです。FP3級の学科試験は、試験時間が2時間で、10時から12時までとなります。FP3級の学科試験は、6つの分野がまんべんなく出題されるため、実技試験よりも試験時間が長くなっています。しかし、FP3級受験者のほとんどの人は、試験時間があまることから、焦らず慎重に問題に取り組むようにしましょう。

 

FP3級の学科試験が終了した後の「12時〜13時10分」は、昼食の時間になります。もしも、午前中のFP3級の学科試験で試験時間が余った場合には、学科試験を途中退室し、お昼を早めに済ませてしまうことをおすすめします。FP3級の学科試験では、試験開始60分後から試験終了の10分前までは、途中で入退室をすることができるからです。そのため、FP3級の学科試験で時間が余った場合には、早めに退出し、午後の実技試験に備えて時間を有効活用するようにしましょう。

 

午後に行われるFP3級の実技試験は、きんざいと日本FP協会とで、試験内容がそれぞれに異なります。FP3級の実技試験は、きんざいでは「個人資産相談業務」と「保険顧客資産相談業務」の2種類があり、どちらか好きな科目を自分で選択することが可能です。きんざいのFP3級の実技試験の「個人資産相談業務」は、「ライフプランニングと資金計画」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業継承」で、「リスク管理」以外の5つが出題対象科目です。

 

きんざいのFP3級の実技試験の「保険顧客資産相談業務」は、「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「タックスプランニング」「相続・事業継承」の4つが対象科目となっており、「金融資産運用」と「不動産」の2つが対象科目外になります。これに対し、日本FP協会のFP3級の実技試験は「資産設計提案業務」のみになります。日本FP協会の資産設計提案業務は、きんざいとは異なり、出題範囲である6科目すべてが対象科目となっています。

 

このように、FP3級の実技試験は、きんざいと日本FP協会とで変わります。しかし、きんざいも日本FP協会も、FP3級は同じ試験内容で同価値の資格であることから、試験時間もすべて同じになります。

FP3級の勉強時間はきんざいと日本FP協会とで変わるのか?

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FP3級は、きんざいと日本FP協会の2つの団体で実施されていますが、「試験日・受験資格・試験時間・資格の価値」のいずれも同じです。しかし、FP3級の場合には、実技試験の問題や出題範囲が異なります。そのため、FP3級の合格に必要な勉強時間も変わるのかというと、実際にはそこまで差はありません。なぜなら、どちらも同じ資格であることに変わりはないため、難易度も同じであるからです。

 

ただし、FP3級の実技試験においては、きんざいの方が日本FP協会よりもややひねりのある問題を出題する傾向があります。また、FP3級の合格率は、きんざいよりも日本FP協会の方が合格率が高いというデータもあります。そのため、同じFP3級の試験であっても、きんざいの方が若干難易度が高い傾向があります。このようなことから、FP3級の勉強時間も、日本FP協会よりもきんざいの方がやや出題傾向を把握しにくいことから、増える可能性があるでしょう。

まとめ

FP3級の勉強時間は、一般的に30〜150時間であると言われています。そのため、1日に2時間程度勉強する時間があれば、およそ2〜3ヶ月程度で十分に合格する実力を付けることが可能です。ただし、FP3級の実技試験においては、きんざいと日本FP協会とで出題範囲や問題が異なるため、選ぶ科目によっては勉強時間が若干変わる可能性があります。