FP3級の資格試験を受験するには、過去問題集を利用するのが一番です。過去にどのような問題が出ていたのかつかむことができます。そこで今回は、FP3級の過去問題集を紹介します。勉強法や勉強期間も紹介していますのでぜひ参考にしてみてください!
目次
FP3級のおすすめ過去問題集
FP3級のおすすめ過去問題集を紹介します。ここでは、基本的にシリーズ化されているテキスト、問題集を取り上げていきますので参考にしてみてください。
①「みんなが欲しかった! FPの教科書 3級」シリーズ
FP3級のおすすめ過去問題集1つ目が「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」シリーズです。
TAC
https://bookstore.tac-school.co.jp/book/detail/08762/
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https://books.rakuten.co.jp/rb/16299651/
この教科書は日本で一番売れているFP3級の教材です。
和の色を使ったフルカラー印刷は目に優しく、解説も豊富な図表で分かりやすいです。またボリュームも十分であり、このテキストさえ完璧にしておけば合格ライン以上の得点は必ずできるようになっているというのも人気の理由です。
また、教科書だけでなくこのシリーズは問題集ももちろん出版しています。
TAC
https://bookstore.tac-school.co.jp/book/detail/08765/
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https://books.rakuten.co.jp/rb/16299648/
こちらの問題集はテキストと同じく売上NO.1の実績を持っています。問題は重要性・出題可能性の高いものが効率よく収載されており、過去の学科試験も1回分付いています。
また、実技試験の問題も収載されています。機関はFP協会および金財が収載されていますので、この1冊だけで学科試験・実技試験の両方の対策をすることができます。解説はテキストと同じく要点を抑えており、時間のない方でも重要ポイントだけ確実に理解することができるようになっています。
②「FPの学校 3級」シリーズ
FP3級のおすすめ過去問題集2つ目が「FPの学校 3級」シリーズです。
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https://books.rakuten.co.jp/rb/16302500/
このテキストは、通信講座でおなじみのユーキャンから出版されているテキストです。中はフルカラー印刷ですのでとても見やすいです。また、可愛いイラストで親しみやすい設計になっています。
テキストには忙しい中でも勉強が続けられる工夫が多くあります。最大の特徴は、1ヶ月で合格するための学習スケジュールを組んでくれているという点です。毎日どのくらい勉強すれば、1ヶ月で合格できるのかが明確になっていますので、集中して勉強ができます。
こちらのシリーズもテキストのみならず、問題集も用意されています。
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https://books.rakuten.co.jp/rb/16302511/
こちらの問題集は重要度別にランク分け(A・B)されており、とても使い勝手が良くなっています。予想問題も1回分付いています。もちろん学科試験と実技試験の両方に対応しているので、この問題集だけで合格が目指せるようになっています。
③スッキリわかるFP技能士3級
FP3級のおすすめ過去問題集3つ目が「スッキリわかるFP技能士3級」です。
TAC
https://bookstore.tac-school.co.jp/book/detail/08768/
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https://books.rakuten.co.jp/rb/15895862/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_103_1_10000645
この問題集は、資格の予備校で有名な「TAC」が出版している教材です。問題集はテキスト・問題集一体型の教材です。合格に必要な論点が1冊にギュッと凝縮されているおり、インプットとアウトプットをテンポよく行うことができます。ですので、比較的早く知識が定着してくれます。
この問題集は他のテキストと比べても特に学習範囲の絞り方が大胆で、頻出頻度の高い問題にしか目を向けていません。
実技試験は、「きんざい」と「日本FP協会」の試験に対応していますので、1冊でどちらにも対応できます。
④うかる! FP3級 速攻テキスト&問題集 シリーズ
FP3級のおすすめ過去問題集3つ目が「うかる! FP3級 速攻テキスト&問題集」シリーズです。
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https://books.rakuten.co.jp/rb/16306928/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_101_0_0
うかる! FP3級 速攻テキストは、基礎を抑えたフルカラーテキストで、頻出事項を抑えた解説や学習補助用の赤シートなども詰め込まれています。中はまちがえやすいポイントや試験に出やすい問題などが書かれていますので、はじめての人でも勉強しやすい参考書になっています。
もちろん問題集もあります。
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https://books.rakuten.co.jp/rb/16306926/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_101_0_0
この問題集は、左側のページに問題、右側のページに解答解説が載っていて、とても学びやすい形式になっています。テキストと同じく、文字が大きくて読みやすいのが特徴です。実技試験はきんざいの実技2種類となっていますので、きんざいを受ける方にはおすすめです。
FP3級の過去問題集を利用した勉強法
FP3級は学科試験と実技試験が用意されています。学科試験は60問の出題でしたが、実技試験はFP協会が20問、きんざいが5問になります。「問題数が減るから楽勝」と思うかもしれませんが、マークシートでの回答だった学科試験から記述式の試験になる実技試験ではかなりの量に感じてしまいます。試験時間も60分ですから、1問辺りの時間も限られてきます。ですので、しっかりと勉強をして挑むことが大事です!
実技試験を経験したことがない人にとっては、実技試験というのは、非常に難易度の高い試験のように思えてします。しかし、実際に過去問を解いてみることで、どのようなことが問われるのか、イメージできるようになります。
また、FP3級の実技試験は3種類もあり、どれを受けるか悩んでしまう人が多いかと思います。ここで過去問を利用することで、どのようなものかイメージでき、3種類の中からあなたにあったものが選べるかと思います。
具体的な勉強法
過去問や問題集を利用して勉強するということはお伝えしましたが、実際どのくらいやればいいか想像できませんよね?そのような方のために、おすすめの勉強方法を具体的に紹介します。
直近1年分(試験3回分)の過去問は、模擬試験さながらにしっかり時間を計り、通しで問題を解いていきます。3〜4回それを繰り返せば、スムーズに進む箇所、時間のかかる箇所が分かって、自分に合った時間配分が見えてきます。もしこの回数で時間配分がつかめられなければ、つかめるまで繰り返してみてください。
それよりも古い過去問は、項目別に分けて勉強しましょう。項目別に勉強すると、繰り返し出るテーマと、そうでないテーマが分かってきて、試験の傾向がよりつかめます。直近の過去問もそれより古い過去問も、間違えたものにはチェックを入れておきましょう。正解するまで繰り返し解きます。
また、過去問を利用した際、解答を暗記するのではなく、解説までしっかり見て理解するようにしてください。
以上のように勉強してみてください。
FP3級の過去問題集を利用した勉強期間はどのくらい?
FP3級の資格試験を合格するために必要な勉強時間は、一般的には30時間から120時間と言われています。もちろん個人差がありますから、勉強に慣れている方や元々知識がある方であれば、30時間以下の勉強時間で合格する方もいます。
目安としては、FP3級の勉強時間を100時間とすると、1日3時間の勉強をおよそ1ヶ月程度継続することで達成できます。
ただ、FP試験の問題の傾向は広く浅くといったイメージですが、範囲が広いので、その分時間はどうしてもかかってしまいます。そういったこともふまえて早めに勉強を始めるといいでしょう。
FP3級過去問題集選びで失敗しないポイント
FP3級の過去問題集は種類も多く、どれがいいのか悩んでしまいますよね?あなたに合ったものが選べるようにおすすめの選び方を紹介します。
①目に優しいフォントを選ぶ
これは仕事や学校のスキマ時間に勉強しようとしている方に、注意して選んで欲しいポイントです。特に忙しい方などは目の疲れが人よりピークに達しています。ですのでできるだけ目に優しいものを選ぶようにしてみてください。
大体フォントは、明朝体、ゴシック体、メイリオの3種類ほどに分かれます。この中ですと、明朝体は尖っているようにも見えますので、できれば参考書などにはゴシック体、メイリオの文字が使用されている参考書がおすすめです。
②最新のものを選ぶ
できるだけ最新のものを購入しましょう。FPで出題される問題はその当時の法制度に基づいて出題されており、年が変わるごとに細かな数値が変わったり法律が変わったりすると問題も当然変わってきます。ですので、最新のものにしておかなければ当然解けない問題なども出てきてしまうのです。
参考書は大体5月〜6月ごろに最新版が出ますので、それに合わせて受験するタイミングを決めるといいかもしれません。
もし1度FP3級を受験して参考書や問題集を購入した方、そして再度FP3級を受けようとする場合は、できるだけ最新版を新たに購入した方がいいです。FP3級の試験範囲は税金に関する問題がたくさん出題されるので、古いテキストで古い税制を勉強していると点数が取れなくなってしまいます。
例えば、2019年では
・消費税8%→10%
・ふるさと納税の見直し
・相続税・贈与税の見直し
などが改正されました。
2020年でも所得控除の基礎控除が38万円から48万円に変更したり、給与所得控除が65万円から55万円に引き下げになったりと変わっています。所得控除や給与所得控除額の変更は、FP試験では当たり前のように出てくる科目ですので、最新版を購入して改正点も勉強しておく必要があります。
③中を見てから選ぶ
購入時は一度中を見て選びましょう。特に、中はカラーか、図や表やイラストを効果的に使用して解説されているかという点を見てみてください。
カラーに関しては、フルカラーか2色刷りか、白黒の3パターンに分かれます。人によって好みは違ってきますが、カラーがあった方が覚えやすい人はもちろんカラーの方がいいですし、色があると見にくいという方は白黒の方がいいです。
FPの資格試験では法律や計算が主になってきますので、文字だけだとどうしても理解しにくい部分が出てきます。ですので図や表、イラストはできるだけある方がいいかと思います。
まとめ
今回は、FP3級の過去問題集を紹介しました。過去問題集は種類が多く悩んでしまう人も多いかと思いますが、今回の記事をぜひ参考にしてみてください!