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中小企業診断士で生かせるダブルライセンスはこれだ!

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中小企業診断士として活躍する方法は色々とありますが、相性のいい資格とともにダブルライセンスで活動するやり方もとられてきました。
ダブルライセンスとは、複数の資格を取得していかす方法です。
中小企業診断士もその資格の特性から、非常に有効な方法となっていきます。

中小企業診断士がダブルライセンスと相性がいい理由

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中小企業診断士がダブルライセンスと相性がいいのには理由があります。
中小企業診断士がどんな資格であるのかというところが大切です。
企業の経営改革などに力を貸す中小企業診断士は、多くの知識が求められます。
様々な業種に対応できるだけの能力もなければならず、現在のトレンドをも知ることが必要となるでしょう。
こうした知識を持っており、企業と共に生きているからこそ、他の資格との相性の良さを発揮するのです。

中小企業診断士の試験内容を見てみるだけでも、その幅広さがわかります。
財務・会計の分野では、現在の経営内容の分析まで行える力を身につけなければいけません。
単純に会計の書類を作るというわけではないからです。
企業法務では、会社法に対する知識も必要になります。
経営手法や工場などのレイアウトの最適化など、非常に多くの知識が必要になるのが中小企業診断士なのです。

このような知識と組み合わせて活用できる資格であれば、どんなものでもダブルライセンスとして活用できるでしょう。
財務・会計の分野でワンストップで活用できる資格もあります。
ワンストップになれば、利用者の利便性ははるかに高まり、資格ではなく事業者としての利用価値が上がるのです。
これがダブルライセンスを取得する大きなメリットになります。

実際に相性のいい資格は、国家資格以外にもたくさん存在します。
顧客にとってプラスになるダブルライセンスだけではなく、自分の経営としてプラスになるものまであるのです。
使い方次第で、事業としても大きく展開できるようになりますので、中小企業診断士の資格取得の段階からダブルライセンスは視野に入れておかなければいけません。
それほど影響力が大きいものなのです。

中小企業診断士のダブルライセンスの基本組み合わせ

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簿記

中小企業診断士として基本となるダブルライセンスは、色々と存在します。
その中でも、簿記の資格は、中小企業診断士の資格取得の段階から大切です。
簿記の資格を取得するのは、1級以外は、そこまで難しいものではありません。
特に2級は中小企業診断士の財務に・会計に酷似しており、基礎的な力として必要となるでしょう。
中小企業診断士の資格を取得する前に、力試しに受験する人も多いはずです。

簿記の資格を持っていることにより、さらに知識を深めることができます。
それだけではなく、1級を取得することによって税理士の受験資格を得るのも大きなポイントです。
ダブルライセンスの基礎となる能力を身につける意味でも、簿記は大切な資格となるでしょう。

ビジネス法務

基本的な組み合わせとして、ビジネス法務も活用できます。
この資格だけで経営するのは困難ですが、中小企業診断士の企業法務を勉強する上では大切な資格です。
事前に勉強をして取得を目指すというのも方法ですし、ビジネス法務を勉強しながら中小企業診断士では触れられない刑法なども理解するのに役立ちます。
こちらも2級までは中小企業診断士に合格するためには必須とは言えますが、1級になると難易度が跳ね上がるため、かなりの勉強が必要です。

ファイナンシャルプランナー

基礎的な資格の一つとして挙げられるのが、ファイナンシャルプランナーです。
保険の専門家であるファイナンシャルプランナーは、級が低いうちは中小企業診断士ほど難しくはありません。
2級以上になると難易度が上がってきます。
ファイナンシャルプランナーでなければできないようなことはありませんが、保険の専門家として事業の幅も広げてくれる資格です。

中小企業診断士としての知識も生かすことで、ファイナンシャルプランナーに合格しやすくなるのも確かです。
かなり似ている部分が存在し、試験勉強も中小企業診断士としての能力を活かせます。
中小企業診断士とともに取得しておくことにより、企業内の保険に関するアドバイザーとしての力を発揮することもできるでしょう。
同時に保険業務を開業できれば、中小企業診断士とともにダブルライセンスを生かす形が出来上がります。

問題点としては、ファイナンシャルプランナーだけではなく、CFPやAFPの資格も取得を目指さなければいけない点です。
資格取得よりも、更新するための条件があるところが問題で、中小企業診断士としての活動だけではなく、ファイナンシャルプランナーとしての活動も重視されます。
どのような活動をするかによって重きも変わってきますので、将来のプランを明確にした上で取得を目指すと良いでしょう。

中小企業診断士の仕事を広げるダブルライセンス

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ファイナンシャルプランナーのように中小企業診断士の仕事を広げてくれるダブルライセンスはいろいろとあります。
もっと高度に展開するための資格もありますので、取得を目指すのはメリットがあるでしょう。

宅地建物取引士

宅地建物取引士は、通称宅建と呼ばれています。
取得難易度は中小企業診断士よりも低いと考えられる資格のひとつです。
中小企業診断士の仕事を広げるという意味では、不動産関係の仕事に強みを発揮できるようになるでしょう。
不動産などの取引において宅地建物取引士の資格は必須であり、この知識を持っているというだけでも依頼できる専門性を持っていると判断できるのです。

中小企業診断士と同様に、民法を理解しなければいけないところも特徴です。
取得を目指す場合にも企業法務に関する知識がかなり役立ちます。
独立開業する場合に、宅地建物取引士の資格が支えてくれるでしょう。

公認会計士

中小企業診断士の仕事大きく広げてくれる存在が、公認会計士です。
業務内容を中心とするコンサルティングが中小企業診断士の強みですが、公認会計士は監査業務という独占業務を持っています。
会社のデータから不正や問題などがないのかを判断するための資格であり、数字に対して強みを発揮できる資格です。
中小企業診断士を中心に据えて考えた時に、公認会計士の能力がコンサルタントとしての立場を強めてくれます。

資格取得は簡単ではありません。
しかし、独立開業して自分で事務所を持った時には、企業との信頼関係により多くの仕事が受けられるようになるのです。
このワンストップ業務は大きな差となるでしょう。

税理士

中小企業診断士と特に相性の良さが光る資格です。
税務業務が税理士の独占業務であり、他の資格では行うことができません。
税務の代用したり相談を受けたりすることができますし、税務書類の作成も税理士でなければ出来ないのが特徴です。
中小企業などの案件が多い中小企業診断士としては、税理の業務を同時に受けられるようになるのは大きなメリットが生まれます。
依頼する側から見ても、一人に多くのことを依頼できるようになるため、かなり有効なダブルライセンスになるのです。

税理士の欠点としては、会社の数字には強くても、経営面に強みを発揮できるわけではないところです。
中小企業診断士は経営面に強みを発揮できるよう、お互いを補完する強い資格となります。
他の中小企業診断士に対する差別化としても強みがあるダブルライセンスになるでしょう。

ITに強い中小企業診断士とダブルライセンス

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中小企業でもIT化が進んできている現在では、中小企業診断士でも応じたスキルが求められることも少なくありません。
ダブルライセンスしてみた時にも、IT系の資格を持っていることは強みになります。

中小企業診断士としての立場から考えてみなければいけません。
中小企業は様々な悩みを抱えています。
経営している中で、ITの技術を使い、もっと効率化したいと思う企業は数多くあるでしょう。
広告宣伝というところで Web を活用したいというところも多く出てきました。
その時に、資格を含め能力を持っていることが強みになるのは間違いありません。

ダブルライセンスというところで基本になるのは itパスポートです。
しかし、資格として考えると決して強みのあるものではありません。
ITパスポートという名称の問題も出てきます。
決して高度な資格として見られるような名称ではないからです。

実際に it の業界では、資格取得者よりも経験が重視されています。
ただし、中小企業診断士としてみた場合には、有資格の看板の重要性も出てくるのは確かです。
広告宣伝という部分で強みを発揮する検索エンジンの最適化技術も、SEO検定という資格があったりします。
こうした民間の資格は色々と出ていますので、看板としてダブルライセンスにするのは一つの方法です。

問題はこれらの資格をしっかり生かすことができるかどうかです。
中小企業診断士の資格であれば、取得までのプロセスである程度業務ができる可能性も考えられます。
しかし、IT技術という面で考えると、資格を取得したからといって活かせるわけではありません。
それどころか、実際の経験が強みを発揮してくるのです。
どれだけ経験を積めるかどうかがカギを握りますので、相当な勉強が必要ですし、どこかで業務の実績を積まなければいけないでしょう。

プログラミングができるという点でも強みを発揮する場合があります。
例えばホームページを作るとした場合、デザイン能力だけで作り上げることができるわけではありません。
さまざまなプログラミング能力が必要となりますが、これも検定より実務経験が重要です。
こうした能力を持っているのであれば、ダブルライセンスとして資格を取得し看板を立てるというのは有効になるでしょう。

まとめ

中小企業診断士の資格は、単独でも有効であるのは間違いありません。
独立開業し様々な仕事をこなすことができますが、他の中小企業診断士との差別化を考えることは経営上、必要なことです。
ダブルライセンスはそのための看板として強みを発揮しますので、自分が経営する状況を踏まえ、取得を目指しておくと良いでしょう。