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合格したいなら知っておくべき!社労士の試験科目の内容

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社労士の勉強をする上で、出題される科目を理解するのは、とても重要な意味があります。

どのような内容が出題されるのかを理解できなければ、対策を取ることができないでしょう。

科目ごとに抑えなければいけないポイントも変わりますので、合格したいのであれば分析していかなければいけません。

 

社労士試験の受験科目

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社労士は、毎年合格率が6%前後と、非常に難易度の高い試験として知られるようになりました。

出題も10科目にわたって行われてきますが、それぞれ内容が異なり、点数が取れる科目もあれば、難しいとされているところまであります。

合格するためには、点数が稼ぎやすい科目を落とさないことが必要となるでしょう。

これが効率的な勉強にもつながっていきます。

 

社労士の試験は、選択式と択一式で出題されます

試験科目の中には、選択肢は存在しない科目まであるので理解と注意が必要です。

 

社労士の科目は以下の通りです。

 

労働基準法

労働安全衛生法

労働者災害補償保険法

雇用保険法

労働保険の保険料の徴収に関する法律

労務管理その他労働に関する一般常識

社会保険に関する一般常識

健康保険法

厚生年金保険法

国民年金法 

 

この10科目で出題されます。

この家労働保険の保険料の徴収に関する法律だけが選択式がありません。

労働基準法と労働安全衛生法に関しても、合わせて選択式が1題出題されます。

社労士の試験として、選択式の出題は8問ということです。

 

他は択一式となりますが、健康保険法厚生年金保険法国民年金法に関しては、択一式がそれぞれ10問ずつとかなり多めの出題になっています。

逆に択一式が少ないのが、労働安全衛生法です。

他の科目が5問以上出題されるのに対し、労働安全衛生法は3問だけ出題されます。

比重が高い科目としては、労働基準法と労働者災害補償保険法雇用保険法が7問出題されます 。

この配点バランスから見てもわかるように、完全に偏っているという科目が少なく、得点しやすい科目を落とさないようにするのが合格への近道となるでしょう 。

 

社労士試験別難易度を考える

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社労士の試験科目には、それぞれ難易度があります。

全て同じに難易度ではないので、内容に合わせた勉強方法も必要ですし、得点源も認識していかなければいけないでしょう。

 

最も難しいとされているのが、労務管理その他の労働に関する一般常識です。

労働に関する法律が出題されますが、範囲が非常に広いところが問題といえます。

条文の数は約30本ですが、一つについて掘り下げていくのではなく、関連する法律も問われるため、他よりも範囲が広くなるのが特徴です。

学習するにしても絞り込みがしにくく、一体どこをターゲットにすればいいのかわかりにくいところが難しいとされているところでしょう。

非常に細かいため、正解を導き出すのが難しいのです。

 

勉強する方法としては、合格最低ラインを守るということになります。

頻出問題も絞り込むことが求められるでしょう。

最難関となる科目のため、ここで点数が取れるのであれば合格に近づくのも確かです。

 

次に難易度が高いと言われてるのは、労働安全衛生法です。

労働者を災害から守り快適な職場づくりをするために必要となる法律ですが、試験範囲が広く内容も細かい科目となっています。

合格ラインを維持するのが大変であまりにも広く、全てに対して勉強し、覚えるのは非効率と言えるでしょう。

過去問からの出題が多いため、傾向を絞り込むしかありません。

得点源となるような科目ではないので、合格ラインを超えることを目指していくのが得策です。

 

3番目に難易度が高いと言われてるのは、国民年金法です。

国民年金と厚生年金の二つの年金制度ですが、試験範囲は絞り込めるものの、出題が細いため理解度を高めていかなければいけなくなります。

ここで足切りされてしまう人も多い科目で、知識量よりも深く理解することが重要です。

事例としての出題が多くなるので、かなり多くの問題を解いて来なければ答えが導き出せません。

過去問も含め相当するの時間を割くことになるでしょう。

 

国民年金法とともに、難易度の高さで知られているのが厚生年金保険法です。

会社員や公務員が加入する年金であり、非常に仕組みが複雑ですが、国民年金法よりは簡単と言われてきました。

国民年金法が数をこなすしかないのに比べ、こちらは一つ一つをしっかりと理解する必要が出てきます。

知識が定着できるまで至れば、確実な得点源となる科目です。

 

だんだん難易度が上がってきてると言われているのは、健康保険法です。

細かい数字が出題されるだけではなく、組織名まで出てくるようになったことが、難易度上昇につながっていると考えられています。

労働災害補償保険法と共に覚える必要があるので、セットにできるだけ難易度が低い科目です。

 

逆に難易度が下がってきたと言われるのが、労働基準法です。

判例や条文といったところで出題されるので、普段から読み解いていれば対応力がつくでしょう。

 

労働者災害補償保険法は、出題内容内容が難しいことで知られています。

ですが、労働者にとって身近な部分があるため、正解率が上がる科目です。

問題は選択式で、高難易度の問題が出てくるケースがあるので、基礎知識が大切になります。

択一式は難易度が極端に分かれるので、点数が取れる出題を逃さないことが必要です。

 

基本知識で対応できるのは、雇用保険法です。

範囲が絞り込めるためここは点数を取らなければいけません。

基本は基礎知識であり、用語や数値を覚えてしまえば得点源となります。

 

社会保険に関する一般知識は、他の科目と共通する部分が多く得点しやすいといえます。

他の科目とラップする部分があることから、広く浅く学ぶことで点数が取れるでしょう。

 

社労士試験に合格するために必ず得点源としなければいけない科目が、労働保険の保険料の徴収等に関する法律です。

出題範囲が狭いのにも関わらず問題数が多いので、ここを落としてはいけません。

過去問を繰り返してると問題の解き方が見えてきます。

満点を取ることが、基本目標となるでしょう。

 

社労士の科目別でみる勉強時間の割り振り

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社労士の科目で見ていくと、難易度の高さがはっきりとしてきます。

得点源となる労働保険の保険料の徴収等に関する法律などは、時間をかけてでも確実に得点しなければいけません 。

 

しかし、単一の科目だけに絞り込み勉強してるようでは、合格の道は遠のきます。

科目同士の関連性も高いので、まずは全科目の相関性を理解するために、通して勉強しなければいけません。

これを繰り返してるうちに、全科目の概要が飲み込めるようになり、記憶も関連してくるようになります。

 

全部通して勉強するとしても、問題になるのはどこから手をつけるかです。

関連性の高いところから始めていかなければ、効率よく覚えられません。

 

社労士としてまずはやらなければいけないのは国民年金法です。

同時に関連する厚生年金法を続けて勉強をし、二つに共通する労働者災害補償保険法に進むと良いでしょう。

ここから繋がる健康保険法にすすめば、知識も効率も良くついていきます。

 

ここまでの勉強で、似ている部分と似ていない部分がはっきりするようになるので、次に雇用保険法を進めます。

ほかの法律との仕組みの違いもはっきりと分かるようになっているはずです。

だんだんと点数の比重が高い科目に移りますが、労働保険の保険料の徴収に関する法律や労働安全衛生法はこの位置がいいでしょう。

労働基準法や労働管理その他の労働に関する一般常識は、難易度も高く範囲も広くなるため後にまわしてきます。

最も難易度が低いと言われている社会保険に関する一般常識は、一番最後にすると効率があがります。

 

こうした順番を意識しておくと、勉強する時も効率が上がるはずです。 

時間割としては、健康保険法と厚生年金保険法国民年金法は得点の比率も高いので、時間をかけて勉強をしていくべきでしょう。 

逆に労働安全衛生法は得点の比重も低くなるので、時間はそこまでかける必要がありません。

ここに時間をかけるのであれば、労働者災害補償保険法や雇用保険法などに回した方が得点が取れるようになります。

 

社労士の試験科目免除

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社労士試験は、受験資格がいろいろと設定されています。

その中で実務経験があると、科目免除を受けられることが出てくるのです。

社労士事務所又は社会保険労務士法人事務所の補助者や健康保険組合厚生年金基金労働保険事務組合等の指定団体の役員が従事者で従事期間が通算15年以上になると、科目免除講習を修了して免除の申請ができます。

つまり、無条件に科目免除を受けられるわけではなく、科目免除講習を受けなければいけません。

公務員の場合には、非常に細かな分類があり、科目免除ができるようになりますが、どこでどの内容に従事していたかが重要になるため、自分が適合する条件を調べておく必要があります 。

 

科目免除講習は6ヶ月間の通信指導と18時間の面接指導、さらに終了の試験まであります。

費用もかかり、1科目につき45000円必要です。

最大4科目の免除申請までできるのですから、有効な方法であるのは間違いありません 。

 

科目免除受けた時には、合格基準点を基に点数を算出します。

ここから分かる通り、得意とするような科目であれば、そのまま受験した方が点数は高くになるわけです。

逆に苦手とする科目であれば点数の底上げができるでしょう。

 

それでも科目免除できることで、心配もなくなります。

足切りを受ける危険性はなくなりますし、最低でも合格基準点を取得できるからです。

得意とする科目であっても必ず高得点が取れるとは限らないのですから、科目免除ができるのであれば利用した方が合格に近づきます。

 

まとめ

社労士の試験科目は、細かに対応を考えていかなければいけません。

試験に合格するためにも、どこを重点的に勉強するのか、科目を分析することによって見えてきます。

自分が得意なところは伸ばすというのは、基本的な考え方です。

それ以外にも、得点比率が高い科目は、仮に苦手であっても得意になるように時間をかけて勉強をしていくと良いでしょう。