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独学でも合格できる?CFPの受験資格

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ファイナンシャルプランナーとして、最高峰の資格となるのがCFPですが、誰でも受験できるわけではなく受験資格が設定されています。
それだけ価値の高い資格であり、高難易度の資格にも設定されているのです。
独学でも合格できる可能性を秘めていますが、その道程は簡単なものではありません。

CFPを取りたいけど受験資格は?

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ファイナンシャルプランナーとして活躍するのであれば、いつかは目指したいのがCFPです。
簡単な資格ではなく、非常に多くの条件が課せられているのは理由があります。

ファイナンシャルプランナーの資格は非常に入り組んでおり、簡単に理解しにくい部分を持つのが特徴です。
日本のファイナンシャルプランナー資格としては、国家資格であるファイナンシャルプランナー検定が存在します。
FP技能検定と呼ばれますが、こちらは国家資格であり、3級から1級まで設定されています。
3級は入門の設定で多くの人が受験しますが、2級以降は前の級を持っていないと受験することができません。
受験資格が厳しく設定されていますが、それだけの内容を持つ試験と言い換えることもできるでしょう。

CFPは民間資格で国家資格ではありません。
これがファイナンシャルプランナー資格を取り巻く複雑な部分で、国家資格であるFP1級よりも上位に設定されています。
国家資格よりも上位なのにも関わらず、民間資格なのには理由があるのです。
CFPは民間資格ではありますが、国際資格として多くの地域で利用されてきました。
つまり、日本という範囲を飛び出し世界で通用する資格となるのがCFPなのです。

そのためCFPの難易度はFP1級よりも高く、受験資格もさらに厳しく設定されています。
簡単に取得できる資格ではないため、相当な準備を重ねていかなければいけません。
特にAFPの取得が求められるため、実務経験がかなり必要となります。
費用も思っている以上にかかるため、将来に向けて入念に準備していかなければいけないのです。

特に問題となるのは実務経験であり、CFPでは3年以上求められます。
受験資格として3年以上もの実務経験を積まなければならないのは、未経験者ではかなり難しい問題となるでしょう。
特に違う業界で働いている場合には、ほぼクリアできない条件につながるのです。

CFP の前段階となる AFP の受験でも実務経験が求められます、。
こちらは AFP 認定研修によりクリアする方法がありますが、実務経験がなければ維持できません。
CFP の受験にも実務経験が足りなくなるため、結果としてファイナンシャルプランナーの実務についていなければいけないでしょう。
こうした条件さえクリアできるのであれば、ファイナンシャルプランナー業務の経験者として独学でも合格を目指せます。

CFPの受験資格と難易度

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CFP の受験資格は決められています。
二つの受験資格が設定されていますが、その一つは下位資格にあたる AFP 認定者であることです。
もう一つが、所定の大学院で単位を取得しているのが条件となります。

受験資格が非常に難しい条件なのは、容易に想像がつくでしょう。
これだけでも大変ですが、実際に受験するとなれば AFP を取得してからという形になるでしょう。
CFP が AFP の上級資格になるというところがポイントとなるのです。

受験資格自体がかなり厳しいもので、AFP の受験をするだけでも大変です。
さらに実務経験が必要で、 3年以上の実務経験が無いと登録することもできません。
これが非常に問題のある条件で、ファイナンシャルプランナーとして働いていなければまず到達できない条件です。

AFP の受験資格として、実務経験2年がありますが、これがクリアできる人はCFP の受験資格もそこまで難しいものにはならないでしょう。
ところが AFP の研修を受けて受験資格を手にした場合、実務経験3年をクリアするのは難しくなるのです。
単に試験というだけではなく、実務の能力があることが求められるため、試験よりも受験資格としての難易度が高い資格とも言えます。

実際の試験の難易度としてみると、合格率は30%前後に落ち着いています。
各科目ともこの程度の合格率になりますが、受験資格から判断してみなければいけません。
受験資格が存在せず、誰でも受けられる資格であれば、合格率30%はかなり高い数値になります。

CFP はそうではありません。
受験資格の段階で高いハードルが設定されている上で、合格率が30%しかないのです。
ファイナンシャルプランナーとして何年も活動をしている人の中で、7割の人が落ちてしまう現実を考えなければいけません。
実務経験があるにも関わらず、それ以上の知識を求められることになるのは明白です。
私見として学問の勉強をしなければいけないということもありますが、それでも3割の人しか合格できない条件を明確に捉えなければいけないでしょ。

試験として費用もかなりかかります。
何度も多ければいいという試験とも性格が異なってきますので、受験資格を得るとともに、入念な準備をしていかなければいけないでしょう。

世界に数多いCFPと受験資格

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CFP 受験資格の厳しい資格でありますが、日本だけ認められている資格ではありません。
国際資格として多くの国が採用しており、有資格者はファイナンシャルプランナーとして高い能力を発揮してきているのです。

世界にはCFP 認定されている人が19万人ほどいると考えられています。
その多くはアメリカで活躍していますが、実は二番目に多いのが日本なのです。
つまり、日本でもCFP の取得は社会から認められるだけの影響力を持ち、有益性が高い資格として利用されてきました。
その数も年々伸びてきており、多くの人が資格取得を目指して受験してきているのです。

注意しなければいけないのは、世界で認識されている資格ではあっても、独占業務などは存在しません。
世界中でCFP の有資格者として活動はできますが、自分で道は開かなければいけないのです。

受験資格から考えていくと見えてきますが、そもそもファイナンシャルプランナーとして活動していない人はほぼ取得ができません。
かなり難しい問題とも言えますが、誰でも受験できるようなものではないのです。
それだけに世界で多くのCFP 取得者が活躍しているのも納得がいくでしょう。
元々高い能力を持ち受験してきますので、後々の道もしっかりと考え取得していくのです。

実際にグローバルな資格として、アメリカを中心に活躍することもできますが、実は中国が日本に次いで3番目にCFP が多い国です。
アメリカを中心とした地域だけではなく、アジアでも資格を活かして活動できると言えます。
マレーシアやインドネシア、シンガポール、タイなどでも有資格者の数が増えてきています。
金融に関するプロフェッショナルとして、アジアを含め世界でCFP が活躍してきているとでしょう。
日本のみならず世界で活躍しようと夢見ている人にとっては、ファイナンシャルプランナーの最上位資格として非常に有効な資格等なるのです。

受験資格から見るCFPの活用方法

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CFP の受験資格は非常に厳しいものがありますが、 AFP 遅くしなければならない現実を考えると活用の方法も限定されてくるのは間違いありません。

CFP となると、活躍の場は日本に留まる必要がなくなります。
海外にも目を向けて活動できるでしょう。
一般的にファイナンシャルプランナーの大半は企業の中で働いています。
保険会社や金融系を中心に活躍の場を求めていきますが、CFP となるとかなりの違いが出てくるのです。

CFP となると認められる場所の違いもありますし、受験資格からも見えてくるように多くの経験を積んできています。
様々な関係性も築き上げてきたことから、独立開業をする人が多いでしょう。
専門知識を活かして活動することができますが、そのレベルの高さを活かしていけるからです。

金融業界で FP を取得する人は多くいますが、CFP となるとその数は激減します。
それほど上位の資格として難易度の高いものとなるため、独立してから取得するのではなく、企業に勤め独立自体を視野に入れて受験する人も多いのです。

国際的な資格ではありますが、 不動産業界で資格を活かす人も増えてきました。
CFP となると国際的な視野も持ち活動していきますが、現在の日本の不動産取引の状況を見ると、国内需要だけではなくなりました。
様々な国の人が日本の不動産に注目するようになり、取引を考える人も増えています。
こうした需要に対してCFP が活躍する場も増えてきたのです。
不動産会社の中では宅建と合わせてCFPの資格を取得している 人を募集する場合も出てきました。

日本でもファイナンシャルプランナーの業界で、CFP 取得者であることがわかると、取引したいが変わってくることも出てきます。
海外では、医師や弁護士と共にCFP の資格の有用性が認知されている状況です。
社会で生活していく上でも大事な資格として知られてきていますので、様々な道を切り開いていくこともできるでしょう。
個人へのコンサルティング業務などの道も広がっていくのですから、ファイナンシャルプランナーとして活躍したいのであれば目指すべき資格であると言えます。

まとめ

ファイナンシャルプランナーの最上位資格としてCFP は、受験資格も厳しく難関資格であることは間違いありません。
世界中のファイナンシャルプランナーの憧れの資格でもあり、重要性の高さも認知されているため、チャレンジできるチャンスがあるのならやってみる価値があるはずです。
ただし、合格するためには入念な準備が必要となりますので、情報を収集し、費用なども含めて、試験に失敗しないようにしていく必要があるでしょう。