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FP3級の2020年度の試験日程や概要を詳しく解説

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FP3級は、「一般社団法人金融財政事情研究会」と「特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会」の2つの団体が試験を実施しています。そのため、日程などが各団体により異なると思っている方も多いことでしょう。FP3級の2020年度の試験日程や概要を詳しく解説します。

FP3級の試験の日程や概要

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FP3級は、「ファイナンシャル・プランニング技能士3級」のことを指し、3段階あるレベルのうちもっとも難易度が低い「入門者レベル」になります。FP「ファイナンシャル・プランナー」とは、厚生労働大臣の指定を受けた試験実施機関が行う国家検定にて合格し、認定された人だけが取得できる日本の国家資格です。FPの試験は、一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)と特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)の2つの団体が実施しています。

 

FPの資格を取得するためのFP技能検定試験は、きんざいと日本FP協会のどちらでも自分の好きな方で受検することが可能です。また、どちらで取得したFPの資格も、価値が異なることはなく、全く同じ資格内容になります。ただし、FP資格でも日本FP協会には「AFP」と「CFP」という別の資格もあるため、受検する際にはFPの種類を確認しておく必要があるでしょう。また、AFPとCFPは同じFPの資格ではあるものの、国家資格ではなく「民間資格」になります。

 

FP3級においては、受験資格はありません。しかし、FP2級とFP1級の場合には、それぞれ受験資格があり、すべての条件を満たさなければ、受験することができません。FP2級の場合には「AFP認定研修の修了」「FP3級の資格保持」「2年以上のFP業務の実務経験」という3つの条件を、FP1級の場合には「FP2級の資格取得かつ1年以上のFP業務の実務経験」もしくは「5年以上のFPの業務実務経験」のいずれか1つの条件を満たす必要があります。

 

FP3級の試験範囲は、「ライフプランニング」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業継承」の6つの分野になります。初めて勉強する人の場合には、「学習範囲が広くて難しそう」と思う方もいるかもしれません。ですが、FP3級はFPの資格の中で、もっとも難易度が低く合格率の高い資格試験です。そのため、初学者であっても、テキストや実施団体が提供している過去問を勉強することで、十分に合格することが可能です。

 

FP3級の資格試験は、「学科試験」と「実技試験」の2つがあります。FP3級の学科試験は、全60問でマークシート方式で、「100点満点中60点以上」で合格することができます。FP3級は試験の学習範囲が広いとはいえ、問題数は60問のみなのでかなりしぼられます。そのため、過去問で出題されている問題傾向に気づき、ポイントをおさえた学習を行えば、効率的に受験勉強を進めることができます。また、学科試験においては、きんざい・日本FP協会ともに同じ試験内容です。

 

FP3級の実技試験は、記述式の筆記試験になります。ただし、きんざいと日本FP協会とでは試験内容が異なるため注意が必要です。FP3級のきんざいの実技試験は、事例形式で5題出題されます。FP3級の実技試験は「50点満点中30点以上」で合格になります。きんざいのFP3級の実技試験は、「個人資産相談業務」と「保険顧客資産相談業務」の2つの種類があり、自分で選択することが可能です。

 

ただし、きんざいの場合、「個人資産相談業務」と「保険顧客資産相談業務」では、出題分野が異なるため、きちんと試験内容を把握しておく必要があります。きんざいの「個人資産相談業務」の場合には、「ライフプランニング」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業継承設計」の5つであるのに対し、「保険顧客資産相談業務」の場合には、「ライフプランニング」「リスク管理」「タックスプランニング」「相続・事業継承」の4つになります。

 

日本FP協会のFP3級の実技試験は、全20問で「100点満点中60点以上」で合格になります。日本FP協会のFP3級の実技試験は、「資産設計提案業務」の1つのみです。そのため、きんざいの実技試験のように、出題分野は限られておらず、6つの分野がまんべんなく出題されます。

FP3級の2020年度の試験日程

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FP3級の資格試験は、毎年1月、5月、9月の年3回実施されています。FP3級の試験日程は、毎年同じで変わることはありません。FP3級の2020年度(令和2年)の試験日程は、5月が2020年5月24日(日)、9月が2020年9月13日(日)、1月が2021年(令和3年)1月24日(日)です。また、FP3級の試験日程は、きんざいも日本FP協会もどちらも同じ日程で行われます。

 

FP3級の受検申請は、試験日の約2ヶ月ほど前から受付が開始されます。FP3級の試験の受検申請日程は、5月が2020年3月12日(木)〜2020年4月2日(木)、9月が2020年7月6日(月)〜2020年7月28日(火)、1月が2020年11月10日(火)〜2020年12月1日(火)になります。FP3級の試験の受検票発送日程は、2020年5月24日(日)が2020年5月7日(木)、2020年9月13日(日)が2020年8月27日(木)、2021年1月24日(日)が2020年1月6日(水)となっています。

 

ただし、2020年5月24日(日)のFP3級の試験日程のみ、コロナウィルスによる影響からすでに中止が決定しています。そのため、FP3級の受験申し込みを完了されている方は、申し込みをした実施団体のHPの詳細をご確認ください。

FP3級の試験日程までのスケジュール

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FP3級の試験日程までのスケジュールは、まずはじめに「受検申請」を行います。FP3級の受検申請は、「インターネット申請」もしくは「郵送」の2つの方法があります。その際、インターネット申請の場合には、支払い方法が「クレジットカード」「コンビニエンスストア払い」の2つから選択が可能で、郵送の場合には「銀行振り込み」のみとなるため、支払い方法なども確認した上で、申請方法を選ぶようにしましょう。

 

FP3級の受検申請完了後、各実施団体から「受検票」が発送されます。FP3級の受検票は、試験月の上旬あたりが発送日程になっています。もしも、受検票が届かない場合には、早めに受験する実施団体に連絡をし、問い合わせることをおすすめします。受検票がなければ、FP3級の試験を受けることができないからです。そのため、FP3級の受験申し込みが完了した後は、本番試験日程を確認しながら受検票が届くのを待つようにしましょう。

 

FP3級の受検票がきちんと届き、本番試験を受検した後は、合格発表を待つのみです。FP3級の2020年度(令和2年)の各合格発表日の予定は、5月が2020年6月30日(火)、9月が2020年10月23日(金)、1月が2021年3月6日(土)になります。このように、FP3級の資格試験の合格発表日程は、いずれも試験日の約1ヶ月〜1ヶ月半後となっています。

FP3級の試験当日の日程

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FP3級の試験当日の日程は、きんざいも日本FP協会も同じ日程で実施されます。FP3級の学科試験は、きんざいも日本FP協会もすべて同じ内容であるため、時間割も同じです。FP3級の試験日程の午前中は、きんざいも日本FP協会も共通で、学科試験が10時から12時までとなり、ともに試験時間は2時間になります。

 

FP3級の試験日程の午後は、きんざいと日本FP協会により、実技試験の「試験科目」が異なります。きんざいの場合には、「個人資産相談業務」もしくは「保険顧客資産相談業務」で、日本FP協会の場合には「資産設計提案業務」で、13時半から14時半までとなり、ともに試験時間は1時間です。このように、FP3級の試験日程は、きんざいと日本FP協会ともにすべて同じになります。

 

ただし、FP3級以外のFP試験の場合には、試験時間などもきんざいと日本FP協会とで異なることがあるため、自分が受験する資格試験の日程は必ず確認をするようにしましょう。

まとめ

FP3級は、「ファイナンシャル・プランニング技能士」の略称で、日本の国家資格です。FP3級は、FPの資格の中で一番難易度が低く、取得しやすい資格になります。FP3級は「一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)」と「特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ(日本FP協会)」の2つの厚生労働大臣の指定を受けた団体が試験を実施しています。

 

FP3級は、きんざいも日本FP協会も同じ試験であるため、どちらを受検しても試験の難易度は同じです。また、FP3級は、どちらの団体が実施している資格試験で合格し取得しても、資格の価値に変わりはありません。ただし、FP3級は学科試験と実技試験の2つの試験があり、学科試験はどちらもすべて同じですが、実技試験においてはきんざいと日本FP協会とで試験内容が異なります。そのため、FP3級の資格を受験をする際には、自分に合う試験内容の方を選択することが大切です。

 

このようなことから、FP3級は試験日程もきんざいも日本FP協会も同じ日程にて実施されます。ただし、FP3級の全体的な試験日程は変わりませんが、実技試験の行われる午後の日程だけは、きんざいと日本FP協会とで試験科目が異なります。そのため、きんざいにてFP3級の資格試験を受験する方は、試験内容を間違えないよう注意が必要です。