一般的にFP2級の必要な勉強時間は150〜300時間と言われていますが、勉強はどのようにしていますか?多くの方が問題集や参考書を利用するかと思います。しかしながら、それらは種類も豊富でどれを使ったらいいのか悩んでしまうこともあるはず。そんな方達のために今回はおすすめの問題集・参考書を紹介します!勉強方法も紹介していますので是非参考にしてみてください。
目次
FP2級の問題集・参考書、おすすめの選び方は?
FP2級の問題集や参考書は種類も多く、どれがいいのか悩んでしまいますよね?あなたに合ったものが選べるようにおすすめの選び方を紹介します。
①目に優しいフォントを選ぶ
これは仕事や学校のスキマ時間に勉強しようとしている方に、注意して選んで欲しいポイントです。特に忙しい方などは目の疲れが人よりピークに達しています。ですのでできるだけ目に優しいものを選ぶようにしてみてください。
大体フォントは、明朝体、ゴシック体、メイリオの3種類ほどに分かれます。この中ですと、明朝体は尖っているようにも見えますので、できれば参考書などにはゴシック体、メイリオの文字が使用されている参考書がおすすめです。
②最新のものを選ぶ
これは参考書、問題集どちらにも言えることですができるだけ最新のものを購入しましょう。FPで出題される問題はその当時の法制度に基づいて出題されており、年が変わるごとに細かな数値が変わったり法律が変わったりすると問題も当然変わってきます。ですので、最新のものにしておかなければ当然解けない問題なども出てきてしまうのです。
参考書は大体5月〜6月ごろに最新版が出ますので、それに合わせて受験するタイミングを決めるといいかもしれません。
もし1度FP2級を受験して参考書や問題集を購入した方、そして再度FP2級を受けようとする場合は、できるだけ最新版を新たに購入した方がいいです。FP2級の試験範囲は税金に関する問題がたくさん出題されるので、古いテキストで古い税制を勉強していると点数が取れなくなってしまいます。
例えば、2019年では
・消費税8%→10%
・ふるさと納税の見直し
・相続税・贈与税の見直し
などが改正されました。
2020年でも所得控除の基礎控除が38万円から48万円に変更したり、給与所得控除が65万円から55万円に引き下げになったりと変わっています。所得控除や給与所得控除額の変更は、FP試験では当たり前のように出てくる科目ですので、最新版を購入して改正点も勉強しておく必要があります。
③中を見てから選ぶ
購入時は一度中を見て選びましょう。特に、中はカラーか、図や表やイラストを効果的に使用して解説されているかという点を見てみてください。
カラーに関しては、フルカラーか2色刷りか、白黒の3パターンに分かれます。人によって好みは違ってきますが、カラーがあった方が覚えやすい人はもちろんカラーの方がいいですし、色があると見にくいという方は白黒の方がいいです。
FPの資格試験では法律や計算が主になってきますので、文字だけだとどうしても理解しにくい部分が出てきます。ですので図や表、イラストはできるだけある方がいいかと思います。
【FP2級】おすすめの問題集・参考書を紹介!
では次におすすめの問題集、参考書を紹介します。
「みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP」シリーズ
TAC
https://bookstore.tac-school.co.jp/book/detail/08761/
Amazon↓
https://www.amazon.co.jp/dp/4813287611/?tag=maftracking222130-22&linkCode=ure&creative=6339
楽天↓
https://books.rakuten.co.jp/rb/16299652/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_103_0_10000991
出版社 | TAC出版・滝澤ななみ(著) |
サイズ | 21.0cm x 14.8cm(A5判) |
最新版 | 2020年5月27日発売 |
印刷 | フルカラー |
一番初めに紹介するのが「みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP」シリーズです。この参考書は、日本で一番売れているFP2級の教材です。オールカラー参考書で、適せん図が使われていたり、ひとことコーナーで本題の補足情報も記載されています。また、重要部分は板書という形でピックアップ解説をされていますので、より理解がしやすい作りになっています。
こちらの参考書は第1部、第2部に分けられて製本されていますので、本体から簡単に抜き取ることができ、必要な分だけ持ち運べるのでとても便利です。
「みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP」シリーズは今紹介した参考書の他に問題集も用意されています。
TAC
https://bookstore.tac-school.co.jp/book/detail/08764/
Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4813287646/?tag=maftracking222130-22&linkCode=ure&creative=6339
楽天
https://books.rakuten.co.jp/rb/16299653/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_103_0_10000991
出版社 | TAC出版・滝澤ななみ(著) |
サイズ | 21.0cm x 14.8cm(A5判) |
最新版 | 2020年5月27日発売 |
印刷 | 2色刷り |
こちらの問題集はとても詳しく解説されています。ですので、今後1級を狙う方やFP2級で得られた知識を完璧に理解した上で、仕事に取り組みたい場合はしっかりと理解する必要があるのでこちらの問題集がおすすめです。
この問題集は学科試験だけでなく実技試験にも対応しています。最後に本試験問題も1回分用意されていますので、本番の試験対策もできます。実技試験はきんざいの個人資産相談業務、生保顧客資産相談業務、FP協会の資産設計提案業務に対応しています。
「スッキリわかる FP技能士2級・AFP」シリーズ
出版社 | TAC出版・白鳥光良(著) |
サイズ | 21.0cm x 14.8cm(A5判) |
最新版 | 2020年5月24日発売 |
TAC
https://bookstore.tac-school.co.jp/book/detail/08767/
Amazon
楽天
https://books.rakuten.co.jp/rb/16299650/
次に紹介するのが「スッキリわかる FP技能士2級・AFP」シリーズです。こちらの参考書はテキストと問題集一体型の教材です。出る順で出るところだけが載っているため、最短合格が目指せます。インプットの後にすぐ過去問でアウトプットができる構成なので、知識が定着します。
また、実技試験にも対応していて、きんざいの個人資産相談業務、生保顧客資産相談業務、FP協会の資産設計提案業務の内容も入っています。
これだけでは不安という方のために、このシリーズでは問題集も用意されています。
スッキリとける 過去+予想問題 FP技能士2級・AFP
TAC
https://bookstore.tac-school.co.jp/book/detail/08770/
Amazon
楽天
https://books.rakuten.co.jp/rb/16299644/
出版社 | TAC出版・白鳥光良(著) |
サイズ | 21.0cm x 14.8cm(A5判) |
最新版 | 2020年5月24日発売 |
この問題集は科目別精選過去問題と模擬問題がセットになっています。こちらのシリーズは、わかりやすさと網羅性がとても優れています。
問題集を利用したFP2級おすすめの勉強法とは
問題集、参考書を紹介してきましたが、実際の勉強法を紹介します。
学科試験の場合
学科試験の勉強をする時は、まずテキストを1回通しでざっと読んでください。そして次に実践に移ります。実践では、問題集や過去問を解いてみてください。間違えたらテキストに戻ったり、解説を読み込んだりして理解してください。そして問題を解き、間違えたらテキストに戻る。これを繰り返す勉強法がおすすめです。
問題集などの2周目は、間違えた部分だけ解き直すという風にすると効率的な勉強にも繋がります。そのためにも1周目で解いた時に間違えた問題はマークをつけておきましょう。これを大体5周ほど繰り返す事で体でも頭でも覚えてきます。
実技試験の場合
実技試験の勉強はテキストを通しで読むのではなく、問題集や過去問から入っていく勉強方法がおすすめです。実技試験は記述式の問題で、計算して答えを導き出さなければならないため、計算慣れをすることが大事になってきます。計算慣れするためにも、問題集や過去問を何度も解き直してください。
具体的な勉強法としては、直近1年分(試験3回分)の過去問は、模擬試験さながらにしっかり時間を計り、通しで問題を解いていきます。3〜4回それを繰り返せば、スムーズに進む箇所、時間のかかる箇所が分かって、自分に合った時間配分が見えてきます。もしこの回数で時間配分がつかめられなければ、つかめるまで繰り返してみてください。
それよりも古い過去問は、項目別に分けて勉強しましょう。項目別に勉強すると、繰り返し出るテーマと、そうでないテーマが分かってきて、試験の傾向がよりつかめます。
おすすめの問題集を利用したFP2級の勉強時間はどのくらい?
一般的にFP2級の必要な勉強時間は150〜300時間と言われています。これはFP2級の学科試験、実技試験両方を合わせた場合の勉強時間です。
ですので、そこから逆算して勉強を始めるといいかと思います。大体、働きながらや学校に通いながら独学で勉強する方は、余裕を持って3ヶ月〜5ヶ月前から勉強すると無理なく続けられます。
ただし、これはあくまでも一般論ですので、その人によって必要な勉強時間もおのずと変わってきます。
まとめ
今回はおすすめの問題集、参考書を紹介してきました。また、それらを使った勉強方法も紹介してきました。ぜひ参考にしてみてください!