FP2級の受験を考えている人の中には、受験料がどれくらいか、気になっている人もいるでしょう。
受験料や、テキスト代等にかかる費用は軽視することができません。この記事では、そんなFP2級にかかる受験料や、無駄にしないための勉強方法について解説しています。
ぜひチェックしてみてください。
目次
FP2級にかかる受験料!FP協会ときんざいで値段は変わる?
ここでは、FP2級など、FP試験にかかる受験料についてご紹介します。日本FP協会と金財で金額が変わるのでしょうか。
一通り確認してみてください。
等級ごとにかかる受験料
FP試験にかかる受験料は、以下の通りです。
試験指定機関 | 学科試験 | 実技試験 | |
1級 | 日本FP協会 | – | 20,000円 |
金財 | 8,900円 | 25,000円 | |
2級 | 日本FP協会 | 4,200円 | 4,500円 |
金財 | 4,200円 | 4,500円 | |
3級 | 日本FP協会 | 3,000円 | 3,000円 |
金財 | 3,000円 | 3,000円 |
金財と日本FP協会で、そこまで変わりはありませんが、FP1級に関しては、学科試験の有無や、実技試験に関して値段に差があると言えます。
また、1級に関しては、受験料が非常に高いので、注意しましょう。
実技のみだけ受験することはできる?その時の受験料は?
学科試験のみ合格、もしくは、実技試験のみ合格という一部合格の場合は、もう一方の試験を免除することができます。
もちろん、免除となるので、受験する試験の受験料のみを支払えば大丈夫です。
ですが、有効期限が存在するので、注意する必要があります。2級、3級はどちらも、翌々年度末に行われる試験までが有効期限となっています。
有効期限内であれば、一部合格免除が適用され、不合格となっている科目だけ受験することが可能です。
受験料の領収書を発行してもらうには?
基本的に、受験料の領収書は、試験前に郵送される受験票と一緒に送られてきます。
法人名での領収書が必要な場合は、別途、HPに載っている発行申請書を発行する形になります。
発行申請書を記入して、提出すると、試験前の場合は1ヶ月後くらいに、試験後であれば、1週間後くらいに領収書が送られてきます。
FP2級の受験料と合わせて確認したい!受験資格や試験会場の指定は?
ここでは、FP2級の受験資格や、試験会場の指定ができるのかについて解説します。
受験資格を満たしていなければ、受験することはできないので、しっかり確認するようにしましょう。
FP2級の受験資格
FP2級の受験資格は、大きく次の3つです。
- FP3級に合格している
- FPに関する実務経験が2年以上ある
- AFP認定研修を修了している
これらの条件のうち、1つでも満たせていれば、FP2級を受験することができます。
FP3級に合格している人は、言うまでもありませんが、次の等級のFP2級の試験を受験することができます。
ただ、FP3級の勉強をして、試験を受けなければいけないので、それ相応の時間がかかります。
時間に余裕がある人は、FP3級を受けて、合格してからFP2級を受けると良いでしょう。
FPに関する実務経験が2年以上ある人というのは、金融業界や不動産業界などで、実際に働いている人のことを指します。
資格取得を行って、実務を行おうとしている人はもちろんですが、キャリアアップなど以外では受験する人はいません。
銀行や経理職についており、FPに関係した業務を行っている人は、FP2級の受験を考えてみても良いでしょう。
最後のAFP認定研修というのは、いわゆる予備校や通信講座のことです。
AFPという日本FP協会が独自に認定している資格に特化しており、日本FP協会に認定された講座を受講すれば、FP2級の試験を受けることができるようになります。
非常に多くの講座があるので、どんなものがあるのか、一度見てみると良いでしょう。
FP2級を受験するにあたって試験会場は指定できる?
FP2級の受験申請時の情報に基づいて試験会場が決められるため、指定することはできません。
入力した住所に最も近いところが試験会場となるため、そこまで大きな問題となることはないでしょう。
例えば、実家に帰省するなどの理由で、事前に受けたい会場の地域が決まっている場合は、申請書を出すときの住所を、帰省先の住所にすると、その近くにある会場が試験会場になります。
FP2級の受験料を無駄にしたくない。最短・確実に合格するためには?
ここでは、FP2級の受験料を無駄にしないためにも、最短で確実に合格する方法についてご紹介します。
ここで紹介する勉強法などは、あくまでも一例なので、参考程度に考えるようにしてください。
FP2級に独学で合格する場合に必要な勉強時間は?
まず、FP2級を取得するためには、最低でも300時間は勉強しなければいけないと言われています。
3ヶ月で受かりたければ、単純計算で1ヶ月に最低でも100時間は勉強しなければいけないことになります。
まずは、受かるのに必要な勉強時間に応じた学習プランを立てましょう。
中には、現職で忙しく、あまり勉強時間を避けない人も多いでしょう。そんなときは、予備校や通信講座なども活用することを考えてみてください。
予備校や、通信講座であれば、その人にあった学習プランを考えてくれますし、システムやノウハウが揃っているので、より最短で合格することができます。
通信講座などを活用する
「現職で忙しくて、勉強する時間がなかなか割けない」「勉強なんて久しぶりで、どのように進めて良いか分からない」など、資格を取得する上で、悩みはつきものです。
そんなときに活用したいのが、予備校や通信講座などです。
予備校であれば、通学スタイルとなり、夜遅い時間でもやっているため、なかなか時間が取れないという人も、安定して勉強することができます。
また、悩みや質問があれば、すぐに相談することができるため、一人で問題を抱え込まなくて済みます。
同じく勉強している仲間がいることで、切磋琢磨できますし、励みになることもあるでしょう。
通信講座であれば、予備校などの通学スタイルと違い、費用を安く抑えることができます。
また、ものによっては質問し放題のところもあるため、積極性によっては、予備校とあまり変わらないスタイルを実現できるでしょう。
ですが、ものによっては、非常に質の低い予備校・通信講座があるので、定評のある予備校・通信講座を利用するようにしましょう。
以下では、定評のある通信講座を紹介しています。ぜひ気になるものがあれば、実際に利用してみてください。
フォーサイト
フォーサイトでは、FP試験に関するさまざまな講座を行っています。そして、教材が充実しているのが、最大の特徴です。
テキストは、フルカラーで、複雑な部分は図や表で解説されており、非常に理解しやすくなっています。
いつでもどこでも学習できるように、スマホ・タブレットで学習できる環境は整っていますし、合格まで一直線に進むことができます。
合格率も非常に高く、受講料も5万円〜6万円台となっています。
ぜひフォーサイトの活用も検討してみてください。
スタディング
スタディングは、スキマ時間にも学習できるように最適化されており、無理なくFP試験の勉強を進めることができます。
しっかり勉強にあてることができれば良いですが、平日は働いているという方も多いでしょう。
スタディングは、基本講座・スマート問題集・過去問演習・実技対策講座に分かれており、非常にシンプルな学習プランとなっています。
価格も非常に安く、合格に関係ないことにかかるコストをカットしているため、3万円台となっています。
気軽にFP試験の勉強を始められるのも、スタディングの最大の特徴だと言えるでしょう。
ECCビジネススクール
ECCビジネススクールは、教材、とりわけ講義動画が非常に充実した通信講座です。
FP2級に合格するということは、FP3級の内容は理解できていて当然ですし、実際にFPに関わる業務を行う上で、使えるレベルになっていないと意味がありません。
その考え方に基づいており、基礎から応用まで詰まった、業界の中でも最長の講義動画となっています。
AFP+2級FP技能士コースが、54,800円で受けられますが、教材の充実度では、業界トップレベルと言えるでしょう。
ぜひ、ECCビジネススクールも検討してみてください。
ユーキャン
ユーキャンは、CMでも見かけることから、多くの人がその名前を聞いたことがあるかと思います。
ユーキャンの最大の特徴は、利用する95%の人が初学者という点です。つまり、始めてFP2級を学習するという人がほとんどだということです。
もちろん、初学者向けの内容になっているため、どんな人もつまずくことのないようにカリキュラムが組まれています。
自分一人では資格取得に自信がない、FPについて全く勉強したことがないから不安という方は、ぜひユーキャンを活用してみてください。
過去問を活用して、逆算的にテキスト問題集で勉強する
独学で資格取得を考えている人は、勉強時間の章でもお伝えしましたが、逆算的に試験勉強を行っていく必要があります。
必要な勉強時間から、1日あたりどのくらい勉強する必要があるのか分かったら、過去問や通信講座などを利用して、出題傾向や頻出問題の分析を行いましょう。
もちろん通信講座などでは、合格に必要な分野を重点的に教えてくれますが、独学で勉強する場合には、どこに力を入れるべきか、分からないことがあります。
過去問などを何度か解くことで、ある程度把握することができますし、そこから、どの分野を重点的に学習すべきか理解することができます。
そこまでできたら、教科書のようなテキストや、問題集を活用して、ブラッシュアップして行き、試験間近になったら、試験と同じ状況で、過去問演習に入るとスムーズに合格できるでしょう。
もちろん、最後まで一人で学習しなければいけないというわけではありません。通信講座や、勉強サイトを活用しながら、より確実に合格できるようにしましょう。
FP2級の受験料を確認して、万全の体制で受験しよう
ここまで、FP2級の受験料から、最短で合格するための勉強法まで解説してきました。
FP1級の試験となると、受験料は非常に高く、頻繁に受けられるものではありませんでした。
そのためには、FP3級・FP2級と着実に合格を勝ち取り、FP試験の勉強スタイルを確立させる必要があります。
記事の最後に紹介した勉強法を参考に、自分なりの勉強スタイルを確立するようにしましょう。
FP2級の試験を受けようか迷っている人に、この記事が少しでも参考になれば幸いです。