中小企業診断士の2次試験は、非常に難解であり鬼門になることは間違いありません。
勉強方法も難しくなりますが、ここで使われるのが過去問です。
過去問の使い方次第で中小企業診断士の2次試験は全く別の表情を見せますので、うまく活用することが合格するためのポイントになります。
中小企業診断士2次試験は過去問で乗り切れ!
中小企業診断士の2次試験には、記述式試験と口述式試験があります。
このどちらも大きな問題になるのが、答えがはっきりとしないところです。
明確な答えがあれば、勉強もしやすくなりますが、どんな問題を使ってもだれも答えがわかりません。
大きな問題点になりますが、このような国家資格は中小企業診断士以外には存在しないところが、難易度を物語っています。
キーワードなどを抑えたとしても、それだけでは点数につながりません。
本当に何が点数になるのかを考えなければ、中小企業診断士の2次試験には対応できないのです。
そこで出てくるのが過去問で、効率的な勉強をする方法となります。
何も先がわからない中で、過去問は答えがわかります。
どんな解答なら点数が取れたのか、資格学校各社が調査しているからです。
この結果が過去問には詰まっており、その分析をするのが中小企業診断士2次試験合格には欠かせません。
過去問をどのようにとらえて答えを導き出すのかによって、考え方や答えを作るためのプロセスが見えてきます。
模範解答を並べて分析するだけでも、どのような解答をするのが合格になるのかがわかるのです。
逆に言えば新規の問題は、資格学校が予測し自分たちの解釈で答えと解説を作ります。
これでは、本当の中小企業診断士2次試験の解答にはなりません。
ある意味でまねをしただけの問題であって、本来の解答が何かわからない状況では予想問題は意味をなさないのです。
いつまでたっても合格するレベルになったかどうかがわからない以上、過去問を使って勉強していくのが一番といえるでしょう。
中小企業診断士2次試験に必要な過去問の再現解答
中小企業診断士の2次試験には、再現解答というものがあります。
その再現解答が重要になるのは、本試験を受けた人が作っているからこそ意味が出てくるのです。
中小企業診断士の2次試験終了後に、いったいどのような回答を作ったのか、その機能プロセスを振り返りながら作っていくのが再現解答です。
全く同じ状態にならないのは、中小企業診断士二次試験が終了した後に作られるということが挙げられます。
様々な情報が入ってくる中で同じようなプロセスを辿ったとしても、答えは完全に同じものにはなりません。
ですが、90%程度の再現はできるのではないかと言われています。
再現解答を使うことによって、その後どのような結果になったかを判定して、正解とされる人になった情報を予測できるのです。
中小企業診断士の2次試験には、合格か不合格か、その場合の総得点判定がABCDで通知されてきます。
ここに再現解答を当てはめていくことにより、精度を高められるのです。
実際には、後に中小企業診断協会に対して保有個人情報の開示請求をすることにより、いったい何点だったのかを知ることもできます。
ここまでの情報を合わせていくことにより、試験のイメージがつくようになるのです。
そのため再現解答は、過去問として大きな情報となるでしょう。
ただし、どんなに便利な過去問の再現解答だったとしても、すべてのプロセスが判明するわけではありません。
大体のイメージをつかむことが限界であり、どこがどの程度の点数を取れたのか、そこまではわからないのです。
明確な答えは得られませんが、過去問だからこそできる予測というのも大きな意味を持ちます。
特に資格学校などが集めている再現解答は、非常に数が多くなることから分析が進められ、どんどん精度が上がっていくのです。
そこから導き出された答えであれば、大きく外れていくようなことがありません。
大事なことは、あくまでも再現解答なのであって、これがすべてではないことを理解して活用することです。
どのような人が合格したのか、その傾向を分析するためにはとても有効ですが、それ以上にはならない可能性が出てきます。
中小企業診断士の2次試験の合格基準に達するのは、はそこまで簡単ではないからです。
実際に20%が合格率となってきますが、相対評価であって絶対評価ではありません。
中小企業診断士の2次試験に受験している中から、20%は合格させるという意味があります。
これしか合格させないのですから、中には非常によく答えられていたとしても、20%から溢れてしまった人の再現解答になるかもしれません。
この逆の状況も考えられるでしょう。
こうした条件を加味した上で、再現解答を見てことが大切です。
中小企業診断士2次試験と模範解答
中小企業診断士の2次試験の解答として、再現解答とは方向性が異なるのが模範解答です。
再現回答は受験者が思い出して作るものであり、模範解答は資格学校の講師が試験問題を見てくる解答となります。
この差はかなり大きなものであり、過去問としても出来上がる答えが違います。
そもそも正式な解答ではないということを理解した上で、中小企業診断士2次試験の模範解答として利用しなければいけません。
中小企業診断士の2次試験の過去問の模範解答は、利用の仕方を考えることが大切です。
模範解答は、資格講師が時間をかけて作り上げたもので、資格学校どころか仕事にも答えが異なってきます。
これは解答へ導くテクニックの違いであり、そもそも同じようになるわけがありません。
ですが、あらゆる角度から考え作られていくのが模範解答になるので、過去問として自分が出した答えと何が違うのかを比較してみる人が出てきます。
比較した結果として、異なる点が分かるのであれば、これは大きなメリットになるでしょう。
模範解答を色々見てみるのは、初期の段階ではお勧めできる方法ではありません。
中小企業診断士の2次試験は、正確な答えがわからない試験です。
初期の段階で普通の模範解答を見てしまうと、いったい何が正解として必要なのか、混乱してしまいます。
最終的には、過去問として、普通の学校の模範解答を集めてみるのがポイントです。
複数のご飯解凍を比較していくと、どこに共通点があるのかを見つけだせるでしょう。
この共通点は、資格学校の講師たちがそれぞれ気が付いたポイントになります。
重要なポイントになるので、ここを押さえていかなければ点数は取れないでしょう。
間違ってはいけないのは、中小企業診断士の2次試験として、あくまでも過去問の一つであるということです。
過去の問題に対する資格学校の答えなのであって、これが結果として目指すだけではありません。
同じ2次試験時間の中で導き出される答えとは、必ず違いも出てきます。
ここまで認識した上で利用することができれば、過去問として非常に有効な答えになるのです。
中小企業診断士2次試験にほかの受験生が作成した過去問は必要か
中小企業診断士で2次試験でも過去問を利用して行くのは、少しでも多くの情報を集め分析する必要があるからです。
答えが明確に出てこない二次試験ですので、情報が多い方が勉強の精度を高めることができるでしょう。
そこで出てくるのは、自分以外の受験生が作った過去問題の答案です。
再現解答に近い部分を持ちますが、点数よりも、作ったプロセスを確認することができる方法です。
例えば中小企業診断士の普通に勉強している仲間が、過去問を使って答案を作成する事があるでしょう。
この答案を利用してプロセスを考えます。
自分以外の人が答えるのですから、プロセスが全く異なる状態です。
その中でどのような結果に導けたのか、その根拠はどこにあったのかを知ると新たな発見が出てきます。
なぜその根拠に気がつくことができたのか、解答を作るうえでどのような知識が必要だったのかを知ることができれば、自分の勉強に大きなプラスを与えてくれるはずです。
これが解答へのプロセスですが、自分に足りなかったことは何か、それに気づくためのきっかけになっているのです。
自分で中小企業診断士の2次試験の記述問題を繰り返しているうちに、問題に慣れてきてしまい、惰性で答えが出てくるようになります。
なぜならばな、いつまでたっても正確な答えが見えてこない中小企業診断士2次試験の大きなヤマ場となるからです。
この状態を脱するためには、自分以外の人が出した答えを見て、必要なことは何だったのか自分のプロセスに対して振り返るきっかけを持つことが大切です。
注意しなければいけないのは、過去問を利用して答えを出したものであるということでしょう。
採点する人達もいませんし、ましてやどのような点数になるのかはわかりません。
合格できる内容だったのか、それとも全く合格できない要点のない文章として仕上がってしまったのか、 ここからではその判別もつかないのです。
それを理解した上で、自分の中小企業診断士2次試験に対して、どのようにフィードバックできるのかをとらえなければいけないのです。
こうした過去問の繰り返しは、どんどん力をつけていく大事な準備です。
一般的に過去問は10年とけばいいと言われますが、中小企業診断士の2次試験の直近で5年程度が目安になります。
勉強する時間が余るのであれば、10年さかのぼってみるという程度で考えとけば間違いありません。
まとめ
中小企業診断士の2次試験は、過去問が大切なことは間違いありません。
厳しい記述式の問題をクリアするために、多くの情報が必要となるのですから。様々な角度から作られた解答をうまく利用する必要があります。
この過去問の解答のバックボーンを理解し、自分の力にしていくことが合格への近道になるでしょう。