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中小企業診断士を目指す第一関門!一次試験の勉強法

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中小企業診断士を目指すのであれば、第一関門になるのが一次試験です。
中小企業診断士試験が、いかに難易度が高いのかを知ることになるでしょう。
この一次試験の勉強法によっては、2次試験に影響を与えることすら出てきます。
しっかりとした知識を身につけ、問題に対処できるようにしていかなければいけません。
その大事な時間となるのです。

中小企業診断士の一次試験とは

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中小企業診断士の1次試験は、7教科を相手にするところに特徴がある試験です。
難易度も高く、合格率は20%程度しかありません。
一見すると高そうに見えますが、科目合格がある試験なので、このような高い合格率が出てきます。
しかし、中小企業診断士の試験としては、あくまでも一次試験であり、合格のためには二次試験も通過しなければいけません。
一発で合格するとした場合、わずか4%しか合格率はないのです。

7教科の内容がそれぞれ違うというのも、中小企業診断士の1次試験の特徴になっています。
この7教科は、横の関連性が薄いところも中小企業診断士試験の特徴です。
一般的な試験の科目では、法律の中で7科目と言ったことはあっても、全く違う分野から出題されるというのはあまり見かけません。
中小企業診断士の場合は、経済学から始まり、会計の分野や企業法務、ITに関すること、店舗や工場の運営といったところまで勉強しなければいけないのです。
それぞれが独立した科目となっており、横断的に理解することが難しく、相当な勉強時間を費やさなければなりません。

細かく見ていくと、経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理、経営情報システム、中小企業経営・政策の7科目で出題されます。
暗記だけで対応できる科目もあれば、深い知識を持たなければ答えられない科目も存在するところも難易度が高くなってしまうポイントです。
この中から2次試験にも内容がつながっていくため、表面だけを理解しても意味がない科目もあります。

あくまでも2次試験を受けるための一次試験なので、点数も取らなければいけませんし、足切りも回避する必要があります。
一科目でも40点未満になると、総得点が6割以上を超えたとしても合格することができません。
これがとても厄介な部分で、苦手な科目を作るわけにはいかないのです。

中小企業診断士の一次試験の勉強法

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中小企業診断士の1次試験の勉強法としては、得意科目の点数を伸ばし、苦手科目は最低でも40点以上取れるような準備をすることになります。
この準備ができなければ合格することができません。

中小企業診断士の1次試験を分析していくと、暗記で対応できる科目と知識を深めなければいけない科目に分けることができます。
勉強する順番として、暗記科目は試験前に忘れてしまえば意味がなくなるため後回しになります。
先に理解を深める科目を勉強してことになりますが、その中でも範囲が広いのが企業経営論です。
ここから理解を深めていくことが必要になります。

次に始めるのが、財務・会計です。
一度でも簿記をやったことがない人には、かなり辛い科目になるでしょう。
知識が必要な上に、慣れなければ全く答えが出てきません。
数学的な部分を持っており、計算方法も知らなければ太刀打ちできない科目です。
初学者でつまずきやすい科目であり、早めに勉強をスタートするのがポイントになるでしょう。

この二つに比べ、理解度という面でもう少しゆるいのが、運営管理と経営学・経済政策です。
運営管理もかなり覚えこまなければいけませんが、経済学・経済政策に関しては好き嫌いがかなり出てきます。
時間もかかるかも口ではありますが、一度理解できればトントン拍子に進んでいくのでこの時期に勉強するのがいいでしょう。
つまずいた場合には、別の科目にチャレンジしてみるなど気分転換も必要です。

ここからは暗記科目に入ります。
経営法務と経営情報システム、中小企業経営・政策です。
不得意な科目を後回しにする方が、忘れずに済む可能性が高まります。
覚えてしまえば点数につながる科目ですが、経営法務に関して言えば法律の知識がないと厳しいことも出てきます。

中小企業経営・政策は、白書の丸暗記です。
暗記が得意という人は、最後の最後でも構わないでしょう。
それほど覚えなければならないグラフなども出てくるので、 過去問などからどこを覚えるべきか分析しておくことも必要です。

経営情報システムに関しては、IT系の知識があれば何の問題もない科目です。
覚えてしまえばなんてことはない科目とも言えますが、苦手な人にとってはこれほどとっつきづらい分野もありません。

この順番で勉強していくのが、中小企業診断士一次試験の王道ともいえる方法になります。
得意不得意が必ず出てきますので、自分の能力に合った勉強の流れを掴むといいでしょう。
特に苦手な科目は、足切りに合わないような点数のレベルにすることが必要です。
総得点という意味では少しでも底上げしたいところではありますが、足切りに合わなければいいと割り切って考えてしまうのも勉強法と言えます。

中小企業診断士の一次試験IT対策

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中小企業診断士1次試験において、経営情報システムは得点源となりうる科目です。
ITに関する出題が基本となりますが。覚えてしまえば総得点の底上げができます。
ほかに苦手な科目があり、足きりギリギリだったとしても、ここで底上げができれば、中小企業診断士試験の合格が目指せるのです。
それだけに得意科目としてしまい、科目合格したとしても、毎回受けなおすべき科目ともいえるでしょう。

問題は苦手とする人です。。
テキストもかなり読みにくいものが大半を占めます。
ここで方向性を切り替えてみる必要があるでしょう。
ITパスポートなど他の資格のテキストなどにしてしまい、合格できるレベルの知識を身につけます。
これを基礎として進めていければ、難しいという意識も消えるはずです。

ITパスポートは、IT系の資格の中でも基礎中の基礎を覚えるのが特徴で、内容もいたって簡単です。
テキストも初学者にわかりやすく作られているものが大半ですので、あまり迷うことがありません。
ここでITパスポートに使われる用語集なども用意しておきます。
これをもとに経営情報システムのテキストを読めば、簡単に理解できるようになるのです。

なぜ、経営情報システムのテキストに戻るのかといえば、ITパスポートだけではすべてカバーできないからです。
あくまでも基礎力をつけて、テキストを読めるようにするのが、ITパスポートの役割といえるでしょう。
ここで力をつければ、過去問も解けるようになります。
データベースに関する出題などは、過去問を繰り返していれば、ある程度理解できるようになるのです。

セキュリティに関することなどは、新しい情報もと入れられることがあるため、普段からアンテナを立てておく必要があります。
それでも、過去問は間違いのない選択肢になりますので、基礎力が付いたら、どんどんと説いてみるのが大事な勉強法です。
これを繰り返しているうちに、どんどんと力が付き、簡単に点数が取れるように変わります。
あとはできるだけ底上げできるように知識をプラスしていけば、ほかの教科の負担も軽減できるでしょう。

中小企業診断士の鬼門ともいえる一次試験の白書

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中小企業診断士試験の中でも鬼門と言われるのが、中小企業経営・政策です。
中小企業白書を中心に出題されることになりますが、中小企業診断士試験の中でも暗記色が非常に強い特徴を持っています。
それだけに最新の情報を暗記しなければならず、毎年多くの人が苦しむ科目です。

必要なこととして、テキストや過去問は必ず最新版を用意しなければいけません。
情報が古くなると、解答が対応していないことも増えてきます。
結論が異なることとなり、解答が変わるというのはこの科目のよくある問題です。

論理的な解釈があまり必要がないというのも、難易度を高めているポイントです。
理解度を深め答えを導き出すというのが他の科目の特長ではありますが、中小企業経営・政策においては暗記したものにそもそも意味がなかったりします。
本当の丸々暗記する作業となってくるため、深い意味を考えずに俯瞰して覚える必要があるでしょう。

そこで重要になってくるのは、一体何を政策として取り入れてきたのか、国や行政機関の施策を覚えてしまうことです。
そこから結論を暗記すれば流れとしてはわかりやすくなるでしょう。

そこで問題となるのが、中小企業白書をどのように扱うかです。
出題は中小企業白書から行われるため、丸々暗記できるのであればそれに越したことはありません。
最新の情報を使った過去問などがあれば、ある程度予測もつきます。
テキストを用意して読み込むのもメリットがありますが、白書を用意しながら比較してことにより注目点を絞り込むことができます。
テキスト見ます素材とは関係ない覚えなくてもいい情報もたくさん載せられているため、白書と比較しながら覚えなければいけないポイントを絞り込むことが大切です。

この科目が将来中小企業診断士の活動として役に立つかといえば、かなり疑問な点も残るでしょう。
それでも合格のためには必要な知識となるため、しっかりと押さえていかなければいけません。
最低でも足切りにならないようなレベルでの知識が求められます。

まとめ

中小企業診断士の1次試験は、範囲も広く多くの知識が求められる難しい試験です。
これだけの範囲となれば、得意科目も不得意な科目も出てくるのが当然です。
その中で、いかに総得点を底上げし、苦手な科目で足きりにならないように回避するのかが、合格のための大事な条件となるでしょう。
しっかりと勉強して、各科目に対応していくことが求められます。