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FP試験に合格する!各級の基準点はどれぐらい?

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FPの試験は、合格点の基準がはっきりとしています。
絶対評価を採用している試験として、基準が明確になっていることが、FP試験では大事なポイントになるのです。
この基準点をはっきりと認識した上で、FP試験の勉強をすることが合格への道となります。

FPの2級と3級の合格点

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FP試験の基本となる合格点は、どれも60%を取得することです。
これが大きなポイントですが、各級や科目、団体によって違いが出てくる点に注意しなければいけません。

基本としては、FP2級と3級は学科試験はマークシートで、6科目10問ずつで60問出題されます。
これの60%が合格点となるため、36点以上取れたら合格です。
科目ごとに60%取らなければいけないわけではないので注意が必要になります。
あくまでもFP試験は全体の60%が合格点となるからです。

きんざいの実技試験の場合には、50点満点中の60%ですので30点以上を取れば合格となります。
それに比べ日本FP協会3級の実技試験はマークシートで行われますが、20問出題されるのが特徴です。
20問で100点満点中60点以上取れれば合格になります。
FP2級の場合にはマークシートから筆記に代わり、40問出題されますが、こちらも100点満点で60点以上取れれば合格となるのです。

合格点ということでは、実は1級も同じ60%で設定されています。
全体的に60%というのが合格点となるのがFP試験の特徴ですが、きんざいと日本FP協会での試験の様式の違いが出てくる点に注意しなければいけません。

60%の点数を取るというのは簡単なようで、実はそこまで楽とは言えないのがFP試験です。
問題数を見ると分かりますが、配点によって、60%の得点というのは簡単ではなくなります。
学科試験は1問1点設定されているため、36問正解しなければいけません。
単純に60問中の6割をとらなければいけない計算です。

実技試験の場合、1問あたりの配点が大きくなると、1問あたりの比重も大きくなってしまいます。
60%に対する考え方によっては、配点が低い方が苦しい場合もあるでしょう。
少なくとも問題数が多い場合には、わからないものは早めに飛ばしてしまうのが得策です。
逆に1問あたりの配点が大きくなった場合には、苦手で答えられないような問題を作らないのが合格する為のコツといえるでしょう。

FPの合格点と絶対評価

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FP試験で重要なポイントになるのが、どの級でも60%取れれば合格点に達すると言う事実です。
勉強する上でも、これが重要な意味を持ちます。
合格点が決まっている場合の試験方法を絶対評価と呼んでいます。
絶対評価での試験では基準が決まっているため、超えてしまいさえすれば合格になるのです。
合格点が設定されている絶対評価ではなく、全体の上位から何パーセントが合格するとしているのが相対評価になります。

この二つの試験方式の大きな違いは、競争相手が存在するかどうかです。
相対評価は、合格率を設定しておき、全体から合格者数を一定量で生み出すことができます。
全体の中で競争が起こることになり、隣の席の人がライバルとなるのです。
逆に絶対評価は、合格点が決まっているため、自分自身が点数を取れば他の人は関係ありません。
合格者数も問題の難易度によって大きく変動するのが特徴です。

FPの勉強方法を考える上で、絶対評価のポイントとなる合格点を超えれば問題ありません。
つまり、満点を取る必要性が全くないということを意味しています。

満点をどれだけ勉強した事実は、必ず身になって帰ってくるでしょう。
しかし、FP試験だけで考えた場合、満点で合格した人も、60%ギリギリで合格した人も、何も違いがないのです。
FPの資格を取得したという事実だけが残り、点数が何点だったかは、自分の記憶だけに残ります。
たったこれだけの内容となってしまうため、合格できるだけの勉強をする必要が出てくるのです。

ここに関わってくるのが、勉強時間の効率化と言えます。
効率的な勉強をしなければならないのは、FP試験のきまりともいえるでしょう。
長期間にわたって勉強が必要なFP1級などではさらに顕著に現れます。

1年間近くも必要となる勉強時間は、生活にも大きな負担をかけるのは間違いありません。
勉強しなければいけない範囲も膨大であり、できるだけ時間も含めた効率的な勉強方法が必要となってくるのです。
FP1級でも絶対評価なのに違いはありません。
合格点を超えれば、どんな人であっても合格となるのですから、勉強時間の効率化を図るためにも60%を超えることを目標と設定し勉強していく必要があるのです。

仕組みが違うFP1級の合格点

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FP試験のややこしく複雑なところとなりますが、きんざいと日本FP協会の二つがある所は変わりませんが、試験内容が更に変わってくるのです。
その一つが、日本FP協会はFP1級の学科試験を行っていないところにあります。
FP2級や3級はどちらでも学科試験が受けられますが、FP1級ではそうはいかなくなるのです。
合格点も大事ですが、FP1級には実務経験を伴う受験資格の制約がありますので注意しなければいけません。

学科試験がきんざいだけになりますが、実はこれがさらにややこしくさせています。
FP1級の取得の条件は、学科試験は関係ありません。
実技試験だけが条件となっているのです。
しかし、FP1級の学科試験は実技試験の受験資格となっています。
そうなると必ず学科試験を合格しなければいけないように見えますが、実はCFPの認定者や、条件付きで6科目に合格した人は受験できるのです。

このような仕組みになってる理由の一つが、CFP行っているのは日本FP協会であるというところになるでしょう。
つまり、日本FP協会としては、きんざいが行なっている学科試験はあくまでも受験資格であり、CFPを取った人にはそのまま受験させる流れになるのです。

この学科試験の合格点は、基礎編は50問応用の筆記は大問が5問出題されます。
他の級とは違い、200点満点で60%の120点で合格です。
実技試験はきんざいも日本FP協会も行なっています。
金財の場合には口頭試問で200満点中120点が合格点です。
日本FP協会は筆記試験となりに10問出題されますが、100点満点となっているので60点が合格点になります。

ここまでの仕組みを見ても分かる通り、合格点だけを見てもFP1級は非常に複雑な形を持っています。
きんざいと日本FP協会の関係が影響していますが、60%を獲得することに変わりはありません。
これ以下であれば不合格となるのですから、目指すポイントは一つです。

それでも60%を取るというのは簡単なことではありません。
FP1級の試験では、実務経験がいくらあったとしても、試験範囲の内容をすべてカバーするのは不可能といわれています。
それほど広い範囲を相手にするため、長い時間かけて勉強していくことになるのです。

実際にFP1級の学科試験を受験するための資格として実務経験5年でクリアができますが、これだけでは合格点に達するのは厳しいといわれています。
試験形式に慣れなければいけないという点も挙げられますので、FP2級の取得を含め準備をしながら目指していくのが合格点を超える要素となるでしょう。

FP合格点を超えるための勉強

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FPで合格点を超えるために勉強を続けていきますが、それぞれいろいろな方法を試していくことでしょう。
その中で時間を考えても効率がいいと言われている方法があります。
これはFP試験に限ったことではありませんが、過去問を使って勉強していくのは定番中の定番だからです。
それもFP試験に対して、非常に相性が良い方法と言えます。

FP試験と過去問の関係は、他の資格試験よりも重要視されてきました。
過去問を繰り返していくことにより、頻出問題を理解するというのが基本線です。
様々な問題が作られてきましたが、どんなに範囲が広いと言っても、重要論点に関しては同じような出題が続きます。
これがどこにあるのかを理解しておけば、勉強を通しても効率化できるのです。
FP試験の場合は絶対評価試験となっているため、必要な点数を確保するためにも頻出問題は重要になります。

FP試験の合格点を超えるための重要な勉強方法ですが、もう一つ本試験様式になれると言う事実も忘れてはいけません。
どんなに時間をかけてテキストを使って勉強してきたとしても、本試験で出される問題に答えられなければ合格点の60%はクリアできないのです。
自分が思っている知識と、本試験で出題される問題の取り方は違いがあるのは間違いありません。
この本試験様式に慣れるためにも、実際に使われてきた過去問を何度も繰り返していくのが確実な方法となるのです。
それも本試験と同じような時間の中で解くようにして行けば、どんどん力もついてくるでしょう。

試験範囲が広いFP試験にとって、頻出問題を抑えることはとても重要です。
勉強時間の効率化にもつながるため、FP1級でも十分に使える方法と言えます。
合格点を超えるのが最重要課題となるのですから、確実に合格点を超えるためにもうまく活用しなければいけないのです。

まとめ

FP試験の合格点は60%を超えればいいとはっきりしています。
補正が入る回もありますが、自分自身の力で60%を超えれば合格できる試験なのですから、努力を重ねていくのが一番です。
FP試験は、時間はかかりますが独学でも十分合格できる範囲に入ってきます。
しかし、どうしても合格点を越えられないような時には、通信教育などを利用する方法も検討するべきです。
合格するのが大きな目的となるのですから、それを見失わないようにするためにも、最善の方法を取ると良いでしょう。