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FP3級は難しい?難易度を徹底分析

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ファイナンシャルプランナーの資格にはいろいろなものが存在しています。
FP3級は難易度も含めて、入門向けとして設定されている資格です。
それでも国家資格のひとつであり、お金に関する知識を身につけるのであればぴったりの資格となっています。

FP3級試験の難易度は?

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ファイナンシャルプランナーという言葉自体もかなり定着してきましたが、総合的な資金計画を立てて、現実的に運用する方法を導いてくれる存在といえます。
そのため、お金に関する知識を持たなければなりません。
その入門として位置づけられているのが、FP3級です。

難易度として入門に位置づけられている以上、難しい資格試験ではありません。
お金の知識としてみた時には、基礎的な能力を問われる試験です。
難易度を図るためには、受験資格から見ていく必要があります。

FP3級は、ファイナンシャルプランナーの資格の中でも入門の位置づけなので、受験資格が存在しません。
AFPやCFPを含め、2級も1級も受験資格が存在します。
これは常に上位資格として存在するためで、登録するために実務経験も問う、AFPやCFPも存在しています。
この関係からもわかる通り、難易度は最も抑えられているのです。

合格率を見てみる必要もあります。
FP3級の合格率は、60%以上ある状況です。
受験した人の半数以上は合格できる難易度であり、国家資格としても相当高い部類に入ります。
ここまで高い合格率の民間試験も少ないほどです。
それほど多くの人が合格できる難易度ですので、チャレンジしたいという人も多くなりました。

FP3級の位置づけとして、入門だけを意味しているわけではありません。
FP2級の受験資格としても、FP3級は位置しています。
実際には、AFP認定研修や実務経験、厚労省認定金融渉外技術審査3級合格なども受験資格として設定されていますが、最も簡単なのがFP3級なのです。
それだけの基礎知識を問う試験としても活用されていますので、単に入門というだけではありません。

それでもAFP認定研修や実務経験と同じレベルなのかといえば、FP3級の方が現実的にレベルが低いのは間違いないことです。
お金に関する知識を身につけようと思いスタートしたのであれば、まずはFP3級からチャレンジしてみると良いでしょう。
ただし、高い合格率を誇るとしても、60%の合格率の裏返しである40%は落ちています。
全員が受かるわけではありませんので、しっかりとした対策となる勉強が必要です。

FP3級の難易度と勉強時間

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FP3級の難易度が入門レベルではありますが、勉強をせずに合格できるほど甘いわけではありません。
どのような出題範囲があるのかを考え、勉強時間の設定をしていく必要があります。

FP3級の特徴として、実施団体によって問題が異なる部分があります。
FP試験の特徴でもありますが、きんざいと日本FP協会に分かれているからです。
この二つの団体は全く別の組織であり、実技試験で違いが出てきます。

FP3級には学科試験と実技試験に分かれており、学科試験は120分でで60問、そのうち半分が正誤判定の問題、半分が三択式になっています。
実技試験は60分で、すべて3択で答えなければいけません。
金財の実技試験は、個人資産相談業務と保険顧客資産相談業務の二つがありますが、日本FP協会の場合には資産設計提案業務のみしか選択できない仕組みです。
出題内容が異なるため、事前にどちらを選択するのか決めておくと良いでしょう。
出題方式は異なりますが、合格すればどちらも3級FP技能士として認定されます。

出題のうち60%を取れれば合格できますが、実技試験はきんざいの場合は30点、日本FP協会は60点となります。
この違いも理解しておく必要があるでしょう。

ここから勉強時間を終わりだしていきますが、全く知識が無い状態からスタートしても、9時間までがひとつの目安となっています。
通信教育会社などが割り出している時間ですが、知識がある人であれば、FP3級の問題をすべてトータルして、10時間で完成してしまう人も少なくありません。
半日程度でも問題を解くことで慣れてしまい、合格できる人もいるのです。
特に簿記や会計の知識を持っている人であれば、ファイナンシャルプランナー特有の言葉を覚えてしまうだけで、合格ラインに達することも珍しくありません。

全く知識のない人であれば、わかりやすいテキストを用意し、生活の中で1日1時間から2時間程度勉強に費やしていくといいでしょう。
仮に90時間としても、45日あれば合格レベルに達することができるレベルです。
勉強時間で生活を圧迫したりせず、余裕を持って合格できる内容ですので、計画的に盛り込んで行くのが、FP3級の勉強方法と言えます。

FP3級は独学でも行ける難易度か

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ファイナンシャルプランナーの知識は、突き詰めていくと非常に高度な内容にまで達します。
金融に関する知識だけではなく、ライフプランの設定なども範囲に入ってくるからです。
さらに不動産取引などの知識まで含めて考えると、高い難易度の勉強につながるといえます。
その入門と扱いとなるFP3級の場合、独学で勉強しても十分に合格できます。
初めて勉強する人でも、独学で合格できるレベルまで達するのは難しいことではありません。

独学で問題があるとすれば、お金に関する知識に抵抗感がある人です。
計算が苦手で、なかなか対応できない人は、独学では苦しい場面が出てきます。
計算機を扱うのが苦手という人も、独学ではなく資格学校などで勉強をする方が確実です。

もう一つ押さえておかなければいけないのは、独学では誰も教えてくれる人がいません。
一緒に勉強をしていく人もいません。
自分一人で勉強をし、疑問点があれば調べる必要があります。
調べた結果があっているかどうかも自分で判断するのが独学です。
モチベーションが下がった時にも、自分で奮い立たせなければいけません。

独学には独学の難しさがありますが、これはFP3級でも変わらない事実です。
知識のレベルから考えれば独学でも十分対応できる内容なのは間違いありません。
しかし、現実的に勉強をする環境と時間で見ると、難しい面ががあるのも確かなのです。

自分で資格試験を受けてチャレンジしていきたいと考えている人は、FP3級を独学で合格を目指してみると良いでしょう。
勉強の方法の基礎を身につけるとしても、FP3級の勉強は役に立つからです。

普段の生活の中ではなかなか耳にしない言葉が出てきたりします。
知識としても触れることがなかった部分が出てくるでしょう。
これらも自分で調べて対応していかなければいけません。
この繰り返しをしていると、資格試験の勉強の仕方の基礎が身についてくるのです。
知らないことをそのままにするのではなく、自分で調べて理解できる段階に引き上げる過程が、資格試験に合格していくために大切なのです。

FP3級の難易度にぴったりの教材

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みんなが欲しかった!FPの教科書3級 滝澤ななみ

FP3級の難易度を考えた時に、ぴったりの教材となるのは分かりやすいことです。
初めてファイナンシャルプランナーの知識に触れる状況として、難解なテキストは向いていません。
できるだけわかりやすく解説されている内容が大切です。
そこで多くの人が使ってきたのが、このみんなが欲しかった!FPの教科書3級です。

資格学校のTACが出版しているテキストですが、その中でも著者の滝澤ななみ氏が手掛けているところに注目しなければいけません。
他のテキストも書かれていますが、非常にわかりやすい内容に終始しています。
カラーやイラストで構成された内容は、要点がはっきりしており、初めてファイナンシャルプランナーを勉強する人にもぴったりです。
3級の内容を網羅するのはもちろんですが、基礎を固めるという点でも役立ってくれます。
さらに上の知識を身につけたいと思っている時でも、まずはここからスタートするといいでしょう。

FPの学校 3級 きほんテキスト ユーキャン

テキストとして表題からも分かるとおり、非常にわかりやすい基本の内容されたテキストになっています。
通信教育で有名なユーキャンが手がけている一冊で、入門書としても大変人気があるのです。
入門レベルとして分かりやすさを追求しており、フルカラーになっているだけではなく、可愛らしいイラストで解説されているので親しみを持って覚えることができます。
合格にかかる時間終わりだし、1ヶ月の学習スケジュールをついていますので、勉強の時間や方向性として迷わないで済む作りです。

あまり資格試験にチャレンジしたことない人でも、わかりやすい内容を保つことを追求しています。
この辺りが通信教育するの大手としての経験が生かされているポイントです。
これまであまり勉強に取り組んでこなかった人でも、この一冊から始めれば安心してFP3級取得を目指していけるでしょう。
生活の中で忙しくなかなか勉強をしない人でもわかりやすく理解へ導く工夫がされています。
毎日の勉強管理がなかなか出来ない人でも、この一冊を手元に置いておけば、モチベーションの管理もしながら勉強を続けることができるはずです。

まとめ

FP3級は、ファイナンシャルプランナーの入門的な位置づけとしてだけではなく、様々な資格試験の入り口として活用することもできます。
勉強方法を学ぶにもピッタリですし、お金の流れに関する知識を身につくのが特徴です。
それでも、ただ難易度が低い試験というわけではありません。
これから先ファイナンシャルプランナーとしての活動を始めるにあたって、大事なスタート地点につける資格です。
普段の生活にも役立つ知識が身に付きますので、受験資格のない資格試験としてチャレンジしてみるのもいいでしょう。