FP3級試験で電卓を使えるのか気になるところですよね。試験なのに電卓を使っていいのか意外に感じる方が多いのではないでしょうか。電卓を使っていいのなら試験内容も簡単そうに感じて油断してしまいがちです。
電卓を使えるのは、非常に心強いですね。なぜなら、計算などスムーズにできるからです。持ち込みできるのは、安心できます。でも、電卓を使うことは反則ではないか、気になってしかたありません。本当に使えるならうれしいことです。
使っていい条件やおすすめの電卓が知りたいですし、使っていけない電卓も知りたいですね。なぜなら、試験で没収されたら悲しいからですよ。本番でそうなったらピンチなりますし、試験を乗りきるために必要ものでもあります。
しかし、ただ使っていいわけではありません。なぜなら、その分難易度が高い可能性もあるからです。勉強しておくことは大事ということですね。この記事では、FP3級試験で電卓を使えるのか、おすすめの電卓を説明していきます。興味のある方はぜひ読んでみてください。
目次
FP3級試験で電卓を使えるのか?
FP技能士には3段階のレベルがあり、簡単な順に3級、2級、1級となっています。FP技能士の資格試験は日本FP(ファイナンシャル・プランナーズ)協会と金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が行っていますよ。一度合格した資格に有効期限はなく、更新の必要ないです。また、「AFP、CFP」には2段階のレベルがあり、AFPの方が取得難易度は簡単となっています。
AFPやCFPの資格試験は日本FP協会が実施しています。難易度は、AFPが2級FP技能士とCFPが1級FP技能士と同じです。FP技能士とは違い、AFP、CFPには資格の有効期限があります。資格の認定後に定められる継続教育期間中(おおよそ2年間)に、AFPは15単位以上、CFPは30単位以上を取得することで資格を更新可能です。
金融まわりの専門的な知識が求められるため、ファイナンシャルプランナーの資格を取ってから活動することが基本となります。
電卓は試験で使うことができます。しかし、何でもいいわけではありません。簡単に選ぶと後悔するので、電卓選びは慎重すぎるくらいがいいでしょう。適当に家にあるものを持っていくのはやめたほうがいいです。なぜなら、使えない場合もあるからですよ。
試験を受けると決めたらすぐ買うようにしましょう。後回しにしないことは基本です。後回しにすると忘れてしまうので、何ごとも早めに終わらせます。
その分試験の難易度が高い可能性もありますし、何でもいいわけではなく条件があります。ここからは、条件に付いて詳しく解説していきますよ。FP(ファイナンシャルプランナー)になりたい方や興味のある方はぜひ読んでみてください。
FP3級試験と電卓1.条件
試験で使うことができる電卓は、FP協会と金財共通です。電卓の代わりにそろばんは不可で、電源を内蔵しているものや演算機能のみを有するもの、数値を表示する液晶部分がおおむね水平で表示領域が一行のものやおおむね縦26センチ・横18センチを超えないサイズのものが条件ですよ。
他にもGT機能やメモリ機能、日数計算機能や利益率等の計算機能などは付いていても使用できます。プログラム入力機能や関数機能、紙に記録できる機能や音が出る機能などは不可です。基本的に市販されている「普通の電卓」であれば使えるようになっています。
試験で使える電卓は1台のみで、2台以上を持ち込んでも同時に使うことは不可です。試験日当日は電卓の貸出などは一切行われないので、もし忘れてしまうと大変なことになってしまいます。家を出る前に持ち物チェックなどの確認をして注意しましょう。
FP3級試験と電卓2.選び方
電卓の価格について見ていきましょう。家電量販店などで1,000~2,000円程度で販売されているものがちょうどいいです。ネット通販で購入してもいいですが、まれに不良品が混じっているので気を付けましょう。
また、あなたの使用する手に合わせた電卓が好ましいです。ちなみに、あなたの利き手でない方の手で電卓を打てるのが効率よく好ましいですよ。利き手でない方で電卓を打ち、利き手で文字を書けると時間のロスがないからです。
右利きの人は左手でキーを打って左利きの人は右手でキーを打つことになります。その他にはスマートフォンや携帯電話等の電卓機能は、試験では使用不可になっています。そのかわり試験会場に電卓を複数台持ち込めますが、試験で使用できる電卓は1台のみです。
FP3級試験で使える電卓Top3
耐久性や機能性を考えて、大手メーカーの電卓を使いましょう。無名のメーカーで非常に安価な電卓には、壊れやすいものが多いからです。打ちづらいものがあります。また、カシオ製とシャープ製(キヤノン製などを含む)では、キーの打ち方が違ってきますよ。
ここからは、FP3級試験で使える電卓について説明していきます。FP(ファイナンシャルプランナー)になりたい方やFP(ファイナンシャルプランナー)に興味のある方、FP3級を受験する方などはぜひ読んでみてください。
FP3級試験で使える電卓第1位SHARP EL-G37
「SHARP EL-G37」は、公認会計士・税理士・日商簿記・全経簿記などの受験生のために特別に開発された高性能・高静粛電卓です。学校用電卓であるため、市販はないことになっています。資格の学校TACの各校舎および直販サイト(CyberBookStore)で誰でも購入できますよ。
サイレントキーが採用されているのでキーのタッチ音も静かなのが特徴です。早打ち機能(2キーロールオーバー)が実装されていて、どれだけ早く打っても正確にカウントしてくれます。ゆるい傾斜がついた液晶部分も大きくて見やすいです。
製造元:SHARP
電卓種類:学校用電卓
保証期間:3年
ケース:布製(綿ビロード)
サイズ:縦18.1cm×横11.2cm×高さ3.5cm
重量:202g
桁数:12桁
価格:4,700円(税込・送料込)
FP3級試験で使える電卓第2位SHARP EL-VN82
「SHARP EL-VN82」は、電卓事業50周年を記念して作られたSHARPの自信作です。投票で選ばれたデザインを商品化しており、表面のアルミパネルはかなりおしゃれな感じになっています。色はディープブルーやシャンパンゴールド、ブラウンやエレガントピンクの4色です。
電卓の大きな特徴は、コンパクトサイズの割りに液晶部分が大きくて数字が見やすいことになります。ディスプレイ部分を自由に傾けることができるので視認性に優れていることが理解できますよ。薄くて軽いので持ち運びもしやすくなっています。
定番の早打ち機能(2キーロールオーバー)やアンサーチェック機能が付いていますよ。この価格帯の金額にしては珍しくサイレントキーを実装しているのも嬉しいですね。実売価格2,500円前後となっていてお手ごろです。
製造元:SHARP
電卓種類:一般電卓
保証期間:1年
ケース:なし
サイズ:縦18.0cm×横10.9cm×高さ1.4cm
重量:168g
桁数:12桁
価格:2,500円前後
FP3級試験で使える電卓第3位CASIO JS-20WK
メーカー参考価格は14,080円(税込)と他のものより高めです。Amazonなどでは8,000円前後で販売されています。電卓のサイズ・重量・基本性能は、SHARP EL-G37と変化ないです。
文句なしの高性能電卓で、サイレントキーや早打ち機能(2キーロールオーバー)も実装されています。保証期間5年ついているので、安心して使用できますね。試験中に壊れてしまうといった最悪のアクシデントを避けることが出来ます。
製造元:CASIO
電卓種類:一般電卓
保証期間:5年
ケース:別売り
サイズ:縦17.5cm×横10.7cm×高さ2.4cm
重量:210g
桁数:12桁
価格:8,000円前後
FP3級試験で電卓は使える
この記事では、FP3級試験で電卓を使えるのか、おすすめの電卓を説明について説明してきました。かなり詳しい条件があるので、面倒に感じた方も多かったのではないでしょうか。安心してください。選び方が決まっているので選びやすいですよ。
電卓を使えるのは、心強いです。でも、油断してはいけません。油断していると、合格が遠のきます。努力や準備が無駄になりますし、お金もかかるので無駄にしないようにしましょう。お金がかかるからこそ、無駄にしたくないですよね。
FP3級試験は初心者向けなので、合格しやすいです。暗記だけでも合格できますが、合格後に資格を活かすなら知識を入れる方がいいでしょう。上位資格をとる場合も一緒となります。上位資格は、2級以上のものです。FP(ファイナンシャルプランナー)には3段階のレベルがあり、簡単な順に3級、2級、1級となっています。他にもFP協会が実施しているAFP、CFPが存在していますよ。
面倒に考えて適当に選ぶと困るのはあなたです。慎重に選ぶことが大切になってきます。その上であなたに合ったものを選びましょう。これも合格への道ですよ。この記事があなたの役に立つとことを願っています。あなたがFP3級に合格することを遠くから祈っていますよ。