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FP3級の合格発表はいつ?試験の流れや合格証書が届くまでを解説

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FP3級の合格発表とは、試験日よりどのくらい後になるのでしょうか。FP3級の合格発表日までの流れや、合格証書が自宅に届くまでを詳しく解説します。

FP3級の合格発表までのスケジュール

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FP3級は、「ファイナンシャル・プランニング技能士3級」という国家資格の略称です。「ファイナンシャル・プランニング」とは、「自分の夢や目標に対して、総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法」のことを指します。ファイナンシャル・プランニングの計画を立てるためには、「金融」「税制」「不動産」「住宅ローン」生命保険」「年金制度」などの幅広い「お金の知識」が必要です。

 

このような、お金についての知識を備え、顧客の夢や目標がかなうように、一緒に考え計画を立て、実現に向けてのサポートをする専門家が「ファイナンシャル・プランナー(FP)」です。FPには「1級、2級、3級」と3つの段階があり、FP3級はその中でも一番難易度が低い資格になります。そのため、FP3級は「FPの入門編」と呼ばれるくらい、FPの中でも難易度が低く、取得しやすい国家資格であると言われています。

 

FP3級は、「特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)」と「一般社団法人金融財政事情研究会(金財)」の2つの団体が実施しており、これら2つの団体が実施しているFP試験に合格することによって、「FP技能士」の国家資格を取得することができます。FP3級の資格試験は、毎年行われており、実施される時期が決まっています。

 

FP3級は、毎年「5月・9月・1月」と年3回行われており、「学科試験」と「実技試験」の2つの試験を受験し、合格発表日に合格が認定されたのちに、合格証書が自宅に届けられるという流れになっています。FP3級の試験の申込から合格発表までの流れは、まずFP3級を受けるにあたり「受検申請」を行います。FP3級の受検申請期間は約1ヶ月弱で、試験日のおよそ2ヶ月ほど前から開始されます。

 

この受検申請期間内に受検申請を完了させておかなければ、FP3級の試験を受けることができません。そのため、必ずFP3級の受検申請期間内に、受験申請を完了させるようにしましょう。なお、受検申請時には、FP3級の受験手数料の支払いも済ませる必要があります。受験申請が完了した後は、「受検票」が送られてくるのを待つだけです。FP3級の受検票が届くのは、FP3級の試験日のおよそ2週間ほど前になります。

 

そして、FP3級の試験を受験し、その後は合格発表を待つ、という流れです。FP3級の合格発表日は、試験日のおよそ2ヶ月後です。FP3級の合格発表にて、学科試験・実技試験の両方に合格した人のみ、FP3級の資格を取得することができます。FP3級の学科試験・実技試験ともに合格した人にのみ、合格発表日以降に合格証書が発行されることになります。

FP3級の合格発表はどこで確認する?

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FP3級の合格発表は、合格証書が届く前に、各実施団体のホームページ上で合否の確認をすることができます。FP3級の合格発表は、日本FP協会ホームページ、または金財のホームページにて発表されます。そのため、FP3級の合格発表日になれば、すぐに自分で確認することができます。FP3級の合格発表をホームページで確認する際には、「受検番号」で検索を行うようになっているため、受検票は無くさないよう大切に保管するようにしましょう。

 

FP3級の合格発表を確認するには、試験ごとに特設されるページにアクセスし、自分の受検番号や氏名(カナ)、生年月日などの必要事項を入力します。これらの情報を入力し、ログインをすると自分が合格しているかどうかを、すぐに確認することができます。また、FP3級は、学科試験と実技試験の両方に合格していなければ、資格を取得することができません。そのため、FP3級の合格発表は、学科試験と実技試験の両方の合格を確認する必要があります。

 

もしも、FP3級の学科試験もしくは実技試験のどちらかだけに合格していた場合は、次回以降のFP3級の試験にて「免除申請」をすることが可能です。免除申請とは、次回以降の試験にて、合格した方の試験だけを免除することができ、合格しなかった方の試験のみを受検することができる制度です。

 

ただし、FP3級の免除申請には、有効期限があるため、期限を過ぎてしまった後に受ける試験については、免除申請は適用されません。FP3級の免除申請の期限は、試験合格した年の翌々年度末までに行われる試験までになります。そのため、もしもFP3級の試験にて学科試験もしくは実技試験のどちらかに合格した場合には、免除申請が適用される期間内に資格の取得を目指すことをおすすめします。

FP3級の2020年度の合格発表までの日程

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FP3級の2020年度の合格発表までの日程は、第1回目の試験日が2020年5月24日(日)、受検申請期間が2020年3月12日(木)〜2020年4月2日(木)、合格発表が2020年6月30日(火)です。第2回目の試験日は2020年9月13日(日)、受検申請期間が2020年7月6日(月)〜2020年7月28日(火)、合格発表が2020年10月23日(金)、第3回目の試験日は2021年1月24日(日)、受検申請期間が2020年11月10日(火)〜2020年12月1日(火)、合格発表が2020年3月5日(金)になります。

 

FP3級の試験実施日は、5月が第4日曜日、9月が第2日曜日、1月が第4日曜日と、毎年固定で決まっています。FP3級の受験手数料は、学科試験・実技試験ともにそれぞれ3,000円です。FP3級の試験日のタイムスケジュールも毎回同じで、学科試験が10時〜12時までの120分間(2時間)、実技試験が13時半〜14時半までの60分(1時間)となっています。

 

FP3級は、学科試験と実技試験がありますが、同日に両方の試験を受験することもできますが別日で受験することも可能です。しかし、FP3級の試験の難易度は、それほど高くないことから、ほとんどの人が同時受験にて合格することができています。そのため、FP3級は毎年合格率が高く、日本FP協会の場合には、学科試験の平均合格率が70〜80%、実技試験の合格率は80〜90%という結果になっています。

 

しかし、金財のFP3級の平均合格率は日本FP協会の合格率よりも低く、学科試験が40〜70%、実技試験の「個人資産相談業務」が50〜70%、「保険顧客資産相談業務」が40〜60%です。FP3級の合格率が日本FP協会と金財とで異なるのは、試験問題が異なることや、受験する人のタイプによることが理由です。FP3級を日本FP協会にて受験する人は、「自ら試験取得のために個人で申し込むことが多い」のに対し、金財の場合には「企業などの団体が申し込む傾向が高い」からです。

 

なぜ、受験者の傾向で合格率に差が出るのかというと、自ら試験取得のために申し込む人は、資格取得を目的としているため、試験勉強をしっかりとする人が多いため、必然的に合格率も高くなります。しかし、企業にて申込をし、受験する人の場合、中にはFP3級の資格取得には興味がない人もいることから、試験勉強に対するモチベーションが低い傾向があります。このような人が多い場合には、やはり必然的に合格率も下がってしまうことになります。

FP3級の合格発表後の合格証はいつ届く?

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FP3級の合格証書は、合格発表後に合格者のもとにそれぞれ「郵送」にて届きます。FP3級の合格証書は、合格発表日からおよそ2日後に届くことが多いようです。つまり、FP3級の合格発表日に合格証書を発送している、ということになります。また、FP3級の合格発表後に送られてくる合格証書には、「結果通知書」も同封されています。

 

結果通知書とは、それぞれの試験や学科の得点結果が記載されている「成績表」のようなものです。FP3級の結果通知書には、合否の記載からそれぞれ6つの科目「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業継承設計」ごとの得点が記載されています。そのため、FP3級の結果通知書を見ることによって、自分の得意不得意な科目を確認することができます。

 

もしも、合格しなかったとしても、FP3級における自分の得意分野と不得意分野を理解することができるので、次回以降の対策を立てることが可能になります。しかし、FP3級は、難易度が低い試験であることから、過去問をしっかりとこなしていれば、ほとんどの場合合格することができる試験です。

まとめ

FP3級は、FPの資格の中でもっとも難易度が低く、取得しやすい国家資格です。FP3級は、毎年5月・9月・1月の年3回行われており、行われる時期や日程は毎回同じで変わることはありません。FP3級の合格発表までの流れとしては、受検申請手続きをし、受検票が届いた後に試験を受け、合格発表日を待つという流れになります。FP3級の合格発表は、試験日のおよそ2ヶ月後です。

 

FP3級の合格発表は、日本FP協会ときんざい各団体のホームページ上で確認することが可能です。その際に、受検番号が必要となるため、試験が終わった後でも受検票は無くさないように大切に保管しておくようにしましょう。FP3級の合格発表と同時に、合格証書と結果通知書が発送されます。そのため、FP3級の合格証書は、合格発表日からおよそ2日後くらいに自宅に郵送にて届くようになっています。