FP1級は難しそうだから講座を利用したいな、という方におすすめの講座、予備校を紹介します。独学と組み合わせることも全て講座を利用することもできます。
目次
FP1級で講座、予備校を利用するメリット
FP3級、FP2級までは独学で来たけどFP1級は講座を利用することにした、という声がよくありますが、講座や予備校にはどんなメリットがあるのでしょうか。まず、理解の仕方の違いが大きく関係してきますが、人によって話を聞く方が理解しやすい人と、自分のペースで文章を読んだ方が理解しやすい人が存在します。
前者に当てはまる方は講義を聞くことで何倍も効率よく吸収できます。また、自分一人だとついサボってしまう方も予備校や講座がおすすめです。オンラインでも決まった時間に配信される講義を聞くことで勉強の習慣が身に付きます。何より、高い料金を払ったんだから真面目に活用いないともったいないと感じて集中力が上がります。
これは教室型に限定される話ですが、一人で勉強していると気分が落ち込んだりあきらめそうになることもあります。そんな時に同じ目標を持つ仲間がいたら心が救われるでしょう。精神的な面でも十分なメリットがあります。
FP1 級おすすめ講座〈LEC東京リーガルマインド〉
LECリーガルマインドでは主に学科試験の対策講座が開設されています。インプットとアウトプットが両方できるようにカリキュラムが組まれています。講座は全てオンラインで4種類あり、それぞれを受講することもパックでまとめて受講することもできます。
それぞれの講座でウェブ版とDVD版があります。ウェブ版はダウンロードが可能なので移動中や外出先で視聴したい方におすすめです。DVD版は家で勉強できてデバイスに負担をかけたくない方におすすめです。
1級2級FP出る順ブリッジ講座
この講座は6回の講義で合計15時間、ウェブ版が15,400円、DVD版が19,250円です。内容はFP1級合格に向けて勉強を始めるための準備がメインです。FP2級の内容の復習、基礎の確認、FP1級の試験で重視されるポイントが解説されています。前回の合格から時間が経っている方や苦手分野に不安を感じている方におすすめです。
1級FP学科試験対策講座
18回の講義で合計45時間、ウェブ版が70,400円、DVD版が88,250円です。fp1級の試験は6科目に分かれているのでその科目ごとに解説講義2回と過去問対策が1回行われます。基礎的な内容から高得点をとるための応用的な内容までしっかりカバーされています。
解説を受けた内容をすぐに確認できるので知識が定着しやすく合格に近づくことができます。さらに過去問対策の回では講師が実際に解いて見せることで自分で過去問に取り組むときのお手本になります。
1級FP学科公開模擬試験
300分で1回分の予想問題で、料金は4400円です。本試験の傾向から本番そっくりにつくられているので試験直前に確認のために利用することをおすすめします。こちらは採点、成績表はついてこないので自分で解答を見て採点します。
1級FP学科試験対策講座【過去問対策編】
合計15時間、6回分でウェブ版が24,640円、DVD版が30,800円です。この内容は1級FP学科試験対策講座の過去問対策編と同じです。独学で勉強している方が部分的に講座を利用したい場合におすすめです。
1級FPパーフェクト合格パック
パーフェクトパックはウェブ版が83,160円、DVD版が102,960円です。1級FP学科試験対策講座、1級2級FP出る順ブリッジ講座、1級FP学科公開模擬試験が含まれています。2級レベルの復習から高度な内容までまとめて勉強したい方におすすめです。
1級FP学科試験対策パック
1級FP学科試験対策講座、1級FP学科公開模擬試験の内容が含まれていて、ウェブ版が72,160円、DVD版が89,760円です。FP2級に合格してからすぐ1級に挑戦する方におすすめです。
FP1 級おすすめ講座〈NetSchool〉
5ヶ月間しっかりと講義と問題演習ができるカリキュラムで88,800円です。直前対策講座以外のWEB講座を受けたことがある方は83,600円、1級FP技能士コースを再受講の方は半額になります。教材は紙のテキストが参考書と問題集が1つずつ送られてきます。問題演習では600問もの問題をモバイルスクールというシステムを使って解くことができます。
モバイルスクールとは自分のパソコンやデバイスで問題を解くと自動で採点されます。講義も配信式でスマートフォンで閲覧する場合には専用のアプリをインストールする必要があります。パソコンの場合はそのまま受講できます。講義の時は小さめの講師が話している様子が見れるウィンドウとスライドを示す大きめのウインドウが同時に表示されます。
この講座を受けるためには新しいネット環境が必要になります。windowsは10pro ,MacOSはMac10.4以上が必要です。タブレットやスマートフォンiOS5以上、Android4.0以上です。他にも様々な条件があるので公式HPの動作確認のページから確認してみてください。
FP1 級おすすめ講座〈資格の学校TAC〉
大人気のテキストも出版しているTACの講座です。全部で5種類の講座が展開されています。講座の説明会が無料で行われているところ、教室で受講することもオンラインで受講することもできるところが特徴です。
1 級本科生
全16回の1級講座、全4回の直前対策、1回の模擬試験でウェブ版が133,000円、DVD版153,000円(DVD合計20枚)、教室講座は133,000円、ビデオブース講座が133,000円です。教材はfp1級合格テキストが科目ごとに6冊、合格トレーニングが1冊、直前対策テキストが1冊です。
合格テキスト、合格トレーニングは講座を受講していない方向けに一般販売も行っている人気のテキストです。一般では科目ごとに分かれているので苦手分野のみ購入したり、持ち歩きやすかったりする利便性で評価されています。
1級本科生を受講している方限定で有料のウェブフォローというサービスを受けることができます。サービス内容は教室受講もしくはビデオブース講座を選択した方が授業を欠席してしまった場合やもう一度復習したい場合にウェブ版の講座を家のパソコンで視聴できるというものです。
働きながら資格の取得を目指す方は仕事の都合でどうしても欠席してしまう場合もあると思いますが、その場合でもしっかりフォローできるようになっています。ウェブフォローができるインターネット環境は決まっているので申し込む前に一度公式HPから動作確認を行ってみてください。
1級本科生の講座は初回1回分が体験入学として無料で視聴できます。こちらで講義の内容が自分にあっているかどうか確かめてから申し込みをしましょう。
入門講義付き1級本科生
上記の1級本科生の講座に全12回の入門講座が加えられたバージョンです。ウェブ版が155,000円、DVD版179,000円(DVD合計20枚)、教室講座は155,000円、ビデオブース講座が155,000円です。教材は1級本科生で使用するテキストに加えFP2級テキストが各分野1冊ずつ6冊です。1級の内容に入る前に2級までの内容をしっかり復習して実力アップにつなげようという狙いがあります。
ウェブ版とDVD版で講座を受ける場合は4回の添削指導があるので安心です。ウェブフォローも同じように利用できますが料金が1級本科生より5,000円高い25,000円です。この講座はTACで最も内容が多く、費用のかかる講座になります。一括で支払うのが厳しい場合はTAC教育ローンを活用することもできます。
また、この講座と上記の一級本科生の講座はFP1級の試験を受けたことがある方が受講する場合には授業料が10%割引になります。以前1級本科生もしくは入門講座付き1級本科生の講座を受講していた方は50%割引になります。割引の申し込みは校舎か郵送のみとなっています。FP1級の受験票、会員証のコピーが必要になります。
1級・CFP入門講座
全12回の入門講座のみで料金はウェブ版が27,500円(6科目)、5,700円(各科目)DVD版32,000円(6科目)、6.500円(各科目)教室講座、ビデオブース講座はありません。この講座は1科目から選ぶことができるところが特徴です。独学に向けて基礎をしっかり固めたい方にもおすすめです。
内容は入門講座付き1級本科生の入門講座の入門講座部分と同じです。オンラインのみで開講されているので教室講座、ビデオブース講座で入門講座付き1級本科生を申し込んだ方も入門講座だけはオンラインになります。
1級直前対策講座
基礎問題と応用問題の両方に対応していて全4回の講義に1回分の模試がついています。料金は。ウェブ版が35,000円、DVD版40,000円(DVD4枚)、教室講座、ビデオブース講座ともに35,000円です。
模試はどの講座でも自己採点です。内容とテキスト1級本科生、入門講座付き1級本科生にある直前講座と同じです。独学で頑張ってきた方が最後のまとめとして受講するのも良い使い方です。
過去問解説講義
この講座は過去問に試験回ごとに申し込みができます。受講はウェブ版のみで1回2,100円です。試験回の基礎編、応用編でそれぞれ1回分なので注意してください。どちらも1回90分の講義で教材はないのであらかじめ過去問を金融財政事情研究会、日本FP協会の公式HPからダウンロードしておきましょう。24時間いつでも受講可能なので自分のペースで利用できる講座です。
まとめ
今回はFP1級対策におすすめの講座を紹介しました。独学の方には関係ないように見えますが、独学でも模試だけ受ける、直前講座だけ受講する、という使い方ができるので経済面に余裕があればぜひ考えてみてください。