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音声通話は必要なし!データSIMおすすめ4社を紹介

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「使い終わったスマートフォンをモバイルデータ通信だけ使えるようにしたい」
「タブレットでも外出先でモバイルデータ通信できるSIMカードが欲しい」
このような考えを持っている人もいるでしょう。音声通話を利用せず外出先でデータ通信のみできれば問題ないと考えている人は、データ通信専用SIMの契約を考えてみてはいかがでしょうか。
データ通信SIMはほぼすべての格安SIMで取り扱いがあります。音声通話SIMよりも料金プランが安いので、お得に運用できるでしょう。またデータ通信回線を利用した「IP電話」なら、データ通信専用SIMでも通話を利用できます。

データSIMはおすすめ?音声SIMとの違い

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以下ではデータ通信専用SIMと音声通話SIMの違いについて紹介します。
両者の大きな違いは「音声通話ができるか否か」です。

音声通話の有無がポイント

データ通信専用SIMは、音声通話を利用しない人にとてもお勧めの通信プランです。音声通話メインのスマートフォンとは別に、以前利用していたスマートフォンを再利用したい人や、外出先でモバイルデータ通信をタブレットで利用したい人などに、データ通信SIMはお勧めです。
またデータ通信回線を利用して音声通話をするIP電話サービスを主に利用する人であれば、データ通信SIMのみでも音声通話できるようになります。ただしIP電話は音声通話と異なり、データ通信回線が不安定な時は通話できない、通話品質が落ちるといったケースもあります。
IP電話を音声通話の代わりに利用するのは、音声通話をたくさん利用する人にとっては少々リスキーです。スマホで音声通話をたくさんする人は、音声通話SIMの利用をお勧めします。

SMS付きかは選択できる

格安SIMによっては、データ通信専用プランで「SMS付き」と「SMS無し」を選択できます。例えばBIGLOBEモバイルの場合、ドコモのデータ通信専用プランでは「SMS無し」プランは「SMS付き」プランに比べて120円安いです。ただし格安SIMによっては「データ通信プランはすべてSMS付き」ということもあるので注意しましょう。
SMSが付いていると「LINEなどのSNS認証」「バッテリーの減りを抑えられる」といったメリットがあります。120円の料金差はありますが、個人的にはデータ通信専用SIMでもSMSは付けたほうがお得かと思われます。

データSIMのおすすめ4社

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以下ではデータ通信専用SIMを契約するならおすすめの格安SIM4社を紹介します。
実は格安SIMは会社によって提供しているサービスに特徴があります。各社の詳しい特徴は下記をご覧ください。

データSIMおすすめ1:UQモバイル

UQモバイルのデータ通信専用プランは、無制限でデータ通信できます。データ通信専用プランは「データ高速プラン」「データ無制限プラン」の2つがあり、それぞれの特徴は以下のとおりです。

  • データ高速プラン:月額980円で利用可能。月間3GBまで高速通信可能。通信制限後は最大送受信速度が200kbpsまで低下。
  • データ無制限プラン:月額1,980円で利用可能。容量無制限だが送受信は最大500kbpsまで。

UQモバイルのデータ通信専用SIMで注目すべきは、データ無制限プランです。通信速度こそ遅いものの、月額1,980円でデータ通信を利用し放題というのは大きな魅力です。ただしデータ無制限プランでも直近3日間で6GB以上のデータ通信を行うと速度制限がかかるリスクがあるので注意しましょう。

データSIMおすすめ2:LINEモバイル

LINEモバイルの魅力は、LINEアプリをデータ通信容量を気にせず利用できる「LINEデータフリー」に対応していることです。
LINEデータフリーとは、LINEアプリで利用したデータ通信容量が消費されない”カウントフリー・オプション”の1つです。LINEのメッセージはもちろん、音声通話やビデオ通話、スタンプや着せ替え機能のダウンロードまでカウントフリーとなります。
LINEをたくさん利用する人は、LINEモバイルへの加入をお勧めします。データ通信専用SIMでは、月間500MBプランなら月々600円で運用可能です。

データSIMおすすめ3:BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルの魅力は、YouTubeなどが見放題になる「エンタメフリー・オプション」を提供していることです。
BIGLOBEモバイルは月間3GBプラン以上のデータ通信専用プランを契約可能。SMSを付けないプランなら月々900円で運用できます。またデータ通信専用SIMでも、YouTubeなどが見放題になる「エンタメフリー・オプション」を月々980円で追加利用できます。
エンタメフリー・オプションを契約すればYouTubeをはじめ、AbemaTVやApple Music、dマガジンやradikoといったアプリで利用したデータ通信容量が消費されません。外出先でもデータ通信制限を気にせずYouTubeやradikoを利用できるのは便利ですよね。
「音声通話を使わず、できるだけお得にスマホを利用したい」という人は、BIGLOBEモバイルのデータ通信専用SIMとエンタメフリー・オプションの組み合わせがお得ではないでしょうか。

データSIMおすすめ4:イオンモバイル

イオンモバイルのデータ通信専用プランは、他社格安SIMよりも圧倒的に安いです。
SMSを付けなければ、月1GBのデータ通信専用プランが月額480円で利用可能です。SMSを付けると+140円/月ほど追加料金がかかりますが、それでも1GBプランなら月々620円で運用可能。またイオンモバイルは全国200店舗以上のイオンで販売とサポートを行っており、インターネット経由での契約が苦手な人でも入手しやすいです。
安いデータ通信専用SIMを、簡単に入手したいならイオンモバイルがおすすめです。

本当におすすめ?データSIMにまつわる疑問

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「データ通信専用SIMは良さそうだけど、落とし穴もあるんでしょう?」と疑っている人もいるでしょう。そこで下記では、データ通信専用SIMに関する主な疑問に対して回答します。

IP電話は利用できる?

IP電話とは「Skype」や「050plus」といった”インターネット通信を利用した音声通話サービス”のことです。このようなIP電話サービスはデータ通信専用SIMでも利用可能です。データ通信専用SIMは音声通話SIMよりも月額通信料が安いので「音声通話なんて必要ない」という人もいるでしょう。
しかしIP電話はデータ通信環境に音質が左右されます。通信状態が悪い場所や通信制限がかかっているときにIP電話を利用すると、音質が悪くなるので注意しましょう。またデータ通信専用SIMのみに絞ると、今までスマホやケータイで利用していた電話番号が利用できなくなってしまうので注意しましょう。

位置情報サービスは利用できる?

データ通信専用SIMでも、位置情報サービスは利用できます。
ただしSMSが付いていないデータ通信専用SIMでは、位置情報サービスの取得に時間がかかることもあります。位置情報の確認には、端末に搭載されているGPS機能の他に、SMSを利用した基地局情報も利用されます。
データ通信専用SIMでもGoogleマップなどの位置情報サービスは利用できます。ただしマップアプリなどを多用するなら、SMSを付けておいたほうが良いでしょう。

電池の消耗が速くなるって本当?

データ通信専用SIMには「セルスタンバイ問題」と呼ばれる減少が発生します。セルスタンバイ問題とは、スマホが音声通話回線を利用した基地局情報を取得しようと、スマホが何度も情報取得しようとトライする現象を指します。
データ通信専用SIMなので音声通話回線を通じた基地局情報を得ることは出来ませんが、スマホ側はそれが分からず、何度も基地局情報を取得しようとトライし、それが原因でバッテリーが速く減少します。これが「セルスタンバイ問題」です。
セルスタンバイ問題を解決するには、音声通話SIMを利用するか、SMS付きのデータ通信専用SIMを利用する必要があります。

データSIMをおすすめする人の特徴

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以下ではデータ通信専用SIMをおすすめする人の特徴について紹介します。

音声通話を利用しない人

データ通信SIMでは音声通話を利用できない代わりに月額料金が安くなっています。よって音声通話を利用しない人や、音声通話を利用しないデバイスで利用する場合はデータ通信専用SIMの契約をお勧めします。
IP電話を活用すれば音声通話はできるものの、通話品質がデータ通信回線に依存するため、電話をかける機会が多い人にとってはあまりオススメできません。
スマホで音声通話をたくさん利用する人は音声通話SIMを利用して、音声通話を利用しない人や利用しないデバイスを活用したい人がデータ通信専用SIMの導入をおすすめします。

セカンドスマホを利用する人

「新しいスマートフォンに買い換えたから、自宅では昔使っていた古いスマートフォンが眠っている」という人もいるでしょう。データ通信専用SIMは、古いスマホを再利用するための通信回線としてお勧めです。
スマートフォンはバッテリーを入れ替えれば4年程度は利用できることが多いです。しかし多くのスマートフォンユーザーは、2年で新しい端末に乗り換えることが多く、利用できるにもかかわらず使っていないスマートフォンを持っている人が多いです。
音声通話SIMを契約しているメインのスマホは継続利用しつつ、外出先で何かあった時のために、データ通信専用SIMを挿入した古いスマホを活用してみませんか。

外出先でタブレットを利用する人

外出先でタブレットを頻繁に利用する人も、データ通信SIMをお勧めします。例えばiPadのセルラーモデルであれば、Wi-Fiがない環境でも本体にSIMカードが挿入されていれば、外出先でモバイルデータ通信ができます。
あらかじめダウンロードした書籍や映画を見るといった使い方であれば問題ないかもしれませんが、データ通信SIMをタブレットに活用すればインターネット検索もできるようになります。今からタブレットを買うならモバイルデータ通信に対応したモデルを選んで、データ通信専用SIMを活用してみませんか。

まとめ:データSIMは多くの人におすすめ!

いかがでしたか。
データ通信専用SIMは音声通話SIMとほぼ遜色ないサービスを受けられますし、月額料金も安くなります。通話を利用しないサブスマホやタブレットで利用したいですね。SMS付きにするかどうかは迷いどころですが、頻繁に長時間データ通信専用SIMが挿入されたでバスを利用するなら、つけておいた方が無難です。
データ通信専用SIMを利用すれば、Wi-Fiのない環境でもデータ通信できるデバイスが増えます。外出先でサブスマホやタブレットを持ち歩く人は、データ通信専用SIMも追加で契約してみてはいかがでしょうか。