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FP3級の試験時間はどれくらい?当日のスケジュールや注意点を解説

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FP3級の試験時間は、どれくらいかかるのか、気になる人も多いのではないでしょうか。FP3級の試験時間や当日のスケジュール、試験中の注意点などを詳しく解説します。

FP3級の試験時間はどれくらい?

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FP3級をはじめて受験する方は、試験時間や当日のスケジュールなど、気になる点も多いことでしょう。FP3級は、じつは試験時間がとても長い資格試験です。FP3級の学科試験と実技試験の両方を同日に受ける場合には、半日程度かかることを覚悟しておかなければなりません。また、FP3級は国家資格の試験であるため、集合時間や試験開始の前の説明時間などもあることから、試験時間に間に合うように行けば良いというものではありません。

 

そのため、FP3級の試験では、入退室の時間の決まりなどもあるため、きちんと注意事項までを把握し、試験時間に余裕を持った到着や行動を心がける必要があります。

FP3級の学科試験の試験時間は「120分(2時間)」で、午前中は学科試験のみになります。午後は実技試験のみとなり、FP3級の実技試験は「60分(1時間)」になります。また、きんざいも日本FP協会も、FP3級は同じ試験内容であるため、試験時間はすべて同じです。

 

FP3級の試験時間のみを計算すると3時間ですが、その間に昼食などの時間を挟むため、試験終了までを合わせると約5時間半、試験会場までの往復時間を含めるとほぼ半日を要します。

このように、FP3級の本番試験は、試験時間が長くすべてが修了するまで半日ほどかかるとともに、注意するべきこともたくさんあります。そのため、FP3級の試験当日は、必ず事前に試験時間やタイムスケジュール、注意事項、場所の確認などを済ませておくことをおすすめします。

FP3級の試験時間とスケジュール

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FP3級の学科試験は、10時から12時までで、試験時間は2時間です。しかし、FP3級の試験についての注意事項が「試験開始前」に行われます。そのため、各実施団体のHP上では、FP3級試験の集合時間は「9時40分」となっており、必ずこの時間までに「着席をしているように」とも書かれています。このようなことから、余裕を持って集合時間に間に合わせるためには、遅くとも「9時半〜9時35分」までに教室に到着している必要があるでしょう。

 

FP3級の学科試験が12時に終了し、その後は昼食時間になります。FP3級の試験時間における昼食の時間は、「12時〜13時10分」までです。そのため、昼食をとる時間は十分にありますが、移動時間なども含まれているため、時間の配分には十分に気をつけるようにしましょう。また、FP3級の試験会場の多くは、休憩室が準備されているため、外食に不安がある場合には休憩室にて昼食をとることをおすすめします。

 

しかし、ほとんどの方は、午前の学科試験の試験時間が長すぎるため、時間が余ることが多いようです。その場合には、FP3級の学科試験では、「試験開始60分後から試験終了の10分前」までは途中退室が可能です。そのため、もしもFP3級の学科試験で試験時間が余ってしまった場合には、試験を途中退室し、先にお昼を済ませてしまうという方法もあります。お昼を先に済ませてしまえば、午後のFP3級の実技試験の勉強をすることもできます。

 

このように、FP3級の試験時間は、その日の試験時間の余り具合により、自分でタイムスケジュールを組むことがポイントです。午後のFP3級の実技試験は、学科試験の試験時間の半分の1時間なので、昼食時間に最後の確認をしておくことをおすすめします。

 

FP3級の実技試験も、学科試験同様に、試験の注意事項の説明があります。FP3級の実技試験の集合時間は13時10分ですが、学科試験同様に少し余裕を持って「13時〜13時05分」くらいまでには着席しておくようにしましょう。FP3級の実技試験の試験時間は、学科試験よりも短い1時間であるため、学科試験のように途中退室をすることはできません。そのため、もしも時間が余ったとしても、実技試験終了時刻まで席で待機することになります。

FP3級の試験時間に必要なもの

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FPの試験教室には、「時計」がありません。そのため、自分で時計を持参しなければ、試験時間を確認することができないことから、時計の持参は必須です。たとえ携帯電話やスマートフォンを持っていたとしても、試験中に見ることや机の上に置くことは禁止されているため、時計以外で時間を確認することはできないからです。FP3級の試験中に机の上におけるものは、「受検票」「本人確認書類」「筆記用具」「計算機」のみです。

 

このようなことから、FP3級の試験において試験時間を確認するには、「腕時計」以外方法がありません。FP3級の試験に限らず、試験においては試験時間のチェックをするために、腕時計はとても重要なものです。もしも、普段腕時計を使用しないという方の場合には、この機会にお気に入りの腕時計を購入するか、もしくは試験のためだけに何か手頃な価格の腕時計を用意することをおすすめします。

 

ただし、腕時計は「時計機能」だけのものしか、使用することができないため注意しましょう。腕時計に「音を発する機能(アラーム機能など)」が付いている場合には、FP3級の試験時間中に使用することはできません。そのため、FP3級の試験時間中に使用するものは、「純粋に時間の確認だけのために使用する腕時計」を持参するようにしましょう。

 

また、FP3級においては、計算問題などで使用する「電卓(計算機)」が必要です。もしも、電卓を忘れても会場では貸し出しをしてくれません。FP3級の問題は難易度が低いとはいえ、電卓なしで問題を解くには、電卓を使用するよりも時間が多くかかってしまうことから、試験時間の大幅なロスにもなりかねません。このようなことから、FP3級の試験の際には、電卓は必需品であると言えるでしょう。

 

電卓と同様に、FP3級の会場では、「筆記用具」の貸し出しも行っていません。筆記用具がなければ、そもそも試験の解答をすることができません。せっかくFP3級の資格取得のために学習してきたのに、会場に来て試験すら受けられないのでは意味がありません。このようなことにならないためにも、筆記用具も必ず忘れないように事前に準備しておきましょう。

 

他にも、FP3級に限らずですが、試験の際に必要なものは「受検票」「本人確認書類(運転免許証、パスポート、個人番号カード(マイナンバーカード)、学生証(写真貼付)、在留カード・特別永住者証明書(写真貼付)、資格証明書類(弁護士、税理士、社会保険労務士、司法書士、宅地建物取引士、行政書士)、健康保険被保険者証(写真貼付されていない場合は、受検票に写真貼付)、障害者手帳(写真貼付)、小型船舶操縦免許証のいずれか1点)」です。

 

受検票と本人確認書類においては、忘れた場合には受験することができないため、必ず事前に持ち物のチェックをし、忘れ物がないように気をつけるようにしましょう。

FP3級の試験時間中の注意

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FP3級の試験時間中には、いくつか注意しなければならないことがあります。FP3級の試験は、「遅刻者の入室は試験時間30分まで、試験終了時間の延長はない」ということです。この場合の遅刻とは、「受検する教室への入室時間」になります。そのため、FP3級の試験開始時間から31分を経過して入室した場合には、遅刻とみなされます。ただし、交通機関の遅延が生じた場合には、各試験会場おいて、「試験開始時間の繰り下げ等の対応」をとることもあります。

 

何らかの認められるような理由がない限り、FP3級においては、試験開始後30分までは遅刻者として入室は可能ですが、試験終了時間の延長はないため、遅刻には十分に気をつける必要があります。また、FP3級の試験時間中のトイレも禁止されています。そのため、試験前には必ずトイレを済ませておくようにしましょう。ただし、具合が悪いなどのやむを得ない事情がある場合には、「手を挙げて試験監督者に知らせる」ことにより、適切な対応をしてもらうことが可能です。

 

FP3級の試験時間中に、「物音や振動を発生させること」「声を出す」「他の受検者を妨害する行為」を行った場合には退室となります。また、「くしゃみや咳等の症状」が頻繁に起こる場合にも、それが他の受検者の迷惑になると試験監督者が判断した場合には、席を移動しなければいけません。FP3級の試験時間中は、試験監督者および係員の指示に従うことが原則となっています。

まとめ

FP3級の試験時間は、きんざいと日本FP協会ともに同じ試験内容であるため、同日程にて行われます。FP3級の試験は、午前と午後に分かれており、午前が学科試験、午後が実技試験になります。FP3級の学科試験の試験時間は120分(2時間)、実技試験の試験時間は60分(1時間)です。FP3級の学科試験と実技試験の間には、昼食の時間が1時間10分ほど挟まれます。

 

このように、FP3級の試験時間は、午前の学科試験と午後の実技試験とを合わせると、180分(3時間)となり、昼食や試験説明などの時間を合わせると、ほぼ半日もかかることになります。また、FP3級の試験に遅刻した場合には、試験開始後30分までは入室できますが、それ以降は入室することができず、試験を受けることができません。さらに、FP3級の試験時間の延長もありません。

そのため、FP3級の試験当日は、試験時間に遅刻しないように余裕を持って行動をすることをおすすめします。