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それぞれ難易度も違う!中小企業診断士の試験科目

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中小企業診断士には、7科目にわたる試験科目が待っています。
7科目それぞれに特徴があり、難易度も違いがあるところが特徴です。
勉強の仕方も変わってくるため、どのような科目になっているのか理解しておくことが効率化の第一歩となります。

非常に広い中小企業診断士の試験科目

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中小企業診断士には、7科目が用意されています。
1次試験にはこの7科目全てが出題され、それぞれ試験が行われてきました。
2次試験は、この知識を利用し4科目に絞り込まれて出題されます。
それでも他の科目が不必要になるわけではなく、サポートするような科目として使われているため、全体的な理解度が問われる2代です。

国家資格では、多くの科目がターゲットにされるものの、それぞれ関連性があったりします。
ところが、中小企業診断士では、7科目全てが横のつながりの薄い構成となっているのです。
関連性が薄く、それぞれの科目で専門的な知識を問われます。
試験科目としても難易度が高くなるのは、このつながりのないところが要因となるからです。

7科目それぞれが独立しており、専門知識を問われる試験です。
勉強する時間も考えていかなければいけませんが、その順番も考えなければいけません。
順番として重要なのは、試験科目の難易度になります。
難易度の高い順に時間をかけていかなければならず、さらに理解度を深めなければいけない科目に関しては先に勉強する必要があるのです。

暗記科目は、早めに勉強をしてしまっても、本試験の時に忘れてしまうかもしれません。
時期としても後回しにして、記憶が薄れる前に試験となるようにします。
理解度を深めるよりも暗記の科目の方が勉強に取られる時間は少なくてすみます。
このような科目による組み立てをするのが、非常に広い知識を必要とする中小企業診断士の試験においては重要なのです。

どうしても広く浅く勉強していきたいところにはなります。
時間の余裕がなくなってくると、余計に焦りも出てくるでしょう。
だからこそ、勉強を開始から綿密なスケジュール立てをして行くことが、試験対策として重要となるのです。
後になって詰め込もうと思っても、これだけの広い範囲の内容では、簡単にできることではありません。

中小企業診断士の難易度と試験科目

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中小企業診断士の試験科目には、それぞれ難易度があります。
ただし、その人のこれまでの背景によって科目の難易度は変化するのが当然です。
大学の経済学部の人は、中小企業診断士の経済学・経済政策など心配する必要はないでしょう。
ところが、初学者の場合は、数学的な要素を持つ経済学・経済政策は鬼門となりやすいのです。
このような背景を踏まえ、それぞれの難易度を考えていかなければいけません。

科目別の難易度を見ると、最も合格率が低く出てくるのが経営法務です。
毎年安定した難しさを誇る科目であり、法律に慣れていないと理解し難いのは間違いありません。
中小企業診断士の科目の合格率を見ると、毎年どの科目も揺れ動きやすい特徴を持ちます
ところが、経営法務だけは低い数値を示し続けて来たのです。
この点を抑えておく必要があるでしょう。

法律の勉強をするためには、基礎的な言葉の理解から始めなければいけません。
このハードルの高さが問題で、なかなか進まない科目になるのです。

企業経営論は、中小企業診断士の中核となる科目です。
2次試験でも出題される重要科目であり、難易度が高いことでも知られています。
あまり揺れ動き科目であり、難易度が低い年はほとんどありません。

同じように難易度が高いのが、運営管理です。
経営法務や企業経営論と比べると難易度の揺れ動きがありますが、それでも難しい部類に入ります。
暗記しなければいけない部分が多く、最終的に勉強するような試験科目です。
一つの科目の中に生産管理と店舗販売管理の二つの内容を保つため、分かりにくいということも挙げられます。

勉強しにくい割には難易度が低いとされているのは、経済学・経済政策です。
とっつきにくいことで知られていますが、学問として完成しており、過去問などから出題を抑えることができます。
難易度も安定した水位を見せており、時間をかけて勉強すれば間違いありません。

単純に暗記をすることで対処できるのが、中小企業経営・政策です。
難易度が安定しなことで知られている科目で、当たり外れが強く出てきます。
外れた年には、難易度が跳ね上がりますが、逆に簡単で高い合格率が出るときもあるほどです。
暗記科目ということもあり、わかりやすい問題が出る一方で、全体の難易度調整に使われることもあるのが注意点になるでしょう。

暗記といっても、出題が揺れ動きにくいのが経営情報システムです。
この科目は安定した内容をもち、難易度が変わるような出題がほとんどできません。
意味さえつかんでおけば、言葉が変わったところで、大した変化がつかないのです。

もっとも揺れが大きく難易度が安定しないのが、財務・会計です。
大外れの年もあれば、大当たりの時もあるほどずれがあります。
得意不得意もはっきりと出てしまうため、難易度という点ではっきりしにくい科目です。
計算問題などは、マークシートで適当に選んだ結果、正解を引くといった偶然性まで出てくるところも判断が難しくなります。

中小企業診断士試験に合格する試験科目ごとの対策1日目

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中小企業診断士の1次試験1日目には、経済学・経済政策から始まり、財務・会計、企業経営論、運営管理と4科目おこなわれます。
それぞれ明確な対策が必要です。

経済学・経済政策は、苦手な人も多い科目です。
社会系にもかかわらず、グラフや計算などがあるところが問題で、一度いやだと思うと抜け出せない人も珍しくありません。
大学で経済学を専攻した人以外は、まず見ることのない理論や図、グラフなどが多数出てくるところが厄介です。

その反面、学問として長く成立してきた経緯があり、学ばなければいけないポイントがはっきりしています。
抑えるところを間違わなければ、試験問題としても変化に乏しく、点数が取りやすいともいえるでしょう。

財務・会計は、経験がものを言います。
時間がかかりやすい科目なのは、計算しなければ答えが出ないものがあるからです。
それも、出てきた数字を単純に計算するだけではなく、財務諸表に照らし合わせたりと知らなければできない部分があります。
簿記2級の問題の中でも、工業簿記などは徹底的に練習する必要があるでしょう。

企業経営論は、知識として深めていかなければいけません。
2次試験にも出題される試験科目だという点もありますが、経営戦略論、組織論、マーケティング論と3つに分かれるところも問題で、相当な知識がなければ答えられなくなります。
状況分析ができるほど理解度を深めなければいけませんし、問題解決という視点でも学ぶ必要があります。

試験科目として面白みを感じやすい部分も持っており、モチベーションの維持がしやすい部分があるのも特徴です。
そのため、勉強の割り振りとしても中間時期に持ってくるのがポイントで、落ちやすいモチベーションを回復するのにもいいでしょう。
中小企業診断士の試験テキストなどにこだわらず、販売しなどもうまく利用して勉強してみるのも得策です。

中小企業診断士試験に合格する試験科目ごとの対策2日目

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中小企業診断士1次試験2日目に行われる試験科目は、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・制作の3科目です。
経営法務が高い難易度を誇りますが、あとの2つは暗記で対策ができるため、勉強としても最後に持ってきます。

経営法務は、法律の勉強をしたことがあるかどうかで大きなsが出ます。
法律の基礎知識を持っていない場合、相当な勉強時間を取らなければいけません。
それも基礎的な部分を学ぶための時間として割り振る必要があります。
ほかの科目であれば、ある程度勉強をしていくうちに理解度も深まりますが、法律は違います。
言葉の意味から普段の生活の中で使われるものとは違う場合があるからです。
こうした解釈の部分でも、基礎を固めなければ知識がついていきません。

簡単と評価する人もいますが、知識があるからです。
実際に中小企業診断士で扱われる範囲は、一般的な法律系の資格に比べれば限定されていますが、それでも狭いというわけではありません。
かなり多くの時間を割かなければいけませんが、2次試験にはほぼ関係ないため、難しい選択を迫られます。

経営情報システムは、完全な暗記で進む試験科目です。
キーワードとなるような用語は限られており、範囲もそこまで広くありません。
ITパスポートなどの勉強をしているだけでも、かなりの対策になります。
同時にキーワード集などを手に入れて、徹底的に暗記しておけば、合格点は取れる科目です。
底上げにも使える科目となるため、苦手意識などは持たずに暗記していくといいでしょう。

中小企業経営・政策は、中小企業白書を中心として出題されます。
中小企業診断士の試験科目の中でも、将来的に使う知識ではないとされている部分が強く、グラフなども丸暗記してしまえば問題ありません。
理解度を必要としないだけ負担の少ない科目ですが、中小企業白書は必須です。

過去問は役に立たないといわれますが、出題傾向は過去問を見ると明らかで、どのような問題が出題されてきたのか、しっかりとつかまなければいけません。
同じ問題は出題されないものの、傾向が見えてくれば覚えなければいけない部分もはっきりとします。
簡単とされていますが、苦手な人はとことん苦手となってしまう上、難易度のばらつきが大きく外れ科目となる可能性もあるのは忘れてはいけません。

まとめ

中小企業診断士の試験科目は、それぞれ性格が異なります。
難易度の違いがあるだけではなく、勉強方法にも差がでてくるため、明確な対策を講じていく必要があるでしょう。
勉強の時間の割合も、ここから見えてきますので、効率的な取り組みを考えていかなければいけないのです。