行政書士の資格を取りたいと考えたとき、クレアール行政書士通信講座の受講を検討する方は多いと思います。
数ある行政書士スクールや通信講座の中でも、比較的低コストで受講できるのが魅力のクレアールですが、実際のところ他の講座などと比べて魅力的な講座と言えるのでしょうか。
ここではクレアール行政書士通信講座の特徴やコースの種類と受講料、評判などを確認しつつ、どんな人に向いている講座なのかをご紹介していきます。
目次
行政書士合格にクレアールの通信講座は役に立つ?
行政書士は行政手続きを行う専門家として認められた国家資格で「街の法律家」と呼ばれることもあります。
官公署へ提出する書類などの作成業務や、作成した書類の提出手続きなどを代理で行う業務、書類作成に伴う相談業務などを行います。
行政書士試験は、年1回、毎年11月に実施されます。
試験科目は法令等5科目(憲法、行政法、民放、商法、基礎法学)と一般知識等1科目(行政書士の業務に関連する一般知識等)の合計6科目。マークシートによる択一式と記述式合わせて60問が出題されます。
合格基準は絶対評価で、「総得点60%以上」「法令等科目50%」「一般知識科目40%」という3つの要件をすべて満たすことで合格となります。
行政書士試験の近年の合格率は10%前後となっており、難関とされる国家試験の一つです。出題範囲の広さと法令科目の出題数や配点の多さ、また新試験になってから出題されるようになった40字程度の記述式問題などが高難易度の要因となっています。
そんな行政書士試験に挑戦し、合格を目指す人を支援する講座の一つに、クレアール行政書士講座があります。
クレアールは資格対策講座専門の通信教育サービスです。もともとは商業系および法律系の資格受験指導を行う専門学校でしたが、現在はWeb通信講座に特化したスクールとなっています。
行政書士試験対策のスクールや通信講座としては比較的低コストで受講できることもあり、人気の高い講座です。
クレアール行政書士通信講座の特徴
クレアール行政書士講座は、他のスクールや通信講座などと比較してどのような特徴がある講座なのでしょうか。主な特徴をご紹介します。
効率良く合格するための「非常識学習法」を提唱
クレアール行政書士講座の一番の特徴として、合格に必要十分な得点を効率良く取得することを狙う「非常識学習法」が挙げられます。
行政書士試験は、総得点で60%以上取れれば合格できる試験です。しかし、科目別に難易度が異なり、得点しやすい科目と得点しづらい科目があることなどから、すべての科目に等しく時間をかけて学習したのでは、合格ラインに達するまでに膨大な時間がかかってしまいます。
そこでクレアール行政書士講座の非常識学習法では、点数を取りやすいうえに配点の大きい「行政法」を中心に学習を進めるポートフォリオが組まれています。この方針により、無理なく無駄なく一通りの科目を学習することができるのです。
マルチデバイス対応の「Vラーニングシステム」
クレアール行政書士講座では、映像コンテンツによる学習システム「Vラーニングシステム」で学習を進めていきます。1単元を1講義とすることで細分化し、1講義あたり5~30分ほどの映像となっているのが特徴で、まとまった時間を取れないときでもすきま時間に予習・復習などが可能です。
VラーニングシステムはPCのみならずスマホやタブレット端末でも学習できる、マルチデバイス対応システムとなっています。外出先などでも学習できるため、忙しい人も時間を有効活用して総学習時間を積み上げていくことができます。
WindowsPCとMacおよびiOS対応端末では倍速再生も可能で、これも短時間で効率良く学習したい人にとってうれしい機能であると言えるでしょう。
実力派講師陣による手厚いサポート
実力派の講師陣が揃っていることも、クレアール行政書士講座の特徴です。
身近で具体的な例を取り上げた初学者にもわかりやすい講義で人気の杉田徹講師、「非常識学習法」の考案者である竹原健講師、学習内容の質問などをサポートしてくれる玉村一博講師と、受験指導のベテランが揃っています。
学習を進めていくうえで生じた疑問は、メールや郵送で質問すれば講師陣がわかりやすく解説してくれるため、疑問点を残さず学習を進めることが可能です。学習方法などについての相談にも応じてくれます。
クレアール行政書士通信講座にはどんなコースがある?
クレアール行政書士通信講座には、学習経験や受験経験の有無などに応じてさまざまなコースが用意されています。
主にどのようなコースがあるのかと、それぞれのコースの受講料をご紹介します。
なお、受講料は一般価格とともに、現時点での割引価格を掲載してあります。割引価格については、時期によって価格が異なる場合がありますので、実際にお申し込みになる前には申し込み時点で適用になる割引を確認するようにしてください。
【初学者対象コース】
初学者および自己採点4割未満の学習経験者に向けたコースには以下のコースがあります。
カレッジコース 169,000円→割引価格50,700円
一通りの試験対策が組み込まれた初学者向けのコースです。
カレッジ2年セーフティコース 230,000円→割引価格69,000円
カレッジコースにセーフティプランを加え、2回の受験機会に対応したコースです。
【学習経験者(中・上級)対象コース】
学習経験者(自己採点4割以上の中・上級者)に向けたたコースには以下のコースがあります。
中級コース 159,000円→割引価格47,700円
基礎力の再点検を行いつつ実践力を養うフルパックコースです。
中級2年セーフティコース 220,000円→割引価格66,000円
中級コースにセーフティプランを加え、2回の受験機会に対応したコースです。
中上級W受験コース 161,000円→割引価格48,300円
中級・上級のインプット講義をすべて受講できる中・上級者向けコースです。
中上級W受験2年セーフティコース 225,000円→割引価格67,500円
中上級W受験コースにセーフティプランを加え、2回の受験機会に対応したコースです。
【学習経験者(上級)対象コース】
学習経験者(自己採点5割以上の上級者)に向けたコースには以下のコースがあります。
上級コース 140,000円→割引価格42,000円
演習問題で克服すべき点を確認しつつ理解力と得点力を養うコースです。
答練マスターコース 59,000円→割引価格17,700円
約500問の演習で答練を行い実践力を養う、受験経験者向けのコースです。
クレアール行政書士通信講座の評判と向いている人
クレアール行政書士通信講座の評判として、受講した人からよく上げられている声には以下のようなものがあります。
テキストが地味で印象に残りづらい
クレアール行政書士通信講座のテキストは、2色刷りで文字中心な、いかにも「教科書」といった体裁のものです。フルカラー印刷や図表やイラストの豊富さを売りにしているほかの講座などと比べると、テキスト自体は地味で印象に残りづらいという声が見受けられます。
ただし、重要な論点に絞り込んだコンパクトな構成や、論点別に構成されたテキストと過去問題集の連携の良さなどが使いやすかったという声も多いので、テキストについては人によって好みが分かれると言えそうです。
講義のわかりやすさがすばらしい
クレアール行政書士通信講座の映像講義については、過去に受講した人からの絶賛する声が多く見られます。
行政書士試験の学習範囲には法律について初めて学ぶ人にとって難しい内容も多いですが、杉田講師や竹原講師の講義がとてもわかりやすく、すんなりと理解できたという感想を持つ人が多いです。
短い映像講義で繰り返し学習できることについても、受講した人からの評価が高いです。
コストパフォーマンスがとても良い
行政書士試験対策でスクールや通信講座を受講する場合の費用は、大手スクールなど通学コースの相場が20万円前後、通信講座の相場が5~8万円ほどとなっています。
クレアール行政書士通信講座の各コース受講料は先ほどご紹介したとおり、一般価格は15~20万円に設定されているものの、実際のところは割引価格が適用される時期が多く、こうしたタイミングで申し込みをすれば試験対策一式のコースでも5万円ほどで受講が可能です。
こうした受講料の安さに対して講師や教材の評判はとても良く、「受講料の安さに対して内容がすばらしく充実していた」という感想を持つ人が多いようです。
クレアール行政書士通信講座コストパフォーマンスは、かなり高いと言えるでしょう。
クレアール行政書士通信講座に向いているのはこんな人!
ここまで見てきた特徴や評判を踏まえて、クレアール行政書士通信講座に向いているのはどんな人かまとめてみましょう。自分に向いている講座なのか気になっている方は参考にしてみてください。
【クレアール行政書士通信講座に向いている人】
- 独学では自信がないが、通学する時間を取れない人
- 短時間で効率よく学習して合格を目指したい人
- スマホやタブレット中心に勉強したい人
- ベテラン講師のわかりやすい講義を受けたい人
- できるだけコストパフォーマンスの良い講座を受講したい人
まとめ
クレアール行政書士通信講座について、特徴やコースの種類と受講料、評判などを確認しつつ、どんな人に向いているのかをご紹介しました。
通信講座で行政書士試験の学習を進めたいと考えている人には、クレアールはかなり魅力的な講座だと思います。
Webで閲覧できる教材サンプルや講義動画のサンプルなどもあるので、気になっている方はチェックしてみてください。