中小企業診断士の資格取得までには、かなりの時間が必要になることから、テキストをしっかり選ぶのがオススメです。
合格に必須の教科書として、頼りになるテキストを見つけることは合格の最低条件と言ってもいいでしょう。
様々な人が合格を目指してきたか、役立ったテキストは色々とありますので、その中から検討してみることも大切です。
目次
中小企業診断士の試験内容から見るおすすめテキスト
中小企業診断士には、1次試験と2次試験が存在します。
1次試験は7科目から行われる試験で、非常に広い知識が要求される内容です。
7科目がお互いに関連性が薄く、それぞれ専門分野の内容になります。
勉強するのも相当な時間が必要です。
2次試験は、記述式と口述式です。
口述式は合格率99%とほぼを落ちることがありません。
問題は記述式試験の方で、合格率は20%の相対評価式です。
つまり、受験者の中から上位20%を合格するという内容となります。
記述式試験は、答えがはっきりしないところに難しさがあり、勉強も過去問を使いどのような答えが点数を取れたのか、合格できたのかを判別しながら進めなければいけません。
これだけの内容を持つ中小企業診断士の試験は、非常に難易度の高いことで知られています。
一見すると合格率が高く見えますが、科目合格があるための数字です。
初学者が一発合格するためには、合格率はわずか4%程度になると考えられます。
これだけの数字の中で合格を目指すことになるのですから、テキスト選びが重要になるでしょう。
テキストとして重要なのは、各科目とも内容が異なるところにあります。
中小企業診断士としてのテキストは色々と販売されていますが、他の資格とは違い、科目ごとの関連性が薄いため同じ会社の出版物でなくても構いません。
自分に合ったテキストを見つけることがおすすめです。
そのテキストも、一冊で完結するだけではなく、様々な資料を組み合わせ勉強する必要も出てきます。
大学などで行われる勉強も必要となってきますので、幅広いテキストの洗濯がおすすめで、これがが合格への道となるでしょう。
中小企業診断士のスケジュール設計とおすすめテキスト
中小企業診断士のスケジュール設計は、とても重要な意味があります。
初学者が中小企業診断士試験に合格するためには、勉強時間が1000時間必要と言われているからです。
これだけの時間を消費することになれば、しっかりとしたらスケジュール設定をしなければいけません。
それに合わせテキストをどのように使うのか考える必要もでてくるでしょう。
中小企業診断士試験に合格するために、毎日3時間ずつ勉強したと仮定します。
これでも334日かかる計算になるでしょう。
それほどの時間を中小企業診断士の試験に使わなければいけないのです。
テキストを読んだ時に効率的に進められるようにしなければ、この時間が無駄になってしまうかもしれません。
おすすめなのは、科目ごとにしっかり学べるようなテキストです。
中小企業診断士のテキストには色々な種類がありますが、科目ごとにテキストが分かれているのが基本です。
科目ごとで分かれていれば、他の情報を頭に入れずに済みます。
中小企業診断士の科目はお互いに関連性が低いため、一冊で完結させる必要があるからです。
まとめてしまえば非常に厚いテキストが出来上がり、持って運ぶのも大変不便です。
コンパクトにまとめられている科目別のテキストであれば、隙間時間に勉強することもできるでしょう。
持ち運べることは、さまざまなメリットを生み出してくれるので、おすすめなのです。
1次試験ということで見ると、市販のテキストだけで済む科目と、プラスするべき科目があります。
典型的な例は、中小企業経営・政策です。
この科目は、中小企業白書から出題されます。
つまり、中小企業白書を読んでいなければテキストだけを呼んでも何の効果もありません。
暗記が重要な科目伴ってくるため、テキストにプラスして中小企業白書を用意するのがおすすめです。
財務・会計は過去問よりも、とにかく問題を解き慣れることが必要です。
思考パターンがしっかりしなければ答えも出せません。
そのためには簿記2級の勉強が必要となります。
テキストと共に、ひたすら問題が解けるように問題集を用意すると良いでしょう。
経済学・経済政策は、テキストだけで補完するよりも、マクロ経済やミクロ経済のわかりやすい本を用意しておくのがポイントです。
テキストと共に理解できるようにしておけば、早く中小企業診断士の問題を解く力を身につけられ、スケジュール設計にもプラスに働きます。
逆に全く必要がないのが経営情報システムです。
テキストがあれば十分に理解できる範囲で、そこまで難しい問題も出題されていません。
テキストが理解できなければ合格ラインには届かないと考えた方がいいでしょう。
しっかりとテキストを読み理解するのがおすすめです。
こうしたテキストの選択と共にスケジュールの設定をするのが大切です。
単純にスケジュールの設定をしても、何をするのかがはっきりしなければ勉強は進みません。
テキストもしっかり選んで、スケジュールを決めて行くのがおすすめです。
中小企業診断士2次試験におすすめのテキスト
中小企業診断士の2次試験となると、テキストの選び方も変わってきます。
2次試験の場合には、おすすめなのはテキストというよりも過去問題集です。
2次試験の大きな問題は、解答がわからないところにあります。
国家資格の試験の中でもかなり特殊な部類で、一体何が正解なのか正確には分かりません。
そこで過去問を利用して勉強することが一番の方法となってきます。
過去問を利用する理由は、合格した人間の解答からいったいどれぐらいの点数が取れたのか予測がつくからです。
過去問を分析することによって2次試験の突破を目指すのが基本線で、それに合わせてテキストも考えなければいけません。
2次試験におすすめなのは、模範解答ではなく、再現解答にあります。
再現解答は、実際に合格した人が、自分の解答を思い出して作り上げたものです。
つまり、本当に点数が取れた解答を目の前にすることができます。
これを基礎にしながら勉強するのが基本ですので、ふぞろいな合格答案プロジェクトチームが出版している中小企業診断士二次試験ふぞろいな再現回答などが基本書です。
これをおすすめとするのも、3年分の解答が掲載されているからです。
再現解答とともに、模範解答や実際に解いた自分の解答を比べてみると、どこが点数が取れどこがいけなかったのかが少しずつ見えてきます。
それを踏まえた上で、模範解答のテキストを読んでみると良いでしょう。
模範解答の意味が分かるようになるのでおすすめです。
そのまま問題を解いていても、実際に何があっているのか、その理由をつかむことはできません。
ただ問題を繰り返してるだけになってしまうので、再現解答を中心に過去問を繰り返していくことが中小企業診断士2次試験対策として重要になるのです。
2次試験は非常に難易度の高い試験として知られています。
苦しいこともいろいろ出てきますので、これまで頑張ってきた人のブログなども参考にしながら、テキストを読み進めていくことも必要です。
多くの情報を集めて初めて答えも見えてきたりするのが中小企業診断士の2次試験になるため、1次試験の勉強の段階から対策をするのがおすすめと言えます。
中小企業診断士試験のとどめ!おすすめのテキスト
中小企業診断士の試験最終的に使えるテキストは色々とあります。
勉強方法によってもテキストの種類は違いますが、とどめとなるようなおすすめのテキストはさほど多くはありません。
中小企業診断士スピードテキスト TAC
資格学校として有名なTACが出版しているテキストです。
おすすめのポイントは、科目別になっており1次試験には欠かせない情報が集まっています。
科目別なので必要なところだけ購入すれば済むのもおすすめのポイントです。
問題集なのにも連動してあるので、使い勝手の良いテキストになるのは間違いありません。
中小企業診断士試験のスタンダードなテキストと言えます。
問題は、全て揃えるとなるとかなりの費用がかかる気になるでしょう。
科目別に分かれているので、トータルで見るとかなりの出費が待っています。
みんなが欲しかった!中小企業診断士の教科書 TAC
中小企業診断士の試験勉強を始めるにあたって、スケジュールするために使い勝手の良いテキストの一つです。
フルカラーになっており科目別の分冊赤シートに対応しています。
基本的なことはすべて詰まっていますので、学習スケジュールを立てる上で基礎となる資料ともなるでしょう。
解説も優しく作られていますので、初学者でもいきなりつまずくことはありません。
中小企業診断士のための経済学入門 三枝元
中小企業診断士の試験の勉強をしていると、どうしてもつまずくのが経済学です。
大学等で勉強したことがあれば理解しやすくなりますが、初学者では一体何を問うているのかすらわからないことも珍しくありません。
理解するに大変時間がかかる科目でもありますが、このテキスト一冊あるだけでも理解度に差がつきます。
おすすめの一冊として、手元に置いておくと良いでしょう。
まとめ
中小企業診断士のおすすめのテキストは色々とあります。
スケジュールや勉強方法などによってもテキストを変えていかなければいけません。
自分の過去の状況を踏まえ、どんな科目が苦手なのか、どんな科目が得意なのかも考えた上でテキスト選びをすることがおすすめです。
7科目すべて得意という人は、まず考えられないのですから、苦手な科目をどうカバーするのか、考えた上でテキスト選びをするのも良いでしょう。