FP試験は試験はどこの会場を選択するのかによって、いろいろと違いが出てきます。
思っていた場所と違うようなことがないように、しっかりと選ばなければいけませんが、FP試験独特の都合が存在するのに注意しなければいけません。
同じ地域でも知らない別の会場が存在しているのでしくみから理解しておく必要があります。
FP試験会場は指定される
FP試験の会場は、色々な場所がありますが、注意しておかなければいけない点がいくつもあります。
一番重要なことは、自分で地域は選択できても場所は選択ができない点です。
この意味をよく理解しておかなければいけません。
どこで受験するのかという地域の選択はできますが、会場は自動で割り振りされるためです。
ある程度地域が集中している場合には、これで受験しても問題はないでしょう。
しかし、地域を指定しても、かなり広い範囲になってしまえば、影響が出てくる場合もあります。
そこで重要なポイントになるのが、きんざいの場合にはこれまでに試験会場として選ばれたところの実績です。
これが公表されているため、事前にチェックしておく必要があります。
きんざいの場合には、会場が事前に確定していません。
その上に自動的に振り分けになるため、同じ地域の中で複数の解消がある場合は、注意しておかなければいけないのです。
特に広い地域が指定されている場合は、場所によってアクセスが全く異なる状態になるため、注意しておかなければいけません。
日本FP協会の場合には、会場はある程度決まっています。
発表された会場を選ぶことになりますが、場所が変更になる場合があるため注意が必要です。
ただし、あまり遠方になるようなことはありません。
それでも場所が変われば、やはりアクセスに違いが出るため注意しておく必要があるでしょう。
このようにFP試験では、実施団体によって会場が異なります。
両方とも同じ会場を使っているわけではありませんので、事前に確認して自分の都合のいい方を選ぶというのも方法です。
実技試験の内容にも関わってきますので、自分がどちらを受験するべきなのか合わせて注意しておかなければ、後で後悔することになります。
大切なFP試験会場の下見
FP試験を受験する場合は、どの会場にするのか自分で選択してことになります。
自分で選択した会場であっても、本当にそれがどこにあるのか、交通機関のアクセスなども考えておかなければいけません。
近いと思っていたら、実は駅から遠かったということも出てきます。
地域によっては車で移動するようなこともでてくるでしょう。
ところが、駐車場などが設定されておらず、困った状態になるのも珍しくはありません。
会場で重要なのは、自分で下見をしておくことにあるでしょう。
事前に下見をしておけば、心配しなければいけない部分が少しでも減ってきます。
例えば駐車場に関しても、近くで借りられるような場所があれば、早めに行くという選択もとれるはずです。
全くを置く場所がないのであれば、公共交通機関で移動できるのかどうかも見ておかなければいけません。
特に土日に実施される試験ですので、ダイヤの問題も注意しておく必要があります。
試験会場のアクセスだけではなく、FP試験の基本は午前午後で行われます。
午前午後ということは、途中で昼食が入るため、食べる場所があるかどうかを確認しなければいけません。
昼食が取れるような場所がなければ、別の方法で確保する必要があります。
これは会場選びの段階で注意できる部分ではないのも確かですが、下見をしに行けば一目瞭然です。
この場合にも、休みの日に当たるという事実に注目し、それでもやっているかどうか確認しておくといいでしょう。
食事の問題という意味では、近くにないのなら、コンビニなどで買っていけるかどうかの確認も必要です。
会場に食べ物を持ち込めない場合もあります。
食事を禁止していないなら、おにぎりなどを持っていくという方法もあるのです。
この辺りの確認のための下見が、とても大切な情報となるでしょう。
後で後悔しても間に合わない部分です。
近くに本屋さんがあるかどうかも下見をしてみて調べておくと安心です。
自分で必要な書籍を持って行き、休みの時間に最終確認するというのは大切ですが、予想と違うような問題が出た場合には別の書籍を探さなければいけません。
軌道修正ができるかどうかは、合格に関わってくる大事な問題です。
そこで近くに本屋などがあれば、最終的な情報を確認ができる可能性もゼロではなくなります。
もちろん、午後試験ということになりますので、実技試験の内容とはなりますが、調べてなければこのような対処も難しくなるのです。
FP試験会場になれるために
資格試験を含め試験慣れしている人であれば、何も心配する必要はありません。
そのまま試験会場に入り、安心して試験を受ける術を持っているからです。
しかし、誰でもそのような能力や経験があるわけではありません。
初めてFP試験を受けるような人なら、試験会場の雰囲気に飲まれてしまい、実力を発揮できない可能性も出てきます。
これでは長い期間を勉強してきた甲斐がなくなってしまうでしょう。
試験会場というのは、独特な雰囲気を持っています。
人数も多くなれば、それだけの気配が渦巻いている中で試験を受けなければいけません。
高校受験などをしたことがあれば、その雰囲気を思い出してみると良いでしょう。
しかし、資格試験の試験会場はさらに独特な雰囲気を醸し出してくるのです。
FP試験においては、生活がかかっている人も少なくありません。
会社から絶対合格するように厳命されている人も出てきます。
これが今後の仕事に影響を与えるような人は、ギラギラとした目で試験を受けるはずです。
学生のようにある程度余裕がある中で受験している人もいます。
これといった目的がないまま、とりあえず受験しようと言ったライトな人さえいるのがFP試験です。
このような雰囲気の中で、初めてFP試験を受ければ飲まれてしまうのは間違いありません。
そうならないように会場に慣れる努力をする必要があります。
重要ポイントになるのが、どんな会場で受験するかわかれば慣れることもできるでしょう。
シミュレーションもできるからです。
この情報を知っていうのが、資格学校なのは間違いありません。
資格学校の教室も実は試験会場と同じような雰囲気を持っているのです。
それも公開模試のような条件のもとで感じ取ることができれば、本試験の会場でも上がったり飲まれたりしなくなります。
要は自分で経験するのが一番の対策となるのです。
資格学校では試験前に公開模試をしているところがいくつもあります。
実際の会場に使われるような大きな教室で公開模試も行われるため、事前のシミュレーションにぴったりの条件が揃っているのです。
周りに座っている人たちも、皆FP試験を受けるために集まっています。
合格したいからこそ、公開模試を受験して自分の能力を計ろうとしているのです。
失敗できないからこそ、公開模試を受験して万全を尽くそうとしているのは間違いありません。
本試験に限りなく近い雰囲気なのは、これで分かります。
その条件の中で経験してしまうのが、何よりも試験場に慣れるための対策となるのです。
FP試験会場に持ち込めるものは
FP試験の会場に持ち込めるものは決められています。
決められたもの以外は、使うこともできません。
まず持って行かなければいけないものが受験票です。
受験票には試験会場も記載されていますし、自分の証明写真も貼ってあるはずです。
日本FP協会ときんざいで少々違いがありますが、現在は本人確認書類に写真があるかどうかに関わらず、受験票に写真を添付しなければいけません。
日本FP協会に関しては本人確認書類写真がある場合、受験票に写真の添付はなくても構わないのです。
本人確認書類が必要で、原則は写真付きの書類となります。
いくつか決められたものがあり、その中から該当するものを持っていく必要があるのです。
代表的なものは運転免許証やパスポート、マイナンバーカード、学生証といたところになるでしょう。
日本FP協会の場合は、健康保険被保険者証でも本人確認書類とすることができます。
変わったところでは小型船舶操縦免許証も利用可能です。
大事な持ち込み道具として、筆記用具は欠かせません。
こちらにも決まりがありHBの鉛筆やシャープペンシル、消しゴムだけが許されています。
注意しなければいけないのが電卓で、いくつか条件がかけられています。
電源は内蔵のものでそろばんは使えません。
計算量の演算機能だけを持った電卓だけが許されているため、関数電卓などは持ち込み不可です。
大きさはだいたい26cm×18とされており、あまり大きな物は許可されません。
一般的な計算だけの機能を持った計算機だと考えれば、そこまで難しく捉える必要はないでしょう。
他にも会場に時計がない可能性もあるので、腕時計はとても大切です。
ただし、余計な機能が付いているものは持ち込めません。
腕時計をしない人も増えましたが、スマートフォンなどは持ち込みできないため注意しなければいけないでしょう。
現在は必要な人はマスクの着用も認められるようになりました。
試験官が指示した場合には、マスクを外して見せるなどの処置も必要になるのは理解しておく必要があります。
まとめ
FP試験の会場に関する注意事項は、本当に色々とあります。
本試験まで様々な苦難があり、勉強時間も相当なものになるでしょう。
生活の一部を犠牲にしながらここまで辿り着いてきたのですから、試験会場という条件で失敗したりしないように注意する必要があるのです。