FP試験に臨む場合には、どのようなテキストを活用するのかによって、合格への道が変わっていきます。
おすすめのテキストも色々とある中、自分との相性も考えていかなければいけません。
情報量が多ければいいというわけではありませんので、ポイントを押さえて見つけていく必要があるのです。
初めてFP試験にのぞむならおすすめのテキスト選び
FP試験も、ファイナンシャルプランニング技能士、AFP、CFPなど色々な資格が存在しています。
複雑な体系を持っているのもFP試験の特徴ですが、それぞれに合ったテキストがあるのです。
初めてFP試験に臨む場合には、テキストを選びが大切になりますが、いきなり難解なものを手にする必要はありません。
おすすめなのは、初めは薄くてもわかりやすいものになります。
FPの試験で出題される範囲は、常に驚くほど広いのが特徴です。
FP3級でもこの範囲はあまり変わりがなく、あまりに広すぎるのでテキストではカバーしきれていません。
実際の試験を見てもFP3級では、限定された内容だけが出題されています。
ただし、試験範囲として書かれている部分だけを読んでいると、それだけでどこまで出るのか分からないほどの量となってしまうのです。
そこでおすすめのポイントとなるのは、わかりやすいテキストで、合格に必要なことを学べるという点です。
FPの試験は何のために受けるのかを考えてみる必要があります。
FPとしての勉強をするのは大切ですが、合格することが、何よりも最優先事項です。
合格できなければ資格を得ることもできませんし、これまで勉強してきた内容も結果として繋がらなくなります。
FP3級の場合には初めて勉強をする情報が多く、分からない部分も多々あるでしょう。
初めのうちは、とにかく基礎的な内容だけが頭に入るように、分かりやすいことがおすすめなのです。
どうしても資格試験と言うと、情報が詰め込まれた厚いテキストを手にしがちです。
このようなテキストを使うよりも、薄くても余白のある構成のものがおすすめなのです。
余白のある構成になっていると、勉強した内容をどんどん書き込んでいきます。
過去問を使ったりしている間に気がついた内容は、テキストの余白にどんどん書き込んでいくのです。
テキストを汚したくないという人もいますが、自分の情報を詰め込み完成させるのが重要ですので、調べたて気がついたなら、後で見ても分かるように書き込むべきでしょう。
このおすすめの方法は、薄かったテキストもどんどんと書き込まれ、自分のものになっていきます。
最終的にFP試験に合格できるレベルにまでなるのも、この書き込みの量から判断できるのです。
FPの勉強におすすめは過去問とテキストの組み合わせ
FPの勉強をしていく上でおすすめなのは、過去問とテキストを組み合わせることです。
資格試験の勉強の基本とも言えますが、過去問なくして合格はできません。
それほど重要な役割を持つのが過去問です。
テキストとの組み合わせを考えていく上で、一緒に出版されているものを選ぶのもおすすめの方法と言えます。
一緒に出版されているものであれば、過去問からテキストへも移るのが簡単ですし、逆も調べやすく作られているのです。
資格試験としては、頻出問題の傾向をつかむために過去問が活用されてきました。
ただ過去問を使うだけではなく、疑問点が出てきた時にはテキストに戻りたくなるのが当然です。
そこで調べなければ知識としての定着も薄くなるでしょう。
もちろん、過去問に解説が細かく記載されていれば、それで済む場合もあります。
しかし、関連した内容まで抑えようと思うと、テキストは欠かせない存在なのです。
索引がついているテキストもありますが、どうしてもズレが生じる可能性があります。
同時に進行していないと分かりにくくなる場合が出てくるため、同じ出版社の同じシリーズの過去問とテキストの組み合わせがオススメなのです。
特にFP3級やFP2級では、迷ってしまう内容も多いため、このおすすめの方法を使ってみると良いでしょう。
過去問を使った勉強がオススメなのは、AFPCFP、FP1級でも変わりません。
特にCFPやFP1級となると、テキストの量が圧倒的に少なくなります。
資格試験のテキストを販売する側から考えても、受験者数の少ない資格試験の資料を出しても購入してくれる人がいません。
どうしても利益が上げにくくなるため、数が限定されてしまっているのです。
そうなると何で勉強をするかという問題にたどり着きます。
CFPはFP1級の勉強をするためには、やはり過去問を活用する方法しか選択肢がなくなってきます。
過去問には、これまで出題された内容が集まっていますので、試験問題を分析するのにもおすすめです。
高度な資格になると、試験内容に対して自分で調べなければいけない状況も多数出てきます。
過去問の中にはそのヒントが多数詰まっていますので、活用しない手はありません。
頻出問題も押さえておかなければ、合格はどんどん遠のいてしまいますので、CFPやFP1級に関しては、過去問がテキストより最も頼りになる存在と言えるでしょう。
おすすめのFP3級テキスト
みんなが欲しかった!FPの教科書3級 滝澤ななみ
FP3級のテキストとしては基礎中の基礎とも言われている一冊です。
とてもおすすめなのは、分かりやすく作られているところで、初めてFPの勉強をする場合にも知識が身に付けやすい内容になっています。
カラーなのは当然ですが、厚みの割に情報もしっかりと抑えられており、一体どこを覚えなければいけないのかが明確になっているのです。
お金に関する知識と言っても、法律などに関する内容も多いため、初めのうちは言葉の壁にぶつかります。
これは資格試験として避けることができないところではありますが、このみんなが欲しかったシリーズなら、視覚情報として乗り越えられるのです。
これが大きなポイントで、とにかくわかりやすいというところにシフトしているおかげと言えるでしょう。
FP3級の勉強をする上で、モチベーションを保ちやすいというのも大きなメリットです。
難しすぎて理解できなければ、FP3級の勉強をもう嫌になってしまいます。
わかりやすく読みやすく作られているのは、モチベーションを保つために大切な要素ですので、スタートするのにおすすめでぴったりのテキストと言えるのです。
FP試験の全体像をつかむという意味でも、みんなが欲しかったシリーズは役立ちます。
スマホ学習にも対応するようになり、現代的な利用もできるようになりました。
決して薄いテキストではなく、ある程度の厚みがありますが、スマホがあれば勉強できるのでお勧めとも言えます。
みんなが欲しかったシリーズは、テキストだけではなく、問題集もセットで発売されているのもオススメのポイントです。
どちらを使っても理解度を高められるようになりますし、頻出問題も押さえやすく作られています。
本試験を想定して勉強をするとしても、このシリーズさえあればFP3級は完成すると言っても過言ではありません。
それほどおすすめのテキストとなっていますので、初めて勉強をするのであれば、必ず手に取ってみるべき資料です。
おすすめのFP2級テキスト
FPの学校 2級・AFP 基本テキスト
FP2級をテキストとして、通信教育のユーキャンが出版しています。
フルカラーといったテキストではなく2色刷りで、内容もしっかり整っています。
A5版ですので持ち運びもできるサイズなのが特徴です。
通信教育のユーキャンだからこそ、42日で学習が完成するように計算して作られています。
高い公立思ったテキストであると言えますが、全ページカラーを使っており、構成的に分かりやすくしてあるのが目立つ作りです。
1日ごとに一周できるような問題も付いているので、記憶の確認にも役立ちます。
これまでのノウハウを活かしたテキストとなっているので、使い勝手に優れる一冊といえるでしょう。
毎日だいたい10ページから15ページをやらなければいけませんが、時間的に見ると2時間程度必要といえます。
これを42日続けられると、ほぼ完成するという流れです。
オリジナルの予想問題が問題集に付けられているので、一緒に活用すれば仕上がりを高めることができます。
早期にFP2級の合格を目指すのであれば、おすすめのテキストです。
ユーキャンの目指している作りの一つでもあるので、通信教育を浮けているような感覚で勉強ができます。
それでも500ページはあるので、かなり使い勝手のあるテキストです。
どんなに薄くしようとしてもこの程度の情報量は必要だと言えるでしょう。
一応持ち歩くことができるサイズではありますが、重さ的には軽いものではありません。
仕事用のカバンなどにも場所を取るので、注意しておいた方がいいでしょう。
42日で完成するというのは、おすすめでわかりやすい目標です。
どこまで完成したかを見ていけば、学習効率も自分の進みも比較して進めていくことができます。
本書の特徴として、どちらかといえば学科試験をターゲットにしているため、実技は別のテキストを用意しなければ足りない部分が出てきます。
FP2級の場合は実技試験は5科目からの選択になるため、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
まとめ
FP合格に使うためのテキストは、色々とおすすめのものがあります。
その難易度や目的、勉強方法によっても違いが出てきますが、テキストと過去問や予想問題ををセットにしながら、進めていくのが大切です。