美容院でエクステといってもまつ毛のエクステのことになります。
美容室の中にあるまつ毛エクステは、髪の毛と同様、気軽に通えてよそうなのですが、実はトラブルの原因にもなる場合があります。
それは、美容室で使うヘアカラー剤はまつ毛エクステの接着剤と反応してしまうからです。
美容室でマツエク施術が導入できますか?
目次
美容院のエクステ施術には注意が必要?
まつ毛エクステに使用するグルーと呼ばれる接着剤は、アンモニアガスに反応する性質をもっています。
美容室では空気中に微妙な水分やヘアカラーが揮発し、アンモニアガスが充満しています。
アンモニアに反応したグルーは「通常のスピードよりもすぐに固まる」性質をもっています。
ただし、美容室を出たところで驚くことに「液体に戻った」ということです!
いったい、それで何が不都合かというと「再度、目に染みてしまう」「取れやすい原因になる」ということがあります。
美容室専用のマツエクグルーとは?
美容室でまつ毛エクステをすることで、取れやすいイメージがあります。アンモニアガスには注意が必要なところはありますが、最近では美容室専用の接着剤も使うことができるということです。
美容室ではヘアカラーとまつ毛エクステは避ける
美容室では「ヘアカラーとまつ毛エクステは一緒の日は避ける」といっても、それはアンモニアガスでトラブルにならないよう、別々の日に予約する方が安心だということです。
美容院でエクステとホルムアルデヒドについて
ホルムアルデヒトは刺激臭のある気体ですが、まつ毛エクステのグルーからは、その気体が発生します。
日常的に自然界や住居環境などで日常的にあふれているもので、規定された数値というものがあります。
なぜなら、過敏な方にはアレルギー反応を起こす危険性があるからです。
その数値は発生量も75ppmまでとなっています。美容室やサロンなどでは、この規定量を超えた商材を取り扱っているところもあるのも事実となっています。
このことについては、関心のなかった方も多かったかもしれません。サロンによっては吸収剤を設置しているところもあります。
美容室で安全にエクステを施術するには
まつ毛のエクステでは、よい美容室を選ぶには安全性が重要になってきます。
まつ毛エクステは、美容師免許を取得している方が必要な講習を受けることで、知識や技術を習得してから行います。
さらに資格だけではなく、保健所に登録を済ませておかないと施術はできません。
少し、前まではこのような届け出も必要なく、無許可でまつ毛エクステを施術するところが通常となっていたところもありますした。
しかし、まつ毛エクステのトラブルが絶えないことから美容師免許を持ったスタッフでないと、施術はできなくなったということです。
美容室のプロから見たまつ毛エクステの安全性とは?
ほんとうのところ、美容のプロの方から見ればまつ毛はマスカラもビューラーもせずに何もしないことがまつ毛には一番よいみたいです。
中でもまつ毛のエクステはグルーを使用するため、施術には大変な集中力も必要になるということです。
マツエクに使用するグルーはほとんどが数秒超速乾タイプがほとんどで、完全乾燥には数時間を要します。
また、その後は1日2万回という瞬きにも耐え、洗顔やメイクにも耐えることが必要になってきます。
グルーの主成分のシアノアクリレートは、いくつかのタイプがあり多くのサロンでは瞬間接着剤と同じ成分のエチルシアノアクリレートを使用しています。
いくらマツエク専用に加工しているグルーだからといって、化学物質に変わりはありません。
使い方を誤れば、角膜炎や結膜炎を引き起こしかねないのです。
さまざまな施術例をもとに改良を重ねると、よい施術の例として
・根本から一定離すこと
・近い皮膚をガードする
・目を開ける前には必ず乾燥させること
以上、これらのポイントを徹底することでかなりの危険性を下げることができるということでした。
とくに「速乾している数秒間」というのが、一番危険になるそうです!
それは液体が固体化するときに沁みる物質が一番多く発生するからです。
美容室では十分施術してくれる方と相談、装着方法や素材などを決めてから行うというます。
美容室で働くエクステのアイデザイナーになるには?
美容師の免許を取得すればアイデザイナーだけではなく、美容室などでも働くことが可能です。
美容専門学校で学び、国家試験を受ける
マツエクの施術をするには、美容師の免許が必要で美容師の免許を取得するには美容師養成施設(美容専門学校)で昼間過程の場合2年以上学んだ後、国家試験に合格する必要があります。
アイデザイナーのスクールに通う
現在の美容専門学校では美容師になるための学習が多いため、マツエクの専門知識や技術の習得は難しいのが現状になっています。
アイデザイナーとして働きたい方のためには、カリキュラムにそってアイデザイナーを目指すための授業が充実している専門学校を選ぶことがおすすめです。
アイデザイナー関連の民間資格を取得する
アイデザイナーとして就職する際には、美容師免許だけではなく、民間資格が必須条件になっているところもあります。
就職や転職を有利に進めるためにも、アイデザイナーとしての知識や技術を証明する資格を持っていることが必須です。
民間資格の試験を実施している代表的な機関としては次の3つがあります。
・社団法人 日本まつ毛エクステション教会(JLA)
・一般社団法人日本まつ毛エクステション認定機構(JECA)
・一般社団法人日本アイリスト教会(JEA)
美容室でエクステを導入するには?気を付けるポイントとは?
美容室でヘアカラーやカット、マツエク施術を併設しているところが増加している理由として、アイメイクのニーズの高まりがあるからといえます。
今や、アイビューティーは個人サロンや専門店も多くあります。なぜなら、髪の毛やネイルのように毎月決まった美容習慣として定着してきたからです。
美容室に併設されているマツエクならお客様が通いやすいといったメリットが多くなります。
美容室にマツエクサロンがあるメリット・デメリットとは?
<メリット>
・美容師の免許が生かせる
ヘアスタイリストがアイリストも兼任できることで、お客様の好みを知っているためアイビューティーでも期待できる対応ができること。
・サロン全体の売上げが期待できる
ヘアスタイルの常連客がそのままアイビューティーに興味を持つようになってくれる。
・新規のお客様獲得につながること
アイビューティーの方の顧客がヘアの方でも顧客となること。
<デメリット>
・アイビューティーのためヘアブースが少なくなる。
・アイリストのための技術を習得するなど時間がかかる。
・お客様が快適に施術が受けられる環境作りが必要。
美容室でマツエクを併設する際の注意点
・マツエクの施術スペースについて
美容室でマツエクを併設する際の注意点があります。ひとつは保健所による美容登録のチェック項目に沿って、スペースを確保することです。
マツエクやまつ毛パーマを受けるお客様のためには、完全個室のような空間が望ましいです。
スペースが無い場合には、ヘアの席数を少なくして個室のような間仕切りを確保します。
・施術者の確保
美容室に新たにアイリストを迎えるパターンと、現在サロンに在籍している美容師がアイビューティーの講習を受けたり、資格を取得するパターンがあります。
・費用の確保
材料と施術ベッド以外の設備では、美容室であればほとんど揃っているものが多いです。
最初から開業するよりもコストがかなり大幅に抑えることが可能です。
マツエクの施術に最低必要な材料を紹介してみたいと思います。
・ツィーザー 1本1000円~3000円
・エクステ(毛)1サイズ 500円~2000円
・グルー 1500円~7000円
・グルートレイ 100円~2000円
・リムーバー 300円~2000円
・サージカルテープ 1巻 100円~200円
・まつ毛美容液 1本 1000円~5000円
・前処理剤 1本 700円~1500円
・美容室で使うマツエク施術はヘアサロン使用のグルー
ヘアサロンでは、マツエクの施術の場合にはヘアサロン仕様のグルーを使うことがおすすめです。
ヘアサロンではヘアカラー剤やパーマ剤が気化して空気中に漂うため、マツエクグルーの力が十分に発揮できないときがあります。
通常のグルーでは硬化速度が変わることや、粘土が増す場合があります。
まとめ
美容室のマツエクの施術にはメリット、デメリットがあります。
美容室では気軽にマツエク施術ができるかと、顧客の方でも期待度が多いとは思います。
ただし、安全性からは使うグルーやスタッフの技術や資格について再度確認してみる必要もあるかと思われます。美容室でマツエクの導入では、ヘアエリアとは別に顧客が安心して受けられる空間が必要になります。