タイトルの通り、今回はHUAWEI nova lite2のレビューをおこないます。HUAWEI nova lite2は、中国スマホメーカーHUAWEIが製造しているスマホです。このHUAWEIは5Gでアメリカと争うといった話題もあり、その実力についてはかなりのものです。そのためこのHUAWEI nova lite2もかなりのスペックが期待できます。しかし、中華スマホはなかなかスペック通りに使えないことも多いです。
そこで今回はHUAWEI nova lite2について様々な観点からレビューをおこないます。実際のスペックや価格とのバランス、使い勝手といった情報を中心に解説します。ぜひ最後まで読んでいってください。
目次
HUAWEI nova lite2レビュー スペック編
最初にHUAWEI nova lite2のスペックを確認していきます。今回は発売当時の価格や今の価格、機種の特徴といったものも同時に併記していきます。では実際にHUAWEI nova lite2のスペックを確認していきましょう。
HUAWEI nova lite2 スペック一覧
発売日 2018年2月9日
発売時価格 24,624円(税抜)
現在価格 18,800円~(税抜)
寸法 150mm×72mm×7.45mm
ディスプレイ 5.65インチ
液晶 FHD+
重さ 143g
解像度 1080×2160
電池容量 3000mAh
プロセッサ HUAWEI Kirin 659(オクタコア)
メモリ(RAM) 3GB
ストレージ (ROM)32GB
外部メモリ 256GB
生体認証 指紋認証
カメラスペック メインカメラ1,300万画素、200万画素 インカメラ800万画素
HUAWEI nova lite2のスペックを見た第一印象ですが、価格に見合わないプロセッサを使っているということです。一般的にエントリーモデルと呼ばれる2~3万円台のスマホに使われるプロセッサは400番台が主流です。これはAndroidのプロセッサは大きくわけて3種類にわけられており、一般的に400、600、800の3つにわけられています。この数字が低いほど処理能力が低く、安いプロセッサという認識です。
そのためHUAWEI nova lite2には本来400番台のプロセッサが使われるはずですが、このHUAWEI nova lite2は600番台のプロセッサを使っています。これだけでコストパフォーマンスのよさが目立ちます。しかし、それ以外にも高スペックであるポイントがありますのであわせて解説します。それはカメラのスペックです。本来エントリーモデルのカメラはメインカメラ1つ、インカメラ1つの合計2つが基本です。
しかし、HUAWEI nova lite2はメインカメラを2つ採用しています。被写体撮影用のメインカメラと背景をぼかすためのサブカメラです。これにより被写体をより際立てることが可能になり、画素数以上の写真を撮ることが可能です。この複数のメインカメラはハイエンドモデルで多く採用されているものであり、エントリーモデルではあまり見かけません。このことからカメラ機能もスペックが高いことが分かります。
他の要素のスペックについてですが、画面や液晶はエントリーモデルとして充分なスペックであり美しい映像が楽しめます。また画面のサイズ比が16:9の比率でありフルHDの映像を楽しめる比率になっています。電池持ちも3,000mAhと多く、1日中使っていても電池切れになる心配はなさそうです。RAM、ROMも充分な容量であり、自慢のプロセッサとあわせてスペックの高さが強調されます。
このようにHUAWEI nova lite2はそのスペックの高さをいかんなく発揮できているスマホです。しかし、いくらスペックが高くてもコストパフォーマンスが悪ければ使いたくないですよね。そこで次はHUAWEI nova lite2の価格についてもレビューをしていきます。
HUAWEI nova lite2レビュー、価格編
次にHUAWEI nova lite2の価格についてレビューをおこないます。今回は同程度のプロセッサを持ったスマホ、同程度のカメラ性能を持ったスマホと比較することで評価をおこないます。では早速性能を見ていきましょう。
最初は同程度のプロセッサであるGalaxy A30と比較していきます。HUAWEI nova lite2に使われているプロセッサはKirin 659、Galaxy A30に使われているプロセッサはSamsung Exynos 7904というものです。このプロセッサの性能差はほとんどありません。理由としてプロセッサの性能を調べるベンチマークテストでわずか4%程度の差しかありません。ほとんど誤差と言ってよいレベルであり、同等のプロセッサと判断できます。
このGalaxy A3ですが現在の価格が28,100円~(税抜)とHUAWEI nova lite2に比べて1万円程高いです。もちろん作っているスマホメーカーが違うため単純な比較はできませんが、HUAWEI nova lite2のほうが価格的に優れていると言えるでしょう。それぐらいエントリーモデルの1万円は大きな差です。プロセッサに関しては本体価格に見合わない高性能なものであることが分かります。
次は同程度のカメラスペックであるiPhone8を比較していきます。HUAWEI nova lite2はメインカメラを2つ採用していますが、1つは背景処理のための200万画素カメラです。そのため単純なカメラ性能としては、1,300画素のメインカメラと800万画素のインカメラの性能となります。この条件でもっとも近いスマホの1つがiPhone8です。iPhone8はメインカメラ1,200万画素、インカメラ700万画素と単純比較では性能が劣っています。
しかし、高いポートレートやレスポンスのよさからHUAWEI nova lite2とほとんど変わらない写真撮影が可能なため、今回同程度のカメラスペックを持つスマホとして選びました。このiPhone8は世界中で人気なiPhoneシリーズということもあり、今でも人気な1台です。そのため価格も高く、現在価格でも45,800円~(税抜)とエントリーモデルには含まれません。
どちらかと言えばミッドレンジの価格であり、本体のスペックもかなり高いスマホです。そのような高スペックスマホと、HUAWEI nova lite2は同程度のカメラスペックをしています。単純な比較ができませんが、HUAWEI nova lite2は低価格ながらも高性能のカメラスペックをしていると言えるでしょう。このようにHUAWEI nova lite2は価格に対して高性能のスペックをしており、コスパがよいスマホと言えるでしょう。
これは国産スマホに比べて中国、韓国のスマホが高性能であることが多いという傾向通りの結果です。しかし、このHUAWEI nova lite2にも注意したいことが2つあります。最後はその2つについて解説していきます。
HUAWEI nova lite2レビュー、注意するポイント編
最後はHUAWEI nova lite2を使うときに注意したいことを解説していきます。HUAWEI nova lite2は高スペックであり、コスパに優れているのは間違いありません。しかし、実際に使うときに注意するポイントが2つあります。今回はその2つについて解説します。
注意するポイント1 必要な機能が付いていないことがある
注意するポイント1は必要な機能が付いていないことです。具体的には防水防塵機能とおサイフケータイの2つが大きいです。防水防塵機能についてはあまり普段から意識することはないため、特に困らないという人は多いです。しかし、最近は多くのスマホに生活防水が施されていることも多く、人によってはお風呂でスマホを使う人もいます。そのため水回りでよくスマホを操作する人は注意が必要です。
そしてこのHUAWEI nova lite2にはおサイフケータイ機能がありません。そのためIDやEdyといった接触型の電子マネーを使うことができません。最近は若い人を中心にキャッシュレスが進んでいるため、普段から電子マネーを使っている人は注意が必要です。しかし、PayPayを始めとした非接触型の電子マネーは使うことができるので、そちらをうまく使うことで対応は可能です。この2つの機能がないことは注意しておきましょう。
注意するポイント2 サポートが充実していない
注意するポイント2はサポートが充実していないことです。このHUAWEI nova lite2は中国のスマホメーカーの機種であり、日本ではそこまで知名度が高いわけではありません。そのためiPhoneシリーズや国産スマホと違い、どこでもサポートが対応できるとは限りません。特に故障したときなどは修理のために中国に送るということもあり、なかなか手元に戻って来ないこともあります。
もちろん、キャリアもあるためすべて対応がされないということはありません。しかし、どうしても国産スマホに比べるとサポートは充実していません。本体価格も安いのでそこは割り切って使うようにしていきたいです。
まとめ、HUAWEI nova lite2はコスパに優れる
まとめとして今記事ではHUAWEI nova lite2についてレビューをおこないました。HUAWEI nova lite2のスペック、価格をレビューし、最終的に注意したいポイントを解説しました。HUAWEI nova lite2は中華スマホ特有の注意点もありますが、コスパがよく魅力的なスマホです。今記事で興味を持ったあなた、ぜひ購入を検討してみてください。