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WiMAXが繋がらないときに試したい3つの対策

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「WiMAXが急に繋がらなくなった。」
「WiMAXでインターネット接続できない。」
上記のような悩みを抱えている人へ、本記事ではWiMAXが繋がらなくなる理由と対策について紹介します。
高品質なモバイルインターネット接続サービスとして有名なWiMAXですが、時にはインターネット接続できなくなる可能性もゼロではありません。しかし安心してください。WiMAXサーバー側の接続障害だと会社側が対応するまで待つ必要がありますが、ユーザー側でも対応できる単純なバグもあります。

WiMAXが繋がらないときは下記3つの手順を試しましょう

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急にWiMAXが接続できなくなった、繋がりにくくなった、と感じた人は、まずは下記3点を実施してみましょう。

WiMAXが繋がらない時:ルーターの再起動

WiMAXルーターは長時間稼働させることによって、一時的なバグが発生する可能性もあります。これに対する解決策は、ルーターを再起動させることで治ることがほとんどです。
人間でも長時間寝ずにいると身体がうまく働かなくなるように、WiMAXルーターも長時間稼働し続けることで不具合が発生することがあります。
たまには電源をオフにしたり、再起動させたりしてルーターにも休憩時間を与えてあげましょう。

WiMAXが繋がらない時:場所を変える

どこでも持ち運びできるWiMAXですが、場所によっては通信できない(しにくい)エリアもあります。

室内だと通信できないこともある

WiMAXはスマホで利用している電波規格とは若干異なるので、安定して大容量のデータ通信が可能です。しかしWiMAX電波の特徴として「遮蔽物があると電波を通しにくい」ことが挙げられます。スマホの利用する電波は室内などでも問題なく利用できますが、WiMAXだとそうはいきにくいです。
対策としては、できるだけWiMAXルーターを窓際に設置する、パラボラアンテナを設置することなどが挙げられます。また最新のWiMAXルーターは室内でも電波をキャッチできるようアンテナや受信感度が改善されています。

人ごみの多い場所だと通信しにくいこともある

都市部やマンションなどでWiMAXを利用している人が多いと、一時的にアクセスが集中することでデータ通信速度に遅延を感じることがあります。
人が多い場所で、一斉にWiMAXを利用する時間帯(お昼や夕方~夜など)になると、WiMAXの通信速度を遅く感じるかもしれません。

WiMAXが繋がらない時:接続するデバイスの設定を確認

SSIDやAPNの設定はできましたでしょうか。
最近のプロバイダではすべての設定を済ませた状態でルーターを発送してくれるところもありますが、APN設定などを自分で済ませないと通信できない会社もあります。
初期設定方法は各プロバイダがホームページ上で公開しているので、確認してみましょう。
すでに初期設定をすべて済ませている人も、通信に不具合を感じているならいちどルーターを初期化して、もう一度SSIDとAPN設定を済ませると通信状態が良くなることもあります。

ルーターと有線接続もおすすめ

WiMAXルーターと有線接続することで、通信速度を向上させることが可能です。
最近はワイヤレス接続でも有線と変わらない通信速度を実現しているルーターもありますが、やはり通信の安定性では有線のほうが優れています。

WiMAXが繋がらないときはパラボラアンテナが有効?

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「WiMAXをモバイルルーターで利用したい。でも室内利用も頻繁にする。なんとか通信速度を少しでも上げることができないか。」
このような悩みを抱えている人へ、本記事では「パラボラアンテナ」の設置をおすすめします。
パラボラアンテナはだれでも手軽に設置可能で、予算数百円程度で、自作で簡単に作れます。極端な話ですが、ステンレス製のボウルを一つ準備するだけでもパラボラアンテナとして活用可能です。とはいえ自作だと外観がよくないので、自室で利用するか、見た目が良い商品をネットで購入するほうが良いでしょう。

パラボラアンテナとは?

パラボラアンテナを一言で説明すると、自作のアンテナです。電波受信用の衛星などで利用される、お椀形の丸みを帯びたアンテナが「パラボラアンテナ」です。
パラボラアンテナは単純な仕組みですが、電波を増幅させるには1番手っ取り早く、かつ効果のある方法です。Wi-Fiルーターの設置場所さえ決めておけば、そこにパラボラアンテナも設置して、室内でも快適にデータ通信できるようになるでしょう。

なぜ通信しやすくなるのか?

パラボラアンテナはなぜWiMAXの通信速度を早めるのでしょうか。答えは、パラボラアンテナは電波を増幅する機能があるからです。アンテナの中心部にWiMAXを設置することで、増幅したデータ通信の電波をWiMAXルーターに、大量に送ることができます。
機能と言うと、なにか大げさな仕組みが搭載されている思えるかもしれませんが、作り方は非常に簡単です。自作パラボラアンテナの材料はすべて100均で入手できるので、気になった方は調べてみませんか?

WiMAXが繋がらないのはプロバイダが悪いの?

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WiMAXが繋がらない・繋がりにくいのはプロバイダの問題なのでしょうか?

WiMAXの品質は全プロバイダ共通

結論ですが、プロバイダによって通信速度が変わることはありません。
WiMAXの通信速度や通信対応エリアは本家UQ WiMAXとまったく同じです。プロバイダによって変わるのは「月額料金」や「契約期間」「キャッシュバック・割引キャンペーン」です。

公式サイトとプロバイダで異なるのは月額料金

WiMAXはUQ WiMAXが提供するサービスです。現在はさまざまなWiMAXプロバイダが乱立していますが、どの会社もサービスを提供しているのはUQ WiMAXなので「プロバイダによって通信速度や通信可能エリアが異なる」といったことはあり得ません。
一方で各プロバイダは、WiMAXの契約者を増やそうと、お得なキャッシュバック・割引キャンペーンを頻繁に行っています。その結果、UQ WiMAX公式から購入するよりも実質的な月額料金(契約期間トータルで必要な支出から、キャッシュバックキャンペーンなどの割引額を引いたコスト)は、プロバイダから契約した場合がお得といった状況になっています。
また各プロバイダによって、最低契約期間や手数料、解約違約金の額などが異なります。契約前に、条件面についても精査が必要ですね。
もしプロバイダからのWiMAX契約が怖い・不安という人は、UQ WiMAX直営店からの購入もおすすめです。コスト面ではプロバイダに負けますが、店員さんが対面でWiMAXサービスや契約条件について説明してくれるので、安心感があります。

WiMAXが繋がらないこととプロバイダは関係ない

繰り返しますが、WiMAXでデータ通信がうまくできないこととプロバイダは関係ありません。WiMAXを”販売”しているのはUQ WiMAXや各プロバイダですが、”WiMAXでデータ通信サービスを提供”しているのは、すべてUQ WiMAXです。よってプロバイダによって通信速度が異なることはあり得ません。
通信速度が低下する要因は本記事でも紹介してきたとおりです。また厳密には、プロバイダによっては最新のWiMAXルーターを取り扱っていないところもあります。そうしたところでは、実質的にWiMAXの最高通信速度が実現できないですね。
プロバイダを選ぶときは、最新のWiMAXルーターを取り扱っているかどうかもチェックポイントです。

盲点!WiMAXが繋がらない意外な原因

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最後に、WiMAXが繋がらない原因について解説します。

通信制限を受けている

WiMAXのギガ放題プランでは、三日間で10GB以上の通信をすると速度制限がかかります。
速度制限といっても、夜は6時から翌朝2時まで、通信速度は1Mbpsまで落ち込むだけです。
これは格安SIMの速度制限(128kbps)に比べると、非常にゆるい速度制限です。SNSのチェックや動画を低画質で再生するだけなら、この通信速度でも問題なく利用できます。

通信可能エリアから外れている

田舎や山奥、離島など、WiMAXは地域によって通信できない場所もあります。そうした場所ではauの4G LTE回線を利用することも可能ですが、オプション料金で月額1,005円かかります。なおこのオプション料は、4G LTE通信を利用しなければ発生しません。
さらにauの電波が届かない場所だと通信は全く不可能になります。
WiMAXの通信可能エリアはUQ WiMAXの公式サイトから確認できます。自分の住んでいるエリアがWiMAX通信に対応しているか、あらかじめチェックしておきましょう。

まとめ:WiMAXがずっと繋がらないなら修理に出そう

いかがでしたか。
安定したモバイルデータ通信サービスのイメージが強いWiMAXでしたが、意外と通信速度が低下する要因が多いことが分かりましたね。
本記事で紹介した原因や対策は、すべて”利用者が対応できること”です。基地局のサーバーなどが原因の場合は、こちらではどうすることもできません。WiMAXサーバー側の不具合の場合、UQ WiMAX公式サイト上で情報が公開されますので、おかしいと思ったらチェックしてみましょう。
ほかにもルーター側が故障していたり、バッテリーが消耗してしまい長時間稼働できない状態になっている可能性もあります。「自分で対処してみたけど改善しない。サーバーの通信障害情報なども特に出ていない」という人は、ルーターを修理に出したほうが良いかもしれませんね。