格安simには、音声通話simとデータ通信simの2通りがあります。音声通話simは通話に重点を置いた格安sim。一方のデータ通信simはデータ通信に重点を置いたタイプです。この量補が一つになった格安simはたくさんありますが、中には音声通話のみでいいという人も少なくありません。そこで、この記事は、音声通話のみを格安simについて紹介します。選び方や注意点も載せていますので、ぜひ参考にして購入してみてください。
目次
格安simは音声通話のみでの利用が可能
格安simは音声通話のみでも利用が可能なのか。そんな風に疑問を抱いている人も少なくありません。実際、格安simは音声通話のみでも利用は可能です。スマホと言えば、通話とデータ通信がセット、というイメージですが格安simはそうではありません。もちろんその両方が利用できるタイプのものも存在しますが、データ通信と音声通話を分けて考えるのが、格安simです。それを示すように格安sim会社には、音声通話のみのプランも多数用意されています。そのため、音声通話のみを利用したいという方でも安心して格安simを契約することができるのです。
音声通話のみの格安simの選び方
では、どのようにして音声通話のみの格安simを選べばよいのでしょうか。初めて格安simを利用する人はよく分からないと思います。そんな人に向けてここで、その選び方について紹介します。
価格
まず一つ目は、価格で選ぶという方法です。実は、格安simは基本的にデータ容量によって価格が変動します。データ容量が多ければ多いほど価格が高くなり、データ容量が低ければ低いほど価格が低くなるということです。そもそも格安simの音声通話のみを希望する人であれば、データ容量は低くても構わないという人が多いのではないでしょうか?データ容量が低ければ、その分月々の支払いも安くて済みます。そのため、まずはデータ容量を比較して選んでみましょう。そうすると設定価格が低くなっている事に気づくはずです。
データ通信
二つ目は、データ通信で選ぶという方法です。格安simは大手キャリアの回線を間借りして通信を行います。そのため、通信速度は大手比べると遅く感じるという人も少なくありません。ですが、格安simが当たり前となっている昨今、このデータ通信は改善傾向にあります。中には、大手キャリアとは変わらない速度を持つ格安sim会社も存在するため、例えデータ容量を利用しないと考えていても、もしもの時のために、データ通信の速度もチェックしておいた方が良いでしょう。
かけ放題
三つ目は、かけ放題のプランを比べて選ぶという方法です。格安sim会社には、長時間の通話が楽しめるよう、かけ放題のプランがいくつも存在します。3分・5分・10分・時間無制限など細かく設定が分かれており、これらは1回分の時間で回数は無制限が多いです。このようなかけ放題プランを利用することで、時間を気にすることなく通話を楽しむことができます。
格安simを音声通話のみで選ぶ際の注意点
音声通話のみの格安simの選び方を上記で紹介しましたが、選ぶ際には注意してほしいことがあります。その注意点についてここで紹介します。
家族間無料通話がない
格安simの音声通話のみプランには、大手キャリアにあるような家族間の無料通話がありません。そのため、家族間での通話にもお金がかかります。ですが、かけ放題プランに入っていればこの問題は解決できます。かけ放題プランは、誰と通話をしても国内であれば無料というプランが多いからです。それがたとえ家族であったとしても同じことが言えます。因みにデータ通信プランであれば、余ったデータ容量を家族で分け合うことができます。
かけ放題はほとんどスマホ向け専用アプリ必須
格安simのかけ放題プランはほとんどがスマホ向けの専用アプリです。元々格安simはスマホに重点を置いて作られています。そのため格安sim=スマホという形が出来上がってしまっているのです。因みに、格安simはガラケーでも利用は可能です。ですが、かけ放題アプリはスマホ対応のアプリであるため、ガラケーでは、このかけ放題プランは適用されません。
音声通話のみ希望で利用できるおすすめの格安sim
音声通話のみの格安simの選び方についてここまで紹介してきましたが、ここからは、音声通話のみが利用できるおすすめの格安sim会社を紹介します。
楽天モバイル
最初に紹介するのは、楽天モバイルです。楽天モバイルの特徴は、お手頃なオプションを揃えていること。中でも一押しは、「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」。月額918円で10分以内の通話ならかけ放題で利用できます。そのため、1回の通話時間が少ない人にはピッタリ。例えオプションを付けていなくても、「楽天でんわ」アプリを利用すると30秒ごとに10.8円と通常料金の半額で利用することも可能。この楽天でんわは月額無料のため付けておいて損はありません。
mineo
続いて紹介するのは、mineoです。mineoにも楽天モバイルと同じように、10分以内の通話であればかけ放題というプランが存在します。こちらも月額918円。データ通信の容量500MBも付いてくるため、ほとんどネットに接続しない人であれば十分に感じるはずです。他社との違いを挙げるとすれば、お得なキャンペーンを豊富に行っているところでしょうか。音声通話のみに対応したキャンペーンも多く実施しているため、お得に利用することができます。
ロケットモバイル
続いてはロケットモバイルです。ロケットモバイルの大きな特徴は基本の安さ。通話対応simプランの最安値は、「神プラン」と呼ばれている月額料金1,024円のプランです。この価格は、他社と比べると圧倒的な安さを誇ります。そのため、通話のみ利用を考えている人で、「あまり通話も使わない」という人には最適。利用した分だけ支払うという分かりやすさも人気のポイントです。通話する時間も少なく、とにかく安く格安simを持ちたいと考えている人におすすめです。
DMM mobile
続いては、DMM mobiです。DMM mobileは、格安simの中でも基本料金が最安値クラス。バースト機能とIIJの支援で安定した通信速度を実現させたり、利用料金の11%のDMMポイントが貯まるといったサービス満点の格安sim会社です。設定しているプランは、simカードを1枚だけ契約する「シングルプラン」と、最大3枚のsimカードを契約できる「データシェアプラン」のみ。どちらのプランを選んでも余った高速通信のデータ量は翌月に繰越すことができるため、無駄もありません。
Y!mobile
続いては、Y!mobileです。Y!mobileは、数ある格安sim会社の中でも一番の人気を誇る格安sim会社です。2019年10月1日から料金設定が変更し、契約期限の縛りがない「スマホベーシックプラン」をメインにしています。通話対応simプランの最安値は「ケータイプランSS」で1,009円。この価格は、業界でもトップクラスの安さです。そしてY!mobile最大の特徴は「無制限のかけ放題プラン」。このオプションを付けると、国内で誰とでも、どの携帯とも、電話がかけ放題となります。そのため、月に電話をする回数や通話時間が長い人にとってはおすすめ。まさに大手ならではの実力です。
b-mobile
続いては、b-mobileです。b-mobileは、ソフトバンクのスマホをそのまま使うことができる格安simです。「b-mobile 電話」アプリを使うと、+500円で5分まで何度でもプレフィックスの電話がかけ放題に。さらに、専用の通話アプリ「b-mobile アプリ」を使えば、通話料を半額にすることも可能です。もちろん、ソフトバンクのiPhoneもそのまま使うことができます。既存の端末を利用できるということは、新しい端末代も必要ないため割安で格安simを手に入れることができ、節約にもなります。
AEON mobile
AEON mobileは、docomoとauの回線が利用できる格安sim会社です。1GBの価格が1,130円と非常に安く、特にauユーザーであれば本家と変わらない速度でデータ通信を楽します。また、専用の通話アプリ「イオンでんわ」を使えば、通話料を半額にすることも可能です。さらに、AEON mobileは、simフリーの端末30種類以上も用意。セット購入もでき、自分の好きな端末を見つけることもできます。
QT mobile
続いては、QT mobileです。QT mobileでは、1GBの最安プランを1,450円で設定します。他社と比べると少々高く感じますが、キャンペーンを利用すれば最初の9ヶ月は890円で使うことができます。また、専用の通話アプリ「QTモバイル電話」を使えば、通話料を25%オフにすることも可能です。国内通話であれば10分以内で何回かけても無料となるプランも用意しています。
【まとめ】格安simの音声通話にのみプランでたくさん話そう
格安simの音声通話のみプランについて紹介しました。格安simは元々安く設定されているスマホですが、オプションやキャンペーンを上手に利用することでさらにお得に利用することができます。音声通話のみを利用したいと考えている方は、色々な格安sim会社の料金を比較して選ぶこともおすすめです。