今大人気のまつ毛パーマ、やってみたいと思っている方も、すでに経験したことある方もたくさんいるかと思います。そんなまつ毛パーマも、施術後すぐにカールが落ちてしまったり、まつ毛が痛んでしまったら悲しいですよね・・・。
「せっかくのまつ毛パーマ、少しでもキレイなカールを持続させたい!」という方に向けて、今回はまつ毛パーマが上手くかかるための事前準備や、少しでも長くキレイなカールを持たせるコツをご紹介したいと思います。
目次
【まつ毛パーマのコツ】まつ毛パーマの特徴と仕組み
まずはまつ毛パーマの特徴と仕組みから解説します。
まつ毛パーマとは
まつ毛パーマとは、まつげにパーマをかけることによってカールをつける方法です。日々のメイクで、ビューラーが必要なくなるので時短になります。まつげエクステと比較すると安価に短時間にでき、メイク落としにクレンジングオイルが使用できるなどといったメリットもあります。
まつ毛パーマの仕組み
まず、ロッドにまつげを巻き付けた状態で、1つ目の薬剤によりまつげを構成しているSS結合(シスチン結合)というタンパク質の結合を切断します。一度切断されることで、ロッドの形状に沿った形に配列が変わります。その状態で今度は2つ目の薬剤により、再度切断された結合をつなぎ合わせることで、まつげ自体にカールがかかるという仕組みになっています。
薬剤を塗ったからといって全てのSS結合が切断されるわけではなく、強い薬剤でも実際に切断されるのは全体の20%程です。それ以上結合が切られると髪へのダメージがかなり強くなってしまいますが、逆に切断される結合が少ないとパーマのかかりが弱くなってしまいます。
【まつ毛パーマのコツ】まつ毛パーマのトラブル
まつ毛パーマのトラブルに気をつけましょう。
目の中にパーマ液が入る
まつ毛パーマをかける際にパーマ液が目の中へたれるように入ってしまうことで、目が痛くなったり、充血してしまうことがあります。さらには角膜に傷がついてしまい、完治するまで長くかかることもあります。
顔やまぶたへの付着
パーマ液が直接皮膚に接触してしまうことで、赤く腫れてしまったり、火傷のような水ぶくれが発症する可能性があります。すぐに症状が出なくても、翌日以降に目元の腫れが出てくることもあるので、注意が必要です。
【まつ毛パーマのコツ】まつ毛パーマの事前準備と注意すること
まつ毛パーマの事前準備と注意することについて解説します。
当日はマスカラ・ビューラーをしない
施術当日はマスカラやビューラーはしないでください。マスカラだけでなく、目元周辺のアイメイクも控えましょう。まつ毛パーマの施術前にはまつ毛の洗浄があり、事前に目元のメイクのオフが必要になります。サロンによっては別途オフ代がかかる場所もあるので、アイメイクはして行かないように気をつけましょう。
できればメイク自体も控える
できれば、まつ毛パーマをする当日はメイクは控えて、すっぴんの状態で施術を受けることをおすすめします。施術当日はなるべくまつ毛を濡らさないことが長持ちのポイントになります。
施術後24時間はまだ薬剤が定着しておらず、まつ毛を濡らしてしまうと、カールが伸びてしまう可能性があります。髪の毛のパーマをかけた時にも「今日はシャンプーを控えてください」と言われたことがある方もいると思いますが、これと同じ理由です。
なので施術当日はなるべく洗顔は避けて、濡れたタオルで顔を拭く程度にしましょう。
コンタクトは外して行く
基本的には施術中はコンタクトレンズは外す必要があります。これはもしも、パーマ液が目に入った場合に、裸眼時よりもさらに目を傷つけてしまう可能性があるからです。
施術中だけ外したいという方は、コンタクトケースや洗浄液を用意しておきましょう。
施術中のみ外す場合はメガネを持って行く
施術中の時だけコンタクトレンズを外したい方は、念のためメガネも持って行くことをおすすめします。時に、施術中のトラブルにより、コンタクトレンズを付けて帰れなくなる場合も想定されます。
初めての方はパッチテストを
まつ毛パーマが初めての方で、アレルギーの不安がある方は、予約時にパッチテストを希望する旨を伝えておきましょう。パッチテストをする場合は、手首などの皮膚が薄い部分にパーマ液を塗布し、数分置いて拭き取ります。そこから数日様子を見て、腫れや赤みが出なければ後日全ての施術を行います。
【まつ毛パーマのコツ】キレイなカールを保つコツ
キレイなカールを保つコツをご紹介します。
マスカラの塗り方
まつ毛パーマをしている時は、マスカラの塗り方に注意しましょう。マスカラは、まつ毛の先端にちょこっと塗る程度にしておきましょう。根元からしっかり塗ってしまうと、クレンジングの時に強くこすってしまう可能性があるので、できるだけマスカラの量は控えめにしましょう。
マスカラを使うときは落としやすいものを
普段ウォータープルーフなどの落ちにくいマスカラを使用している方は、お湯でオフできるような落としやすいマスカラを使用するのがおすすめです。
また、マスカラの下地を利用することで、マスカラのダメージからまつ毛を守ることができ、マスカラ下地に含まれている美容成分によりトリートメント効果も期待できます。
ビューラーは使わない
まつ毛パーマをしてしばらくすると、カールのばらつきが気になってくるかもしれません。そんな時にビューラーを使いたくなってしまいますが、そこでは使わずに再度まつ毛パーマをすることをおすすめします。そうすることで、少しでもまつ毛の抜け毛を防ぐことができます。
うつぶせ寝は避ける
うつぶせ寝をすると、寝ている間に枕とまつ毛がこすれてしまい、まつ毛が抜けてしまう可能せがあります。また、枕にまつげが押しつぶされてしまって、形が崩れてしまったり変な方向に癖がついてしまう可能性があるので、まつ毛パーマをしたらなるべくうつぶせ寝は避けましょう。
【まつ毛パーマのコツ】まつ毛パーマを長持ちさせるクレンジング方法
クレンジング方法は以下のとおりです。
マスカラのオフに綿棒を使う
マスカラのオフに綿棒を使用します。まず、綿棒の先にクレンジング剤を含ませて、まつ毛の流れに沿ってなでるようにマスカラを落としていきます。綿棒の先端は繊維でできているので、この繊維が汚れをきれいに絡めとって落としてくれます。
クレンジング剤の成分に気をつける
クレンジング剤は洗浄力が強すぎないもので、できるだけ摩擦を抑えて落とせるものを選びましょう。オイル系であったら、洗浄力の強いエステル系のものは避けて、油脂系の植物・動物由来のオイルを選びましょう。油脂系のものは比較的高価ですが、人の皮脂と似ていて肌馴染みがよく、乾燥しにくいのが特徴です。
他にも、ジェルクレンジングやクレンジングバームのようなものは、摩擦が軽減できるのでまつ毛パーマにおすすめのクレンジング剤です。
洗顔後はしっかり水分を拭き取る
まつ毛パーマの水濡れは、パーマをかけた当日でなくても気をつけるべき点です。洗顔後はタオルでこすらずに、上から優しく押さえるようにして水分を拭き取りましょう。
まとめ
まつ毛パーマが上手くかかるためには、まつ毛が健康な状態であることが1番です。そのために、まつ毛の美容液を利用したり、生活リズムを整えるなどをして、ツヤ・コシのある健康的なまつ毛を目指しましょう。
そして実際にまつ毛パーマ行う時は、サロンの事前の注意事項をよく確認して準備をしておきましょう。思わぬトラブルを起こさないためにも、分からないことは何でもスタッフに質問してみましょう。