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FP3級実技試験の対策はどうすればいい?詳しく解説

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ファイナンシャルプランナー(FP)になると決めたけれど、FP3級実技試験の対策をどうすればいいか悩みますよね。FP3級実技試験の内容も詳しく知らないし、どういったことをすればいいのか分かりません。

 

この記事では、FP3級実技試験の対策について詳しく説明していきます。FP3級実技試験の対策をどうすればいいか悩んでいる方やファイナンシャルプランナー(FP)について興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

FP3級実技試験対策とは?

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FP3級実技試験対策は、根本的には学科試験と変わりありません。実技試験対策に適したテキストを読んで内容を理解して問題を解いていくことが主なやり方になります。過去問を解いて実際に出される問題の傾向を理解していくことも効果的な対策の1つです。

 

また、FP3級実技試験には公式テキストが存在します。FP3級の3つある実技試験のうち、きんざいの「個人資産相談業務」につきましては、公式テキストが存在していますよ。どこから勉強すべきか迷わずに済んで良いですね。

 

きんざいファイナンシャル・プランナーズ・センターから出版されているもので、正式名称は3FP技能士(実技・個人資産相談業務)精選問題解説集と言います。実際の試験問題と似たような傾向で出来ているので、きんざいの「個人資産相談業務」を選ぶ時にはおすすめのテキストです。

 

きんざいの出版している公式テキストはこの他にもあります。学科試験対策としての「3FP技能士(学科)精選問題解説集」や学科と試験対策がセットになった「最短合格 3FP技能士」がそうです。

 

FP3級用の「生保顧客資産相談業務」や日本FP協会の「資産相談提案業務」は公式テキストがありません。そのため、書店で販売されているテキストまたはきんざいの「最短合格 3FP技能士」で実技試験対策を行うことをおすすめします。

 

また、対策としてFP3級実技の過去問を見てみるのもいいでしょう。FPの勉強において過去問は大変役立つ教材となっています。特にFP3級は出題される範囲が事前に分かっているので、過去問を勉強することで覚えるべきところを見つけることが出来ますよ。

 

過去問は最後の力試しに取っておく方も存在しますが、FP3級実技試験対策の場合は早めに勉強しておくといいでしょう。テキストを1回読破してから問題集を2回読んだ後は過去問を解き、理解することに時間を使っていくことが効果的な実技試験対策です。

 

FP3級実技試験対策1.種類

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FP3級実技試験は、一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)で2種類、NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)で1種類準備されています。このうち1つを選択して受けるようになっていますよ。

 

3種類の実技試験では、それぞれで試験内容が違います。FP3級実技試験を受験する時は、この差を理解して、あなたに合ったものを選択しましょう。テキストは、どれかの実技試験に適した内容なので、どの実技試験を受験するのか決断する必要があります。

 

なぜなら、自分が受験するものとは違う実技試験のテキストを買ってしまうと、意味のない勉強をすることになり限られた時間を消費してしまうからです。そのため、始めに実技試験の内容や特徴を理解していくことは重要になってきます。

 

また、対策方法はきんざいと日本FP協会のどちらで受験するのかで変わってきます。FP3級試験はきんざいと日本FP協会2つの指定試験機関によって行われますよ。

 

学科試験は同じですが、実技試験はそれぞれ試験内容が違ってきます。また、これらの試験機関では、以下の試験が用意されています。

 

個人資産相談業務

保険顧客資産相談業務

資産設計提案業務

 

3種類ある中から1つを選択するとなると、困ってしまうことでしょう。しかし、それぞれの特徴を理解すれば、選ぶことはそれほど難易度の高いものではありません。大切なのはあなたがどの分野を学びたいと考えているかですよ。

 

個人資産相談業務とは?

個人資産相談業務とは、学科試験の範囲である金融資産や不動産、相続・贈与、ライフプランニングや年金、タックス(税金)などが含まれています。お金と暮らしに関係する深く広い知識が必要な試験で、学科試験の範囲を実技試験に落とし込むものとなっていますよ。

 

不動産の売買や相続など日常生活で頻繁に行わないことを問われます。こう聞くと必要性が薄い内容な気がして勉強をおろそかにしがちです。しかし、人生いつ必要になるのか分からない内容でもありますので、念のために勉強しておきましょう。

 

保険顧客資産相談業務とは?

保険顧客資産相談業務とは、保険に特化した実技試験となっています。保険について学びたい方や近い将来、保険に関係する仕事をしたいと考えている方には「保険顧客資産相談業務」はおすすめとなっていますよ。実際に保険に関わるためには、FP2級の知識が必要です。

 

反対に保険に特に興味がない方やまだ決断できないという方は「保険顧客資産相談業務」以外を選択するようにしましょう。「個人資産相談業務」や「資産設計提案業務」にも保険の問題は出題されるので、こちらをあらかじめ勉強しておくというのもいいですよ。

 

資産設計相談業務とは?

資産設計相談業務とは、金融資産、不動産、相続・贈与、ライフプランニング、年金、タックス(税金)などが試験範囲に入っています。そのため、お金と暮らしに関係する幅広い知識を頭に入れることが可能です。

 

基本的に「資産設計提案業務」と「個人資産相談業務」は似たような内容です。これら2つの実技試験のいずれかを、FP3級受験者のほとんどが選んで受験しています。書店で販売されているテキストもこの2つを対象とした内容が多いので、勉強がしやすいです。

 

FP3級実技試験対策2.試験内容

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きんざいと日本FP協会で実技試験が違ってくると説明していきました。では、具体的にどのような違いが存在しているのでしょうか。学科試験は同じような問題が出題されますが、実技試験は以下のように内容が大幅に変化してきます。

 

きんざい・日本FP協会の学科試験

機関きんざい・日本FP協会

時間120

設問数60

解答形式マークシート

満点60

 

きんざい・日本FP協会の実技試験

機関きんざい

時間60

問題数5

解答形式 記述式

満点50

 

機関日本FP協会

時間60

問題数20

解答形式記述式

満点100

 

上記の表からも理解できるように、問題数や配点に違いが出てきますね。もちろん、試験における時間配分や解き方によってどちらの団体を選ぶのかで異なったものを覚えていく必要があります。試験内容によっても勉強方法が異なりますよ。

 

したがって、受験する実技試験を決定したら、指定試験機関の過去問を勉強してみましょう。出題形式に慣れておくことが重要になってきます。

 

次にFP3級実技の合格点について説明していきます。きんざいと日本FP協会の実技について、合格点はそれぞれ次のようになっています。

 

きんざいの合格点         

30点/50点満点

 

日本FP協会の合格点

60点/100点満点

 

どの団体の実技も、合格の基準ラインは6割です。FP試験は絶対評価で実施されるので、合格基準ライン6割を超えていれば、合格が可能ですよ。国家試験では合格基準ライン6割が定番なので、FP3級もある程度対策を行っておくことで、高い確率で合格できます。

 

また、FP3級実技の難易度について説明していきます。きんざいと日本FP協会の実技試験は内容が違いますが、難易度は同じものになっていますよ。最新のきんざいと日本FP協会の実技試験についての結果は以下の通りです。

 

きんざいのFP3級学科試験 20189

試験科目 個人資産相談業務

受験者数 13,136

合格者数6,760

合格率51.46

 

試験科目 生保顧客資産相談業務

受験者数 13,040

合格者数4,476

合格率34.32

 

合計

受験者数26,176

合格者数11,236

合格率42.92

(一般社団法人金融財政事情研究会公式HPより)

 

日本FP協会のFP3級実技試験 20189

試験科目 資産設計提案業務

受験者数18,707

合格者数16,182

合格率86.50%

NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会公式HPより)

 

日本FP協会の「資産設計提案業務」は、8割程度の合格者が存在しています。きんざいの「個人資産相談業務」も5割を超える合格率です。2つの実技試験の難易度は他の国家資格と比べると、想像していたよりも簡単で解きやすいものとなっています。

 

FP3級実技試験対策3.団体選び

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実技試験は3つの内容から、1つを選択します。特定の内容を勉強したいと考えているわけでないのなら、「資産設計提案業務」または「個人資産相談業務」のどれかを選択するようにしましょう。

 

そして、「資産設計提案業務」「個人資産相談業務」のどちらを選択していくのかですが、勉強のやりやすさを考えると、きんざいの「個人資産相談業務」をおすすめします。なぜなら、試験機関であるきんざいが、実技試験用の教材を出していて対策しやすいためです。

 

次に実技試験選びで重視すべきことについて説明していきます。FP3級の場合、難易度が低いので、公式テキストを使用して勉強していくことにメリットは存在しません。一般的なテキストでも、合格を目指してバッチリ勉強可能です。

 

FP3級の学科試験は、きんざいと日本FP協会で違った問題が出されてきます。問題数や配点に至っても異なりますよ。同じ出題範囲であっても、団体によって、解きやすさや解きにくさが出てきます。

 

ちなみに、過去問は公式ホームページからも無料でダウンロード可能です。ぜひダウンロードして、過去に出題された問題をあなたの手で解いてみましょう。そしてきんざいまたはFP協会のどちらがあなたの勉強スタイルに合うのか考えてください。

 

FP3級実技試験対策をして合格への道を歩き出そう

FP3級実技試験対策をすることは、あなたがこれから何カ月か勉強する上で必要になることです。なぜなら、勉強スケジュールを立てるために重要になってくるからですよ。それ以外でもFP3級実技試験対策をすることは重要になってきます。

 

FP3級実技試験対策について説明してきました。記事を読んでいた最初と今とでは、気持ちに変化はあるでしょうか。この記事によって最初に合った不安が解消されていれば幸いです。この記事があなたのお役に少しでも立てることを祈っています。