自分が利用しているパソコンのIPv6速度を知りたい。と思っている人はいませんか?そんな人にこの記事では、IPv6の速度測定方法について紹介します。IPv6の速度を測るには、速度測定ツールを使うのが一番手っ取り早いということで、おすすめの速度測定ツールをまとめました。IPv6の速度を測ってみたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
IPv6の速度測定ができるおすすめツール
ではここで、IPv6の速度測定ができるおすすめのツールを紹介します。
Speedtest by Ookla
まずは、Speedtest by Ooklaです。Speedtest by Ooklaは、回線事業者情報から上り・下り速度、PING値まで必要な情報をすべて網羅しているのが特徴のツール。スマホのアプリでも人気が高く利用している人も多いようです。因みに、表記は英語。英語と聞くとちょっと敬遠されそうではありますが「GO」ボタンを押すだけですので、簡単に利用できます。
続いては、Googleです。Googleは、検索エンジンに回線速度の測定ツールが備えられています。Googleの検索窓に「インターネット 速度」と打ち込めば、検索結果の一番上に「速度テスト実行」と表示されますので、後はボタンを押すだけで測定開始。また、測定結果に応じてどれくらいの処理が可能かという目安が表示されるのもGoogleならではのメリットです。初めて速度測定を使う人に分かりやすくておすすめです。
RBB SPEED TEST
続いては、RBB SPEED TESTです。RBB SPEED TESTは、上り・下り速度からPING値まで必要な情報はすべて網羅しているのに加え、都道府県別や回線事業者別の実測値を掲載している測定ツールです。
Fast.com
続いては、Fast.comです。Fast.comは、動画のストリーミングサービス「NETFLIX」が提供している速度測定ツールです。1クリックで速度の測定が開始でき、分かりやすいように下り最大速度が表示されるため使い勝手も抜群。ただし測定結果が出るのは、下り速度の測定結果だけですので利用する際は注意してください。
ブロードバンドスピードテスト
続いては、ブロードバンドスピードテストです。ブロードバンドスピードテストは、使いやすさ・情報量共に優秀な速度測定ツールです。表記も日本語となっていますので、始めて利用する人であっても使いやすいです。
IPv6の速度測定結果
ここで、IPv6の速度測定結果について紹介します。尚この速度測定結果は、様々なツールを使った平均値です。利用する時間帯によって速度は異なりますので、注意してください。
下り最高速度
まずは、下り最高速度結果です。IPv6の下り最高速度結果は、1039.29Mbpsです。
下り最低速度
続いては、下り最低速度結果です。IPv6の下り最低速度結果は、93.57Mbpsです。
上り最高速度
続いては、上り最高速度結果です。IPv6の上り最高速度結果は、590.31Mbpsです。
上り最低速度
続いては、上り最低速度結果です。IPv6の上り最低速度結果は、56.20Mbpsです。
最速PING値
続いては、最速PING値結果です。IPv6の最速PIN値結果は、3msです。
最遅PING値
続いては、最遅PING値結果です。IPv6の最遅PIN値結果は、27msです。
IPv6の速度測定結果が遅い判定の場合の対処法
ここで、IPv6の速度測定結果が遅い判定の場合の対処法について紹介します。
ルーターやパソコンの設定を変更する
まずは、ルーターやパソコンの設定を変更するという方法です。利用しているルーターとパソコンのどちらか一方、もしくは両方の設定でIPv6を利用できないようになっている事が原因で速度が遅いという場合は、設定方法を今一度確認してみましょう。
プロバイダがIPoE方式ではなくPPPoE方式
続いては、プロバイダがIPoE方式ではなくPPPoE方式になっているということです。IPv6を利用していても、IPoEに対応していなければ自動的にPPPoE方式となりそのままの状態で接続されます。PPPoE方式でIPv6を利用するとIPv4と速度がほとんど変わらなくなってしまうため、できればIPoE方式に対応しているプロバイダを選びましょう。
【速度測定結果で分かる】IPv6のメリット
ここで、IPv6のメリットについて紹介します。
IPアドレスが無限に管理
一つ目のメリットは、IPアドレスが無限に管理できるということです。従来のIPv4では一つのIPアドレスを複数の機器で使いまわす通信技術でIPアドレスの不足をやりくりしていたのですが、IPv6ではそれをカバーするために、「1機器につき1IPアドレス」を贅沢に割り当てています。この1機器につき1IPアドレスにすることにより、IPv6のIPアドレスが無限に管理できるようになったのです。
強固なセキュリティが豊富
二つ目のメリットは、強固なセキュリティが豊富であるということです。インターネットは悪質なハッカーによって傍受した通信に含まれるパケット情報を様々なツールを利用して解析されてしまいますが、IPv6ではパケット通信の暗号化方式IPsecを導入したことで、セキュリティも強化されています。また、IPv4に比べるとセキュリティの数も豊富です。
ネットが速くなる
三つ目のメリットは、ネットが速くなるということです。IPv6が登場したからといって、インターネットの通信方式は今でもIPv4が多いのが実情です。が、IPv6に変えることで、その通信速度が速くなるのは明らかです。
ルーターの設定が必要ない
四つ目のメリットは、ルーターの設定が必要ないということです。IPv6に対応しているルーターであれば、自動で快適なネット通信をセットしてくれます。そのため、ルーターの設定は基本的に必要ありません。
【速度測定結果で分かる】IPv6のデメリット
ここで、IPv6のデメリットについて紹介します。
IPv4通信機器と相互通信できない
一つ目のデメリットは、IPv4通信機器と相互通信できないということです。上記でも述べましたが、現在主流となっているのはIPv4。そのため、インターネットサイトもIPv4系Webサイトのみで構成されているものがほとんどのため、中々IPv4通信機器と相互通信を行うことができないのが現状です。
セキュリティ設計が難しい
二つ目のデメリットは、セキュリティ設計が難しいということです。IPv4とIPv6には互換性がないため、WebサイトやWebサービスの提供者となるITエンジニアは、IPv4・IPv6それぞれ個別の通信設計をしなければなりません。特にサーバー側の通信遮断ルール(ファイアウォール)の設定はIPv4とIPv6とでは全く別のものとなり、IPv6通信を有効にしたまま何も設定をしないデフォルト状態だと、意図しない範囲への通信を許可してしまうことがあります。これらの理由によりIPv6はセキュリティ設計が非常に難しです。
IPアドレスが覚えにくい
三つ目のデメリットは、IPアドレスが覚えにくいということです。IPv4アドレスは「172.217.26.35」のように10桁の数字で表されるのですが、IPv6アドレスはそれよりも多い16桁の数字で表されます。比べるとどちらが覚えにくいかは一目瞭然。覚えるのが大変です。
【速度測定結果後に契約してほしい】IPv6の接続サービスがあるプロバイダ
それでは最後に、IPv6の接続サービスがあるプロバイダについて紹介します。
GMOとくとくBB
まずは、GMOとくとくBBです。GMOとくとくBBはドコモユーザーにおすすめの光回線です。セット割の適用でドコモのスマホ料金が毎月安くなります。また、GMOとくとくBBは、IPv6だけでなくIPv4にも対応しているため、どちらであっても契約可能。IPv6(IPoE)接続対応ルーターをずっと無料でレンタルできます。
ソフトバンク光
続いては、ソフトバンク光です。ソフトバンク光は、正規販売代理店「S&Nパートナー」を経由申し込むと、お得に契約できる光回線です。IPv4もIPv6も無料対応。工事費も無料で、申し込みから開通されるまでの間はWi-Fi機器を無料でレンタルできます。そのため、インターネットが利用できないといった期間が生じません。
DTI光
続いては、DTI光です。DTI光は、最低利用期間のない光回線。IPv4はもちろん、IPv6も無料対応となっています。また、IPv6(IPoE)接続対応ルーターを最大12ヶ月間無料レンタルできたり、auスマホとセット割で毎月最大1,200円割引されるなど、サービス満点の光回線です。
【まとめ】おすすめのツールでIPv6の速度測定をやってみよう
IPv6の速度測定ツールについて紹介しました。速度測定ツールを利用すれば、パソコンやスマホの速度を簡単に測ることができます。速度が遅いと感じた場合は、ぜひ紹介したツールを使って測定をしてみてください。