マンションに住んでいるとネット回線が遅いという話をよく耳にしますが、実際はどうなのでしょうか。もし、本当であるのならなぜ遅いのか疑問に感じる人も中に入るはず。ということでこの記事では、マンションのネット回線が遅い原因について紹介します。また、試してほしい対処法についてもまとめていますので、気になる人は、ぜひご覧ください。
目次
マンションのネット回線が遅い原因
まずは、マンションでネット回線が遅くなる原因について紹介します。
光ケーブルを共有しているため
一つ目は、光ケーブルを共有しているということです。マンションは戸建てとは違い、一つの光ケーブルを住人全員で共有して利用します。新設されたマンションと築10年や20年のマンションでは設備も異なり、建物に届いた時点では高速だったはずの速度も各住戸に割り当てられることで、低速になってしまうのです。
途中からケーブルの種類が違うため
二つ目は、途中からケーブルの種類が違うということです。戸建てであれば、近くの電柱から直接宅内まで光ケーブルを引き込みます。そのため通信速度は速いままなのですが、マンションの場合は、電柱から棟内共用スペースであるMDF室までは光ケーブル、棟内共用スペースのあるMDF室から各住戸は電話回線が引かれます。途中からケーブルが変えていることが原因で、通信速度に影響を及ぼしているのです。
契約中のプロバイダが高速通信に対応していないため
三つ目は、契約中のプロバイダが高速通信に対応していないということです。これは、マンションに限った話ではありませんが、プロバイダのスペックが不足しているため、通信速度が遅いということも一理あります。特に、料金が他社よりあまりに安くてお得なプランの場合は、一時的に利用者が急増してしまうため、設備が追いつかず速度が著しく低下してしまうといったケースも考えられます。
使っているルーターが古い
四つ目は、使っているルーターが古いということです。マンションに元々設置されている回線が原因でwifiが遅いと思われている人も少なくありませんが、そもそも自分が利用しているルーターが古いことで遅くなっているということも考えられます。特に、無線で接続している場合に、wifiが遅い、頻繁に途切れると言ったような場合は、ルーターが問題かもしれません。
マンションでネット回線が遅い場合の対処法
ここで、マンションでネット回線が遅い場合の対処法について紹介します。
通信障害の情報を確認する
まずは、通信障害情報を確認するという方法です。通信障害情報を確認することで、メンテナンスが行われている時間帯であるのか、それとも、何らかの通信障害が発生しているのかなどを知ることができます。これらのことが原因となっていて通信が遅くなっているのであれば、問題であるのなら解決するまで待つだけという対処法しかありません。
IPv6に変更する
続いては、IPv6に変更するという方法です。IPv6とは、利用者が多い夜間であっても回線の混雑を回避し、通信を安定させてくれる通信方式のこと。このIPv6に変更することで、通信速度の混雑を回避し、快適にインターネットを使うことができるようになります。
ルーターの置き場所を変える
続いては、ルーターの置き場所を替えるという方法です。ルーターの設置居場所はどこでもいいと考えている人も少なくありませんが、実は、ルーターは置き場所によって通信速度が変わります。wifiルーターは、床の上は部屋の隅、家電の側や棚の中の見えない場所に置くと、電波が弱くなります。電波が弱いということは、それだけ通信にも影響を与えているということ捉えて構いません。では、どの場所に設置すれば良いかといいますと、最もベストなルーター設置場所は、高い場所や窓際。高い場所に設置すれば障害物もないため電波を遮断しません。また、窓は電波を通してくれるため、電波がよく届き通信速度も上がります。
有線で繋いででみる
続いては、有線で繋いでみるという方法です。インターネットを行う場合、ほとんどの人が無線で接続していると思います。確かに無線で繋ぐ方が何かと便利ではありますが、実は、有線で繋いだ方がインターネットの速度は速いです。無線で繋いでいて速度が遅いと感じた場合は、ぜひ、有線で繋いでみてください。
再起動させる
続いては、再起動させるという方法です。これは、接続している機器が原因で通信速度を落としてしまっている場合に試してほしい方法。接続機器側に何らかの問題が生じて速度を落としているのであれば、一度全ての接続機器を再起動させてみましょう。そうすることで、意外と改善される可能性は高いですし、簡単に行える対処でもあります。ただしこの場合はただ単に再起動させるのではなく、電源を全て切って、全てのケーブルを外し、しばらく待ってケーブルを繋いで電源を入れる。と言った順で行ってみましょう。
接続している機器を確認する
続いては、接続している機器を確認するという方法です。これは、正しい方法でケーブルが繋がれているか、正しく機器が設定されているかなどを、今一度確認するということです。
セキュリティ対策ソフトを導入する
続いては、セキュリティ対策ソフトを導入するという方法です。他の原因と比較すると可能性は低いですが、もしかすると、接続している機器がウイルスに感染しているかもしれません。ウイルスに感染すると通信速度が遅くなる場合があります。また、ウイルスの感染によって個人情報が漏れてしまう危険性もあるため、万が一の時のために、セキュリティ対策ソフトを導入させておいた方がいいです。
マンションでネット回線が遅いなら回線そのものを変更するのあり
マンションでネット回線が遅いなら回線そのものを変更するのも一つの手です。ただしこの場合、大家さんの許可や管理会社の許可をもらう必要があるため、個人的に行うことはできません。また、個人的にマンションの回線を変える場合は、戸建て扱いとなってしまうため、工事費もかかりますし、料金プランも戸建てプランが適用されるため、月額料金が高くなります。
マンションでネット回線が遅い場合に変更したいおすすめの光回線
それでは最後に、マンションでネット回線が遅い場合に変更してほしいおすすめの光回線を紹介します。
auひかり
まずは、auひかりです。auひかりはKDDIが提供している光回線。auのスマホを利用している人は知っていると思いますが、KDDIの回線は速度が速く安定しています。またキャッシュバックなどのキャンペーンも行っているため乗り換えて損はありません。auひかり自体のサービス提供も比較的長いため、安心して契約できます。
nuro光
続いては、nuro光です。nuro光は、世界最速の通信速度を誇る光回線です。一般的な光回線の最高速度は1Gbps。これでもかなり高速ではありますが、nuro光はこの上をいく最高速度2Gbps。超が付くほどの高速通信です。ただし、nuro光はどのエリアでも利用できるわけではありません。現在利用できるエリアとして発表されているのは、北海道・関東・関西・東北・九州の一部のみです。
So-net光プラス
続いては、So-net光プラスです。So-net光プラスは、他社よりもちょっと高めの光回線です。キャッシュバックなども行っていないため、物足りなさを感じてしまいますが、auスマホユーザーであれば、スマホ割が適用され毎月のスマホ料金が安くなります。また、利用できるエリアも広く、ほとんどのマンションで契約か能。フレッツ光からの乗り換えであれば工事も必要ありません。
ソフトバンク光
続いては、ソフトバンク光です。ソフトバンク光は、全国対応の光回線。ソフトバンクのスマホユーザーであれば、スマホ割が適用されます。また、公式サイトからの申し込みで33,000円のキャッシュバックが受け取り可能。有料オプション加入なしで開通月から2ヶ月後には受け取れます。さらに、開通するまでの期間は、無料でソフトバンクエアーまたは、ポケットwifiがレンタルできるため、ネット環境の接続に困ることがありません。
ドコモ光
続いては、ドコモ光です。ドコモ光は、ドコモスマホユーザーにおすすめの光回線です。ドコモ光でももちろん、スマホのセット割が適用されます。また、特典として10,000円分のdポイントをもらうことができます。dポイントは、ローソンやマクドナルドなどの加盟店30,000店舗で使用することができため使い道には困りません。さらに、新規申込でも乗り換えであっても最大20,000円をキャッシュバックを受け取ることが可能。ポイントと現金をダブルで受け取れるため、お得感満載です。
BIGLOBE光
続いては、BIGLOBE光です。BIGLOBE光では、最大25,000円のキャッシュバックか月額料金が12ヶ月間2,500円にするかを選ぶことができます。最大特典総額は60,000円。これは、キャッシュバック・工事費・wifiルーター12カ月分を値引きした総額です。wifiルーターはIPv6に対応しているため、通信速度に問題なく利用が可能。さらに、auスマホユーザーであれば、契約している限りずっとスマホ料金が割引されます。
【まとめ】マンションでネット回線が遅いなら乗り換え検討もあり
マンションでネット回線が遅い場合の原因と対処法について紹介しました。原因が分からず、どんな対処法を試しても改善しないのであれば、いっそのこと乗り換えを検討してみましょう。