simフリー端末はよく勘違いされます。おサイフケータイが使えない、ワンセグが見れないといった話を、今でもよく聞きます。しかし、実際はsimフリー端末と他の端末に差はありません。そこで今回はsimフリー端末について解説し、あわせてワンセグについても使えるかどうか解説します。おサイフケータイについては他記事で解説しますので、ぜひ読んでみてください。
最近はテレビを見ず、スマホで動画を見る人も多くなっています。しかし、今でもテレビは面白い番組も多く話題になります。そんなテレビが携帯電話で見れるサービスがワンセグです。しかし、スマホが普及した最近ではあまり聞かなくなりました。そこで今記事ではあわせてワンセグの現状についても解説します。ぜひ最後まで読んでください。
目次
simフリー端末とは? 最近話題の端末
最初はsimフリー端末について解説します。simとはスマホ固有の情報を記録するメモリのことで、小さなカード上のものです。このsimカードには電話番号のような、人によって違う情報が記録されています。スマホを買い替えるときに、電話番号を引継げるのはこのsimカードのおかげです。このようにスマホには必ずsimカードが入っており、スマホを使うためには必要です。ではsimフリーとはどのような状況でしょうか?
simフリーとはスマホにsimカードが入っていない状態で売っているスマホのことです。これは中古品という意味ではなく、初めからsimカードが入っていない状態で売っているスマホのことです。本来simカードが入っていないスマホは使うことができず、仮に今手元にあるスマホのsimカードを外してもsimフリー端末にはなりません。それはスマホ本体にsimロックと呼ばれるロックがされているからです。
そのsimロックがされていないスマホがsimフリー端末です。simフリー端末とはsimカードが入っていなくて、さらにsimロックがされていない端末を表す言葉です。このsimフリー端末の特徴として好きなsimカードを使うことができます。例えば日本で取り扱っていない端末を購入して使いたいときにsimフリー端末は使います。この場合端末をsimフリーで購入し、simカードだけ契約することで使うことができます。
格安スマホ以外でも人気のsimフリー、その理由とは
このsimフリーですが、主に格安スマホ会社とセットで聞くことが多いです。しかし、実際はsimフリーは格安スマホ会社以外でも使われています。simフリー端末の1番のメリットは、契約する回線を自由に選べることです。ネット上ではsimフリー端末は格安スマホ会社と、契約するものという認識が多くあります。しかし、実際は3大キャリアでも契約をすることができます。
格安スマホは実際使ってみると、通信速度や通信量に不満を持つことがあります。その場合、元の会社に戻したいと思います。そのときにスマホをsimフリー端末で購入していれば、simの解約だけで戻すことができます。このようにsimフリー端末はその身軽さが人気の理由になっています。2019年にスマホの2年縛り契約の罰則金が1,000円になったことも、simフリー端末が人気になった理由です。
このようにsimフリー端末は複雑なため勘違いされやすいですが、実際は他の端末と違いはありません。格安スマホ会社でなくても契約できるため、積極的にsimフリースマホを使っていくことをおすすめします。
ワンセグを見る方法は? その条件を解説
次にワンセグについて解説します。ワンセグは正式名称を携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービスと言います。非常に分かりにくい名前ですが、簡単にいうと携帯電話やスマホ、カーナビといった常に同じ場所で通信をするか分からない電子機器向けのテレビサービスです。持ち運びできる電子機器用のテレビ受信サービスぐらいの認識であっています。
このワンセグですが、日本では携帯電話の普及とともに人気になりました。2008年ごろから多くの携帯電話にワンセグがつけられ、多くの人に使われてきました。しかし、スマホが普及しそれに合わせてYouTubeのような動画配信サービスが増えてきた今では、あまり聞くことがなくなってきています。しかし、サービスが終了したわけではないため今でも見ることができます。
ワンセグをスマホで見るためには、ワンセグに対応したスマホを使う必要があります。スマホになる前の携帯電話では、多くの機種にワンセグ対応がされていました。しかし、2022年現在ではスマホでワンセグが見られる機種がかなり少なくなっています。そこで、次は今でもワンセグが使えるスマホについて解説していきます。もちろんsimフリー端末でも問題なく見ることができます。
実際にsimフリー端末でワンセグを見る方法は? ワンセグに対応しているスマホの紹介
最後に実際ワンセグに対応しているスマホ、その中でもsimフリーで購入できるものを紹介します。今回はsimフリー端末の中でも、2017年以降に発売されたものだけを紹介していきます。
- Xperia XZ1、XZ2、XZ3
- Xperia 1、5
- AQUOS R、R2、R3、R5G
- AQUOS ea
- Android One X1、X3、X4
- arrows Be3、Be F-04K、Be F-05J
- arrows NX F-01J、NX F-01K
- BASIO3
- Galaxy S8、S9、S10、S10+
- Galaxy Note8、Note9
- Galaxy Feel、Feel2
- LG Q Stylus
- LG style、style2
- LG G8X ThinQ
- かんたんスマホ 705KC
- らくらくスマートフォン me F-01L、me F-03K
現在販売されているスマホだと30種類程度が、ワンセグに対応していることが分かります。特徴としてワンセグが対応しているスマホは国産スマホ(かんたんスマホやらくらくスマホ含む)か韓国製スマホであることが分かります。これはどちらもワンセグが、携帯電話のころに普及していたからです。そのためスマホになった今でもワンセグが対応している機種が多いということです。
simフリーで購入する場合、おすすめするのはXperiaシリーズ、AQUOSシリーズです。この2つのシリーズは国産スマホで人気TOP2であり、流通数も多いため比較的安く手に入れることが可能です。もしワンセグが使いたいという人は国産スマホや韓国製スマホを選ぶようにすれば安心です。
しかし、スマホの代名詞であるiPhoneや中国製高スペックスマホのHUAWEIシリーズ、世界で大人気の台湾製スマホのZen Foneシリーズはワンセグに対応していません。ではこれらのシリーズを使っている人はワンセグを使うことができないのでしょうか。結論としては外付けする機器を購入することで使うことができます。次はその方法について解説します。
対応していないスマホでもワンセグを見る方法がある? もちろんsimフリー端末でも大丈夫
その方法はワンセグチューナーと呼ばれる機器を購入することです。ワンセグチューナーは約3,000円程度で購入することができます。このワンセグチューナーを起動し専用のアプリを使うことで、ワンセグが対応していないスマホでもワンセグを見ることができます。ワンセグチューナーの大きさは、手のひらサイズ程度と小さく持ち運ぶのに苦労はしません。さらに充電式なので外出先でも使うことができます。
連続で使える時間も3時間以上あり、使い勝手のよいものになっています。これでiPhoneやZen Foneを使っている人でもワンセグを見ることができます。気を付けたいこととして、ワンセグチューナーはスマホ用以外にも存在します。そしてスマホ用は専用のアプリを使うために必要であり、PC用やカーナビ用とは仕組みが違います。特にPC用は見た目が似ているので、間違えて購入しないように気を付けましょう。
ワンセグ機能は年々減ってきている⁉
そしてもっとも気を付けたいことは、ワンセグ機能の需要が減っていることです。2022年現在、テレビのない家庭も増えてきています。そのためテレビが身近にない世代も多く、ワンセグ機能が不要という人も増えてきています。現在、ワンセグのサービスが終了すると言った話は出ていませんが、今後サービスが終了する可能性もあります。特に最近は多くのテレビ番組がネットで配信される時代です。
ネット限定のテレビ番組もあり、ワンセグという形でなくてもテレビ番組を見ることができます。時代の流れから外れていくワンセグがいつまで使えるかは分からないので、ワンセグがいきなり繋がらないといったことがないように注意しましょう。
まとめ simフリー端末でもワンセグは問題なく見られる
まとめとして今記事ではsimフリー端末で、ワンセグが見られるのかについて解説しました。simフリー端末の仕組みやワンセグ機能の歴史について解説し、今でも買えるsimフリー端末でワンセグが見れるスマホの紹介やワンセグが対応していないスマホで見る方法も解説しました。筆者の意見としてワンセグはすでに危機的な状況であり、近いうちにサービスが終了する可能性も高いです。
それは時代の流れとして仕方がない部分はありますが、やはりどこでもテレビが見られるというのは便利です。今後防災面での活用や配信内容の変更等でワンセグがまた人気になることもあるかもしれません。あなたも今記事を通して興味を持ったら、ワンセグが使えるsimフリー端末を購入して見てください。