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契約前に知ってきたい!ホームルーターのおすすめを徹底比較

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「ホームルーターを導入するので、おすすめのルーターはどれか知りたい」と考えている人もいるかと思います。本記事ではおすすめのホームルーターを5種類紹介し、ホームルーターを選ぶ際のポイントやモバイルルーターとの比較なども行っています。

据え置き型で安定感があり、無線を利用したデータ通信サービスのため回線の開設工事が必要でないのがホームルーターの大きな魅力。とはいえ最近はモバイルルーターの性能も向上しており、両者の違いはほぼ無くなりつつあります。

最後にはホームルーターをおすすめする人とモバイルルーターをおすすめする人の特徴についても紹介しています。ぜひ最後までご一読ください。

おすすめのホームルーター・モバイルルーターまとめ

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以下ではおすすめのホームルーターとモバイルルーターについて紹介します。

おすすめホームルーター1:UQ WiMAX

「WiMAX(ワイマックス)」の名称で有名なUQ WiMAXでもホームルーターを取り扱っています。
最新のホームルーター「Speed Wi-Fi HOME L02」ならハイスピードプラスエリアモード(有料)かつ有線LANケーブルを活用することで、下り最大通信速度が1Gbpsとなります。

同時接続台数も最大約40台(2.4GHz:20台、5GHz:20台)も可能です。

通信プランは2年契約の「ギガ放題(3,880円/月)」とLTEオプション(1,005円/月)の同時契約がおすすめです。LTEオプションを契約することで、ハイスピードエリアモードが有効にできます。
WiMAX 2+で通信する場合は月間データ量の上限はなし(ただし3日間で10GB以上通信すると速度制限あり)、LTE通信の場合は7GB/月で利用可能です。

おすすめルーター2:Y!mobile

Y!mobileではホームルーターを取り扱っていませんが、おすすめのモバイルルーターがあるので紹介します。Y!mobileの魅力は下記のとおりです。

  • 月間7GBまでなら月額3,696円で利用可能、アドバンスオプションに加入すれば月額4,380円でデータ通信の上限なし。
  • 下り最大通信速度が988Mbps(Pocket WiFi 803ZT利用時)
  • 最大16台に同時接続可能(Pocket WiFi 803ZT利用時)

ホームルーターではありませんが、通信し放題プランに加えて通信速度も速く、同時接続台数の多いルーターを揃えているY!mobileもおすすめです。

ただしこちらも3日間のデータ通信量が多い場合、速度制限が発生します。詳しくは公式サイトをご確認ください。

どこを見るべき?おすすめホームルーター比較時のポイント

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以下ではホームルーターを比較する際のポイントについて紹介します。

おすすめホームルーター比較ポイント1:速度制限の条件

ホームルーターやモバイルルーターの場合、「月7GB以上のデータ通信で速度制限」「3日間で10GB以上のデータ通信で速度制限」といった条件がつきます。自分の利用用途を考えて、速度制限に引っかかりにくいルーターを契約しましょう。

ちなみに速度制限の条件がないルーターをお望みであれば、モバイルルーターの「どんなときもWiFi」がおすすめです。ネットワークを占有する大容量通信をしない限り、速度制限が発生しません。

ただしどんなときもWiFiの通信速度は下り最大150Mbpsなので、他のモバイルルーターと比較しても遅いです。よって上記おすすめルーターでは紹介していません。

おすすめホームルーター比較ポイント2:通信速度

ルーターを購入する場合に注意すべき点が「通信速度」です。公式サイトで発表されている最大通信速度はベストエフォート方式(理論値)なので、実際の通信速度はこれよりも遅くなるのが実情です。

しかし最大通信速度が早いほど実際の通信速度も早くなるので、出来るだけ高速通信に対応した高性能ルーターを提供しているサービスとの契約をおすすめします。
ちなみにホームルーターやモバイルルーターの場合は下り最大通信速度が1Gbps、固定回線の場合はNURO光の2Gbpsが通信速度のトップクラスです。

おすすめホームルーター比較ポイント3:月額料金

ルーターを契約する際に注意したいのが月額料金です。多くのサービスでは「12カ月間だけ割引」「24か月間だけお得」な割引サービスを用意しており、対象期間を超えると本来の通信料金に戻ってしまいます。

公式サイトでは最も安い通信プランの料金が宣伝されていますが、よく確認すると25か月以降は割引が切れて料金が高くなることも珍しくありません。

ホームルーターやモバイルルーターを契約する際は、割引分を除いた本来の通信量を比較することをおすすめします。

一方で2年ごとに他社サービスを乗り換える場合は、割引額で比較しても良いかもしれません。ただし解約違約金や契約更新月には注意しましょう。

おすすめホームルーター比較ポイント4:契約期間

スマートフォンでは2年縛りが緩和されましたが、ホームルーターやモバイルルーターでは未だに2年縛りや3年縛りといった契約が一般的です。2年もしくは3年に1度の契約更新月を逃すと1万円以上の解約違約金を請求されることも珍しくありません。

ルーターを契約するときは契約更新月や解約違約金に注意が必要です。特に1年目で解約する場合は解約違約金が高額になる傾向にあるので、ルーター選びは慎重に行いましょう。

ホームルーターよりモバイルルーターがおすすめ?

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以下ではホームルーターとモバイルルーターのどちらがおすすめか考察したいと思います。

ホームルーターとモバイルルーターの違い

まずはホームルーターとモバイルルーターの違いを確認しましょう。

持ち運びできるか

ホームルーターとモバイルルーターの決定的な違いは「持ち運びしやすいか」です。モバイルルーターはカバンに入れて持ち運べるほど小さく、バッテリーも搭載されているためコンセントが無い環境でもデータ通信できます。

一方のホームルーターの場合、本体が大きいためカバンに入れて持ち運ぶことに適しておらず、バッテリーも搭載されていないため、コンセントが無い環境では利用できません。とはいえ持ち運びが出来ないほど大きなサイズでもないので、例えば引っ越しの際には手軽に新居に持ち込んでデータ通信ができます。

同時接続台数

モバイルルーターとホームルーターの隠れた違いは”同時接続台数”の違いです。

モバイルルーターの同時接続台数は10台前後である場合が多いのに対し、ホームルーターの同時接続台数は40台前後も対応可能です。ルーターによって同時接続台数は変わるので注意しましょう。
ホームルーターの場合は自宅に据え置いて利用することが想定されているので、多くのデバイスと接続できるよう配慮されています。一方のモバイルルーターは、外出先での利用を主に想定しているため、ホームルーターほど同時接続台数は多くないです。

ホームルーターよりモバイルルーターのほうがおすすめ?

持ち運びやすさと同時接続台数を考慮した結果、多くの人にはモバイルルーターの方がおすすめかと思います。

ホームルーターは同時接続台数に優れています。しかしほとんどの人は、モバイルルーターでも同時接続台数をオーバーするほど多くのデバイスを持っていないでしょう。その上で、外出先でも持ち運び利用できることを考えるとモバイルルーターのほうがおすすめです。

ただしIoT家電などインターネットに接続するデバイスを多く持っている人は、ホームルーターのほうがおすすめかもしれません。

おすすめホームルーターでも通信障害は発生する?

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以下ではホームルーターでも通信障害が発生するのかどうか、より安定した通信回線を構築するにはどうするべきか紹介します。

おすすめホームルーターでも通信障害が発生する可能性はあります

残念ながら、ホームルーターやモバイルルーターでも通信障害が発生するリスクはあります。

どちらも無線を利用しているため、遮蔽物や電波干渉によって通信速度が低下したり通信できない状態になるケースもあります。またサービスを提供している会社の設備故障などの問題でも、通信障害が発生するリスクがあります。

通信障害の発生リスクを減らすなら固定回線を設置したり、他の通信サービスを併用するなど対策することをおすすめします。

通信回線にこだわるなら固定回線がおすすめ

本記事ではホームルーターやモバイルルーターについて紹介してきましたが、通信速度や安定性を第一に考えるなら固定回線の設置をおすすめします。

固定回線は設置するまでに時間がかかったり、工事が必要だったりします。しかし有線接続すれば通信速度は早いですし、WiFi接続と比較しても安定してインターネットに接続できます。

動画を投稿する、オンラインゲーム(特にFPSゲーム)を快適に遊びたいといった人は、固定回線の設置をおすすめします。

モバイルルーターなら複数回線持ち歩くのもあり

もしモバイルルーターで安定した通信環境を構築したいなら、2回線以上のモバイルルーター契約をおすすめします。組み合わせとしては「WiMAX+ドコモWiFiルーター」「WiMAX+どんなときもWiFi」など、利用しているデータ回線が異なるサービスを選びましょう。

こうすることで、仮にどこか1つの会社で通信障害が発生しても、別のルーターでデータ通信を行うことができます。少し割高な方法ですが、モバイルルーターにこだわるのであればおすすめの方法です。

まとめ:ホームルーターよりモバイルルーターがおすすめ

いかがでしたか。ホームルーターは同時接続台数が多くて回線の設置工事が不要など、多くのメリットがありました。しかし2022年現在では、ホームルーターとモバイルルーターの間に大きな違いがあまりないため、持ち運びできるモバイルルーターの方が多くの人におすすめです。

とはいえホームルーターには「コンセントさえあれば利用できる」「同時接続台数が多い」といったメリットがあります。「転勤族だから固定回線まで設置できないけど、家の中では多くのデバイスを常に接続したい」と考えている人にホームルーターはおすすめです。