「どんなときもWiFiを契約しようと思うけど、通信速度が遅いという噂を聞いてためらっている」と考えている人もいるかと思います。本記事ではなぜどんなときもWiFiの速度速度が遅いのか考察しつつ、WiMAXとサービスの比較もしてみたいと思います。
結論ですが、基本的にデータ通信し放題ですが、あまりに大量にデータ通信しすぎると通信制限が発生することもあり得ます。
どんなときもWiFiはトリプルキャリアに対応し、幅広いサービス対応エリアとデータ容量無制限の使い放題プランが魅力的です。
とはいえ更新月以外で解約すると契約解除料が必要になったり、ルーター返却時に故障や欠品がある場合は機器損害金がかかるなどのデメリットもあるので注意が必要です。
目次
通信速度が遅い?どんなときもWiFiの不具合原因
以下ではどんなときもWiFiの通信速度が遅くなる原因について紹介します。
どんなときもWiFiが遅いと感じたら:通信速度が遅い
どんなときもWiFiの通信速度は、各キャリアのLTE通信速度と同じです。ただし通信速度は利用しているルーターによって、最大速度の上限値が変わるので注意しましょう。2022年4月現在販売されているルーター「D1」では、通信速度が下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsに対応しています。
これに対してWiMAXの「W06」ルーターでは、下りの最大速度が1.2Gbpsと、どんなときもWiFiの約8倍も通信速度が速いです。どんなときもWiFiの通信速度は、特別早いわけではなさそうです。
ただし上記数値は理論値のため、実際の通信速度はこれよりも低くなります。
どんなときもWiFiが遅いと感じたら:速度規制が実施された
どんなときもWiFiのホームページを確認すると、以下の条件のいずれかを満たした場合に速度制限が実施されることがあるそうです。
- 違法ダウンロード
- 不正利用
- 大容量通信によるネットワークの占有
引用:どんなときもWiFi
これらの条件のいずれかを満たした場合、通信速度制限が行われます。制限中は通信速度が384kbps程度まで落ち込みます。また違法ダウンロードなどの不正利用が発覚した場合は利用停止になる可能性もあります。
違法ダウンロードや不正利用は法に触れる行為なので論外ですが、気になるのが”大容量通信によるネットワーク”です。具体的にどの程度からネットワークの占有に当たるのかは明示されていませんでした。
しかし”動画・ゲームなどのデータを大容量消費するコンテンツも安心してたっぷりとご利用いただけます”と明示されているため、一般的に利用する範囲ではまず速度制限が発生しないでしょう。
どんなときもWiFiが遅いと感じたら:端末やシステムの不具合
通信速度が遅いと感じる場合、ルーターの不具合やどんなときもWiFi側の設備トラブルというケースもあります。ルーターの不具合は再起動で治るケースが多いため、通信速度が遅いと感じたらまずはルーターなどのデバイス側を再起動するようにしましょう。
またどんなときもWiFi側のトラブルはホームページで公表されるため、どうしても症状が改善しないときはどんなときもWiFiのホームページを確認するようにしましょう。
どんなときもWiFiが遅い状態を改善する方法
以下ではどんなときもWiFiの通信速度を改善する方法について紹介します。
対応エリア内まで移動する
どんなときもWiFiはトリプルキャリアネットワーク技術を利用しているため、幅広い地域で利用できるのが特徴です。ただし各キャリアの”LTE回線”に対応しているため、携帯電話ほど幅広い地域で利用できるわけではありません。
また障害物や電波干渉などで、利用可能エリア内でも通信できないケースがあります。通信が不安定な場合は、利用している場所が悪いのかもしれません。少し場所を移動して再度ネットワーク接続を試してみましょう。
ルーターを再起動する
インターネット接続が安定しない・利用できないと感じた場合、ルーターの不具合が原因かもしれません。ルーターの不具合の場合は、再起動することで症状が改善するケースが多いです。またスマートフォン(WiFiを受信するデバイス)側の不具合も考えられます。
通信がうまくできない場合、ルーターや受信デバイスを再起動してみることをおすすめします。
遅いわけがない?どんなときもWiFiとWiMAXの評判を比較
以下ではどんなときもWiFiとWiMAXを比較してみたいと思います。
遅いわけがない?:海外で利用するならどんなときもWiFi
どんなときもWiFiは海外利用時におすすめのモバイルルーターです。世界131カ国で利用可能で、簡単な設定をするのみで即時に利用可能になります。
ただし注意点があり、どんなときもWiFiの海外利用時は料金プランが異なります。アジア・オセアニア・ヨーロッパ・北米地域では1,280円/日(非課税)、中東・南米・アフリカでは1,880円/日(非課税)となります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
注意点として、海外利用時は通信量が”日ごとに”計算されます。利用しなければ通信料は請求されませんが、毎日利用すると通信費が高額になるので注意しましょう。
また海外利用時は1日1GBまでしか高速データ通信ができません。1GBを超過した場合は通信速度が384kbpsまで低下するので気を付けましょう。
遅いわけがない?:データ通信制限を気にしたくないならどんなときもWiFi
どんなときもWiFiの魅力は、データ通信量の上限が設定されていない点です。スマートフォンの通信プランのように、月に3GB以上通信すると速度制限が発生するといったことがないので、安心して毎日利用できます。
どんなときもWiFiと似たサービスに”WiMAX”があります。しかしこちらは「3日間で10GB以上通信すると速度制限が発生」するので、完全にデータ通信し放題というわけではありません。
データ通信を気にせずできるのが、どんなときもWiFiの大きな魅力です。ただし”ネットワークを占有するほどの大容量通信”や”違法なアクセス・ダウンロード”が行われた場合は速度制限や即時強制解約などの措置があるので、注意しましょう。
遅いわけがない?:同時接続台数や通信速度を求めるならWiMAXがおすすめ
どんなときもWiFiの唯一の弱点は、端末の同時接続台数が少ないことです。どんなときもWiFiのルーターは端末1台につき最大5台まで接続可能です。
一方でWiMAXの場合はルーターによって同時接続台数は異なるものの、モバイルルーターの場合は10~16台となります。5台も同時接続台数があれば十分と思われるかもしれません。しかし、下記の条件に当てはまる人は、同時接続台数が5台だと少し心もとないでしょう。
- スマホ・タブレット・パソコン・ゲーム機などを複数所有している
- 家族共有で利用している
- 固定回線の代わりに自宅で利用している
- IoT家電などを利用している
接続するデバイスが多い人は、他のモバイルルーターを利用するか、固定回線の設置やホームルーターの導入を検討することをおすすめします。
遅いと嘆く前に再チェック!どんなときもWiFiのメリット
以下ではどんなときもWiFiのメリットについて紹介します。
遅いわけがない?どんなときもWiFiは幅広い地域で対応
どんなときもWiFiは”トリプルキャリアネットワーク”に対応しています。これによって、たとえ1つのキャリアで不具合が発生していても、残り2つのキャリアが正常であればインターネット通信できます。
どんなときもWiFiのルーター1台でドコモ・au・ソフトバンクの回線を利用できるので、通信の安定性は高いです。どんなときもWiFiとSIM無しのスマートフォンを活用して運用しても良いですし、音声通話用に格安SIMを最安音声通話プランで申し込み、データ通信のみどんなときもWiFiを活用する、という使い方もおすすめです。
遅いわけがない?どんなときもWiFiは同時接続台数が少ない人向け
どんなときもWiFiのルーターは端末1台につき最大5台まで接続可能です。一方でWiMAXの場合はルーターによって同時接続台数は異なるものの、モバイルルーターの場合は10~16台となります。
5台も接続できれば十分という人も多いかと思います。一方でスマホやタブレット、パソコン、ゲーム機など接続する端末が多い人や、家族や友人とルーターを共有する場合は心もとないです。ただし大学生や独身の社会人の方などは十分かと思われます。
遅いわけがない?どんなときもWiFiは完全データ通信し放題
どんなときもWiFiの魅力は”完全にデータ通信し放題”である点です。
¥たとえばWiMAXの場合は「3日間で10GB以上通信すると速度規制」が発生します。またスマートフォンの場合、月に3GBなど決められた通信量以上にデータ通信すると速度制限が発生します。
これに対してどんなときもWiFiの場合、”著しくネットワークを占有するほどの大規模通信”や”違法な通信”をした場合を除いて、データ使い放題で利用できます。動画を視聴したり、ゲームを遊んだりするレベルではまず問題ありません。
まとめ:どうしても遅いと感じるなら、どんなときもWiFiよりも固定回線がおすすめ
いかがでしたか。
安定した通信回線や海外利用のしやすさ、シンプルな料金プランなど、どんなときもWiFiは多くの人におすすめできるモバイルルーターです。外出先でインターネットをたくさん利用する人や、出張の多いサラリーマンはどんなときもWiFiを契約するメリットが大きいでしょう。
一方でキャッシュバックキャンペーンが充実していないのは残念なポイントでした。「固定回線の代わりに家族全員で利用したい」「最新家電が好きで、インターネットに接続するデバイスが多い」といった人は、同時接続台数が少ないどんなときもWiFiはおすすめしにくいです。
2年縛りや同時接続台数など注意すべき点はあるものの、どんなときもWiFiは他のモバイルルーターと比べてサービス内容に優れており、おすすめできるモバイルルーターです。契約を迷っている人は、一度前向きに考えてみてはいかがでしょうか。