「どんなときもWiFiを契約しようと思うけど、メリット・デメリットを比較して検討したい」と考えている人もいるかと思います。
本記事ではどんなときもWiFiのメリット・デメリットを紹介しつつ、サービスの特徴やおすすめする人・しない人について紹介したいと思います。
どんなときもWiFiはトリプルキャリアに対応し、幅広いサービス対応エリアとデータ容量無制限の使い放題プランが魅力的です。
とはいえ更新月以外で解約すると契約解除料が必要になったり、ルーター返却時に故障や欠品がある場合は機器損害金がかかるなどのデメリットもあるので注意が必要です。
目次
どんなときもWiFiとは?デメリットがある?
以下ではどんなときもWiFiの特徴について紹介します。
どんなときもWiFiの特徴1:通信可能エリア
どんなときもWiFiは”トリプルキャリアネットワーク”に対応しているため、幅広い地域で利用できます。トリプルキャリアネットワークとは、ドコモ・au・ソフトバンクのLTEエリアを利用できる技術です。
これによって、例えばauの通信圏外エリアでもソフトバンクやドコモで通信可能であれば自動で利用可能な回線に切り替わります。
ただし注意点として、対応しているのは各キャリアのLTEエリアとなっています。僻地などで通信しやすい3G回線には対応していない点に注意しましょう。
また回線の切り替えは自動で行われるため、手動で選択することもできません。
どんなときもWiFiの特徴2:通信速度
どんなときもWiFiの通信速度は、各キャリアのLTE通信速度と同じです。ただし通信速度は利用しているルーターによって、最大速度の上限値が変わるので注意しましょう。
2022年4月現在販売されているルーター「D1」では、通信速度が下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsに対応しています。
ただし上記数値は理論値のため、実際の通信速度はこれよりも低くなります。また”著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信”が行われた場合、384kbps前後まで速度制限が実施されます。
どんなときもWiFiの特徴3:月額料金
どんなときもWiFiの料金プランは非常にシンプルです。詳しくは以下の料金表を確認しましょう。
利用開始月 | 1~24カ月目 | 25カ月目以降 | |
クレジットカード | 3,480円の日割り | 3,480円 | 3,980円 |
口座振替 | 3,980円の日割り | 3,980円 | 4,410円 |
引用:どんなときもWiFi
25か月目以降はずっと同じ固定料金となります。長期契約を考えている人は、25カ月目以降の料金を基準に契約するかどうか検討しましょう。
クレジットカード支払いの場合は430~500円ほど安くなるので、クレジットカード支払いをおすすめします。
どんなときもWiFiの特徴4:契約期間
どんなときもWiFiは2年契約となります。更新月以外で解約すると契約解除料が発生するので注意しましょう。どんなときもWiFiの契約解除料は下記のとおりです。
契約期間 | 0~12カ月 | 13~24カ月 | 26カ月目以降 | 更新月 |
契約解除料 | 19,000円(税抜) | 14,000円(税抜) | 9,500円(税抜) | 0円 |
どんなときもWiFiの契約解除料は決して安くないです。解約するときは更新月を狙うか、26か月目以降の解約をおすすめします。
どんなときもWiFiのデメリットとは?
以下ではどんなときもWiFiのデメリットについて紹介します。
データ通信速度が遅い
どんなときもWiFiの通信速度は、各キャリアのLTE通信速度と同じです。ただし通信速度は利用しているルーターによって、最大速度の上限値が変わるので注意しましょう。
2022年4月現在販売されているルーター「D1」では、通信速度が下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsに対応しています。
これに対してWiMAXの「W06」ルーターでは、下りの最大速度が1.2Gbpsと、どんなときもWiFiの約8倍も通信速度が速いです。どんなときもWiFiの通信速度は、特別早いわけではなさそうです。
ただし上記数値は理論値のため、実際の通信速度はこれよりも低くなります。
ルーターはあくまでレンタル
どんなときもWiFiを契約する場合、ルーターはレンタルとなります。発送から1~3日程度でルーターが届く模様です。レンタルということは、どんなときもWiFi解約時にはルーターを返却する必要があります。
返却期限は解約した翌月10日以内となっており、余裕を持った解約をおすすめします。もし返却期限に遅れた、ルーターが故障していた場合は端末弁償金(18,000円/税抜)が発生します。
同時接続台数が少ない
どんなときもWiFiのルーターは端末1台につき最大5台まで接続可能です。
一方でWiMAXの場合はルーターによって同時接続台数は異なるものの、モバイルルーターの場合は10~16台となります。5台も接続できれば十分という人も多いかと思います。一方でスマホやタブレット、パソコン、ゲーム機など接続する端末が多い人や、家族や友人とルーターを共有する場合は心もとないです。
デメリットだけじゃない!どんなときもWiFiのメリットを紹介
以下ではどんなときもWiFiのメリットを紹介します。
安定したデータ通信環境が手に入る
どんなときもWiFiは”トリプルキャリアネットワーク”に対応しています。これによって、たとえ1つのキャリアで不具合が発生していても、残り2つのキャリアが正常であればインターネット通信できます。
どんなときもWiFiのルーター1台でドコモ・au・ソフトバンクの回線を利用できるので、通信の安定性は高いです。
どんなときもWiFiとSIM無しのスマートフォンを活用して運用しても良いですし、音声通話用に格安SIMを最安音声通話プランで申し込み、データ通信のみどんなときもWiFiを活用する、という使い方もおすすめです。
完全にデータ通信し放題で利用できる
どんなときもWiFiの魅力は”完全にデータ通信し放題”である点です。
たとえばWiMAXの場合は「3日間で10GB以上通信すると速度規制」が発生します。またスマートフォンの場合、月に3GBなど決められた通信量以上にデータ通信すると速度制限が発生します。
これに対してどんなときもWiFiの場合、”著しくネットワークを占有するほどの大規模通信”や”違法な通信”をした場合を除いて、データ使い放題で利用できます。動画を視聴したり、ゲームを遊んだりするレベルではまず問題ありません。
どんなときもWiFiはどんな人におすすめ?WiMAXとデメリットを比較
以下ではどんなときもWiFiとWiMAXの特徴について比較したいと思います。
田舎や海外で利用するならどんなときもWiFiがおすすめ
どんなときもWiFiは海外利用時におすすめのモバイルルーターです。世界131カ国で利用可能で、簡単な設定をするのみで即時に利用可能になります。ただし注意点があり、どんなときもWiFiの海外利用時は料金プランが異なります。
アジア・オセアニア・ヨーロッパ・北米地域では1,280円/日(非課税)、中東・南米・アフリカでは1,880円/日(非課税)となります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
注意点として、海外利用時は通信量が”日ごとに”計算されます。利用しなければ通信料は請求されませんが、毎日利用すると通信費が高額になるので注意しましょう。
また海外利用時は1日1GBまでしか高速データ通信ができません。1GBを超過した場合は通信速度が384kbpsまで低下するので気を付けましょう。
データ通信量を気にしたくないならどんなときもWiFiがおすすめ
どんなときもWiFiの魅力は、データ通信量の上限が設定されていない点です。スマートフォンの通信プランのように、月に3GB以上通信すると速度制限が発生するといったことがないので、安心して毎日利用できます。どんなときもWiFiと似たサービスに”WiMAX”があります。
しかしこちらは「3日間で10GB以上通信すると速度制限が発生」するので、完全にデータ通信し放題というわけではありません。データ通信を気にせずできるのが、どんなときもWiFiの大きな魅力です。
ただし”ネットワークを占有するほどの大容量通信”や”違法なアクセス・ダウンロード”が行われた場合は速度制限や即時強制解約などの措置があるので、注意しましょう。
同時接続台数や通信速度を求めるならWiMAXがおすすめ
どんなときもWiFiの唯一の弱点は、端末の同時接続台数が少ないことです。どんなときもWiFiのルーターは端末1台につき最大5台まで接続可能です。
一方でWiMAXの場合はルーターによって同時接続台数は異なるものの、モバイルルーターの場合は10~16台となります。5台も同時接続台数があれば十分と思われるかもしれません。
しかし、下記の条件に当てはまる人は、同時接続台数が5台だと少し心もとないでしょう。
- スマホ・タブレット・パソコン・ゲーム機などを複数所有している
- 家族共有で利用している
- 固定回線の代わりに自宅で利用している
- IoT家電などを利用している
接続するデバイスが多い人は、他のモバイルルーターを利用するか、固定回線の設置やホームルーターの導入を検討することをおすすめします。
まとめ:どんなときもWiFiにもメリット・デメリットがあります
いかがでしたか。安定した通信回線や海外利用のしやすさ、シンプルな料金プランなど、どんなときもWiFiは多くの人におすすめできるモバイルルーターです。
外出先でインターネットをたくさん利用する人や、出張の多いサラリーマンはどんなときもWiFiを契約するメリットが大きいでしょう。
一方で「固定回線の代わりに家族全員で利用したい」「最新家電が好きで、インターネットに接続するデバイスが多い」といった人は、同時接続台数が少ないどんなときもWiFiはおすすめしにくいです。
2年縛りや同時接続台数など注意すべき点はあるものの、どんなときもWiFiは他のモバイルルーターと比べてサービス内容に優れており、おすすめできるモバイルルーターです。契約を迷っている人は、一度前向きに考えてみてはいかがでしょうか。