インターネットを利用する際、様々な回線とプロバイダを選んで契約をします。ですが、プロバイダは思った以上に数が多く、どれを選んでよいか分からないという人がいるのも実情。そこでこの記事では、インターネットに関するプロバイダについて紹介。注目したのは「光コラボ」です。光コラボとは一体なんなのか、メリットやデメリットなどを含め詳しくまとめました。プロバイダで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
光コラボとは?
光コラボとは一体どのようなもののことを言うのか。光コラボとは、NTTのインターネット回線フレッツ光とプロバイダーのサービスが一体化したサービスのことを言います。一体化することで、契約も回線とプロバイダというように分けずに済み、窓口も一つとなるため、問い合わせ先で悩むこともありません。
フレッツ光から光コラボに乗り換える方法とは?
光コラボはフレッツ光の回線を使用しています。そのため、乗り換える場合は、フレッツ光の設備をそのまま使用します。フレッツ光から光コラボに乗り換えることを「転用」と言います。転用は新規で契約する場合と異なるため、工事も必要ありません。工事が必要でないということは工事費もかからないということになります。また光コラボに乗り換えてもフレッツ光の違約金も発生しないのです。
光コラボを契約するメリットとは?
ではここから光コラボについて詳しく見ていきましょう。まずは、光コラボのメリットです。
フレッツ光より料金が安くなる
一つ目のメリットは、フレッツ光よりも料金が安くなるということです。例えばOCNをプロバイダにした場合の「OCN光 with フレッツ」と「光コラボのOCN光」の月額料金を見比べてみましょう。OCN光 with フレッツの戸建てタイプは月額6,100円、マンションタイプは月額4,150円~4,900円かかるのに対し、光コラボのOCN光は戸建てタイプで月額5,100円、マンションタイプでは3,600円となります。比べてみると戸建てタイプでは、1,000円、マンションタイプでは550〜1,300円も安くなる結果に。これを数年続けると仮定してもかなりの格安になる事間違いなしです。
フレッツ光からの転用なら工事費無料
二つ目のメリットは、フレッツ光から転用なら工事費が無料であるということです。これは、上記でも述べたように光コラボはフレッツ光の回線を利用しています。一度フレッツ光の回線を引いていますから、回線を変える必要がありません。そのため工事費も無料というわけです。
光コラボ同士での乗り換えなら工事費無料
三つ目のメリットは、光コラボ同士なら乗り換え工事が無料になるということです。これは、2019年7月から始まった「事業者変更」によるものです。事業者変更とは、利用中の設備をのまま利用し、異なる光コラボへの円滑な変更を可能としたものです。これにより、コラボ同士でも簡単に乗り換えを行えるようになりました。
プロバイダとセットになっていることが多い
四つ目のメリットは、プロバイダとセットになっていることが多いということです。光コラボでは、フレッツ光回線と特定のプロバイダがセットになっている場合があります。セットになっていることで、回線とプロバイダを別々に契約する必要もないですし、請求書も1枚で済むため、払い忘れることもありません。
スマホとのセット割が利用できる
五つ目のメリットは、スマホとのセット割が利用できるということです。光コラボの中には、スマホとのセット割に対応している光回線が多数あります。利用しているスマホがドコモであれば「ドコモ光」のセット割で月額最大3,500円割引、auのスマホを利用しているのであれば、「So-net光プラス」や「@nifty光」で月額最大2,000円割引、ソフトバンクのスマホを利用しているのあれば、ソフトバンク光で月額最大1,000円割引と言ったように、セットにすれば料金も安くなります。
光コラボ独自のサービスがある
六つ目のメリットは、光コラボ独自のサービスがあるということです。光コラボを契約すると、光コラボ独自のサービスやキャンペーンを利用できます。自分が使いやすい特典をもらえる光コラボへ乗り換えれば、月額料金やセット割と合わせ、さらに料金を下げることができるのです。
光コラボのデメリットとは?
光コラボのメリットを紹介したところで、ここからは光コラボのデメリットについて紹介します。
新規契約は工事が必要
一つ目のデメリットは、新規契約は工事が必要であるということです。光コラボは回線を使って利用できるサービスであるため、新規契約では工事が必要です。また、工事にかかる時間や工事費用など負担も大きいのが実情。速くて1週間ほどで工事が完了する場合もありますが、1ヶ月ほどかかる場合もあります。
光コラボ間の乗り換えは解約金が発生する場合がある
二つ目のデメリットは、光コラボ間の乗り換えは解約金が発生する場合があるということです。光コラボ間の乗り換えは「事業者変更」によって行うことができると上記で述べましたが、この事業者変更は、フレッツ光からの転用とは異なり、乗り換え前の光コラボを解約すると違約金がかかってしまう場合があるため、注意が必要です。
光コラボへ乗り換える際の注意点とは?
では光コラボへの乗り換え際にはどのようなことに注意すれば良いのか。ここでその注意点について紹介します。
IPv6接続のサービスなしだと速度が遅くなる
まず一つ目は、IPv6接続のサービスなしだと速度が遅くなるということです。IPv6接続サービスとは、インターネットの混雑を回避して、速度の改善を行うサービスのことです。このIPv6接続サービスがあることにより、通信速度が速く、安定した速度の中でインターネットを楽しむことができるというわけ。ですので、光コラボを選ぶ際は、このIPv6接続サービスに対応しているかしていないかのチェックを忘れずに行いましょう。
電話番号が消滅する
二つ目の注意点は、電話番号が消滅するということです。NTTの固定電話番号を光コラボに引き継いで使っている場合、光コラボを解約する時に「アナログ戻し」手続きを忘れると、電話番号が消滅してしまいます。そのため、電話番号を引き継ぎたい場合は、このアナログ戻し手続きを忘れないようにしましょう。
NTTで通信障害が起きると光コラボでも通信障害になる
三つ目の注意点は、NTTで通信障害が起きると光コラボでも通信障害になるということです。光コラボは、何度も述べているようにレッツ光の回線を使っているサービスのため、回線を手掛けているNTTで通信障害が起こると、光コラボでも通信障害が発生します。通信障害が起きた場合は、ただひたすら改善するまで待つしかありませんが、これは光コラボだけでなく、他の回線でもありうることですので、あまり心配する必要はないでしょう。
お得に光コラボを契約する選び方とは?
それでは最後に、お得に光コラボを契約する選び方について紹介します。
スマホとのセット割が適用されるかどうか
まずは、スマホとのセット割が適用されるかどうかということです。スマホとのセット割が適用されれば、光コラボの料金もスマホの料金も一緒に安くすることができるため一石二鳥です。そのため、自分が現在利用しているスマホのキャリアを元に、光コラボを選んでみるのも、賢い選択の一つと言えます。
他社の光コラボと比べて安いかどうか
次は、他社の光コラボと比べて安いかどうかです。光コラボはそれぞれ料金設定やプランが異なり、どの光コラボが安いかを把握する必要があります。安ければ安いほど利用する側としては節約にもなりますし、ずっと使い続けていきたいとも思います。光コラボは契約期間が長いところも存在するため、長期的に利用することを考えながら、出来るだけ安い光コラボと契約をしましょう。
IPv6接続のサービスがあるかないか
続いては、IPv6接続のサービスがあるかないかです。これは特に動画やゲームなどを好む人からすれば外せない条件。通信速度はやはり速い方が助かりますし、何よりストレス軽減にもなります。例えネットをそれほど利用しないしろ、IPv6接続のサービスに対応している方が、何かと便利です。
特典や割引が充実しているかどうか
続いては、特典や割引が充実しているかどうかということです。各光コラボには、それぞれ独自の特典やキャンペーンを実施しているところが数多くあります。これらの特典やキャンペーンを上手く使うことにより、月々の料金が抑えられたり、工事費が実質無料になったりするなど、あるとないとでは大違い。自分が得をする特典やキャンペーンが受けられる光コラボを選んでも損はありません。
【まとめ】光コラボとは通信回線の中で人気のあるサービスの一つ
光コラボとは?について紹介しました。光コラボは、年々回線が増え続けてきている人気のあるサービスです。契約する回線によっては、従来よりも安くなったり、通信速度を上げることができたりとメリットも豊富。また、特典やキャンペーンなどを実施しているところも多いため、新規契約でも損をすることは少ないです。光コラボであれば毎日のネット生活も快適になる事間違いなし。ぜひ、光コラボで有意義なネット生活を楽しんでみてください。